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仕事や家事で忙しいから、断捨離なんてできない、片付けなんて無理無理。
そう思っていますか?
ふだん汚部屋を放置している人は、実は、片付けは自分に投資することだとわかっていません。
きょうがんばって、少しだけ時間を作り、不用品を捨てれば、その活動は将来あなたにたくさんのいいものを運んでくれます。
どんなものが返ってくるのか、具体的に見ていきましょう。
リターン1:作業効率
不用品を一掃し、部屋をきれいにしておくと作業効率があがります。
たとえばキッチン。
キッチンのカウンターやダイニングテーブルに、雑多なものを置いている人は多いですが、使うたびに、ものをはしっこに寄せたり、どこかに移動させたりするのに疲れていませんか?
流しの中もそうですよね? 昨夜の洗い物(ひどいときは数日前からの洗い物)をためたままにしていると、キッチンにいたくなくなります。
女性の多くは、キッチンに自分の好みの食器やグッズ、調理家電、家具を入れて、それなりにお金を投資しているはず。
せっかくお金をかけて自分好みにしつらえたキッチンなのに、不用品のせいで自由に楽しく使えないなんて。
ですが、きょう少し時間を作って、それこそほんの5分でもいいので、テーブルやカウンターの上を片付け始めたら、どうなるでしょう?
もっと気分よく料理や食事をできるようになります。
リターン2:暮らしやすさ
不用品が多いと暮らしにくいです。
掃除ひとつとってみても、大変ですよね。
まずほこりがたまりやすい。
詳しくは⇒部屋のほこりを簡単に減らす9つの方法。まずほこりの元を断て。
何もなくてもほこりはたまりますが、ものが多いと、もの同士の間にできるすきまや、ものの裏にほこりがたまります。
でも、ものに付着したほこりを取るのは面倒だから、ふだんはそのままにします。だから、引っ越し前に、ものを動かしてみると、とろろ昆布みたいなほこりに遭遇するわけです。
「ほこりで人は死なない」と言いますが、アレルギーがない健康な人でも、ほこりを吸い込むと喉の痛み、咳、くしゃみ、鼻水などの症状に悩まされることがあります。
私も、ものが多い部屋に住んでいたときは、くしゃみをしながら、掃除をしていました。
さらに、床にものがいっぱい置いてあると、掃除機、モップ、雑巾、すべてがかけにくくなります。
私はトイレにトイレブラシやマットを置かない派ですが、狭いトイレに、こういうものを置いてしまうと、掃除がしにくくなるのが嫌だからです。
トイレのフタカバーや便座カバーはどうしても必要なの?断捨離しても問題ないのでは?
ものがないほうが掃除のハードルが下がり、気づいたときにさっと清掃できるので、より清潔に保つことができます。
きょう、ほんの少しの時間を使って、そのへんに放置してあるものを片付けてはどうでしょうか?
掃除が楽しい家になるかもしれません。
リターン3:ストレス減少
ものが少ないと探しものが減るので、ストレスも減ります。
探しものというと、ものの山の中から、その時必要なもの(鍵やメガネ、連絡帳など)を探すことをイメージするかもしれません。
実は、私達は毎日のように使うものも、たいてい探して取り出しるんです。
たとえば、雑多な調理ツールを引き出しに入れていると、目当てのものを見つけにくいですよね?
数を減らせば、もっと簡単に見つかるので、ストレスフリーで取り出せます。
これはちょっとしたことに思えるかもしれません。
でも、キッチンの引き出しから、道具やユーテンシルを取り出すのは、毎日行うこと。、積み重なるとけっこうなストレスになります。
本や書類もそうです。本がいっぱいあると目当ての本を探すのが大変ですし、書類はもっと大変です。
それが勉強や仕事に関係のあるものなら、学習や仕事の効率が下がります。
書類や本の数をぐっと減らせば、探さなければならない場所も小さくなるので、今より探しやすくなります。
もう1つ、多くの女性が毎日のように探しものをしている場所があります。
それはクローゼット。
外出前に、「着るものがない」と言う人は多いですが、服がたくさんありすぎて、どこに何があるかわからないからです。
ものが多いと視覚に入る情報が増えすぎて、わけがわからなくなってしまうのです。
毎日、短い時間を使って、あまり使わないキッチンツールや衣類を手放せば、こうした視覚的混乱はどんどんおさまっていきます。
リターン4:スペース
不用品を捨てるとスペースができるのも大きな魅力です。
スペースが多いと、見た目がスッキリするし、自分のしたいことがしやすくなります。
全般的に暮らしやすくなるし、視覚的ノイズも減りイライラが減少、家事、勉強、仕事に集中できるし、心の底からリラックスできます。
掃除も楽だしいいことづくしですね。
これまで、狭いからできないと思っていた新しい趣味や活動もできるかもしれません。
私は、今の家に引っ越して、寝室にデスクを置きました。これまでは床に置く小さなテーブルを使っていましたが、フローリングに座っていると寒いので、椅子と机を使うことにしたんです。
そうしたら、塗り絵がすごくしやすくなりました。
ぬりえ本の両脇に色鉛筆やマーカーを置くことができるからです。
新しくできたスペースを使ってヨガなどの趣味にいそしむのもいいし、インテリアを楽しんでもいいし、ホームオフィスを設置することもできますね。
リターン5:お金の管理をする心の余裕
不用品を減らして、暮らしやすさが向上するとお金を管理する心の余裕が生まれるので、無駄遣いが減ります。
そもそも、ものが多いと、以下のような無駄な支出が発生します。
・ものを入れるためだけのもの(収納グッズ)を買う
・すでに持っているのにどこにあるかわからないので、同じものを重複して買う
・大事なお知らせや請求書がどこかにまぎれてしまうので、期日までに処理することができず、場合によっては延滞金を支払う。わざわざ遠くまで払いに行かねばならない(時間のロス=お金のロス)
・日々の探しものや掃除で時間がないので、スーパーで割高のお惣菜を買ったり、デリバリーや外食で食事を済ませたりする⇒食費があがる
不用品が多いと、生活のあらゆる部分で混乱が生じ、その混乱のせいで、無駄なお金を使うことがよくあるのです。
ガラクタを捨ててしまえば、こうした無駄な出費がなくなるうえに、お金の管理をする心の余裕も生まれるわけです。
お金の管理をしない人/できない人は、時間がないからというより、気持ちに余裕がないからです。
ものが多いせいで生じている混乱やストレスに脳内のリソースを奪われているから、家計管理をしようなどとは思わないし、ちらっと思ったとしても、「でも、私は忙しいから無理だ」と、何もやらないうちから、できないと決めつけるのです。
不用品を捨てれば、管理する意欲がわきますよ。
ガラクタを捨てるメリット・過去記事もどうぞ
気持ちが穏やかになる~不用品を捨てる意外なメリット(その2)
私が感じるシンプルライフのメリット~変化に柔軟に対応できるのがいい。
不用品を捨てるメリットを考えれば、「売ればお金になるから取っておく」という呪縛から解放される。
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きょうほんの少しだけ時間を作って、不用品を捨て始めれば、将来、大きなリターンを得られる話を書きました。
このように、片付けを「自己投資」と考えると、もっとやる気になるかもしれません。
片付けは、「緊急ではないけれど重要なこと」だと私は考えています。
実際、心地いい環境を作ることは、自分の人生にとって、メリットしかありません。