ヘアケア

ミニマム思考

友人が身だしなみに無頓着すぎて気になるときの対処法。

白髪に関する記事を読んだ読者から、服装に気を使わない友人に関する悩み相談をいただきました。

この記事で返信しますね。

まずメールをシェアします。



見出しなみにかまわない友人

筆子さま、毎日ブログを頼りにしております。ありがとうございます。

今日、3月21日のブログを読みまして、思ったことがあったのでメールいたしました。つまらない話で恐縮なのですが、どうかお許しください。

白髪が多く、ふくらんでぼさぼさです。筆子さんは、白髪を染めていますか?

あ、ご恩ある筆子さまの新刊は購入させていただき、少しずつ大切に読んでおります。

ムック本は買ってませんでした。ごめんなさい。

私には20年来の友人がおります。時々、会っています。

たくさんご飯を食べるのが好きな方で、主にそれにお付き合いしています。

その友人が見た目に気を使わない人なのです。洋服にお金をかけるのは損という価値観の方です。

そうするとこちらも気を使わない服装で出かけられるので、楽ではあるのです。そして、何ヶ月も前に美容院に行って染めたのが伸びてしまった中途半端な白髪頭で出かけます。自分で染めるのに何回もチャレンジしましたが、どうしても習慣にできません。気力と体力が足りないです。で、「もう染めない」と思ってもまた気が変わり、美容院に行って染めてもらってます。

なのに、友人のことが気になります。

その人は、何ヶ月もカットせず前髪を顔の前に垂らしたままだったり、つよい寝ぐせがついたままだったりのこともありました。

年齢のわりに白髪の少ない方ですが、やはり少しは目立ってきました。気になってしまいます。

それに服装も、「もうちょっと何とかならないものか」と正直なところは心の中で思っています。

で、その姿を見て、「ああ、私もこうなんだよな」「私も本当はもうちょっと身だしなみを整えてきれいにしたいのにできないんだよな」と思ったり、「この人は、こんな格好で来ても私に失礼というより私のことどうでもいいと思ってるんじゃないのか」とか、考えてしまうのです。

まあ、自分の姿をその友だちを通じて見て、評価している気がします。

その人の人間性について、他にもいろいろなことがあって、私は正直に言うと、「こういう人だから仕方ないのだ」と思ってはいます。

それに、疎遠にしたくてもなぜかできません。ひとつには、拒否してるのが伝わると家にまで押しかけて来られてしまうからです。でも、その人の良いところも知っています。

で、結局のところは、自分はどうしたいかなんだと思うのですが。

私は人が身だしなみに構わないでいる姿は見苦しく感じて、自分勝手ながら気に入らず、しかも自分自身は身だしなみを整える元気が足りない。

だからあまり外出はしたくないが、誘われたらそれなりに整えて出かけて行く。

というところで手を打っています。行く場所と会う相手、これで変わります。

もしその友人がこのメールを読んだとしても、自分のことだとは気が付かないと思います。その人には、自分の価値観がしっかりあって、私のように迷ったりしないです。

あと、念のために書きますが、筆子さまが身だしなみにかまわない人だと思っているわけではありません誤解なさらないでください。

「人は見た目が9割」という本があって、私は読んでいないのですが、どんな内容なのでしょう。

全身ユニクロでも格好いい人は格好いいとか言います。

昔お会いした画家の先生は、毎年同じ着古しのセーターでもめちゃくちゃに格好良かったです。

何を伝えたいのかわからなくなってしまいました。

モーニングページは時々書いています。もし、何か思うところがあったらコメントいただきたいのですが、もちろん筆子さんのご都合でかまいません。

いつも本当にありがとうございます。

気軽にメールしすぎてちょっとは申し訳なく思っております。





なずなさん、こんにちは。お便りありがとうございます。

私も、なずなさんが何を聞きたいのかわかりませんので、思ったことを書きます。

いちいちあやまるな

まず、いちいち「ごめんなさい」とあやまるのはやめてください。

これ、たぶん、なずなさんの口癖です。これまで、私に送ってきたメールの控えがあれば、全部読み直してください。意味もないのに、あちこちであやまっていることを発見できるでしょう。

ブログにも何度か引用していますので、「なずなさん」で検索すると出てきます。

私の著書を買うも買わないも自由だと、先日も記事に書いたばかりです⇒本はどんな形(紙本、それとも電子書籍)で入手し、どう処分するのが理想的なのか?

そして、私、よく書いていますよね? 「お気軽にメールください」って。

これ、嘘ではありません。気軽にメールいただいてかまいません。よって、申し訳思う理由なんて何1つないんです。

なずなさんは、何の根拠もないのに、自分の存在を申し訳ないと思いすぎではないですか?

だから、心の中にガラクタがいっぱいたまって、洋服やタオルの買い物が止まらないんだと思います。

まあ、口では「ごめんなさい」と言っていても、それは単なる口癖で、内心では何も申し訳ないと思っていないケースもあります。

でも、理由もないのに、ことあるごとにあやまっていると、どんどんセルエスティームが低下しますよ。

セルフエスティーム(自分を愛する気持ち)が高い人の12の特徴

それほど、ふだん自分が使う言葉は大事です。

毎日を楽しく過ごす簡単な方法。それは言葉遣いに注意すること。

友達の身だしなみが気になるなら相手にそう言え

次に、身だしなみを気にしない友人に関してですが、見た目が不潔で不快なら、そう言えばいいだけじゃないですか?

「私に対して失礼だ」と思うなら、そう言えばいいんです。

「白髪だらけで不愉快だから、ちょっと染めてよ」とかなんとか。ここまでストレートに言う必要はありませんが、お互い、気持ちよく食事ができるように、自分の要望を言うのは間違っていません。

20年もつきあっているということは、とても仲がいいってことですよね?

つまり、その友人はなずなさんにとって大事な人なんだと思います。

いいところがあればほめ、逆に、悪いところがあり、そのことで友人が損をしていると思うなら、直せるように手助けするのが友人です。

別の言い方をすると、状況を自分の思い通りに近づけるために介入するんです。髪型のアドバイスをしたり、いい美容院を紹介してあげたり。

一方的に自分ががまんしている友人関係は疲れるだけですから。

先日の白髪の記事で、ヘアバンドを紹介しましたが、そうしたものをプレゼントをするのもいいかもしれません。

「お互い大人だし、身だしなみはべつにいいか」と思うなら、放置して、いちいち相手の身だしなみに目くじらを立てないことですね。

その友人は、なずなさんが相手だから、身繕いしないわけではないですよね? いつでも、どこでもかまわない格好で出かける方のようだから、「私のこと、どうでもいいと思っているのかも」と思うのは、お門違いで、被害妄想です。

友人に何も言えないなら心理的に距離を置く

要望は言うことはできないけど、どうしても気になってしまう、筆子に悩み相談を送ってしまうほど。そんなときは、心理的な距離を置けば、そこまで気になりません。

以前こんな記事を書いたことがあります⇒服をミニマムにしたら、貧乏オーラが出てると言われた。そんな時の対処法

この記事を読んだある読者が、「自分の妹が服装に気を使わないタイプで、袖口が真っ黒になっていて、とってもだらしないから、ものすごく嫌だ」というメールをくれました。

なぜ、そんなに嫌かというと、妹は他人じゃなくて、自分にすごく近い存在だからだと思います。

いつも白川公園で会う、ホームレスのおじさんやおばさんの身なりが汚くても、さほど気にならず、妹のブラウスの袖口がちょっと汚れていただけで、猛烈に気になってしまうのです。

妹は妹、私は私とはっきり境界線をひいてしまえば、そこまで不愉快ではないです。

「家族の身なりが汚いから不愉快だ」と思うとき、家族の格好で自分が他人にジャッジされるという恐れをいだいているときもあります。

こんなときも、心理的に距離を置くことと、世間体を気にしすぎないよう心がけてください。

世間体を気にするから物もストレスも増える。気にしない方法教えます。

ディズニーの「シンデレラ」のアニメで、シンデレラがネズミと作った手作りドレス(リメイクだったかも)がみすぼらしい。そんな格好の人間が身内だと知られたら、世間になんと言われることだろう。おまえは、パーティに来るな、と継母や姉たちが、ドレスを引き裂くシーンがありました。

これも、母親たちが、きれいで性格もいいシンデレラの存在をふだんからとても気にしているからです。

気にしているということは、相手にコントロールされているんです。

なずなさんも、その友人との間にしっかり境界線を引っ張ってしまえば、相手がどんな姿であろうとも、そこまで気にならないでしょう。

その後、相手が家に押しかけてくるかどうかは、やってみないとわからないことです。

本当に押しかけてきて、「連絡もなしに突然来ないでよ」と頼んでも、何度も押しかけてくるときは、その時、また対策を考えればいいのです。

では、なずなさん、これからもお元気でお過ごしください。

*****

読者の相談に回答しました。

自分の白髪が気になるときも、他人の白髪が気になるときも、すべては自分の解釈がベースになっています。

自分が考えていることを客観的に見るようにすると、外出するたびに、いちいち悩まなくてすみます。





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