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ファッションをミニマルに

これを着るべきだ、という義務感が服を増やす:服を捨てない理由とその対策(その4)

すごくたくさん服があるから、着ていない服も多いけど、なんとなく捨てられないから、そのままずっと持ち続けている。

でも、本当は、もう少しスッキリさせたい。

こんな人に、捨てられない理由を考えることをおすすめしています。

服を捨てられない理由、今回は、

「私はこれを持っているべきだ」「私はこれを着るべきだ」という「~すべきだ」という義務感

です。



着るべき服とは?

本当は好きじゃないし、着たくもないけど、着るべきだと思って買った服。そしていやいや着ている服。

または、嫌いだから、ずっとクローゼットに吊るしっぱなしの服。

それはどんな服でしょうか?

職場や学校の制服は、その組織に所属している限り、持っているべき服です。

学校の制服は、校則に、「校内では、制服を着用のこと」と明言してあるから、まあ、ルールに従うしかありません。

ところが、そんなルールはどこにもないのに、勝手に、自分の頭の中で、他人の意見をもとにルールを作り、「私はこれを着るべきだ」と思っている服を持つことがあります。

以前、入学式や卒業式で着るスーツに関する質問をいただきましたが、この質問をくださった方の頭の中には、こうしたルールがあるから、捨てたいけど、捨てられないのです。

ママスーツを断捨離するかどうかずっと迷っています←質問の回答。

自分は好きでもないし、着たくもない、似合うとも思わない、だけど、ほかの人が、これを着るべきだと言うから(そう、自分は思っているから)、捨てられない服、あなたのクローゼットの中にはないですか?





義務感にとらわれる人

「好きじゃないけど、着るべきだよね?」と思って服を買うのは、自分の気持ちより、他人の意見を優先するからです。

人間誰しも、集団の中で、自分はどう思われているか、考えながら行動しているし、成文化されていなくても、慣習や伝統として、人々が理解している装いのルールもあります。

だから手持ちの服のすべてが大好き、とはならないでしょう。

しかし、人のルールを尊重しすぎて、ピンとこない服ばかり買い集める人は、少なくありません。

以下の傾向があったら、まっさらな気持ちでご自身のワードローブを点検してみてください。人の意見主体で選んだ服が見つかるでしょう。

・人にどう思われるか、人に何と言われるか、心配しがちだ。

・世間体のために、自分の選択や行動が制限されている

・自分の本当の気持ちや願いを隠している、人に知られないようにしている(ふだんあまり自己主張しない)

・人や周囲の状況のせいで、自由にふるまえないことに、自己嫌悪を感じたり、被害者マインドになったり、怒りを感じていたりする。

以前、自分の好きなブランドの服を着たいけど、SNSでたたかれるのが怖いから、そうできない、という相談をもらったことがあります⇒好きな服を着たいけど、ネットで叩かれると思うと怖くてできない。

他人の意見を尊重しすぎるあまり、自分の行動を制限しているひとつの例です。

「着るべき服」を捨てるには?

他人の意見や世間体を気にしながら生きるのをやめれば、「持っているべき服」をどんどん手放すことができます。

他人ルールにしばられない方法を4つ書きます。

1)自分の意向を優先する

自分が生きるとき、他人の意見と自分の意見とどちらが大事か、といったら、もちろん自分の意見です。

このシンプルな原則に立ち返り、自分の趣味を優先してください。

「他人の人生を生きるほど、人生は長くない」とスティーブ・ジョブズも言っていました⇒スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学卒業式のスピーチからミニマリストが学んだこと

2.)人のジャッジや批判を避けようとしない

「人によく思われたい」「批判されたくない」「人に好かれたい、嫌われたくない」という気持ちが強いと、他人の意見を尊重しすぎてしまいます。

「ジャッジされないようにしよう」とか、「批判されないようにしよう」と思うのではなく、「べつに何と言われてもいい」と考えてください。

実際、どう思われようが、自分は痛くもかゆくもありません。

何を着ようと着まいと、人は必ず何か言います。しかも、自分は1人なのに、他人は大勢いるため、てんでばらばらの意見を口にします。

そんな意見に、いちいち反応して消耗するのは、時間とエネルギーの無駄です。

人の言うことは、あくまでその人の意見やちょっとした感想であり、それが、自分の意見と一致する必要はありません。

自分が自由にものを考えられるように、ほかの人も、自由に考えて、自由に発言しているだけです。

他人の言うことは、それを言っている人たちの問題であり、それは、自分の人生とは関係ありません。

人が頭の中で考えることやその行動は、コントロールできないので、自分がコントロールできること(いらない服の断捨離とか)に力を注ぎましょう。

先日、お母さんからもらった金のネックレスの処理方法で悩んでいる方からメールをもらいましたが⇒質問とその回答特集(親にもらった物の処分方法、英語の勉強法、塗り絵)。

この方は、お母さんからもらった、自分は全然しないし、好きでもないネックレスを、捨てることができないでいました。

ネックレスを捨てたら、お母さんがどう思うだろう? お母さんの意見を尊重して、ネックレスを着用すべきだ、という「~すべき」ルールにしばられていたのです。

その気持ちをお母さんにうちあけてもいませんでした。

頭の中で、勝手にルールを作っていた典型です。

「人は人、自分は自分」と言いますよね?

これが、腑に落ちれば、人の趣味でそろえた服や雑貨、すべて捨てることができます。家の中、相当スッキリしますよ。

3)自分が好きなものを明確にする

自分が何を好きなのかよくわかっていないと、外にある「~すべき」ルールを簡単に採用してしまいます。

自分はどんな服を好きなのか、どんな格好をしたいのか、どんなふうにファッションと付き合っていきたいのか、じっくり考えて方針を立ててください。

自分ルールを作るといいでしょう。

私が好きなのは、着ていて楽で、手入れが簡単で、地味な服です。

私の服⇒ミニマリスト主婦、筆子の14着の服を公開、写真つき(2020年夏版)

若いときから、カジュアルな服が好きでしたが、カナダに着たら、さらに拍車がかかり、超カジュアルとなりました。

好きなものが決まっているので、メディアが、「ミニマリストの持つべきワンピース」「ミニマリストの白いシャツ」などと言っても、まったくなびきません。

そもそも、ミニマリストはおしゃれしなきゃいけない、なんていったい誰が決めたのでしょうか?

おしゃれ、おしゃれと、やたら「おしゃれをしなければならない」と、メディアが、かまびすしいのは、おしゃれしてもらわないと、服が売れないという事情があるからなのかしらね? と思っています。

ファッションに対する考え方を変えて手持ちの服をダウンサイズする方法。

4)多様性を意識する

いまは、多様性の時代で、美しさの基準は1つだけではありません。

白い肌じゃなきゃだめだ、長くてさらさらの髪じゃなきゃだめだ、Sサイズじゃなきゃだめだといった考え方をやめましょう。

美しさには、1つの決まった型があるわけではなく、いろいろなパターンがあります。

これがわかっていたら、小さいサイズを無理やり着ることも、「やせたら着よう」と思って、サイズの合わない服を持ち続けることもありません。

柔軟な思考をすれば、自分らしくない服を、無理に持ち続けることはなくなるのです。

服を捨てられない理由・過去記事

これまでに書いた記事です。

着ていない服を捨てたい。でも、捨てるのはむずかしい。そんなときはこう考えてみる(その1)

理由1:捨てるメリットを感じていない

理由2:捨てるのが面倒だ

捨てるなんてもったいない、持っていればそのうち何かに使える~服を捨てたいけど捨てられない理由とその対処法(その2)

理由3:捨てるのはもったいない

心が痛むから捨てられない~服を捨てない理由とその対策(その3)

理由4:心が痛むから

*****

ちょっと間があきましたが、服を捨てられない理由シリーズの続きを書きました。

あなたは、どんな理由があって捨てないのでしょう?

よかったら教えてください。お待ちしています。





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