ページに広告が含まれることがあります。
シンプルライフを実践している読者から届いたお便りを紹介します。
今回は、持たない暮らしの工夫や、病気を経験して気づいたこと、片付けの試行錯誤など、4通選びました。
まず、白玉さんのお便りです。
一人暮らしをきっかけに持たない生活開始
件名:はじめまして。
2020年の春ごろから筆子さんのブログを読み始め、愛読者になりました。私はもうすぐ45歳になります。
2年前に実家を出て、地方都市で一人暮らしを始めました。
引っ越しをするとき、自分のものをたくさん断捨離したのですが、どれだけ無駄なものを抱えていたのか痛感しました。子どものころからいろいろためていて本当にたくさんあったんです。
ただ、捨てる一方で、新生活を口実に新しい物を買い足してしまったものもあります。
引越し後は、せっかく持ってきた物でも結局使わないものがありましたが、「いつか必要になるから」と手放せませんでした。
でも、50歳が近づいてきたので、今、人生の片付けに少しずつ取り組みたいと思うようになりました。
今年になってから意識しているのは次の3つです。
1.できるだけ新しい物を買わない
2.無料のおまけや試供品をもらわない
3.不用品は人に譲る
1については、在宅ワークが増えたおかげで服や化粧品を買わなくなりました。
2については、以前はホテルのアメニティや試供品を「タダだから」と持ち帰っていましたが、今は収納スペースも家賃の一部だと考えて、もらわなくなりました。
3については、ありがたいことに妹が引き取ってくれますが、妹はため込みがちな性格なので、渡すたびに少し複雑な気持ちになります。
一人暮らしは気楽な反面、ものが増えるのも減るのも自分次第です。
少しでも快適に過ごせるよう、日々工夫しながら暮らしています。
筆子さんも、一人暮らしになられたので、noteも参考にしています。
長文になってしまいましたが、このメッセージを書いて、片付けに向き合う気持ちが新たになりました。2025年も後半に入るので、引き続き物を見直していきます。
これからもブログを楽しみにしています。
白玉さん、はじめまして。お便りありがとうございます。
長くブログを読んでいただき、本当にうれしいです。
一人暮らしをきっかけに、ものを減らしたのですね。いいことです。
ものが少ないほうが、自分がラクです。
一人だと、家に何を置くか自由に決められるので、シンプルライフを追求しやすいですが、反面、誰にも何も言われないので、ものをためだしてしまったら、歯止めが効かなくなる面もありますよね。
自分軸を持つことが重要だと思います。
白玉さん、これからもマイペースでものと向き合ってください。
次は、ミレイさんのお便りです。
暮らしも心も整えています
件名:参考にしています。
数年前からブログを拝見しており、いつも更新を楽しみにしています。
普段は読むだけですが、今回はお礼をお伝えしたくてお便りを書きました。
私は30代後半で、夫と小学生の子どもと暮らしています。毎日仕事と家事でバタバタしていて、なかなか片づけが追いつかず、部屋がごちゃごちゃしているのが悩みでした。
片づけやミニマリズムの本はたくさん読みましたが、読むだけに終わっていました。
でも、筆子さんの記事には、すぐにできそうなことが書いてあるので、実際に服やキッチンのものを減らせました。今は夏休みなので、子どものものを一緒に見直しています。
健康やメンタルの記事もあるし、カナダでの話も新鮮で、「そんな考え方もあるんだ」と気づかされることが多いです。
これからも無理のないペースで続けてもらえたら嬉しいです。いつも本当に助かっています。
ミレイさん、はじめまして。お便りありがとうございます。
記事が参考になったと聞いて本当にうれしいです。
家事、育児、仕事と大変ですよね。お盆はゆっくり休めたでしょうか?
これからもマイペースで、部屋を片付けてください。
ミレイさん、どうぞお元気でお過ごしください。
次はUIさんのお便りです。
片付けておいてよかった
このたび、思いがけず早期の乳がんが見つかり、近々手術を受けることになりました。幸いそんなに進行しておらず、主治医からも、早く見つかってよかったと言われています。
正直、がんだと言われたときは、頭が真っ白になりました。
健康って、あたりまえのことじゃないんだな、と感じました。
でも、病院の窓口で手続きするとき、「はい、はい、乳がんですね」みたいな感じで言われ、乳がんはそんなにめずらしくないようです。
私は数年前からシンプルに暮らすのを目指していましたが、家の中が片付いていたおかげで、ものを探し回らず、入院の準備や、もろもろの手続きがスムーズにできました。そういう手続をしながら、少しずつ気持ちも落ち着いてきました。
今回あらためて、日頃から持たない暮らしにしておいて本当によかったと思いました。
夫と二人暮らしですが、片付けていたおかげで、家のことも安心して任せられます。
病気なんて本当はならないほうがよかったんですけど。でも、病気のおかげで健康のありがたさや、物が少ない暮らしのよさを前より強く感じられてよかったと思います。
UIさん、こんにちは。大変な状況の中、お便りをありがとうございます。
日ごろからものを持ちすぎないようにしていたおかげで、治療に集中しやすくなられたとのこと、本当に良かったです。
手術とその後の回復が順調に進みますよう、心からお祈りしています。元気になったら、また、ぜひ、お便りをください。
最後は、リアルさんのお便りです。
断捨離は苦手だけど
最近、過去の記事を少しずつ読み進めています。どの記事もとても参考になり、楽しく拝見しています。
ずいぶん前に「捨てる技術」という本が流行りましたよね。
当時、人に勧められて私も買ったのですが、そのことを友人に話したら「物を減らしたいのに、本を増やしてどうするの?」と言われて、確かにそうだと思いました。
実際に読んでみると「極端に言えば何でも手放していいんだ」と思えて気持ちが軽くなったのを覚えています。
それからしばらくの間は、年賀状や本など紙モノをよく捨てていました。
中には懐かしい手紙もあって、途中で思いとどまって、残してあるものもあります。紙はかさばらないし、読み返すと当時の気持ちがよみがえって楽しいんですよね。
服は思いきって手放していたのですが、「あれは捨てなきゃよかった」と後悔したこがも何度かあります。家具よりは気楽に手放せると思っていましたが、後から必要になるものもあるんですね。
そう考えると、私は断捨離が得意とは言えないのかもしれません。
それでも、少しずつ片付けながら、ちょうどいい量にしたいと思っています。
リアルさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
辰巳渚さんの「捨てる技術」、私も読みました。内容はすっかり忘れてしまいましたが。
確かに、何でも手放せます。自分自身と、今日、使うものさえあれば、とりあえず生きていけますから。
でも、いろいろなもののおかげで、より人間らしい生活ができるので、何もかも無理に捨てることはありません。
そのアイテムのおかげで心地よく暮らせるか、という視点で残すものを選ぶといいでしょう。
それではリアルさん、これからもシンプルライフを楽しんでください。
******
いつもいろいろなお便りをありがとうございます。一通一通がとても励みになっています。
人の数だけ、ものとの付き合い方があってとても興味深いです。
あなたも近況や記事の感想、質問などありましたら、お気軽にメールくださいね。
こちらからどうぞ⇒お問い合わせフォーム | 筆子ジャーナル
お待ちしています。
noteの更新など
ブログで扱わない話題や深堀り、日記はnoteで更新しています。最近投稿した記事にリンクしますね。
2025年の7月の振り返り:デスクトップが壊れてノートパソコンに移行
つぶやき(140文字まで)は随時更新しています。
エッセオンラインにも新しい記事がアップされました。
死蔵品を作らないコツを書いています⇒60代ミニマリストが実践する「使いきる」暮らし術。もののムダを減らす5つの工夫
8月に出た新刊のお知らせ⇒『50歳からのミニマリスト宣言!』が文庫に:50代からの暮らしを変える一冊(8月2日発売)
ブログともどもよろしくお願いします。