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新しいことを始めるコツを7つ紹介します。
無駄遣いが多い人は、ストレスやイライラ、不安を解消するためにお金が使うことが習慣になっています。
この習慣を改めれば、衝動買いは減るし、貯金もできます。
いつもの買いものグセを改めるために、何か新しいことを始めてみましょう。
新しい趣味や活動を買い物グセに置き換えることができたら、毎日が楽しくなるし、お金も残りますよ。
1.スケジュールに余白をつくる
新しいことを始めろと言われても、いったい何をすればいいんだろう? と思うときがありますよね?
何かやってみたいけど、それが何なのかわからないときが。
何も思いつかないとしたら、気持ちに余裕がないからです。1日のスケジュールを見直して、自分と対話する時間を作ってください。
自分1人の時間を持つ5つの方法。時には他人の声や視線を断捨離する。
時間を作るのに一番おすすめなのは、不用な消費をやめることです。
忙しくて片付けに手が回らない? 時間と意識を奪う7つの悪習慣を見つけて改善しよう。
べつにやらなくてもいいことや、楽しくないのにやっていること、単なる習慣で意味もないのにやっていることがあったら、そうした活動をやめてみてください。
スケジュールの見直しは、新しいことをする時間を作るためにも必須です。
2.前からずっとやってみたことを始める
これまで興味があったものの、さまざまな理由から、やることを先延ばししていたことを始めてください。
忙しいから、お金がかかりそうだから、難しそうだから、どこから始めていいのかわからない、そんな理由で、やりたいのにやらなかったことは、ありませんか?
何も思いつかないときは、「いつか時間とお金に余裕があったらやってみたいこと」というタイトルで15分ブレインダンプをし、リストアップしましょう。
このリストから一番やりたいことを見つけてください。
何もやりたいことが出てこなかったなら、「なぜ、私は何もやりたいことがないんだろう?」というタイトルで15分、ブレインダンプしてください。
3.今やっていることにバリエーションを持たせる
すでに楽しんでいる活動や趣味にバリエーションを持たせれば、それが新しい活動になります。
最近、ほとんどやれていませんが、私の趣味の1つは塗り絵です。
塗り絵をするとき、メディア(画材)を変えれば、塗る手順や塗りやすい塗り絵/塗ってみたい塗り絵が変わるので、おのずとバリエーションがつきます。
塗りたい絵のテーマや絵のサイズを変えることもできます。
読書なら、いつも読む本のジャンルを変えれば、それが新しい活動になります。ふだんの自分なら絶対読みそうにないジャンルを読んでみてください。
インドア系の趣味を持っているなら、あえてその活動を外でやるのもいいでしょう。今、暑いので、涼しくなったらやってみてください。
4.手近なところから始める
いきなり本格的に始めず、まずはお試し感覚で小さく始めてみましょう。
たとえば、塗り絵は、塗り絵本がなくてもできます。
自分でそのへんにある紙に丸や四角を適当に描いて、それを塗りつぶすだけでけっこう楽しいし、リラックスできます。
まんがなど、塗り絵に似たモノクロで輪郭しかない絵に色をつけるだけでもいいです。全部塗らなくても、人のほっぺたをピンク色で丸く塗るだけでもいいし、洋服に柄を作るだけでも、楽しめますよ。
お試し感覚でやってみて、あまり自分向きでないと思ったら、ほかのことを試しましょう。
5.いきなり道具を揃えない
小さく始めるために、最初は必要最低限の道具だけで始めましょう。
興味が続くかどうか確認してから、道具に投資してください。
長年、買い物でストレス解消をしてきた人は、どうしても脳が「買い物する理由」を探してしまいます。そのため、新しいことを始めると、「あれもいる、これもいる」と切羽詰まった気分になるでしょう。
でもこれは、自分の思考のクセで、根拠のない思い込みです。最初にたくさん買い物する必要はありません。
道具や素材を買いたくなったら、なぜ新しいことを始めようとしたのか、思い出してください。
始める理由を忘れた人のために、再度書くと、買い物でストレス解消するのをやめるために、新しいことを始めるんです。
6.楽しむことを重視する
新しい活動をするときは、楽しむことを優先してください。
上達することや、人の承認を得ることが目的ではありません。
上達や完璧をめざすと、新たなストレスが生まれます。私も、上手に塗ろうと思っていたときは、うまく塗れない自分にストレスを感じました。
ストレス解消のために始めたことで、ストレスを作るのは、本末転倒。
とは言え、「楽しまなきゃ」と無理に思う必要もありません。これはこれで完璧主義的思考です。
完璧主義の人は、何をやるときでも、「こういうふうにやらなきゃ!」と自分で自分をしばるルールを思いつきます。
上達めざしてガリガリやるのではなく、気軽に、リラックスして楽しんでください。
7.不安をクリアする
新しいことを始める前の一番の障害は、不安な気持ちです。
たとえば
・うまくできるかな、失敗するんじゃないかな?
・時間が取れるかな? はまりすぎて、肝心のことができなくなるんじゃないかな?
・すごくお金がかかるんじゃないかな?
・人に変に思われるんじゃないかな?
といった心配や不安。
「やり方がわからない」と悩むのも、「ちゃんとやりたい」という気持ちがあるからです。
だいぶ前ですが、ある仕事をしたいけど、この仕事は多くの人がSNSで発信している、私はそういうことが苦手なので心配だ、という質問をもらったことがあります。
仕事そのものがSNSの発信なら、心配になるのもわかりますが、SNSでの発信はあくまで付随的なもので、本来の仕事とは関係ありません。
この場合、まだ何もやっていないうちから悩む必要はないですよね?
ところが私達は、何かを始めたいと思っても、「うまくいきそうにないこと」をどんどん思いついて、そのせいで始められないことがすごく多いんです。
先のことを心配して、心理的に抵抗を感じるときは、何が不安なのか、ここでもブレインダンプをすることをおすすめします。
たぶん、いきなりうまくできないから、それが心配なんだと思います。
下手な自分が許せないというか。でも、べつに下手でもいいんです。
繰り返しますが、ゴールは、その活動を上手にすることではなく、新しい活動をして、買い物ばかりする思考の癖を変えることです。
とにかく始めてみよう
脳は新しいことが好きなので、目先の変わったことをすると、新しい世界が見えて、気分がいいはずです。
コツは、「上手にやろうとしないこと」。これに尽きるでしょう。
完璧主義の人ほど、その活動を、うまくやろう、成功しようと思うので気をつけてください。
新しいことを始めて、少しの間だけでも買い物への渇望を忘れることができれば、それが成功です。
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無駄遣いをやめるために、新しいことを始めることをおすすめしました。
新しいことを始めるのは老化の防止にもいいです。
いつもとは違う脳の部分が活性化されるので、新しいシナプス(ニューロンと他のニューロンとの接合部分)ができます。学習能力や記憶力の向上も期待できますよ。
新しい趣味が人との出会いをもたらすこともあります。
だいそれたことをする必要はありません。きのうはやらなかったことを今日、始めてみてください。