ドーナツをたくさん食べて使わない弁当箱を集める不思議:ミニマリストへの道、番外編7

ミニマリストへの道

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現在は少ない物を持って暮している私ですが、若いころは、どうでもいい物をたくさん集めて、ずいぶん時間とお金を無駄にしました。

コレクションすべてが悪いとは言いません。

集めることが、大きな幸せをもたらしていたり、周囲の人を笑顔にしたりすることもあるでしょう。

しかし、私の場合、コレクションしたものは、ほこりをかぶったガラクタとなっただけでした。

そんなガラクタの一つに、たくさんあった弁当箱(素材はプラスチック)とランチクロス(弁当箱を包むもの)があります。

今回はランチグッズの話です。

キャラクターのついた弁当箱を集める青春

一時期、大量の弁当箱(プラスチック製のランチボックス)とそれを包むクロスを持っていました。

おもな入手先は3種類です。

1.ドーナツ屋でドーナツをたくさん食べて集めたスタンプと引き換えにもらう

2.フェリシモ(当時はハイセンス)で買い物しておまけとしてもらう

3.ファンシー雑貨店で自分で購入する

これ以外にも、何かのおまけで弁当箱をもらうことがよくありました。もしかしたら、私が若いころ(1970年代後半から80年代前半)は、日本中にランチボックスがあふれていたのかもしれません。

いま、雑誌のおまけの袋物があふれているように。

弁当箱をもらうためにドーナツを食べまくる

ドーナツ屋とはミスタードーナツのことです。

高校生のときにはじめて友達と大曽根(そういう場所が名古屋にある)のミスタードーナツに行って大いに気に入りました。

その後、数年間、一人でドーナツ屋に行っては、ドーナツを食べながら、コーヒーを飲むという行動をしていました。

当時、ミスタードーナツでは、よくオリジナルグッズをプレゼントしていて、その中に弁当箱がありました。

プレゼントといっても無料でくれるわけではありません。

ドーナツを買うと、金額に応じて、紙にスタンプを押してくれます。スタンプが一定数たまると、弁当箱と引き換えることができたのです。

当時のことはこちらの記事にも書いています⇒いかにして私はキャラクターグッズを卒業したか~大量の「かわいい物」を断捨離して得た境地とは?

いま、仮に、そういうおまけグッズがどうしてもほしいと思ったとしても、買ったドーナツを全部自分で食べるなんて無茶はしないでしょう。

私が好きなドーナツはオールドファッションぐらいだし、いくら好きでも、毎日食べていたら飽きます。(最近のミスタードーナツは甘い物以外のメニューも増えたようですが、昔はドーナツ主体でした。)

きっと、誰かの家に遊びに行く時、お土産として大量に買ったり、職場に差し入れるために買ってスタンプを集めると思います。

しかし、若い頃の私は、正真正銘ケチくさい人間だったので、人にあげるためにお金を使うという発想はありませんでした。

そこで、ちまちまとドーナツを買っては、一人で食べきり、スタンプを集めて、弁当箱と引き換えていました。

形が微妙なランチボックスを集める

ハイセンスとう頒布会の会社からは、毎月の注文額に応じてもらえるおまけとして、ランチボックスをもらいました。

ハイセンスでもらったランチボックスは、もしかしたらランチボックスではなかったかもしれません。

いろいろな食物の形をした、いわゆるダイカットの弁当箱というか小物入れ、ケースでした。

1つを残してみんな捨てたので、記憶があまりありませんが、果物や、野菜の形をした入れ物でした。

このおまけシリーズで、今でも持っているのが1つだけあります。

クッキーの形をしたケース

クッキーを形どったケースです。これは唯一、箱らしい形なので、今でも、裁縫用具(針や糸)を入れるのに使っています。

それ以外は形が特殊すぎて、いったい何を入れていいのか、途方にくれるものばかりでした。

いまだったら、絶対集めようなんて思わないはずです。洗うのも大変だし、収納も大変、いいことなんて何もありません。

それなのに、なんとなく、毎月もらい続けていました。ハイセンスは、景品もシリーズになっていて、数を集めると価値があるような気にさせるものが多かったです。

ファンシー雑貨店でランチクロスを買い集める

ランチクロスは、ファンシー雑貨店で自分で買っていました。

キャラクターがついたランチボックスは高いから、まず買いませんでした。1つや2つは買ったかもしれませんが。

ランチクロスは、弁当箱に比べたら安いです。どんなに高くても1枚、500円前後だったと思います。

ファンシー雑貨の店に行くたびに、キャラクターのついたクロスを1枚、また1枚と買い求めていました。

もちろんそんなに必要ありません。クロスは洗って何度も使えるので、毎日弁当を持っていくとしても、2枚あれば十分です。

なので、その多くは新品のまま、ランチクロス専用になってしまった食器棚の引き出しの中で積み重ねられていました。

私が買っていたランチクロスはけっこう分厚いので、ハンカチとして使うには不向きでした。ふきんや雑巾にするのにも、今ひとつ向きません。

まあ、新品のランチクロスをいきなり雑巾にする人はいません。

集めた物たちの行方

弁当箱類は、リサイクルショップに持って行ったと思います。昔、母の知り合いがリサイクルショップをやっていたので、よく私の不用品を持っていってもらいました。

クロス類は、弁当箱に比べてかさばらないので、わりと長い間、実家にありました。母が自分で使ったり、調理のときの何かに使ったり、人にあげたりしました。

母は裁縫が得意なので、クロスをつなげて、袋を作ったりもしていました。

いずれにしろ、自分では全然使いませんでした。

いまになってみると、「プラスチックのケースばかり集めて、どれだけ環境に負荷をかければ気が済むんだ、筆子!」という思いにかられます。

使っていたならいいのです。使っていたのなら。

しかし、ほとんど使わず、実家のキッチンや私の部屋で場所を取っていただけです。

なぜ弁当箱を集めていたのか?

なぜ、私は使いもしない弁当箱をあんなに集めていたのでしょうか?

弁当なんて、会社で1日1回食べるだけでしたから、1つで十分です。クロスも2枚あれば問題なし。

それなのになぜ?

結局、景品や付録が好きだったのと同じ理由だと思います。

すなわち、

・おまけとして無料でもらえるのがうれしい。

無料といっても、その前にさんざんドーナツにお金を使っていますから、本当は無料でもなんでもありません。

ところが、私は馬鹿なので、「おまけでこんなかわいいランチボックスがもらえるんだ。わーい、うれしいな!」と思っていたようです。

ハイセンスも同じです。

月々お金を払って、その結果、おまけとして奇妙な形のケースをもらっていただけです。

ミスタードーナツの弁当箱は、弁当箱らしい形をしていたので、「かわいいランチボックスだな」と思えましたが(それでも、いい年をしたOLが使うのってどうよ? 幼稚園児か、私は? という気持ちはありました)、

ハイセンスから届いた、バナナの形をしたケースを前にしたときは、「うーん、これいったいどうやって使えばいいのか?」と悩みました。

それなのに、ある程度の期間、この奇妙なケースを集め続けました。

ランチクロスは、マインドレスショッピング(何も考えずにしていた買い物)のせいで増えました。

私がしていた無意識すぎる買い物⇒何があなたを買い物に走らせるのか?私の買い物が止まらなかった5つの理由

毎日、なんとなく退屈で、気晴らしのために、別に必要ではないもの、そこそこ自分の予算で買えるものを買っていたのでしょう。

ランチクロス、1枚1枚は安いですが、枚数をたくさん買えば、それなりの値段になります。

本当に私って、頭の中がからっぽだったというか、ネジが1本も2本も抜けていたというか、どうしようもない人間だったなあ、と改めて思います。

「たくさん集めて他人に見せびらかす」「自慢する」「皆に、すごいと思わせたい」という「誇示したい気持ち」が動機になってコレクションする人もいます。

私が弁当箱とランチクロスは違いました。

実際、もらったランチボックスは可愛すぎて、会社に持っていくのは気が引けたから、使っていませんでしたし、ハローキティのランチクロスに弁当を包んでいったところで、誰も賞賛の目を向けません。

幼稚園や小学校なら違うかもしれませんが。

このシリーズを最初から読む方はこちらから⇒なぜ私は断捨離をしてミニマリストになったのか?(1)~物がたくさんあっても幸せではなかった

番外編はこちらから⇒ただで物をもらう生活習慣はこうしてできあがった:ミニマリストへの道、番外編1

コレクションをやめたいならこちらを⇒収集癖に悩むあなたへ。物を集める理由を知ってコレクションを断捨離する方法

この続きはこちら⇒使わないリボンをいつまでも持ち続ける人:ミニマリストへの道、番外編8

*****

集めるのが楽しくて楽しくてしょうがないし、集めたあとも、コレクションを見るたびに、しあわせいっぱいな気分になり、自分の命が光かがやく。

そんなコレクション品なら持っていてもいいと思います。

ですが、ほこりをかぶったまま放置していたり、その存在を持て余しているのなら、捨てたほうがいいでしょう。

捨てるとき、いろいろ考えることになり、それが学びとなって、自分の未来が変わります。

私も捨ててよかったと思っています。

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カナダ在住の60代。ミニマリストです。

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