衣類圧縮袋

ミニマリストへの道

布団圧縮袋って本当に必要なの?:ミニマリストへの道(84)

衣類や布団を圧縮袋に入れて自宅に保管する必要が本当にあるのでしょうか?

必要なものだけを持てば、圧縮など余計なことをしなくても、じゅうぶん暮らせます。むしろうっかり圧縮してしまうと、いらない物となかなか手を切ることができません。

私もうっかり圧縮袋に入れたシーツ類をそのまま引越し先に持ち込むところでした。



引越し荷物の中にあった圧縮袋

その日も私は、生活のミニマル化を目指し片付けに励んでいました。

すでに引越し用に荷造りした箱の中を見ていたとき、衣類圧縮袋が目にとまりました。大昔、フェリシモで買った袋です。

買ったのはたぶん1990年代の初め頃。

なぜこんなものを買ったのか?

たぶん、少しでも手持ちの服をすっきり収納したいと思ったのでしょう。

しばらく使わずに放置していたのですが、1996年の春、カナダに来る時、この袋に衣類を入れて海を渡りました。

そんなにたくさんの衣類を持ってきたわけではありません。ただ、スーツケースではなく、小さなボストンバッグで移動したので、服を圧縮したかったのだと思います。

ボストンバッグを持ってカナダに来た話⇒ボストンバッグ1つの生活のはずがなぜこんなふうに?~ミニマリストへの道(9)

カナダに来てからは圧縮袋の出番がなく、別に圧縮しなくてもいい雑貨やおもちゃをランダムに突っ込んでいました。

ただの袋として使っていたのです。

そのうち、シーツの替えを入れることを思いつきました。

シンプルライフを始めたらシーツの替えが不用になったのです。ふだん使っているシーツを洗っても、春夏の天気のいい日は外に干しておけば、1日で乾きます。冬場は衣類乾燥機を使うのでこれまたすぐに乾きます。

そこで、使わなくなってしまったシーツ類をこの圧縮袋に入れ、ずっとそのままになっていました。

物入れの中に圧縮袋があるのがふつうになっていた

圧縮袋に入れた予備のシーツは、いつも物入れの中にほかの毛布やらといっしょに重なっていました。

青と白のストライプの袋が棚にあるのにすっかり目が慣れて、違和感を感じていなかったのです。

毛布やシーツの重なったその一角は物入れの一番上。ここは何年も変化していませんでした。ずっと物が置きっぱなしだったのです。

収納は次に使うときのために、ちょっとのあいだだけ物をしまっておくことです。あくまで本当に使う機会がある物をしまいます。

ところが我が家のシーツ置き場は何年もそのままで、まるで廃墟のようでした。ちなみに、ここはすごく高い場所で、小柄な私には手が届きません。

天袋などあまりにアクセスのしにくい場所に物をしまうのも考えものです。なぜなら、繰り返しますが、次に使うために、物をしまっているのに、すぐに取り出せないからです。

高いところに物を入れるとあとが大変⇒収納場所の多すぎる台所の悲劇~実録・親の家を片付ける(12)

フェリシモの圧縮袋には、シーツが2枚、枕カバーが4枚入っていました。木枕を使用するようになったので、枕カバーも不用になっていました。

捨てたシーツ

木枕の話⇒木枕でウソのように肩こり解消~健康にいいし、小さいし、床に寝るミニマリストには理想の枕です

何年も使っていなかったのですから、このシーツ類は捨てました。寄付箱へ。

寄付箱

布団を圧縮する必要、本当にあるの?

圧縮袋も、物を入れるための物なので、安易に導入するべきではありません。

入れ物を増やさないほうがいい話⇒入れ物を手放せばモノはたまらない。今すぐ捨てたい6つの入れ物(プチ断捨離12)

そもそも一般人が、袋や衣類を圧縮してまで自宅に保管する必然性が本当にあるのでしょうか?





布団の圧縮袋が活躍するのは衣替えのシーズン。季節外の布団(冬用のふとんなど)を圧縮して収納する人が多いようです。このような人はきっと家族が多くて寝具の数も多いのでしょう。

ですが、以下の理由から、布団を圧縮してしまっている人は、べつに圧縮しなくても大丈夫な場合が多い、と言えます。

・家族は別に多くないが、お客さん用などで布団の数が増えている。

・本来布団をしまうべき押入れに、関係ないものがいっぱい入っていてしまう場所がない。

本当に頻繁にお客さんが来て泊まっていくのなら大量の布団が必要かもしれません。しかし、お客さんが来て布団に寝ていく家は、それなりにスペース(和室)が多いはずなので、押入れだってそれに付随して数があるはずです。

その押入れがいっぱいだとしたら、よけいな物を持ちすぎているのです。

お客さんがしばしばやってきて泊まっていくお宅は、まず押入れに入っているどうでもいいものを断捨離すればいいだけのこと。そうすれば、布団を圧縮して収納する必要はなくなります。

お客さんなどめったに来ないのに、なんとなくお客さん用のふとんをたくさん所持しているとしたら、布団は不用品なのでやはり処分すればいいのです。めったに来ないお客さんのために、布団を圧縮してしまっておくって変じゃないですか?

布団の圧縮はちょっとコツがいります。インターネットには、「多くの人が圧縮袋の使い方を間違えている」とか「正しい圧縮袋の使い方」といった情報がたくさんのっています。つまり、扱いがちょっと難しいようなのです。

布団はかさばりますから、それをうまいぐあいに袋に入れて、掃除機のノズルを突っ込んで空気を吸入するのもけっこう面倒な作業です。衣類の圧縮袋は別に掃除機を使わなくても自重で圧縮できますが。

そうやって圧縮して敷布団や掛け布団をぺたんこにしても、重さは変わりません。重いのをえっちらおっちらと天袋に入れるのも一苦労です。

いらない布団を断捨離してしまえば、どこの圧縮袋が使いやすいのだろう、100均それともニトリ?、などと考えたり、上手な布団の圧縮方法を調べたり、実際に圧縮という作業をしたり、圧縮した布団をどこかにしまう必要はすべてなくなるのです。

圧縮してまで旅行に持っていきたい衣類ってどんなの?

衣類を圧縮して、自宅に保管している人も少なからずいます。また、旅行する時、衣類を圧縮する人が多いです。

実際私も服を圧縮してボストンバッグに詰め込みました。私の場合、何年も使っていなかったフェリシモの圧縮袋を使いたかったから、圧縮したのです。いつも同じ服しか着ていなかったので、ほとんどの服が無駄になりました。

衣類についても、ふつうの状態で収納できる分を持つだけで、充分人間らしい生活ができます。

多くの人が、服を持ちすぎなのです。

家の中の物が減ってくると、旅行するときの荷物も減ってくるものです。「万が一のためにこれも持っていこう」「これがないと困るかもしれない」という根拠のない恐怖心を捨て去ることができるからです。

バックパック1つで、温暖な場所からいきなり寒冷地に行くため、どうしてもダウンジャケットを圧縮したい、といった理由があるなら使ってもいいと思います。

ですが、ただなんとなく旅行先で着替えがいっぱいいるから圧縮する、というのはやめたほうがいいです。

そもそも旅行とは非日常を楽しむもの。何でも揃っている自宅での暮らしを、そっくりそのまま旅先で再現したいとあれもこれもスーツケースに詰め込むなら、旅行する意味がありません。

☆ミニマリストへの道シリーズを最初から読む方はこちらへ⇒何度も失敗したけど、今も前を見て進んでいます~「ミニマリストへの道」のまとめ(1)

☆この続きはこちら⇒かわいい雑貨への執着を手放す簡単な方法:ミニマリストへの道(85)

======

現代人は物に頼りすぎています。

確かに、物は私たちの生活を便利にしてくれますが、なければないでなんとかなります。「これがあるとこんな時に便利そう」と、どんどん便利グッズを導入すると、どうでもいい物が増えすぎてかえって暮らしにくくなります。

おまけに昔の人ならふつうに持っていた生活技術を失ってしまいます。何か問題が起きたとき、すぐに物を買って解決しようとすると、自分の頭や身体を使って創意工夫するチャンスをのがしてしまうのです。

もっと自分の力を信じれば、すぐにゴミになるような物に無駄なお金を使うこともないし、部屋の中に物があふれて、掃除や整理に苦慮することもなくなります。





会話する人たち。他人とうまく会話する10の方法:セレステ・ヘッドリー(TED)前のページ

何をやっても捨てられない、どうしたらいいの?という人へ7つの提案。次のページ汚い部屋の住人

ピックアップ記事

  1. いつか使うかもしれない、と思うものを本当に使う方法、あるいは見切りをつける方法。…
  2. 新刊『本当に心地いい部屋』4月14日発売のお知らせ:現在予約受付中。
  3. 筆子の新刊『書いて、捨てる! 』3月11日発売。著者による内容紹介。
  4. ムック・8割捨てて二度と散らからない部屋を手に入れる、発売しました。
  5. 筆子の新刊『買わない暮らし。』(6月16日発売)著者による内容紹介。現在予約受付…

関連記事

  1. 掃除する主婦

    ミニマリストへの道

    断捨離に非協力的な夫にはこう対処した~ミニマリストへの道(33)

    フライレディのメールを読みながら、片付けにせいをだしていた50歳の筆子…

  2. 黒いリボンを巻いた帽子

    ミニマリストへの道

    使わないリボンをいつまでも持ち続ける人:ミニマリストへの道、番外編8

    いまはミニマリストな私が、若いころ、無駄に集めていた物を振り返っていま…

  3. 猫

    ミニマリストへの道

    貧乏暮しゆえにエコな生活へ~ミニマリストへの道(35)

    今から10年前の2005年ころ、エコロジーに関心を持ち始めました。モノ…

  4. オフィス

    ミニマリストへの道

    私の浪費が止まったきっかけとは?~ミニマリストへの道(6)

    27歳で会社をやめて、物を大量に断捨離。失業しているときは、買い物をす…

  5. ノートに書く

    ミニマリストへの道

    古い日記帳は捨てるべきか、残すべきか?:ミニマリストへの道(71)

    引越し前に過去の日記帳をすべて捨てました。ずっと捨てずに放置していたも…

  6. 雑貨を断捨離

    ミニマリストへの道

    「いつか使うかも」の「いつか」は来なかった:ミニマリストへの道(66)

    2年前(2014年)の今頃、大量の雑貨を捨てました。その体験からつくづ…

新刊「50歳からのミニマリスト宣言!」

ムック:8割り捨てて二度と散らからない

ムック・8割捨てればお金が貯まる

書店かセブンイレブンで買ってね。

 

8割捨てればお金が貯まる・バナー

ムック本・8割捨てればお金が貯まる、発売のお知らせ

「本当に心地いい部屋」

「買わない暮らし。」売れてます(第7刷)

筆子のムック(第5刷)

筆子の本、『書いて、捨てる!』

更新をメールで受け取る

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

1,820人の購読者に加わりましょう

新しく書いた記事を読む

  1. 手芸用品がいっぱい
  2. 職場で服を押し付けられる人
  3. プレゼントを持つ女性
  4. ノートを取る人
  5. 食器棚に食器をしまう女性
  6. 宝石の指輪をたくさんした指。
  7. 窓辺のグリーン
  8. 散らかったキッチン
  9. 断っている人
  10. ガーデニング

筆子の本・10刷決定です

オーディオブック(Audible版)も出ました♪ 捨てられない人は要チェック

 

1週間で8割捨てる技術
 
⇒筆子の本が出ます!「1週間で8割捨てる技術」本日より予約開始

 

実物の写真つき紹介はこちら⇒「1週間で8割捨てる技術」筆子著、本日発売です(写真あり)

大好評・特集記事

小舟バナー

 

お金を貯める・バナー

 

実家の片付けバナー

 

ファッションバナー

 

フライレディバナー

 

湯シャンバナー

 

ブックレビューバナー

 

TEDバナー

 

歯の治療バナー

今日のおすすめ記事

  1. PHPくらしラク~る♪2021年3月号表紙
  2. 人生は自分で作る
  3. 考え事をしている女性
  4. 地面に座っている若い女性
  5. じゃがいも
  6. サンキューカード
  7. ゴミの分別
  8. 子供
  9. 窓ガラスふき
  10. 考え事をしている女性

過去記事、たくさんあります♪

PAGE TOP