パソコンに向かう女性

ミニマリストへの道

「暮しをシンプルにする21のルール」(2)レオ・バボータ~ミニマリストへの道(44)

レオ・バボータの「暮しをシンプルにする21のルール」の続きです。



2010年の正月に新たにお片付けの軸を設定

今から5年前の2010年のお正月、私は「さて、今年はどんな感じで片付けて行くべか」と考えました。そして以下の3つの軸を決めました。

1つは、とにかく毎日物を5つ捨てること、2つめはできるだけ洋服を買わないこと、そして3つめがレオ・バボータの21のルールの中から自分ができそうなものをやることです。

21のルールとは、アメリカのミニマリスト、レオ・バボータのブログ、zen habits にのっていた、21 Easy Hacks to Simplify Your Life : zen habits(人生をシンプルにする21の簡単なハック)のことです。

このルールのほとんどは、当時の私には関係ないというか、ありえないルールでした。ところが、今読んでみると、6割ぐらいはすでにできているか、取り入れてもよさそうな気がします。

5年かかってようやくレオさんを目標にできるレベルに到達したようです。

今回は21のルールの中から#9から#14までの6つのハックを紹介します。

★暮しをシンプルにする21のルール、9~14

9.ペーパーレスにする Go paperless

仕事の相手に、書類はできるだけデジタルなフォーマットで送ってもらうように頼め、とレオさんは書いています。物理的な紙の場合はスキャンします。

たぶんプリンターを捨てるとペーパーレス化が進むと思いますが、私は娘と共用しているので、捨てられません。

私はまだそれなりに書類を持っていますが、これでもだいぶ減らしました。現在はこんな感じです⇒書類を捨てるために必要なたった1つのこととは?~情報デブはもう卒業 記事の1番下の写真です。う~ん、まだまだありますね。実は箱の中身はだいぶ減ったのですが。来年はさらに書類を減らしたいです。

デジタルなドキュメントをオンライン(クラウド)で保存しているのはレオさんと同じです。私はGoogle Driveに何もかも入れていて、今現在作成中のものや、ふだん頻繁にアクセスする書類だけ、Dropboxに入れています。

以前紹介した土橋正(つちはしただし)さんも、ほとんどすべてスキャンしてデジタル化していると書いていました。

『モノが少ないと快適に働ける: 書類の山から解放されるミニマリズム的整理術 』を読んで、だいぶ書類を断捨離しました

すべてペーパーレスになったら片付くと思いますが、よく読み返す書類は、やはり紙に印刷しておくほうが便利です。ですから、私は完全にはペーパーレスにはならないでしょう。





10.メディアをすべて手放す Go media free

メディアとは、「媒体」のこと。この場合は情報を伝達する何かです。たとえば、テレビ、DVD、CD、新聞、雑誌など。

自分が本当に好きで楽しんでいるものは手放さなくてもいいです。たとえばレオさんは、読書が好きだから本は持っているようです。

私は上の5つのうちCDだけまだ少し持っています。もういらないかもしれませんね。本はまだ80冊ぐらいあります。

一度に捨てられない人は、1週間だけ、メディアフリーな生活を試して、様子をみるといいそうです。

テレビなんかそうするといいですね。年末年始、テレビを見なくて大丈夫だったら、たぶん来年1年不用です。

☆#1から#8のルールはこちらに書いています⇒レオ・バボータの「暮しをシンプルにする21のルール」(1)~ミニマリストへの道(43)

11.タスクは3つだけ Limit yourself to 3 tasks

きょうのTo-doリストに書くタスクは3つだけにして、その3つに集中。それが終わったら今日の仕事は終わりにするか、次の仕事に取り掛かればよい、とレオさんは書いています。

3つのタスクには、その日重要なタスクを入れます。これは急ぎの仕事というより、長期的な視野にたったとき、自分の人生にとって大切な何かです。「7つの習慣」でスティーブン・R・コヴィーが書いていた「緊急でないが重要なこと」と同じですね。

タスクを3つにするのは難しいです。私は細かいタスクも全部付せんに書き出しているので1日12個から15個のタスクがあります。多すぎでしょうか?まあ、「昼寝する」とか「晩ごはんを作る」なんてのも書いているので、多いのですが。

12.プロジェクトは1つだけ Limit yourself to one project

プロジェクトとはそのときかかえている仕事のこと、案件です。仕事がたくさんありすぎると、気が散って、効果的にできないため、プロジェクトを1つずつ片付けて行きます。

1つずつやるということは、今そのときに最も大切な案件を選ぶことです。つまり、さほど大事ではないものは捨てるので、シンプルライフが加速します。

1つだけなら、それ1つに集中できます。複数のプロジェクトを同時進行でやると、時間の割り振りやら何やら調整する手間が増えるので、1つずつやったほうが早いのです。

ただ、これ会社に勤めていると、なかなか1つだけには集中できないかもしれませんね。レオ・バボータは個人事業主だから、仕事を選べるのだと思います。

人によっては難しいかもしれませんが、できるだけいろんな局面で、1番大事な1つだけを選ぶくせをつけておくといいと思います。

プロジェクトではないのですが、以前の私は本を数冊同時進行で読んでいました。ですが、今は1冊ずつ読むようにしています。確かにそのほうが早く読めます。

また、ノートや文房具のストックも1つずつ使って、それぞれ確実に使い切るようにしています。

参考:
持たない暮しをめざすなら、ぜひマスターしておきたいボールペンを使い切るコツ

三日坊主なあなたに~ノートをきっちり使い切る方法はこれだ 私のノートのストックの写真がありますが、今はこの半分以下になりました。

13.メールは5行で書く 5-sentence emails

メールを長々と書いていると、時間をとられるので、5センテンス(ファイブセンテンス)で書きます。

実は、5年前の私はそんなにメールをもらったり、書いたりしていなかったので、このルールを読んでも「ふ~ん」と思っただけでした。

このルールの威力を知ったのは今年になってから。だんだん受信メールが増えてきたので、私も5行メールを書くように。すると、メールを書くのに使う時間が劇的に減りました。

時にはいろいろ書かなければいけないこともあるので、必ずしも5行ではありません。が、人のメールに返事をするときは、できるだけ簡潔にしています。

メールの返事を長々と書いているとそれだけで何時間も取られてしまいますからね。

14.30日ルール 30-day rule

衝動買いを防ぐために、欲しいものがあったらノートに書き、30日(1ヶ月)待ち、それでもまだほしかったら購入する、というルールです。

レオ・バボータも昔はずいぶん衝動買いが多かったそうです。

☆この続きはこちら⇒捨てる勇気を持て「暮しをシンプルにする21のルール」(3)~ミニマリストへの道(45)

最後の「30日ルール」は5年前、私も取り入れました。

今はあまり物を欲しいと思うことがないので、買う必要があるものも、買おうかなと思うものも、とりあえず付せんに書いて、その日のTo-doリストとは違う行に貼っています。

これは欲しいものをがまんするというより、買い物する機会があったら、さっと買うことができるようにするためです。

それでもなかなか買いません。いったん「買わないクセ」がつくと、本当に買わなくなります。結局、買い物も1つの生活習慣にすぎないということがよくわかりました。





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