辞書

断捨離テクニック

辞書や聖書、大型の本が断捨離できない、など3つの質問に回答しました。

物の捨て方に関する読者の質問3つにまとめて答えます。質問は以下です。

1.大型の本(辞書、聖書)が捨てられません。筆子さんはどうやって捨てましたか?
2.筆子さんの娘さんのバレエの衣裳、どうやって捨てましたか?
3.寄付する先を探しているうちにめんどうになって捨てられません。筆子さんはどうしましたか?

この3つです。

この記事で私が一番いいたいことは、「何をいつ捨てるかは、自分で決めろ」ということです。

では最初は本の捨て方です。Yさんからのお便りです。



大型の本が捨てられず困っています

件名:本の捨て方、辞典など

こんにちは。住宅事情の大変悪い香港に住んでいます。この17年で香港内での引っ越し8回。物は減らし続けたいです。

困ったのは、日本語の辞典類。20年以上前の物でとても古いし、新しい言葉は載ってないです。

大きい本では、聖書なども困っています。

辞書類はどうされましたか?

文庫本は、廃品で思い切って出したりしてますが、大型の本が捨てられずに困っています。

明らかに要らないのに。本体が高かったことと、外国暮らしなので。

Yさん、メールありがとうございました。

明らかに不用なら、捨てればいいのではないでしょうか?

いらないのに捨てない理由は以下の2つですね。

値段が高かったから。

・外国暮らしだから。

この2つの理由、もう少し深掘りしてください。

値段が高かったからってそれが何なの?

なぜ値段が高かった本は捨てられないのですか?

いらない辞書を何十年持ち続けても、支払ったお金は返ってきません。むしろ、コストがかかります。

その理由はこちら⇒節約ではお金はたまらない。お金持ちになりたいなら、買わない暮らしが1番いい 「着ない服をためこむと、こんなことにお金を払う必要がある」のところを読んでください。

この記事では服について書いていますが、本も同じです。

この記事でピンと来ないなら、こちらの記事を読んでみてください。物をストックしすぎると、どんなふうにコストがかかるか書いています⇒多すぎるストックをただちに断捨離すべき理由。過剰在庫は資産ではない

大きな本はすごく場所をとりますので、小さなものよりダメージが大きいです。香港は地震はありませんが、物価、特に住宅費(家賃)が高いです。

私なら読んでない本は即捨てします。

物を手にいれたときの値段は、現在のその物の価値とは関係ありません⇒「値段が高かったから」といって捨てないとガラクタは増える一方~断捨離マインドを鍛える

外国暮らしだと辞書がいる?

外国暮らしだから捨てられない、というのも、もう少し、具体的な理由を出してください。

研究者とか教師といった職業についていて、日本語の辞書がないと仕事に差し支えるなら、持っているべきでしょう。ですが、使ってないんですよね?

そもそも辞書は、新しくないと使えません。言葉や言葉を取り巻く状況は変化するからです。使うなら新しいものを持つべきです。

確かに辞書はほかの本より高いかもしれません。ですが、1ページあたりの値段にするとすごく安いです。これは、私の高校の英語の先生がよく言っていたことです。

実際、その通りですよね?

ただし、使ってないなら、安いとは言えません。

私がカナダに来たとき、日本語の辞書は持っていませんでした。英和辞書を持ってきて、こちらで英英辞書を買いました。

その後しばらくしてから、英和と和英が一緒になっている、デイリーコンサイス(ポケット版の小さな辞書)を買いました。ハローキティがついていました。

この3冊、すべて捨てました。

老眼で辞書の文字が読めないからです。

今は、電子辞書を使っています。

電子辞書をひかない日はありません。インターネットでもよく調べています。

ただ、現在学習しているフランス語の辞書は紙で持っています。学習している言語用には紙の辞書を使うほうがよいと思うからです。





外国に暮らしているから、ときどき日本語の辞書を見て、郷愁を感じたい、とか、ときどき日本語の辞書を読まないと母国語を忘れる、という理由で、捨てられないのでしょうか?

日本語を忘れたくないなら、日本語で文章を書くのが一番よいです。

私も毎日日本語でブログを書いていますが、ときどき、コロケーション(単語と単語の組み合わせ、自然なつながり)がわからないと思うときがあります。

「あれ、この言葉のあとの動詞ってどれが来るんだったっけ?」と。

そういうときはGoogleで調べたり、コーパス(話し言葉や書き言葉のデータベース)で調べています。

そうすることで、母国語を忘れることは防げます。しゃべるほうが怪しいなら、音読したり、シャドウイング(聞いたことばを復唱すること)すればいいです。

インターネットがあれば、日本語にアクセスするのはとても簡単です。少なくとも古い辞書よりずっと使えます。

聖書の捨て方

聖書に関しては、ほかの方からも質問がありました。

その方は、教会に通っていたころ手にいれた「聖書をわかりやすくひもといてあり、内部の人しか入手できない本」の捨て方がわからない、とのことでした。

教会から手に入れたのなら、教会に返せばいいです。

Yさんは日本で入手した聖書が捨てられないのでしょうか?

その聖書を読みたいなら持っていてもいいですが、もう読まないなら同じ宗派の教会に持っていってみるか、聖書を読みそうな人が来そうな場所(図書館とか)に寄付すればいいと思います。

私はクリスチャンではないのでよく知りませんが、聖書には清貧の精神が説かれています。「現世で物やお金を集めようと奔走するのは愚かなことである」と言っていると思います。

「自分の持っているものに満足せよ」と書いてあるんじゃないでしょうか。「またいろいろな物を分かち合え」というのもキリスト教の精神です。

だから、不用になったものを、いつまでも自分の欲(?)で、家の中にためこむより、外に出して、必要な人の手に渡したほうがよいと思います。

捨てるとバチがあたりそう、と思うならこちらの記事を参考にしてください⇒仏壇用具を断捨離するとバチが当たる?捨て方はこうしよう。

※Yさんにメールで返信しましたが、戻ってきました。この記事を読んでいてくれるといいのですが。

2つめはまいさんから、衣裳の捨て方について。

衣裳はどんなタイミングで捨てますか?

衣裳

うちには衣装がたくさんあります。

自分の主人の娘の…。ダンスとかの衣装です。

毎年、大掃除で主人とどうする?と話し、結局箱に戻しています。ほかで使えるものではないので捨てるとしたらゴミ…でもまだ気持ちの区切りがついていません。

他の人はどのようなタイミングでどのように手放しているのだろうと思い、検索をしても何の記事もヒットしません。

筆子さまの娘さんのハロウィーンの衣装の記事も読みました。思い入れのあるものを捨てる記事も読みました。

ステージ衣装ではないけど飾ることもないです。他の人の体験を読んで客観視できればと思います。

いつか筆子さまの娘さんのバレエ等の衣装について書いていただけるとすごく興味があります。

まいさん、質問ありがとうございます。

他人が捨てるタイミングなんて、どうでもいいのではないでしょうか?自分が「もう、いらない」と思ったら捨てればいいのです。

まいさんの場合も、Yさんと同じで、なぜまだ捨てたくないのか、その理由をご自身で5個~10個ぐらい出してください。具体的な理由が出るまで、書き続けてください。

そして、その理由がはたして、理に叶っているのか、検証します。ここで客観視してください。

物を捨てられない人は、「捨てたら後悔するんじゃないか」と怖れています。

だから、「捨てても大丈夫なものって何だろう」、「捨ててもいいものって何だろう」、「どのぐらい残せばいいんだろう」と情報を探します。

そして誰かが、「こんな物は捨てても大丈夫」とか「服は30着でいいですよ」と言えば、安心して、「そうか、じゃあ、これは残して、こっちを捨てよう」と思います。

ところが別の誰かがブログに「服は最低でもこれぐらいは必要です」とか「私はこれを捨てて後悔しました」と書いているのを見ると、「え、やっぱりこれは捨てないほうがいいのかな?」と迷いだします。

これは他人軸すぎる断捨離です。

こういう発想で物を捨てようとしていると、いつまでたっても物が減りません。そもそも、自分らしく生きるために、物を減らすのですから、できるだけご自身で決めてください。

ちなみに私は、「これ、もういらんわ」と思ったタイミングで捨てています。

もう読んだかもしれませんが、この記事を参考にしてください⇒断捨離する物にやたらと迷う人向け、捨てる物チェックリスト。

なお、私の娘(18歳)は8年ほどバレエスクールに通っていましたが、衣裳は2着ぐらいしか持っていませんでした。

そのスクールでは、トウシューズをはくようにならないと発表会には出られません。トウシューズをはくまでに6~7年ありました。つまり小さいうちは、舞台には出ないのです。

舞台に出ないうちは、半年に2回、教室に親が入ってパフォーマンスを見る、オープンハウスという行事がありました。

娘は自分の服は自分で管理しています。衣裳がクローゼットにないので、たぶん捨てたと思います。レオタードやトウシューズ、ダンスのシューズは1つの浅いかごにおさまる分だけ持っています。

去年、高校の卒業式のバンケット(晩餐会)で着た赤いロングドレスはクローゼットにぶらさがっています。これは、売るつもりだそうです。

次はたつきママさんからの質問です。

寄付先を探しているうちに面倒になって捨てられません

件名: 捨てようと思った物の行き先

はじめまして いつも楽しく読んでます。

断捨離…結婚してからずっと考えてはできないの繰返し。

昨年長男が産まれ、さらにものが増える一方。

タイミングを逃したと毎日後悔しています。質問ですが、寄付できるものについてです。

いったん捨てる用にまとめようと思い立ちますが、それをやっぱり捨てるのが惜しいからと、ネットで寄付先を探し、送り出すまでの作業がめんどくさくなり先に進みません。

筆子さんはこんなときはどうしましたか?

たつきママさん、こんにちは。

メールありがとうございます。

私はすべて近所の寄付センターに持ち込みました。​

その理由については、以前、お便り紹介コーナーで述べています⇒捨てる捨てないでさんざん迷って捨てたあとの心境がこれ。 「いらない物をお金にしたいのですが」のところです。

「寄付先を探す作業がめんどくさい」と思うなら、最初から寄付することはやめて、資源ごみ(ものによっては可燃ごみ)にだせばいいと思います。

どうしても寄付したいのなら、寄付するという行動を、今の自分が比較的楽にできるタスクまで細分化するといいのではないでしょうか?

・寄付先を探す
・寄付するものを入れる段ボール箱の用意
・段ボール箱に入れる
・伝票を書く

などなど。

やるべきことを紙に書いておき、すきま時間ができたら(1日15分ぐらい)、少しずつ作業をこなしていけば、いずれ寄付が完了します。

小さなタスクに分けて、1つずつやっていくとハードルが下がります。

=======

物を捨てようとするとき、「捨てるとすごく後悔しそう、失敗しそう」とあれこれ考えるかもしれません。

しかし、心配ごとの8割は起こりません。

それについては先日記事に書きました⇒メンタルを強くする7つの方法。ピンチに陥っても負けない自分になる。 「6.心配ごとの8割は起こらない」のところです。

「捨てたら後悔しそう」と思うのは、ほとんどの場合、自分がその物に執着しているから思いつく言い訳です。

後悔しそうなその理由を深掘りしてください。客観的に見ると、まったくナンセンスなことに気づくでしょう。





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