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最近私が毎朝飲んでいるホットレモンウォーターの健康効果、作り方、飲み方の注意(歯に悪いです)についてお伝えします。
レモンはビタミンCが豊富ですから、レモン水を朝一番に飲む健康法は以前からありました。
レモンウォーターは冷たい(あるいは常温)飲み物ですが、ホットレモンウォーターは温かいところが違います。
デトックスやダイエット効果を期待してハリウッドのセレブが飲んでいることから話題になりました。
グウィネス・パルトロー、ジェニファー・アニストン、ミランダ・カーなどが飲んでいるそうです。本当かどうか知りませんが。
私は、「フランス人は10着しか服を持たない」の著者、ジェニファー・L・スコット(Jennifer L. Scott)の2冊目の本、At Home with Madame Chic: Becoming a Connoisseur of Daily Life でジェニファーが飲んでると知り飲み始めました(オーディオブックで聞きました)。
そのころ、咳ばかりがでる風邪をひいており、早く咳を止めたかったのもあります。オーガニック食品のスーパーで小さいレモンが11個入っていのを10ドル以上出して買ってきました。
ではまずホットレモンウォーターの何がからだにいいのか紹介しますね。
ホットレモンウォーターの効能
1.消化にいい
寝ているあいだに体内の水分量が減るので、朝一番に補給すると体調がよくなります。
べつにこれはレモン水じゃなくてもただの水でもいいです。
ちょっと温度の高い水のほうが、うまい具合に消化器官に働きかけます。
便秘がちな人は、朝いちばんに白湯を飲むといいでしょう。
水の効能はこちら⇒こんなに水はからだにいい~今すぐ水を飲むべき7つの理由~ミニマリストへの道(32)
2.デトックス効果
睡眠中、肝臓は起きているとき以上に働いています。昼間食べたもの(糖分、タンパク質、脂質など)を代謝していますし、解毒をしたり、血液を貯めたり、フル稼働です。
起きてからすぐにレモンウォーターを送り込むと、肝臓の働きが活性化され、デトックスできます。
また胃酸や胆汁の分泌も促します。デトックスしておくと老化も防ぐことができますね。
3.免疫力アップ
レモンのビタミンCやカリウムが免疫力を高めます。そこまですごい効果はないと思いますが、コーヒーを飲むよりはいいはずです。
風邪をひいたときにビタミンCを取ると良いと言われていますね。多少の効果は期待できます。
4.美肌効果あり
1から3までの効果(消化器官や腎臓機能の活性化)の結果、美肌効果が期待できます。
結局、人の肌がきれいになったり、やせて美しくなるのは、「健康」というベースがあってのことです。
またレモンのビタミンCはコラーゲンの生成を促すので、C1000みたいなドリンクを飲むより、ナチュラルなレモン水を飲んでおいたほうがいいです。
「C1000 ビタミンレモンコラーゲン」というドリンクは、水飴や砂糖が入っているので清涼飲料水として飲むならまだしも、健康効果を狙って飲むのはあまり意味がないと思われます。
砂糖の害⇒白砂糖はこんなに体に悪い~私が砂糖をやめた理由とは?
5.ダイエット効果
朝一に、ホットレモンウォーターを飲むと代謝があがり、その結果、やせることも期待できます。
これは別にレモンウォーターでなくてもかまいません。水でもいいらしいです。
ドイツの研究で、およそ500ccの水を飲んだら、被験者の代謝が30%あがったという結果が出ています。
10分後から上昇し、30~40分後に最高になったそうです。
これだけなら、別に水を飲んでおけばいいのですが、レモンを入れると、ビタミンその他の栄養分があるので、よけいいいのではないか、とみんな思っているのです。
しかし、いくら朝、水やレモン水を飲んでいても、昼間お菓子を食べていたり、ソファに座ってポテトチップスを食べながらずっと寝転がっていたら、意味がないのは言うまでもありません。
レモンそのものには、消炎効果(炎症をおさえる)があるので、いろいろな病気のリスクも減ると言われています。
それとお湯を朝飲むと、血の巡りがよくなるので、健康にいいです。血行がよくなると、筋肉や神経の動きもよくなるし、からだもあたたまり。
実際、私は今、起きてすぐに、スクワットをして、その後ホットレモンウォーターを飲んでいるので、朝からからだがぽかぽかです。
スクワットだけでも相当身体があたたかくなるので、朝冷えきっている人は、やってみることをおすすめします。
ホットレモンウォーターの作り方
私は、ジェニファー・L・スコットと同じ作り方をしています、森修焼のマグに、レモン半分をしぼって入れ、そこに水をマグ半分ぐらい入れ、最後に熱湯を半分いれます。
レモンを絞るときは、電動ミキサーの羽根を使ってぐりぐりします。これですごくきれいに絞り出せます。
参考までにレモン汁を完璧に絞り出すやり方の動画(2分17秒)です。後半で紹介している方法で私も絞っています。
昔はこの動画の前半で使っているレモン・スクイーザーを使っていましたが、それは断捨離しました。
咳がひどいときは、はちみつも入れてました。はちみつは咳止め効果があるので、入れたのです。実際、ホットレモンウォーターを飲み始めたら風邪がどんどんよくなりましたよ。
咳の止め方⇒しつこい咳を止める5つの民間療法。薬に頼らず塩やハーブで改善する
ジェニファーの作り方はGoogleブックスで読めますのでリンクしておきます⇒At Home with Madame Chic: Becoming a Connoisseur of Daily Life – Jennifer L. Scott – Google Books
ジェニファーはレモンを半分に切って、片方を絞る、と書いています。そして、「残りの半分は捨てないわよ、小さく切って、ごみ箱に入れたり、皿洗い機に入れて臭い取りに使うの(えらいでしょ)」と書いています。
これを聞いたとき、びっくりしましたね。残りの半分を捨てないのはあたりまえじゃないですか?
食べものですよ?私なんて、絞ったほうのレモンも掃除に使っているのに。
私は残りの半分は耐熱ガラスのプリン型(フタ付き)に入れて、冷蔵庫にしまっています。
昼過ぎからまたホットレモンウォーターを作って飲んだり、翌朝使っています。
ただ、レモンの効果を期待するなら新鮮なレモンのほうがいいのです。私の場合、オーガニックのスーパーに並んでいるその段階で、すでに収穫から相当時間がたっていると思われます。
ホットレモンウォーターを毎朝飲むのは、カリフォルニアや地中海に住んでいる人のやることかもしれません。
レモンの栽培適地は、冬は暖かく、夏に乾燥する地域です。耐寒性はせいぜいマイナス4度。どう考えてもカナダでは栽培できません。
このほかにも皮にお湯をそそいで抽出させたり、輪切りにしてお湯をかけたりする方法もあります。その場合、レモン水の濃度は薄いです。いずれもオーガニックのレモンを使ってください。ポストハーベストが心配です。
さて、本物のレモンの代わりにレモン果汁を濃縮したものでもいいか、と思うかもしれません。私は本物のレモンを使うべきだと思います。それもできるだけ新鮮なものを。
カナダにはReaLemon(リアレモン)というレモン果汁を濃縮したものがありますが、これには水や保存料が入っているので大きくNGです。
ポッカレモンは保存料は入っていないそうですが、香料が入っています。それに賞味期限が9ヶ月です。9ヶ月たっても栄養状態が変わらないなんて、不思議じゃないですか?
ポッカレモンの大さじ1杯に4mgのビタミンCが入っています。レモン1個分のビタミンCの目安は、大きさや絞り方の徹底加減にもよりますが、20mgとされています。
ポッカレモンのほうが本物のレモンより、手軽にたくさんビタミンCが取れそうですが、これが曲者ではないか、と思うのです。
レモンがないときはレモンのジュース100%としてびんに入っているものを買ってきたほうがいいのではないでしょうか。この手のジュースは賞味期限がもっと短いはずです。
ホットレモンウォーターで歯を損なわない飲み方
ホットレモンウォーターは歯によくありません。かなり酸性度の高い飲み物なので、習慣的に飲んでいると、歯の表面のエナメル質を損なう恐れがあります。
つまりすり減ります。
歯の表面がすり減ると、黄ばんで見えるようになるし、知覚過敏症になります。
エナメル質がすり減るのは、歯磨きのやり過ぎ、歯ぎしり、何でもないときに歯をギシギシ噛むなど、物理的に刺激を与えることでも起きます。
炭酸飲料、ワイン、フルーツジュース、果物、野菜、そのものずばりのお酢、すっぱい食べ物でもすり減ります。
エナメル質は1度失われると、2度と元通りにはなりません。
冷たいレモンウォーターも歯に悪いのですが、温かいレモンウォーターのほうがエナメル質を溶かしてしまうそうです。
そこでこんな飲み方の工夫をします。
●ストローで飲む
歯にさわらないように、ストローで喉にダイレクトに送り込みます。
●一気に飲む
できるだけ歯にふれさせないために、一気飲みをします。
●レモンウォーターを飲んだら口を真水ですすぐ
●飲んですぐ、歯磨きをしない
1時間がぐらい待つといいそうです。
私のように歯の悪い人は気をつけてください。
レモンにたくさん含まれているビタミンCそのものは歯や歯茎の健康にとてもいいのです。
ビタミンCを2ヶ月から3ヶ月取らないと、壊血病になります。壊血病はからだのいろいろな器官で出血しますが、歯肉からも出血します。つまり歯周病みたいになってしまうので、ビタミンCはちゃんと取るべきです。
ただビタミンCは別にレモンからでなくても取れます。赤ピーマンや黄色いピーマンのほうがレモンより多いですし、まるごと食べられるます(生で食べること推奨)。朝は白湯だけ飲んでおいて、昼間にピーマンを食べておけばいいか、という気もします。
パセリもビタミンCが多いですが、1度に大量に食べないので、やはりピーマンがいいでしょう。
カナダに住んでいる以上、レモンがとても高いので、風邪をひいているとき以外は、レモン水ではなくピーマンでビタミンCを補給しようと考えています。