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人が買い物するときによく使う「言い訳」を7つ集めてみました。
「買い物好きの自分」がこんなふうに言い訳を始めたら、すかさず、「節約好きの自分」を登場させて、無駄遣いを阻止しましょう。
私の娘もよく言い訳しています。
「だって、これオンラインでこの日だけ40%引きだったから」と。その言い訳のおかげで、たんすの引き出しの1つは、似たようなルールーレモンのレギンスでいっぱいです。
こんな言い訳ばかりしていたら、お金がたまらないのはもちろんのこと、断捨離的にも全くよくありません。では、言い訳にいきます。
1.だってこれセールだもん。これ、すごくお買い得だもん
本当はセールじゃないのに、店側がセールに見せている商品があります。
5000円の値札に線がひっぱってあって、下に1800円と書いてある場合、5000円のほうは見てはいけません。1800円のほうだけ見てください。
そして、
●私はこれが本当に必要なのか?
●これを買っても今月の予算におさまるのか?
この2つを考えてください。
どんなに値引きされていても、買えばお金が出ていくことを忘れてはいけません。そして物が1つ増えるのです。
お買い得に見せている店側のテクニックはこちらに詳しく書いています⇒その買い物は本当にお得?節約したいなら知っておきたい3つの販売戦略 3の価格のワナのところです。
2.もうすぐボーナスでるし
臨時収入が見込めるとき、気が大きくなって買い物しがちです。ボーナスや昇給の予定、仕事が決まった、遺産が入りそう、税金の還付金が戻る時などです。
しかし買ってはいけません。手元にお金が入るまでは。
今のご時世、何が起こるかわかりません。ボーナスは大幅にカットされるかもしれないし、決まったと思った仕事が土壇場でキャンセルされるかもしれません。
遺産相続争いに巻き込まれる可能性もあります。手元にお金が入るまでは、自分はまだそのお金をまだ持っていないことを忘れてはいけません。
同じ理由で、銀行口座に残高がないのなら、クレジットカードを使って買い物してはだめです。
3.だってファッションの秋だもん
ファッションの秋、ファッションの春、ファッションの夏、ファッションの冬。販売側にとっては毎日が「ファッションの〇〇」です。
季節が変わるごとに洋服を買わなければならないという法律はありません。どのみちすでにクローゼットやたんすは服でいっぱいなのです。
季節の変わり目は、ファッション以外のことで楽しめばいいです。
たとえば、今だったら木々の紅葉や金木犀の香り、秋らしい高い空。冬が近づいてきたら、朝のきりっとした冷たい空気。春は芽吹いてくる木々、夏はセミの鳴き声や入道雲。
自然が私たちにくれる贈り物に注目しましょう。無料(ただ)です。そしてとても心が豊かになります。家の中のゴミも増えません。
4.だって他の人も買ってるもん
買い物は1人で行きましょう。ほかの人が買っていると欲しくなってしまいます。人は簡単に他人の行動に影響されるものです。
「赤信号みんなで渡れば怖くない」という心理ですね。ですがこれは幻想です。みんなで渡っても、車にひかれるときはひかれます。
週明けの学校や会社で、同僚やクラスメートが新しい服を着ていたり、新しい何かを持っているのを見ても、動揺してはいけません。
人は人、自分は自分。
他人のせいで買い物をするなんて馬鹿げています。他人は品物の代金を出してはくれません。
5.だって私の誕生日だもん
誕生日やクリスマスなどの「特别な時」は財布のひもがゆるくなりがち。
しかし、誕生日やクリスマスをお祝いするために、必ずしも物を買う必要はありません。誕生日は、産んでくれたお母さんや育ててくれた両親に感謝する日であり、クリスマスはまわりの人と何かを分かち合う日です。
特别な時は、特别な時だからこそ、ふだんやっている買い物ではなく、何か別のことでお祝いしましょう。
その「特别な時」の本質を考えれば、お金を出して何か買うだけがすべてではないとわかります。
お金を使わないでお祝いする方法はこちらにも書いています⇒【保存版】ミニマリストへの贈り物のアイデア18個
6.でも最近、節約がんばってあまり買い物してないしね
節約をがんばっているのはすばらしいことです。その点は誇りに思ってください。しかし、せっかくここまで節約をがんばったのに、ここで大盤振る舞いをすると、今までの努力が水の泡です。
「最近がんばってるし」と思ったとき、「がんばっている」というあいまいな言い方ですませてはだめです。
具体的にどの程度がんばっているのでしょうか?いくら節約できたのでしょうか?「なんとなくがんばっている」と思っているだけで、本当はあまりお金が貯まっていないかもしれません。
自分へのごほうびとして買い物をしたいなら、先に計画をたてることをおすすめします。
「もし貯金が100万たまったら、5万円は使ってもいいことにしよう」とか、「今月5万円節約できたら、5千円ほど何か好きなものを買おう」というふうに。
このぐらい厳密にやらないとなかなかお金は貯まりません。
これは経験から書いています。私も収入、支出、預金残高の数字を具体的に把握しないタイプでした。
だから貯金ゼロなのです。
貯金ゼロの話はこちら⇒50代貯金なし。私がお金をためられない5つの理由
たとえ手持のお金がどんなに少なくても、きっちり残高を明らかにしておくべきです。
そして節約目標は具体的にします。
これまでなんとなく「お金持ちになったらいいな」とあいまいに思っていたから貯金がゼロなのだと思います。
具体的で現実的な目標(予算)をたて、その範囲内で自分へのごほうびを用意しましょう。
7.どっちみち予算オーバーしてるし1つぐらい買ったところで体制に影響はないわ
実は私もこの言い訳をしがちでした。「どうせお金ないし、節約しても意味がない」と。
詳しくはこちらに⇒これ以上言うな!お金が貯まらない人の7つの言い訳
やけっぱちになってはいけません。望みはまだあります。人生山あり谷あり。うまく行っているときに節約するのはそんなに難しくはありません。
節約人間としての真価を問われるのは、あまりうまく行っていない時です。ここでふんばることで、節約パワーや節約筋力がつくのです。
いまは谷でもまた山が来ます。最後まで希望を捨てるべきではないのです。失敗はつきものです。大事なのはこの失敗を失敗のままにしておくか、またやり直して成功へのステップにするかです。
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さて、えらそうにいろいろ書きましたが、私自身、言い訳に負けることが多いです。私の場合、2番、6番、7番の言い訳をして無駄遣いをしています。
でも、こういうことに気づいただけでも大きな進歩だと思うのです。
私と同じどんぶり勘定のあなた、あきらめないでください。買い物も生活習慣の1つです。習慣は変えることができるのです。