娘の汚部屋

ミニマルな日常

最終更新日: 2018.03.21

脱いだ服をどこに置くかという問題の考察~汚部屋脱出

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あなたは、その日着た服を脱いだあと、どこに置いていますか?

娘の部屋に毎日入って、彼女が脱ぎ捨てた服を拾っているうちに、この部屋を汚部屋にしている大きな原因の1つは、脱いだ服を適切な場所に置かないからである、ということに今さらながら気づきました。

この問題を解決するために、いろいろ試行錯誤した結果、現在私が行っている娘が1度(かそれ以上)着た服のの片付け方をお伝えします。

ベストな方法ではないと思いますが、汚部屋問題に悩んでいる方の参考になれば幸いです。

娘がその日着た服をどう片付けるべきか、その方法を探るために、まず自分がふだんどこに置いているのか思い起こしてみました。今まで特に意識していなかったのです。



脱いだ服をどこに置いているか?筆子の場合

私の着替えと脱いだ服の処理方法を動線を含めて書くとこんなふうになります。

早朝、起床後、パジャマ姿のまま体重をはかります。

ふとんを丸めて、(参考⇒敷布団もマットレスも断捨離~ミニマリストのふとんはこれだけあればよい)それを収納するために、6歩、歩いて廊下のクローゼットへ行きます。

ドアをあけ、ロール状になったふとんをクローゼットの右奥に立てたあと、その左側の箱の上にのっているきのう着ていた服を取り上げ、また、4,5歩、歩いて、居間に戻り、そこで着替え。

脱いだパジャマをざっとたたんで、またクローゼットへ行き、服の入れてある箱の1番上に置きます。

私のクローゼットの写真

私のクローゼット

私は、朝起きて着た服は基本、1日中着ています。学校や会社に行かないので、部屋着も家事着もスポーツ着も外出着もすべて同じ。

私の普段着はこちら⇒ミニマリスト主婦の普段着とよそ行き~少ない服はストレスフリーで生産性があげる

しかし、最近暑いので、ジョギングで汗をかいたり、汚れたりしたら、ジョギングが終わったあと、シャワーをあびる前に脱ぎ、シャワーをあびてから手洗いしたり、その日の洗濯ものと一緒に洗います。

洗濯はこんなふうにします⇒洗濯物の量と洗濯の回数を減らす簡単な方法~服の数が少なくても大丈夫

シャワーのあと必要に応じてきれいな服を身につけ(総入れ替えすることもある)、その服は、夜お風呂に入る前に、バスルームの中で脱ぎます。

お風呂からあがったら、パジャマを着るので、脱いだ服はクローゼットの箱の上にがさっと置いています。

そして朝起きたら、その服をまた着ます。

こんな繰り返しなので、別に部屋に服は散乱しません。

ところが娘の服は散乱します。

娘の汚部屋の話はこちら⇒汚部屋を片付けられないのはADHD(注意欠陥他動性障害)のせいなの?

娘の着替えとその動線を想像してみた

「あんた、毎日脱いだ服どうしているの?」、なんて聞いても娘は答えてくれませんから、彼女の行動と部屋の様子を観察して、以下のように推測しました。

床に脱ぎ捨てられた服の種類から、娘は日に最低2回は服を着替えているようです。

朝、学校に行く前に、パジャマからその日学校に着て行く服に着替えます。

帰宅したら、自室で運動着(部屋着)に着替えている模様。娘は自宅で筋トレをするので、Tシャツと短パンなど、それらしいものに着替えます。このとき、その日着ていた服は、床の上に脱いだままの形で放置します。

そして、夜シャワーをあびる前に、バスルームで部屋着を脱ぎ、シャワーが終わったらパジャマを身につけ、部屋着は自室の床に放り投げているみたい。

少なくとも1日2パターンの服が床の上に放置されます。このとき、たたむとか、どこかに片付ける、まとめるといったことはいっさいなされません。

私と違って着たきりではないので、、もし私が拾わなければ、日を追うごとに床の上の服が増え、どんどんスペースを占拠してゆきます。

娘が1度着た服をどこかにしまうことができれば、こんなことにはならないはず。彼女のように服の数が多く、着替えの頻度も高い人は脱いだ服をどう処理すればいいのでしょうか?





1度着た服の置き場として考えられる場所

脱いだ服の行き先で考えられるのは以下の4箇所です。

1.洗濯物入れ(ランドリーバスケット)⇒洗う
2.たんすやクローゼット
3.脱いだ服専用の置き場
4.床やソファ、ベッドなど気ままな場所

現在の置き場は4番なので、汚部屋になっています。1~3のどれかに置くことができれば、部屋は多少ましになると思われます。

それぞれの場所を使う可能性について考えて、結局現在は、以下のように片付けています。

1.洗濯物入れ(ランドリーバスケット)⇒洗う

娘は自分で洗濯しているので、洗濯機の横のランドリーバスケットに何かをほうりこむことはめったにありません。

洗濯する前に、床から洗濯が必要だと思った服を拾って、いつも部屋に置いている白いプラスチックの洗濯物入れに投げ込み、洗濯機のところまで来ているようです。

洗濯をした翌日に部屋に入ると、洗濯と乾燥が終わった衣類がそのまま洗濯物入れに入っているので、私が所定の場所に収納しています。

彼女の洗濯の頻度は2週間に1度ぐらい。そのあいだいつも違う服を着ているかというとそうではなく、部屋着などは同じものを着ているみたいなので、脱いだものをすべて、洗濯物入れに投げ込むのは現実的ではないです。

2.たんすやクローゼット

筆子が娘の服を拾って、収納しているのはこの場所です。

いつもクローゼット(娘の部屋の中にある作り付けのもの)にぶらさげている服は床から拾い上げクローゼットのハンガーにかけます。クローゼットのドアはあけっぱなしです。Tシャツはこんまり流のたたみ方をして、タンスの引き出しの1番手間に入れています。

よく「1度着た服をほかの服と一緒にたんすに入れるのはいやだ」という声を聞きますが、「洗濯をした服」と「着用した服」の混在を避けようとするから、部屋に衣類が散乱するのだと思います。

片付けられない人にとっては、服をしまう場所が増えれば増えるほど、処理が煩雑になり、片付けの負担が増えると思うので、洗濯が終わったものであろうが、1度着たものであろうが、すべてをクローゼットかたんすにおさめてしまいます。

そのほうが汚部屋になるよりましです。

できれば、ぜんぶハンガーにかけたいところですが、服が多すぎてできません。

娘が毎日着ているパジャマは、ざっとたたんでクローゼットの前の床(カーペット敷)に置いています。

3.脱いだ服専用の置き場

たとえば、乱れ箱やカゴなど用意しても、はたして娘がここに脱いだ服を入れるか、と考えると、入れないと思います。

はじめ私は、拾った服をクローゼットのハンガーの下にあるおもちゃ専用の収納箱みたいなのの、1番上、つまりぬいぐるみの上に重ねて置いていました。

そうしたら、「どこに何があるかわからなくなるから、ぬいぐるみの箱の中に入れるな」と娘からクレームが来ました。

確かに、すべて床の上に放置すれば、どこに何があるか見つけやすいです。山ができたら、山をひっくり返す必要がありますが。

洋服をたくさん持っていて、毎日のように違う服を着る人は、カテゴリーの違う洋服をまとめて一箇所に入れると、目当ての服を探し出せないみたい。重ねるとだめなのですね。下が見えないから。

片付けが得意な人なら、部屋着を入れる専用のカゴなどあってもいいかもしれません。

*******

現在、こんなシステムで、娘の服を毎日拾ってしまっています。以前、すべてを娘にまかせて、すごい汚部屋になっていたときは、娘はその状態に慣れてしまったのか、片付けようがなくて無気力になっていたのか、汚部屋は日に日にひどくなって行きました。

しかし、私がいったん完全に片付けと掃除をしたあとは、「すっきりした」とか「前の家の部屋よりいいね」とか「部屋にいると気分がいい」などと言っていましたから、もっと早く片付けてあげればよかったと反省しました。

数週間前は、娘は自分でもう着ない服を断捨離していましたし、ベッドサイドに置いてあるラタンの引き出しの中も少し整理したとも言っていました。

高校生なので、あまりプライバシーを侵害したくないし、夫は、「自分で片付けさせろ」と言いますが、床の服を拾うことは、もうしばらく続けるつもりです。

高校を卒業したあと、大学へ進学するのかどうかまだわかりませんが、どのみち18歳になったら家を出ると思うので、それまでに部屋がきれいな状態に慣れてくれるといいのですが。

それにしても、片付けられない人は、服の数は最小限にしたほうが身のためだと思います。しかし、若い女子というのは、おしゃれもしたいから、適正な数の衣類を持つ、なんてことは考えてもいないのでしょう。





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