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買わない

最終更新日: 2020.02.14

続・人がセールで物を買うのが好きな理由とそれをやめる方法。

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セールやバーゲンで、どうでもいい物を買って浪費するのはもうやめたい

もしこう思っているなら、セールで物を買ってしまう理由を考えることで、無駄遣いを防ぐことができます。

以前、セール品を買ってしまう理由を5つ書きましたが、セール買いが好きな夫を観察して、あらたに気づいた理由5つ紹介し、さらに、その対策も書くことにしました。

買い物習慣を振り返る参考にしてください。



あなたがセールで物を買ってしまう理由

以前書いた5つの理由はこちらです。

1.セールで買うのはお得だという強い思い込み

2.チャンスを逃すのがいや。売れ切れるのが怖い

3.人にお値打ち品を取られたくない(負けたくない)

4.買い物ではなく、節約することにフォーカスしすぎ

5.せっかく来たから、買わないとなんだか損、という思考

こちらの記事です⇒なぜあなたはセールで買ってしまうのか? かえって損をするのに。

今回紹介するのは、以下の5つです。

6.得をしたという勝利感に酔いしれたい(ドーパミンを出したい)

7.セールが買い物のきっかけ・呼び水・言い訳となっている

8.お金を使うのがいやだから(定価で買うことに対して罪悪感がある)

9.人に自慢したい

10.周囲の人と同じことをしたい





6.得をしたという勝利感を得たい

セールで物を買うのは、論理的な思考の結果ではなく、ほぼ反射的な行動だと思います。

快感を得たくてやっているのです。

当面必要ない物や、買う予定でなかった物をセールで買うことが多いと思います。

私もその傾向があります。

いまは、買い物習慣を矯正しているから、昔ほど、セールに舞い上がって買うことはありません(むしろセールを利用することは避けています)。

買わない生活を継続するために私が心がけていること。

それでも、同じ買うなら、安いほうがいい、とは思います。

この行動はくせになっていると思われます。

人は、セールで何かを買うと、「わ~得しちゃった!」と快感を感じることができ、脳はそれを覚えているから、セールがあるたびに、快感を感じたくて、何度も、何度も買うのです。

買い物依存や、砂糖依存になるのと同じメカニズムです。

買い物で気分があがるのはドーパミンのせい。この仕組みを知って無駄遣いを防ぐ。

対策:信念を変え、生活を充実させる

この習慣を直す方法は2つあります。

1.)セールで買っても得ではないと心の底から納得する(信念を変える)

2.)日常生活を充実させる(買い物でいちいち快感を感じる必要のない状態にしておく)

1については、自分の家にある持ち物やガラクタ、日々断捨離している品を見て、「値段が安いから」という理由で買ったものがどれぐらいあるか調べ、それを買ったことで、自分は本当に得をしたのか、人生がよくなったのか、家計が上向きになったのか客観的に検証すれば、考え方が変わると思います。

2については、ストレスをためすぎず、前向きに暮らすことで、解決できるでしょう。

7.セールが買い物のきっかけ・言い訳になっている

物を買うことがすっかり習慣になっていて、同時に、節約もしたいと思っていると、セールは、格好の買い物の言い訳となります。

いまの日本では、何も意識せず、ふつうに暮らしていると、毎日のように買い物をしてしまいます。

そうでなければ、部屋に物が多すぎて、片付けに悩む人がこんなにいるわけがありません。

先日の記事でも、片付け産業や、物を保管するサービス(貸倉庫など)が、大きな利益をあげていることを書きましたが⇒いかに自分が無駄遣いをしているか思い知る方法。

たくさん買い物している人が大勢いるから、このようなサービスの需要があるのです。

いま、「部屋に物がたくさんあるから、ちょっと断捨離したい」と思っているなら、過去に買い物しすぎたという事実がある、と思ってください。

まあ、なかには、何世代にも渡って受け継がれた大量の物をいきなり相続してしまった、という方もいますが、ほとんどの場合、自分が物を買いすぎたから、断捨離するはめになるのです。

対策:買い物習慣のチェック

必要もないのに物を買う習慣が見についていないか、調べることで、買い物ぐせを改善できます。

買わない挑戦をして、買い物に制限をかけてみると、自分の買い方に気づくことができるでしょう。

誰でもできる『買わない挑戦』の始め方。自分ルールで楽しく実践。

8.お金を使うのがいや

セールで物を買う人は、「必要なものに必要なだけのお金を気持ちよく使う」ことがしにくい人だと思います。

「自分はあまりお金をもっていないから、使いたくない。だから、定価では買わない。でも安くなっていれば買う」という思考をしているんじゃないでしょうか?

いくらセールでも、いま使わない物を買ってしまったら、お金を無駄に使う結果に終わるのですが、そういうことはあまり考えません。

「その商品に対して使うお金が少しでも安ければ、私はあまりお金をつかっていない」と思ってしまうのです。

対策:足りないマインドを捨て、全体像をとらえる

お金が使うのがいやな人におすすめなのは以下の2つです。

1.)足りないマインドを捨てる⇒貧乏人の「足りないマインド」から金持ちの「たっぷりあるマインド」へ変換する方法。

2.)全体像をとらえるようにする

1つひとつの物の値段の高さ、安さを考えるのではなく、「安く買っていても、それが使わない物で、たんすのこやしになっていたり、数年後に断捨離されているなら、無駄にお金を使っている」という現実を見るようにします。

6番で書いたように、所持品におけるセール品の度合いをチェックしたり、セールで買ったものを自分がどんなふうに有効活用しているのか(または、無駄にしているのか)調べてみると、全体として見ることができます。

9.人に自慢したい

夫の母は、Winners (ウィナーズ)というブランド物を安く売っているアウトレットの店が大好きです。

この店、名前からして「勝利者たち」で、値引きされた商品を買うことが好きな人の気持ちをよく表しています。

夫の母が、夫や娘にプレゼントするものは、たいていWinnersで買ったものです(私は、プレゼントを辞退しています)。

かつて、夫の母は、家に来るたびに、すばらしいブランド品をいかに安く買ったか自慢していました。しかし、私がまったく反応を示さないため、ここ数年は、夫にだけ、話しています。

このように、セール品を買ったあと、人に自慢するという行動もしている場合、自慢したいがゆえに、買っている可能性があります。

いまは、SNSがありますから、口頭で自慢する以外にも、いくらでも自慢する方法はあります。

対策:自分を受け入れる

「いいものや便利なものを手に入れたから、ほかの人にも教えてあげたい」という気持ちは誰でも持っています。この場合、おそらく、相手のためを思って、教えてあげようとしています。

しかし、自慢は、自分を実物より大きく見せたいとか、自分のすばらしさを他人に誇示したいという気持ちから出る行動です。

等身大の自分を受け入れるようにすれば、自慢しなくても、楽しく生きられます。

10.周囲の人と同じことをしたい

まわりがセールで買っていると、自分も買わないといけないような気持ちになってしまう、だから買う、ということもよくあります。

いま、新型コロナウイルスのせいで、日本ではマスクが売り切れの店が多く、本当に必要な人(医療現場や農業現場の人)にマスクが行き渡らない問題が生じています。

当面必要のない分までマスクをたくさん買ってしまうのも、ほかの人が買っているのを見て不安になったから、という理由があるからでしょう。

人間は社会的な動物なので、人がやっていることに、どうしても影響を受け、同じことをしようとします。

道が2つにわかれていて、どっちに行っていいかわからないとき、たいていの人は、大勢の人が行く道をいくと思います。

太古の時代は、そのほうが安全だったでしょう。1人ではマンモスと戦えないですから。

ですが、セールは、サバイバルとはなんの関係もありません。

それなのに、ほかの人が、セールで、いろいろ買っているのを見ると、自分も買わなきゃいけないような気分になるのです。

対策:客観的な思考とセルフエスティームの向上

他人の影響を受けやすい人は、自分と他人は違うことを自覚し、さらに「それが本当に必要なのか」自問自答するといいでしょう。

そうすれば、他人の言うことやすることに、そこまで影響を受けないと思います。

セルフエスティームをあげる努力をするのも効果的です⇒セルフエスティームを高めて自信を取り戻す10の方法

******

セールで物を買ってしまう理由を5つ紹介しました。

必要じゃないものを買うのが当たり前の世の中なので、「買い方に問題がある」と言われても、ピンと来ないかもしれません。

「セールで無駄な物を買っているから、あとで断捨離するはめになっている」という自覚を持つことが第一歩です。





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