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服が多すぎるのはわかっているのに、なかなか捨てられないときに使える、残す服、捨てる服を選ぶ方法をお伝えします。
人が洋服を持ちすぎてしまう1番の理由は、自分の家の収納スペースを無視して買い続けるから。今後も服を買いたいと思うのなら、まず、自宅の収納スペースに対して、適正な量のワードローブにするべきです。
いったんそれが終わったら、あとは、「1つ買ったら1つ捨てる」というワンインワンアウト(1 in 1 out)のルールを適用すれば、もう洋服が部屋にあふれることはないでしょう。
現在、収納スペースからはみ出して、生活圏をおびやかしている服はこのさいスッキリ手放しましょう。冬物が出ている今、数を減らしておくと、あとが楽です。
特に洗濯物をためがちな人や、洗って乾かした洗濯物をすぐにしまうことができない人は服の数を減らすことをおすすめします。
手持ちの服がフル回転するので、家のそこかしこに服が山をなすことがなくなります。
服の断捨離を始める前に
いきなり服を全出しすると、衣装持ちの人はしんどいので、目の前にある服からやることをおすすめします。
もちろん、全出しができる量で、スペースも確保できるのなら、こんまり(近藤麻理恵さん)の言うように、全部出して、残す服、捨てる服を分けてもいいです。
☆捨てる服の選び方
なかなか服を捨てるふんぎりがつかない時は、2段階ルールを適用してください。
ルール1:過去1年間着ていなかったら捨てる
これは私が適用しているルールです。過去1年着なかったら、まず来年も着ません。来年も着なかったら、再来年も着ないでしょう。このルールを使えば、クローゼットがかなりすっきりします。
クローゼットすらいらないかもしれません。私は、廊下のクローゼットにジャケットを5着かけて、あとは小ぶりの段ボール箱にしまっています。
私の服⇒ミニマリストの服全14着公開~非おしゃれ系50代主婦の場合(写真あり)
しかし、断捨離初心者の人や、自分が服を持ちすぎていることにピンと来ていない人、洋服が大好きな人は、なかなかこのルールを適用できないかもしれません。
厳密にやろうとすると、自分が大好きな服(そう思い込んでいるだけだと思いますが)も捨てることになり、マインドブロックがかかってその時点で断捨離プロジェクトが終了する可能性もあります。
そこで、まず過去1年着なかった服をざっと選びだし、さらに以下のような服があったら、捨てることにしてはどうでしょうか?
これが2段階ルールです。
ルール2:こんな服は捨てどきが来ています。今すぐ断捨離
1.汚れている服
取れないシミがついていたり、虫が食っていたり、かびくさくなっていたり、しわくちゃになっていたり、全体的に汚くなっていたら捨てます。
当たり前のように聞こえるかもしれませんが、服をためこんでいる人は、虫が食っているとか、汚れている、裂けているという難点に気づかないものです。
というのもずっとタンスの中にしまいっぱなしですから。
捨てると決める前に1度洗濯したり、ドライクリーニングに出してもいいかもしれません。ですが、これまでずっとその服を使わずに、生活できていたことを忘れないでください。
2.もう好きでない服
これはこんまり言うところの「ときめく」「ときめかない」という分け方です。たぶん、服を断捨離するときの判断基準でベストなものではないでしょうか?
嫌いな服をわざわざ限られたスペースに置いておきたい人はいません。そもそも、嫌いな服を着たいとは思わないでしょう。
昔は好きだったかもしれませんが、今の自分が好きでない服は断捨離です。
ポイント:今の自分が好きな服を残す。
3.流行遅れの服
今はわりと、いろいろなスタイルの服が共存していますが、それでも「ちょっと今の時代に合わない」という服はあります。
もし「次に流行したら着られるから」という理由でとっているのなら、それは幻想です。あきらめて捨ててください。
「それでも捨てたくない」と言うのなら、明日、袖を通して、街や会社に出かけてみてください。「意外と平気」と思えば、手元に残してもいいでしょう。
しかし、繰り返しますが、収納スペースは限られているので、ワードローブは少数精鋭にすべきです。
4.現在の自分らしくない服
以前は商社に勤めていて、キャリアウーマン(死語でしょうか)のような服が好きだったけど、会社をやめてヨガのインストラクターになるつもりなら、スーツやシャツはもういりません。
私も昔、スーツをたくさん持っていましたが、今は全然着ないですからね。人の暮しはどんどん変わるのです。
「自分のクローゼットは時が止まっている」と思うなら、少し新陳代謝させましょう。
5.着心地の悪い服
重い、着ていて肩がこる、裾が長すぎて、足にまとわりつく、やたら静電気がばちばち起きる、襟が立っていてほっぺたにめり込む、こんなふうに着心地の悪い服は手放すべきです。
静電気が起きるのは、化学繊維のせいかもしれません。静電気は健康によくないので、この手の服は真っ先に捨ててもいいかも。
静電気が、からだによくない話はこちら⇒私が天然素材を選ぶ5つの理由~静電気が健康に及ぼす害はあなどれない
6.サイズが合わない服
「私がこれを過去1年着なかったのは、ちょっと太っちゃってぴちぴちだから。でも、半年後には痩せる予定なので、とってあるの」。
ワンサイズ下の服をとっておくことが、ダイエットのモチベーションになる人もいます。わざわざダイエットを成功させるために、「痩せたら着られる服をちょっと無理して買え」と言う人すらいます。
しかし、私はこの考え方には反対です。やせてからワンサイズ下の服を買うべきです。というのも、私たちは、できるだけ今を生きるべきだと思うからです。
しかも、やせたからといってその服が似合うとは限りません。やせるのにかかる年数にもよりますが、いざやせて着てみると、若いころとは微妙に体型が変わっていて似合わなかったりします。
どうしても、捨てたくない場合は、クローゼットやたんすにしまいこまず、部屋にディスプレイしておきましょう。その服の本質は、衣類ではなく、置物、飾り物、写真に近い位置づけなのです。
7.似合わない服
これは自分の判断を信用していいと思います。どんなに他の人から「似合うわ、素敵よ」と言われても、自分が違和感を感じていたら、着ていてあまり快適ではありません。
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ワードローブの見直しは自分が着たい服を考え直す機会でもあります。せっかく、時間をかけて断捨離をするのですから、今度こそ、自分が好きな自分らしい服をクローゼットに並べるようにしましょう。
着ない服をいつまでも持っていても、誰の役にもたちません。
せいぜい、ヒメマルカツオブシムシみたいな衣類を食べる害虫のエサになるだけです。