怒る猫

ミニマルな日常

読者をバカにしないで!というメールにお答えします(批判、苦言、助言特集)

読者のお便り紹介コーナーです。今回は、痛烈な批判、辛口の意見、助言、叱責のメールなどどちらかというとネガティブなフィードバックを集めました。

数は少ないのですが、たまにいただきます。

そういうメールはたいてい「引用をしてはいけない」とあり、しかも、返事のメールを送るとメールが返ってきます。

たぶん、返事はいらないから、デタラメのメールアドレスを入れているのだと思います。そこで、これまでお問い合わせフォームのメールアドレスの欄の記入を必須にしていましたが、試験的にはずしました。

私、時間をとって返事を書いていますので、返事が戻ってくると心底がっかりします。サーバーの調子が悪いとか、スマホの設定でPCからのメールは拒否している、という場合もあるでしょう。

返事が不用な方は、文面に「返事不用です」と書いてください

さて、最初に紹介するメールも、返事を書いたら戻ってきてしまいました。

かなり容赦のない批判メールなので、正直、こちらで紹介しようかどうか迷いました。読んでいる人が不快になるかもしれないので。

ただ、こういうメールが来るということは、同じように思っている人が、その10倍はいるということです。ここに引用し、私の意見を書くことにしました。

引用許可はもらっています。



読者を粗末に扱う筆子さんには、失望しました

Oさんより
件名:読者をバカにしないで!

筆子さんのブログをいつも楽しみに読んでいましたが、今回の記事には不快感を感じました。

片付け本も立派なガタクタですか。なら、あなたはなぜ出版という形でそのガタクタを販売したのですか?あなたは、あなたの著書を購入した読者に対して侮辱しているのも同然のことをなさったのです。

これは確信犯ですか?

私はあなたの本を読んで共感し、少しずつですが断捨離をはじめました。そして友人にもこの本を薦めました。

あなたはご自分のブログで本を宣伝しておきながら、片付け本を買うのはシンプルライフに反すると書かれるなんて、矛盾してますよ。

お金を出して買った読者をバカにするのもいい加減にしてください。私の友人もこの記事を読んで大変怒って、私達の仲はギクシャクしています。私もこんなガタクタを友人に薦めたのだから、軽率でした。

あなたは著書はさっそくゴミにだし、断捨離しました。

読者を粗末に扱う筆子さんには、失望しました。

私の周り筆子ファンも同様です。

Oさん、メールありがとうございます。本も買っていただき、嬉しく思います。

さて、このメールで話題にしているのは、この記事ですよね?⇒真の意味で物を減らす3つの方法。地球のガラクタも減らさなければ片手落ち。

不快な気分にさせてしまって申し訳ないと思っています。ごめんなさい。

ですが、もちろん読者をバカにするために書いたわけではありません。

私があの記事で伝えたかったことを簡単に書くと、

家の中にたくさん物を持ち込んでしまう大量生産、大量消費の社会を少し変えないと、地球全体のガラクタは減らない

ということです。

そのために、物の買い過ぎにブレーキをかけてはどうか、と言いたかったのです。

熱心に片付けをして、たとえ家の中から不用品を一掃しても、そのガラクタは消えない。だから、今後は地球全体に出回る物そのものを減らしたほうがいいのではないか。

そう伝えたいと思いました。

その一例として、

1.物をどんどん買う

2.部屋から物があふれる

3.片付けに悩む

4.片付け本を買う

5.ガラクタを捨てる

1.に戻る

このサイクルを断ち切ったほうがいい、というのが私の意見です。

片付け本をたくさん買っても、読むだけで終わり、全く片付かない、という状況はまずいのではないでしょうか?

メールをいただき、その点が全く伝わっていなかった、と反省しました。

そこで、記事の表現を少し変えました。

たとえば、「片付け本も立派なガラクタ」という見出しを「過剰に片付け本を持ち込むこともガラクタを増やす」としました。

ですが、主旨は変えていません。

>片付け本も立派なガタクタですか。なら、あなたはなぜ出版という形でそのガタクタを販売したのですか?

私は自分が世の中にガラクタを放ったとは思っていません。

私の本を読んだ人が、少しでも物を減らしたり、自分の物の買い方についてふりかえったり、ミニマリストという生き方に興味を持ってくれ、実際に、よりよい暮らしに舵を取ることができたなら、それは世の中に価値を提供したことを意味します。

事実、本を読んだ方から「片付けることができました、ありがとうございます」という感謝の言葉もいただいてます。少なくともこの人たちにとっては私の本はガラクタではありません。

思うに、物をガラクタにするかしないかは、使う人次第です。買ってもそのまま積ん読にして放置すれば、しっかりガラクタになります。ゴミです。

私の本を読み、用済みになったのに、家にいつまでも置いておけば、それもガラクタではないでしょうか?

>これは確信犯ですか?

「確信犯」とは本人が悪いことでないと確信してする犯罪ですよね?

さらに、この意味から転じて、悪いことだとわかっていながら行われた犯罪や行為、またその行為を行った人のことだと、私の電子辞書、カシオEx-Word に入っている「デジタル大辞泉」に書かれています。
(☆「確信犯」の意味が違う、というメールをいただきましたので、辞書で調べ直しました)。

私は自分が本を出版したことも、あの記事を書いたことも、犯罪や悪いことだとは思いません。

該当記事に関しても、物があふれる、そもそもの要因について考えるきっかけを提示していると自負しています。

繰り返しますが、読者を侮辱しようとか、バカにするために書いた記事ではありません。

読者の方には、今以上にシンプルライフを実現して幸せになってほしいと願っています。

たぶんOさんは、この記事をごらんになっていないでしょうが、もし読んでいたら、Oさんの、お友達の元筆子ファンにもこの記事をシェアしていただけると幸いです。

いつもブログをごらんいただき、ありがとうございます。

Oさんの幸せを祈っております。

☆2016/07/20追記:この記事を投稿したあと、ご本人から、真意を誤解し、感情的なメールを出してすまなかった、というメールをいただきました。




「片手落ち」は不適切語です

別の方から、上記の記事タイトルの「片手落ち」という表現は、「不適切語として扱われる場合がございます」というメールをいただきました。

だからタイトルを変更してください、とありました。

正直、このメールを見てびっくりしました。私、「手落ちがある」とか「手落ちはない」とふだんごく普通に使っているからです。

ただ、私、日本を出て、20年たちます。知らないあいだに、日本社会で何らかの変容が起きたのかもしれません。

そこで、メールの送り主に、何がどうして不適切なのか、質問のメールを送ったのですが、メールが戻ってきました。

自分で少し調べてみましたが、特に不適切であるという根拠が見つからなかったので、そのままにしています。

ご意見ありましたら、再度メールをください。

☆2016/07/20追記:「片手落ち」に関してたくさんのメールをいただきました。片手のない人がこの言葉を見ると、いやな気分になるから、テレビや出版社などでは使用を自粛している、あるいは、人権擁護団体からクレームが来るのを先回りして自粛している、というふうに理解しました。

私は、マスメディアではないので、このままにしています。

差別をなくすための行為なら、もっとほかにやるべきことがあると思うからです。

この考え方でいくと、片目、片手、片足、足がない、足切り、打つ手がない、このあたりもすべてNGの言葉になってしまいます。

しかし、見る人が見れば傷つく言葉というのは、ほかにもたくさんあります。たとえば、「結婚できない女」「ニート」「片親」あたりもそうではないでしょうか。

本に誤植が多すぎます

次は、ゆかりさんより。
件名:初めまして。

筆子さん、こんばんは。

いつもブログを楽しみにしている、46才の主婦です。

私は小さいころから片付けが下手で、自分の部屋はいつもごちゃごちゃで、獣道状態でした。でも、自分では何がどこにあるのかだいたいわかっていたので、たまに母などが勝手に片付けると把握していた物の場所が変わってしまい、よく噛みついていました。獣だけに(笑)

そんな私も数年前に家を新築したことを機に「このきれいな家を維持したい!」という気持ちから、片付けに関するいろんな本やブログなどを読んでいく中で、筆子さんのブログにたどり着きました。

以前から、節約や環境問題、食に関することなどに興味があったこともあり、筆子さんのブログは大変参考になります。

無料で読めるので大変ありがたいものです。

しかも毎日いろんな記事を更新。すごいです。なかなかできないことだと思います。

私もおかげで日々勉強させてもらっています。

最近の記事では「真の意味で物を減らす3つの方法」を読んで、本当におっしゃるとおりだとしみじみ。

筆子さんってやっぱりただ者ではないですね(笑)

これからも毎日楽しみにしています。

この先は余談なのですが、筆子さんの出版された本「1週間で8割捨てる技術」もちろん購入して読みました。

余計なことかもしれないのですが、文章がおかしいところがないですか?
例えばp75の4行目。太字のところの「自分の過去を選択の失敗を認めること」

何度読んでも意味が理解できません。私の読解力がないのでしょうか。

p55の7行目はやましたひでこさんの執筆したものが「断拾離」になっています。

私の購入したものは初版なので、今はもう訂正されているのかもしれませんが。

余計なことをすみません。

でも読む度ずーっと気になっていたので・・・。

—- 一部省略します —-

今後日本を出る予定は全くありませんが(笑)、英語はもう少し話せる&理解できるようになりたいと常々思っています。(小1の子供がいるので、彼に英語を覚えてもらいたいという思いもあり・・・)

筆子さんは最初どのようにして英語を学習されましたか?そんな過程や学習のやり方などもブログにしていただけると嬉しいです。

とりとめもなく長々とすみませんでした。
今後ともよろしくお願いいたします。

ゆかりさん、メールありがとうございます。

本に誤植が多くて、申し訳ありません。

ただ、これは、私の責任ではなく、出版社のミスです。詳しい事情をここに書くことはできませんが、私は私の力の及ぶ範囲でベストを尽くしました。

特に初版は誤植が多いため、その完成度については、私自身、満足していません。

ご指摘の部分は

自分の過去の選択の失敗を認めること
断捨離

です。

この点については編集者に連絡済みです。次の重版で直すそうです。読むたびに気になるようでしたら、大変お手数ですが、修正液を使ってご自身で直していただけないでしょうか?

よろしくお願いいたします。

英語に関してですが、たまに同様のリクエストをいただきます。英語の勉強法を知りたい人は、このブログの読者層と、ずれていると思うので、今のところ記事にする予定はありません。

英語の習得法を書いているブログはちまたにたくさんありますので、何も私が書く必要もないかと考えています。

ペットボトルにはBPAは入っていません

Kさんより

はじめまして。

古いブログについてコメントして恐縮ですが、BPAについての記事を最近読んで、改めて、食品への混入を検索した時にあなた様のブログが検索で出てきましたので、拝読をしました。

すごく丁寧で判りやすいブログだったのですが、ペットポトルにBPAが使われているとコメントをされてました。そうなのかと??思い、いろいろと調査をするとそうでは無い様な結論に行き着きました。

BPAの影響については、いろいろと議論のあるようですが、ペットとBPAの間違いは、このブログの影響は大きいと思いここにコメントを書きました。

もう一度、ご検証いただけませんでしょうか。よろしくお願いします。

Kさん、お便りありがとうございます。記事を読んでいただき、ありがとうございます。

おっしゃるとおりです。再度調べまして、ペットボトルにはBPAが入っていない、という結論に私も行き着きました。

間違ったことを記事に書いてしまい、誠に申し訳ありません。

該当記事は修正済みです⇒環境ホルモンに気をつけよう。BPAが健康に及ぼす影響とは?

修正後、メールをさしあげましたが、メールが戻ってきてしまいました。もし、この記事を読んでいらっしゃるなら、再度ご確認いただき、不備がありましたら、またメールをいただけますと幸いです。

ご指摘ありがとうございました。

記事が長すぎます

Mさんより、記事が長すぎるというご指摘をいただきました。メールは引用するな、ということなので、引用できませんが、概要を書くと

●専門的な説明が詳しすぎる
●もう少しコンパクトにすると筆子さんの負担も軽くなるのでは?

とのことです。

確かに、スマホで見ると、文字がズラーっと並んでいて読みにくいかもしれません。読むのに時間がかかるかもしれません。

もちろん、「専門的な説明」をはぶけば、記事は短くなります。

ですが、結論だけ書いたところで、読者は納得しないのではないでしょうか?

記事をいくつかに分けるという方法もあります。ですが、私は個人的に、1度で完結する記事のほうが好きなので、長めの記事になっています。

ただ、ご意見を念頭におき、今後は、短い記事も織り交ぜていこうと考えています。この記事そのものが、長くなってしまいすみません。
~~~~~~
このほかにも、内容に関しての苦言、リンクの不備、漢字の変換ミス、固有名詞の間違い、年号の間違いなど、いろいろ指摘をいただいています。

ミスを確認したらすぐに修正しております。いつもありがとうございます。

それでは、今後ともよろしくお願いいたします。

☆この記事をアップしてからたくさんのメールをいただきました。ふだん一ヶ月にいただくメールが1日で来た、というぐらいたくさんのメールです。

2016年7月19日午前7時(日本時間)までにいただいたメールにはすべて返信しました。返信不要とあった人には返信していません。ezweb のメアドの方がお二人いらっしゃり、メールが返ってきました。

Gメールだと届きやすいかと思います。





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