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持ち物の整理や片付けをがんばっている読者のお便り紹介コーナーです。
今回は、1月の終わりから2月はじめにかけていただいたメールから、はじめての方を選びました。
内容は
●30代で生前整理を始めたいきさつ
●物はそんなにいらないと思ったできごと
●テレビ台を捨てた体験
●シンプルに自分らしく暮らしたい
まず、モモンガさんのお便りです。
生前整理する気になった
件名: 30代で生前整理と思考の整理
私は子供3人(6歳、3歳、1歳)と夫と暮らす、30代の兼業主婦です。
仕事は、夫が経営する会社の経理事務、色々な雑務等、夫のサポートがメインです。
そんな私が、肺炎を患い、3週間ほど自宅で療養中です。
肺炎になった原因を考えてみたとき、色々なタスクを抱えすぎていて、精神的プレッシャーも重く、それで過労状態が長く続いていたからだと思いました。
家事をし、育児をし(全員保育園にお世話になっていますが)、仕事をし、さらにずっと続けてきた趣味を仕事にしようと、常にバタバタしていました。
仕事があるのに、さらに仕事をと思ったのは、夫の稼ぎに依存している状態は良くないと思い、私も稼げるルートを開発しなくては!という焦りからでした。
でも、本心では、夫のサポートに専念し、夫が稼いできたお金をやりくりし、外部との交流を増やすより、1人でじっくり趣味に取り組むほうが、自分には合っていると思っていました。
実際に、家で過ごすのが好きですし、お金のやりくりも全く苦になりません。
それなのに自分の気持ちを無視してバタバタしたのは、周りの声やネットなどの情報に振り回されたからだなと気付き、それらは私にはいらない!と断捨離しました。
また、肺炎がとても辛かったこと、約3年前に自分より若い従姉妹を事故で亡くした経験から、私だって明日死ぬかもしれない、やりたいことはやって、日々ご機嫌よく生きたいという気持ちがあります。
それで、まだ30代ではありますが、身の回りを整理していくことに決めました。
もともと20代から断捨離を続けているため、わりとシンプルに暮らしてはいますが、もう一歩すすめてみようと思います。
肺炎になってから「それって必要?」を読み、モノの片付けと、思考や価値観の整理の重要性を再認識しました。
まずは肺炎を完治させて、少しずつ、でも確実に生前整理していきます。
長文を読んでいただき、ありがとうございました。
モモンガさん、はじめまして。
お便りありがとうございます。本も読んでくださったのですね。とてもうれしいです。
モモンガさんは、きっとすごくまじめな方なんでしょうね。
モモンガさんは、べつに「夫の稼ぎに依存している」わけではないですよ。ご主人の仕事を手伝っているのだから、いっしょに会社をやっているようなもんじゃないですか?
小さいお子さんが3人いるから、育児だけで充分大変だと思います。
子供が小さいと、「自分のしたいことができない」と焦るかもしれません。けれども、、子供って、本当に、あっという間に大きくなりますよ。
今じゃないと、楽しめないことがありますから、スローダウンして、今の生活も大事にするようにしてください。
これからはあまり無理しないでくださいね。早くお元気になられること、お祈りしています。
「それって必要?」って何?という方はこちらをどうぞ⇒筆子の新刊「それって、必要?」7月20日発売のお知らせ。著者による内容紹介です。
次は、Aさんのメッセージです。
生きるのにそんなに物はいらない
件名: ファンよりメッセージ
筆子さんのブログのファンです。小学校教員40才、夫と保育園児の娘がいます
はじめは部屋の整理の方法がわかればいいなあ、と思っていましたが、気持ちの整理の仕方までがわかる記事に、毎日、刺激を受けたり励まされたりしています。
いつも、ありがとうございます。
私には、認知症の父がいます。
母は亡くなり、グループホームのお世話になっています。
父は、もともと物に執着がなく、現在の個室には、ベッドと衣装ケースだけ。
私物は、数着の着替え、歯ブラシ、ひげそり。
あまりに殺風景なので、母や私たち娘家族の写真を飾りました。
ホームに衣食住のほとんどをお願いしているので当たり前ですが、父を見ていると、そんなに物はいらないんだな、と思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。筆子ジャーナル、これからも楽しみにしています
Aさん、メールありがとうございます。
小学校の先生ですか。きっと、毎日お忙しいでしょうね。
お父さんはもともと持たない暮らしをしていたのですね。まあ、そのほうがいいですよ。
私の叔母も、グループホームみたいなところに入っているのですが、叔父が亡くなってから、叔母が一人で住んでいた家は、まるまる1軒、空き家になっています。
空き家になって何年たつか知りませんが、最後に叔母に会いに行ったとき(8年ぐらい前)、物が多くてぎょっとしたのを覚えています。
叔母の息子夫婦が、すぐ隣にある別の家に住んでいます。私なら叔母の家はさっさと片付けて、人に貸すところです。
このブログを始めて、皆さんからのお便りを拝見するようになり、「今の時代、物を増やすのは、減らすことより、ずっと簡単だなあ」、と思うようになりました。
増やす生活に慣れちゃうと、減らすほうに方向転換するとき、ちょっとしたコミットメントがいりますね。
Aさんは、物が少ないよさを実感される機会があり、よかったと思います。
これからも、お元気で、ご家族仲良くお暮らしください。
3通目は、mocoさんのお便りです。
物を減らすチャレンジ中
件名:お礼
昨年夏、湯シャンの記事を探している最中に筆子さんのブログにたどりつき、それ以来愛読しております。本も2冊とも購入させていただきました。
以前から片付けは好きで、こんまりさんや断捨離本、勝間和代さんの片付け本などに目を通していました。
実際に「部屋がきれい!」と言われていましたし、無駄なものは買わないでいたつもりなのですが、筆子さんの記事をきっかけに、いっそうものを少なくして暮らすチャレンジをしています。
昨年末にはテレビ台を廃棄しました。
一人暮らしを始めたときに購入した引出しつきのものなのですが「この引出しの中のものは本当に必要なのか?リビングに置いておく価値があるものか?」と自問自答した末に廃棄しました。
夫が単身赴任中の一人暮らしということもあり、重い家具を階段で運んで廃棄する作業がとても大変でした。
粗大ごみ回収の費用もかかったので、買う前に廃棄費用を考えながら買い物をすることの大切さを思い知った次第です。
きっかけをありがとうございました。
今年はgoogle keepのアプリを使って「買ったもの」「買いたいもの」「買いたい本」リストを作っています。リスト化するだけでも落ち着きますね。
これからも筆子さんの記事を楽しみにしています。カナダは寒いかと思いますが、ご自愛くださいませ。
mocoさん、お便りありがとうございます。
本を2冊とも買って読んでくれたなんて、本当にうれしいです。重ねてお礼申し上げます。
テレビ台の断捨離、お疲れさまでした。テレビ台、すごく大きかったんじゃないですか?
mocoさんはまだお若いかもしれませんが、あまり無理しないでくださいね。
以前も、ブログに書いたと思うのですが、昔、毎日、物をぼんぼん捨てていた人のブログを読んでいたことがあります。
「シーチキンおむすび」さんという方の日記でした。
この方はマンションで一人暮らしだったので、大型家具は夜な夜な、のこぎりで切って、解体し、粗大ごみ置き場に運んでおられました。
mocoさんのテレビ台の話をきいて、久しぶりにシーチキンおむすびさんを思い出しました。
Google Keep、Gメールからすぐに開くことができるので、私も最近、パソコンで利用しています。ちょっとしたメモをするのに便利ですよね。
mocoさんもどうぞお元気でいてください。
湯シャンの記事⇒湯シャンのやり方や効果を書いた記事のまとめ
最後はみくさんのお便りです。
シンプルに暮らしたい
件名: 感謝の気持ち
昨年の10月頃に、老後資金のための貯蓄を検索していて、筆子さんのブログにたどり着きました。
50代半ばの離婚経験者です。子供はもう独り立ちしました。
5年前に父を、2年前に母を見送りました。その後の片付けも本当に大変でした。これは読者の皆さんが書いていらっしゃる通りです。
2年前までは娘の教育費にお金がかかり、自分の貯金などできませんでした。
いざ退職が近づいて来て、いろいろ考えてみると、住宅ローンが退職後も残る現実にハッとしました。
筆子さんの記事を参考に断捨離、キッチン磨き、家計簿をつける、パントリーチャレンジ、洋服を買わないチャレンジなどを実行しています。
最初は筆子ジャーナルの貯蓄や断捨離関係の記事だけを読んでいましたが、先月あたりから、過去記事をさかのぼり、さっき全部読み終わりました。
このメールの主旨はお礼です。
初めは、お金を貯めたい、自分の死後に子供たちに迷惑をかけたくない、などという気持ちでしたが、今は、シンプルに自分らしく生活したいというのが目標になっています。
1日1捨を最低ラインにしていますが、物が減ってから、これを減らしたら、もっと暮らしやすくなるのではないか、という発想がどんどん生まれて、今朝も1つ家具を捨てるアイデアを思いつきました。
筆子ジャーナルに出会わなければ、暮らしはシンプルな方には向かなかったと思います。
また、マインドセットの記事もとても参考になります。
現在の状況は、全て自分の選択の結果だし、その結果をあるがままに受け止めつつ、できればポジティブシンキングで、シンプルに生きていきたいと思います。
カナダは寒いと思いますが、お元気でお暮らしください。これからも毎日の記事を楽しみにしています。
みくさん、はじめまして。お便りありがとうございます。
記事、全部読んでいただいたのですね。いろいろチャレンジしていただき、重ねてお礼申し上げます。
お母さんもお父さんも見送って、お子さんも巣立たれたのですね。
子供たちの迷惑をかけないために、生前整理を思い立つ方は多いのですが、整理すると、すぐに、ダイレクトに、自分の生活の質があがります。
だから、本当は、自分のための整理なんですよね。
みくさんは、楽しくシンプルライフを追求されているようで、よかったと思います。
これからも工夫しながら、自分らしい生活をしていってください。
パントリーチャレンジとは?⇒パントリーチャレンジのススメ~ズボラ主婦だからできる究極の節約方法
洋服を買わないチャレンジ⇒1年間服を買わない生活をするすすめ:お金も自由も手に入る。
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いつもたくさんのお便り、ありがとうございます。「返事不要」の方には、返事を書いておりませんが、すべてありがたく読ませていただいてます。
シーチキンおむすびさんの日記を読んでいたのは、もう10年ぐらい前になるでしょうか?
大きな写真つきで、見応えがありました。
ですが、おむすびさん、ある時、突然、ブログをいっさいがっさい削除してそのまま消えました。
あまりの捨てぶりが、ネット上で話題になり、大型掲示板で、おむすびさんのウォッチ(つねに行動を観察し、おもしろおかしく、悪意をもって無責任に書きたてること)が始まり、
おむすびさんは、それに気づいて、ブログを削除してしまった、とほかの方のブログで読みました。
きっと、ひどく傷ついたんでしょうね。
いま、どこでどうしているかわかりませんが、おむすびさんが元気でいてくれたいいな、と思っています。
物を減らすのはいいのですが、やりすぎないように。自分を大事にすることを忘れないでください。
不用品を捨てるのは、自分らしく、楽しく暮らすためですから。