シニア目前、主婦でミニマリストなブロガー筆子が、断捨離と節約をして「老い支度」に励む日々をつづっています。

石黒智子さんの台所にあこがれたが:ミニマリストへの道(52)


50歳前後のころ、特に愛読していた片づけ本が2冊ありました。

今回はその2冊を紹介しますね。共にもう断捨離済みですが、一時期は毎日のように読んでいました。

1冊め:暮しを、もっとダイエットする本

この本は、シンプルライフ系のサイトかブログで知って、ヤフオクで購入しました。

初版の発売は1999年のクリスマス。Grazia(グラツィア)という雑誌の別冊です

もとの雑誌のほうは読んだことがないのですが、ワーキングマザーを対象とした雑誌のようです。Graziaは1996年春創刊、2013年の夏に休刊。

このムックには、Graziaの初期の記事がのっているということになります。

kurashidiet

コンセプトは暮らしのムダをそぎ落として、シンプルに快適に生きていきましょう、というものです。もとが雑誌だけに内容が多岐にわたっています。

1.生き方:著名人が自分流のシンプルライフについて語る。

2.モノづきあい:ものを上手に減らしている人の暮らしを紹介。

3.インテリア:ものを減らしておしゃれに暮らしている人のお部屋紹介。

4.ハウスキーピング:家事を効率化して、時間を有効に使っている著名人や一般人の1日のスケジュールの紹介。

5.節約:お金のため方。

6.お金:保険、年金、預貯金。

7.ダイエット:からだもスリムに。

このうち私がよく読んでいたのは、2番のモノづきあい、4番の家事の効率化。3番のインテリアです。インテリアは、自分の暮らしとはかけ離れていましたが。

有名、無名のいろいろな人のインタビューや暮らしの紹介という構成で、読みやすいし、実例がたくさんあって、大変参考になりました。

写真も豊富です。全部モノクロで小さいですが、当時はまだ老眼がそれほど進んでいなかったので、十分楽しめました。

どの写真も、雑誌ならば頃合いの大きさで掲載されていたと思います。

雑誌の記事を編集した本には、みょうにまとまりのない、いかにも「適当に集めました」といった物がありますが、このムックはとてもうまく編集されていました。

もとの雑誌がワーキングマザー向けなので、子育て中の主婦に参考になる記事が多いのですが、そうじゃない人にも参考になるでしょう。

ただ、今読むとパソコンまわりの話は古いし、物の捨て方はわりとありきたりなことしか書かれていません。

すでに断捨離本を数冊読んでいる人には物足りないでしょうね。

この本を何度も読み、それぞれの方のシンプルライフを部分的に真似したり、考え方を取り入れたりしました。

どの人のお部屋もスッキリして、みょうにおしゃれです。ふだん本当にこんなふうなんだろうか、と思うほど素敵でした。

ワーキングマザーだから時間はないけど、お金はあるので、家や部屋、家財道具に投資できるのかもしれません。

どの人も、「ものを減らしたら快適になった」と言っており、大いに納得し、片付けの原動力になりました。


石黒智子さんの生活にあこがれる

この本で特によく見たのが石黒智子さんの家の写真と家財道具です。台所も玄関もとてもすっきりしていて、「いいな~」と思っていました。

よくよく見ると石黒さんのお宅には、物はけっこうたくさんあります。石黒さんはシンプルライフですが、ミニマリストではないのです。

しかし、規格や色が統一されており、とても清潔感があります。たとえばタオルは白、食器も目に見えているところには白い物が出ていました。

石黒さんの家のキッチンと調理雑貨は、やはり昔愛読していたTANTO(タント)という料理雑誌の巻頭のグラビアで見たことがあります。

このページも大好きで、雑誌を捨てるとき、石黒さんのページは切り取ってファイルし、何度も見ていました。

☆石黒さんの家の様子はご本人のホームページで見ることができます⇒石黒智子 Ishiguro Tomoko

☆ミニマリストへの道を最初から読む方はこちらから⇒何度も失敗したけど、今も前を見て進んでいます~「ミニマリストへの道」のまとめ(1)

2冊め:大人のための素敵な良品生活のすすめ

雑誌やムックにのっていた石黒さんの家があまりに素敵だったので、ご本人の本まで買いました。この本は2000年10月の発行です。

大人のための素敵な良品生活のすすめ

やはり中古で手に入れました。

中身は、石黒さんの持ち物の紹介や、生活観が書かれたエッセイ集です。詳しいことは忘れましたが、見開き2ページぐらいの短いエッセイがたくさんのっていました。

石黒智子さんはこだわりの人で、好みのものが見つかるまで丹念に探します。時には自分で作り変えたりします。石黒さんの家のキッチンは、ご自分で設計されたとか。

なにせ、「気にいるティーポットを15年探した」と書いているほどです。そのあいだ、紅茶は外で飲んでいたそうです。

石黒さんのご主人は建築家(当時)です。時々ご主人が作ったもの(お子さんのベッドとか)の話が出てきます。

ご主人は家の中のことは全面的に奥さんにまかせているのでしょうか。きっと趣味が同じなのでしょうね。

石黒さんはいろいろなアイデアをお持ちで、しかも手先が器用なので、今のように家事アドバイザーになる前は、多数の料理や服などの手作りコンクールやアイデアコンクールなどにバンバン入賞されていたようです。

石黒さんは物だけでなく、生活にも自分のこだわりを貫き通す人です。本には、「家にはバスタブがない」とありました。ご主人も息子さんもシャワーでいいらしいのです。

お風呂好きの私には考えられないことですが、家の夫もお風呂には入らないので、そういうのもありでしょう。

本や雑誌にのっていた当時の石黒さんの家は、建物の2階で、のぞかれる心配はないから、とカーテンもありませんでした。

バスタブやカーテンはないけれど、調理雑貨はいろいろお持ちでした。

こんな石黒さんですが、結婚したときは、家電製品と家具はすべてお下がりで、食器、カトラリーともタダのものばかりだったそうです。

「これだけモノにうるさそうなのに」と意外でした。きっと、日々の生活をしながら、少しずつ自分の好みの物を集め、自分らしい生活を実現していったのでしょうね。

いきなり、デパートなどで適当にセット物を買ったりはしないのです。

このあたり本当に徹底しているのでちょっと真似できません。

石黒智子さんの影響でカーラとカイボイスンを導入する

私がキッチンのディッシュタオルをリネンにしたのは、雑誌で見た石黒さんが使っていたから、という理由もあります。

リネンのディッシュタオル⇒ミニマリストが教えるワンランク上のふきん~リネンのキッチンクロスの使いやすさの秘密

石黒さんは、リネンは、いきなりふきんとしては使わず、まずエプロンとして使って何度が洗濯してクタッとしたら、ふきんにするといい、と書いていました。

エプロンにするときは、ひもとクリップで適当に止めるだけです。

石黒さんが本に書いていた白い食器やらにあこがれ、カナダでは入手しにくいのに、無理してカーラの食器や、カイ・ボイスンのカトラリーを日本のネットショップを通じて少しずつ買い集めました。

カーラはドイツの食器、カイ・ボイスンはデンマークのカトラリーです。

両方とも私にとっては高い買い物でしたので、それこそ一度に皿1枚という、大人買いではない子供買いをして揃えました。

しかし、わが家は夫が自分の食器にこだわりがあるので、カーラやカイ・ボイスンの出番があまりありませんでした。

夫は若いころから自分が持っていた食器や、以前の職場が閉鎖されたときにもらってきた半端な食器を愛しているのです。

最初はキッチンを自分の好きなようにしつらえ、テーブル周りの物も好きな物を使いたいとこだわっていた私です。ですが、そのたびに夫とぶつかるのでそのうちあきらめました。

自分のこだわりを捨てなければ幸せになれないと悟ったのです。

高いお金を出して買った食器ですが、半分ぐらいは断捨離しました。カイボイスンもかなり揃えていたのに、今はフォークとナイフ3本ずつと、柄の長いソーダスプーン2本、あとサラダサーバーみたいな大きなスプーンと先割れスプーンみたいなのしか残っていません。

考えてみたら、デンマーク王室御用達のカトラリーです。大振りなので、私の手や口のサイズには合いません。そんなことよく考えればわかることだったのに。

カイ・ボイスンをあきらめた経緯はこちらに詳しく書いています⇒集めたカイ・ボイスンへのこだわりを捨てて得られた境地:ミニマリストへの道(60)

☆「ミニマリストへの道」この続きはこちら⇒2度と付録目当てで雑誌を買わないと誓った日:ミニマリストへの道(53)
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そのうち私はミニマリストになり、今は石黒さんのような台所にはあこがれていません。

物が多すぎます。

石黒さんは工作が好きなので、廃物を取っているし(写真では、美しくディスプレイされています)、アクセサリーのリメイク用パーツなどもお持ちです。

今の私は、物はできるだけ少ない方がいいと思っているので材料やパーツの類はいっさい持ちません。

私は石黒さんのように好きなものを徹底的に探す根性はないし、物を作り上げる器用さもない、ズボラミニマリスト主婦。

真に快適な生活は自分らしさを無視しては手に入りませんね。


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