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なかなか服が捨てられない、いったいどの服を捨てるべきなのかわからないと悩んでいますか?そんなあなたのために 洋服を捨てる7つのルールをご紹介します。
まず大前提として、あなたは必要以上に服を持っているということをお伝えします。
これはパレートの法則から明らかなのです。
パレートの法則とは?
パレートの法則はイタリアの経済学者、パレートの理論で、全体を構成する大部分は、全体のうちの一部分のみが生み出しているとするものです。
この理論をもとに80対20の法則が生まれました。
これは世の中の現象のうち80%のことは、20%の要素のせいである、という考え方です。
これは世間のいろいろな事柄にあてはまります。
たとえば、
・世界の所得の80%は、20%の金持ちが得ている
・売上の80%をになっているのは、20%の製品である
・売上の80%は20%のお得意さんが買ってくれてるから
・英語の文章で使われる単語の80%は単語全体の20%のよく使われる単語である
こんな感じです。
必ずしも80と20ときっちり数字にすることはできませんが、言われてみるそうだな、と納得しますよね。
これをワードローブにあてはめると、自分の生活の80%の時間に着ているのは、持っている服の20%だけである、となります。
どうですか?
あてはまると思いませんか?
筆子は現在服を16着持っていますが、ほとんどの時間、トラックパンツ、Tシャツ、ユニクロのパーカ姿です。
関連⇒ミニマリスト主婦の普段着とよそ行き~少ない服はストレスフリーで生産性があげる
16着の20%の3着ばかり着てるというわけ。
たぶんあなたのワードローブもこんな感じになるのではないでしょうか? 残りの8割の服は基本いらない服なのです。
こう考えると、「やっぱり服をもう少し減らそうと」という気になりますよね。
前回、私がどうやって衣類を断捨離してきたか書きました。
⇒必ず知っておきたい洋服を減らすコツ~私はこんなふうに衣類を断捨離しました
今回は、もっと具体的に、こんな服は捨てたほうがいい、という「洋服を断捨離する7つのルール」をお伝えします。
洋服を捨てる7つのルール
1. 1年着なかった服は捨てる
なぜ1年かというと1年で四季が一巡するからです。
このルールを適用すれば、かなり捨てられるでしょう。
1年着ていない服だけど、捨てられないものがあるのなら以下のルールを適用してください。
2. サイズが合わない服は捨てる
サイズが合わないと着ていて楽じゃないし、見た目もよくありません。実はサイズが合わない服はまっさきに捨てるべきです。
よく「やせたら着よう」と思ってとっておく人がいますが、やせようと思っていったい何年たっていますか?
「やせたらいいな」と思っているだけではやせません。病気にでもなれば別ですが。
やせてサイズが合わなくなったら、新しい服を用意すればいいのです。
この世は刻一刻と変わっていきます。変わらないものなど何もありません。流行は変わるし、自分の体型も好みも環境も変わります。
「やせたら着よう」、ととっておいても、万が一やせたときは、「着たい」とは思わない可能性も多いにあるのです。
さらに、自分はもう着ないが、娘に着てもらおう、孫に着せよう、というのもNGです。いったい誰が、自分のお古を喜んで着てくれるでしょうか?家族をあなたの着ない洋服処理係にしてはいけません。
3. 難のある服は捨てる
ボタンが取れたままの服、すそがほつれている服、小さな穴があいている服、そういう服がクローゼットにぶらさがっていませんか?
これまで修繕していなかったということは、そこまでして着たい服ではないのですから捨てましょう。
4. 思い出の服は捨てる
新婚旅行に着ていった服をまさか持ってはいないと思いますが、旅先で買った服を記念にとっていたりしますよね。
あるいは、昔、自分が晴れの舞台に出たときに着た服とか。
これは服というより思い出の品です。あなたはその服が象徴している何かに執着しているだけであり、服そのものが好きなわけではないのです。
どうしても離れがたいのであれば、服の写真をとって、服そのものは捨てましょう。
5. 合わせるものがない服は捨てる
全然着ないけど、すごく気に入っている服がありませんか?なぜ着ないのかというと、たいていそれに合う服がないからです。
1年たっても、その服に合うアイテムを見つけることができなかったのですから、この先も同じです。捨てましょう。
6. 自分の年齢に合わない服は捨てる
数年前まで、80年代や90年代に買ってすごく好きだった服をいくつか持っていました。
当時はフレンチカジュアルが好きでした。気に入っていたので、もったいなくて着られず、コンディションのよい服ばかり。
着てみたら、50を過ぎたおば顔には全然似合いませんでした。
しかも昔の服なので重い。
服にも旬があるんですね。年齢に合わない服を着て、いたずらに若作りしても、痛々しいだけです。捨てましょう。
2~6のルールを適用してもまだ捨てられない服がありますか?
それならこんなルールはどうでしょうか?
7. 持っている服は必ず着て外出するというルールを作る
ここまで断捨離してきて、いったい何着残っているかわかりませんが、ずいぶん減ったのではないでしょうか?
残りの1年間1度も着なかった服を順番に着てみることにします。毎週火曜日は、「ふだん全然手を通していない服を着て外出する」というルールを作りましょう。
なぜ火曜日かって?
それは死蔵品を活用する活用日だからです。
活用日についてはこちらをどうぞ⇒家事の週間プランで綺麗部屋の住人へ~ミニマリストへの道(29)
このルールのポイントは「外に着ていく」ことです。家でちょっとの間だけ着るのではありません。
実際着て外に出てみれば、その服が今後も自分のワードローブとして活用できるものなのか手放すべきなのか、わかります。
あらためて着てみると、これまで自分が着てない理由が見えてきます。
たとえば、
・合わせるアイテムがない。
・着ていて窮屈である。
・シルエットが気に入らない。
・丈が気に入らない。
・顔映りが悪い。
・色が気に入らない。
・襟の形が気に入らない
・とにかくやぼったい
・重くて肩がこる
・すぐにしわになるので、着るとアイロンをかけるはめになるから着ない
などなど。
なぜ、この服が1年以上たんすの肥やしになっていたのか、納得することでしょう。
気に入らない服は捨てましょう。
☆パレートの法則を洋服以外のことにあてはめて生活をシンプルにする方法はこちらに書いています⇒80対20の法則を利用してミニマリスト的な生活をする方法
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7つのルールにあてはめると、さくさく洋服が捨てられるはずです。
私はだいぶ服を減らしたので、最近は1の「1年着なかったら捨てる」というルールを使っていますよ。
月に1度、時間をとってワードローブを点検しています。
ボタン付けなど修繕すべき箇所があって放置していたものは、このときやっています。何らかの理由で、難があるのに、修繕できないものは処分します。
着ない服をたくさん持っているのは「おしゃれな人」ではありません。手持ちのワードローブをうまく活用できる人が、おしゃれな人なのです。