ページに広告が含まれる場合があります。
卒業アルバムの捨て方を教えてください、という質問をいただきました。
個人情報がのっているから、どうしていいかわからないそうです。ほかにCDも捨てたいそうです。
この記事で合わせて回答しますね。
まずメールをシェアします。差出人はyoyoさんです。
CDと卒業アルバムを捨てたい
件名:身内の出したCDと、卒業アルバムを捨てても良いか判断できません
いつもブログを拝読しております。
50歳になったのをきっかけに、大量の持ち物を減らして身軽に気軽になりたいと思っています。
///質問に関係のない部分なので数行省略します。若いころ、買い物が好きでたくさん物を買っていたという内容です////
若い頃は物が多くても管理が出来ましたし、片付けも今よりは出来ていたと思いますが、気力、体力、興味がなくなっていき、自分の中の声が「しんどい」と言ってるのが聞こえるようになりました。
少ない荷物で楽に、質の良い暮らしをしたいと思い始め、断捨離を繰り返しては居ますが、いつも迷うものが二つあります。
それが、身内(兄)が出したCDと、卒業アルバムなのです。
CDを捨てられない
兄はギタリストをしていて、30年前にバンドでデビューし、CDを出しました。結局売れるところまでは行かず、今はサポートミュージシャンをしています。
兄がCDを出す度に、購入してきました。他の方のプロデュースをしたときには、その方のも買いました。
でも、もう10年以上は聴いてもいません。
でも、捨てられないのです。
見る度に迷うのですが、廃盤になっていることもあり、捨ててしまうと二度と聴けないだろうと思ってしまうのです。
データで残すとかは、得意でないのでやり方がよく解らないし、正直、面倒なのです。
筆子さんならきっと捨てなさいと仰るだろうと思いますが、踏ん切りの付け方を教えてください。
卒業アルバムを捨てられない
卒業アルバムについても同じ気持ちです。
同窓会に出るつもりもないですし、友達とはほとんど連絡もしていませんが、本当に必要になれば、どうにか連絡する手だてはあるのだと思います。
写真にも思い入れもありません。
個人情報が載っているものですし、捨て方にも困っています。
万一、気が変わったり、ばったり誰かと出会って、名前が判らないとどうしようとか、卒業アルバムを捨てる人なんておかしいのかなとか考えたり。
気持ちの踏ん切りの付け方と、個人情報満載の物をどう処分するか、御指南下さい。
書いていて判ると思いますが、心の中ではもう要らないと思っていますね(笑)。重荷なんです。
心が軽くなる方法を教えてください。
yoyoさん、お便りありがとうございます。いつもブログを読んでいただき、うれしく思います。
踏ん切りの付け方と心が軽くなる方法
思い悩むのではなくさっさと決断して行動する。これで踏ん切りがつきます。
「どうやったら踏ん切りがつくかしら?」「どうやったら捨てられるのかなあ」と考えることに、時間やエネルギーを注がず、ただちに行動してください。
心が軽くなる方法ですが、yoyoさんの場合、物が気持ちの負担になっていることはご自身でもはっきりわかっておられます。
原因は、所持品にあるのですから、それらの物を捨てれば今よりは、心が軽くなりますよ。
卒業アルバムを捨てるべきか?
卒業アルバムを捨てるのはべつに変ではありません。
いまの生活の充実につながらないなら、持つ価値ありません。
読者の方の中にも各種アルバム(卒業アルバムや結婚アルバム)を捨てて、すっきりした、という体験談を寄せてくださった方が何人かいます。
検索窓に「アルバム」と入れて、過去記事を読んでください。
逆に、いまの自分をサポートしてくれる存在なら持っていればいいでしょう。
「この先、気が変わったらどうしよう」と悩むのは時間のむだです。
なぜなら、先のことは誰にもわからないからです。何ヶ月、何年考えても、先のことはわかりませんよ。わかっているのは、自分はいつか必ず死ぬということだけです。
仮に、将来、卒業アルバムがなくて、すごく困ることが起きたら、学校に連絡して見せてもらえばいいんじゃないですか?
学校の書庫にたいていあるはずです。または、同級生に連絡してみると、持っているかもしれません。
まあ、これまで頻繁に見ていないなら、これからも必要にはなりません⇒よりよい決断をする3つの方法、コンピュータのように考える(TED)
街で同級生にばったり会って、名前を思い出せないときは、相手に名前を聞くまでです。ここ、悩むところでしょうか?
卒業アルバムの捨て方
次にアルバムを捨てる手順を説明します。
1.ゴミの種類を調べ、方針を決める
卒業アルバムや写真は、たいてい資源ごみか燃えるゴミです。自治体のサイトで調べて、どちらのゴミで出すか決めてください。「アルバム」で調べるといいでしょう。
名古屋市の場合、アルバムは可燃ごみです。
2.ばらす
個人情報がついていない部分は、そのまま捨てられるのでカッターでばらしてください。
まず、分厚い表紙と裏表紙をカッターで切り取り燃えるゴミの袋に入れます。
オプション:中身を残り湯などにつけておくと、そのうちふやけるので、適当なところでばらし、その後、少し乾かして、次の処理に入ります。
3.個人情報を消す
個人情報がついているものをそのままポンと捨てると悪用されそうで心配だ、と思うなら、個人情報を抹消してください。
考えられる方法は4つあります。
1)切り刻む
2)マスキング・ぬりつぶし
3)燃やす
4)溶解処理
順番に説明します。
1)切り刻む
シュレッダーやはさみを使って切り刻みます。「シュレッダーはさみ」というツールも売っています。
または、手を使って破ります。
私は、シュレッダーもシュレッダーはさみも持っていないので、いつも手で引きちぎっています。
大量の写真を捨てたときは、1日15分と時間を決めて、ひたすら破って捨てました。
2)マスキング・ぬりつぶし
マジックなどで塗りつぶします。紙質によっては一度塗りだけでは、かざすと透けて見えるかもしれませんので、そういうときは二度塗りしてください。
おすすめはポスカの極太ペン(黒)です。
私はこの極太ポスカを使って、塗り絵のバックを真っ黒に塗りつぶすのを何度かやりましたが、本当に真っ黒になります。
個人情報を消す、専用のスタンプもあります。
3)燃やす
アルバムごと燃やせば個人情報も消えます。
いまは、自宅ではゴミを燃やしてはいけないはずなので、外部施設で燃やすことになります。
・お焚き上げ
神社にたのんでお焚き上げしてもらいます。
お焚き上げとは、魂が宿っていると、本人が感じているものを、お寺や神社に持ち込み、供養してもらってから、焼いてもらうことです。
仏壇、位牌、神棚、御札、お守り、写真、人形、その他の雑貨を焼いてくれます。有償なので、事前に問い合わせてください。
いま、ネットで調べたら、お焚き上げしてほしいものを宅配便で集荷しているサービスもありました。
みんなのお焚き上げ|人形供養、写真供養、遺品生前整理、お焚き上げ
・焼却施設に自己搬入
もよりのゴミ焼却場に直接持ち込んで焼いてもらいます。
有償ですが自治体の施設なので、安いです。
名古屋市の場合は、「ごみの発生した区の環境事業所で直接お手続きをしてください」とあります。搬入方法の説明や持ち込み先のリストも、サイトにありました。
4)溶解処理
溶解処理とは、
パルパーと呼ばれる大型ミキサーのような機械に、段ボール箱に梱包された機密書類を未開封のまま投入し水と機械の撹拌力にてバラバラの繊維になるまで解す(ほぐす)方法
です。
お風呂の残り湯でふやかすのに力を加え、徹底的にほぐす感じでしょうか。
通常は企業が利用するサービスですが、個人の紙の処理を請け負っているところもあります。手紙や年賀状など、個人情報がついた紙が大量にあるときは、利用を検討してもいいかもしれません。
2つ、リンクしておきます。
個人で情報書類を処分するなら、ゆうパック利用のセキュリティーパック21
CDを捨てるかどうか?
最後にCDですが、捨てるか捨てないかはご自身が決めることです。
私は、決して、何でもかんでも捨てろと言っているつもりはありません。
これまで大事にしていた物なら、他人にその処遇を決めさせるのではなく、自分が決めるべきではないでしょうか?
「捨ててしまうと二度と聴けないだろうと思ってしまう」そうですが、お兄さんにたのんで演奏してもらえば、聞けるんじゃないですか? あるいは、お兄さんの持っているCDを借りることもできますよね。
それに本当に聞きたいなら、めんどうだ、などとは思わず、デジタル化すると思います。
私は自分の好きな歌は何度も聞いて、頭に入っているので、好きなときに頭の中で再生できるから、音源はなくてもいい、と思うほうです。
CDが何枚あるか知りませんが、まずは、改めて、全部、聞いてみることをおすすめします。CDは聞くためにあるのですから。
聞いているうちに、「やっぱり、もういいわ」と思うかもしれないし、「やっぱり、これからも大事にしよう」と思うかもしれません。
「もう聞きはしないけど、ずっと大事にもっていたい」と思うなら無理に捨てる必要はないですよ。
この場合、そのCDは思い出の品ということになります。
よくブログに書いていますが、私は、思い出は、自分の心の中にあり、記憶の中で淘汰され、必要なときに、必要な形で出てくると考えています。
自分の体験したことはすべて自分の中にあるから、物を手放すことは怖くありません。
関連記事もお読みください。
ファンクラブのグッズが部屋にゴロゴロ。断捨離すべき?:読者の質問に答えます
CDの収納方法に悩むより全捨てをおすすめする理由:ミニマリストへの道(74)
CDとDVDはこんなふうに断捨離~もう音楽を所有しなくていい理由とは?
*****
今回は読者の質問にお答えしました。
あなたも、お聞きになりたいことや、感想などありましたら、お気軽にお寄せください。お待ちしています。