パントリーから食品を取り出す

断捨離テクニック

パントリー(食品置き場)の中を片付けるときの7つの見直しポイント。

毎月、その時におすすめの片付けスポットを紹介しています。

今月は、パントリー(食品置き場)の中の片付けです。

なぜ今月、パントリーなのかというと、来月、梅雨に入るので、食品が痛む前に、食べてしまったほうがいいと思うからです。

パントリーの片付けポイントを7つ紹介しますね。最後に、エッセオンラインの記事の告知もあります。



1.パントリーに関係のないものは移動・破棄

パントリーは、余計なものが入り込みやすい場所です。

専用のパントリーがある人も、棚や引き出しを使っている人も同じです。

私の母のパントリーは実家のキッチン全体でしたが、おまけでもらったラップや保存容器、薬のサンプルといったランダムな商品がたくさんありました。

食べものじゃないものは、パントリーじゃないところにしまったほうがいいです。

パントリーに入れるとしても、食品と場所をしっかり分けたほうが、目当ての食品を取り出すとき、邪魔になりません。

私は調味料は、キッチンのキャビネットの中に入れており、それ以外の食品で冷蔵しなくていいものは、このワゴンに入れています(この記事は引っ越し前に書いています)。

ワゴン

今、中身を調べたら、使わない輪ゴムやら紙切れが、ほこりにまみれて入っていました。

ワゴンの一番上の段は夫専用のものですが、ミルクのカートンにいったい何を入れているのかは知りません。





2.空き容器

いつか何かに使えるかもしれないジャムのびんや、おそうざいが入っていたプラスチックの容器、中途半端に余っている紙コップや紙皿はもうあきらめて捨てましょう。

どうせ、使いません。

私も空きびんさんざんためていましたが、有効活用できた試しがありません。

今すぐに使い始めることができる分だけ残してください。

そうでないなら、処分したほうが、パントリーが使いやすくなるし、使い道を考える必要もなくなります。

使い道を考えるのはけっこう大変です。空き容器を捨てれば、余計なタスクからも開放されます。

ガラスの空きびんを捨てられない人が、ちゃんと捨てられるようになるステップ。

3.意味のない収納グッズ

パントリーの中を整頓するために、カゴや取っ手付きの入れ物、スパイスやびんを差し込めるもの、皿を立てるもの、その他細々とした収納グッズを使うことがあります。

その収納グッズ、本当に必要ですか?

パントリーの写真を撮って、冷静になって考えてください。

使いやすくするために、導入したはずの細々としたもののせいで、逆に使いにくくなるというのはよくある話です。

そこにあるからといって、ずっと使い続ける必要はありませんよ。

4.多すぎるキッチン雑貨のストック

引き出物やおまけでもらった箸、スプーン、フォーク。ランチボックスやコースター、箸置き。このような雑貨のストックが多すぎるなら、間引いてください。

雑貨屋さんを営みたいわけではないでしょうから。

実家にいた頃、私が無駄に持っていたのは、おまけでもらったランチボックスやクロスです。

ドーナツをたくさん食べて使わない弁当箱を集める不思議:ミニマリストへの道、番外編7

持っていただけで、全く使いませんでした。

お菓子作りをしていた時代のおしまいのほうに買ったケーキピック(ケーキの飾り)も、全く使いませんでした。

思えば、お菓子作りの道具では、「買ったけど使わない、使いこなせないもの」がそれはもうたくさんあったのです。

使いこなせなかったのは、もともと、必要性がないものだったから。

ふだんの自分が使わないですんでいるものを、しっかり使うためには、それなりにリソースが必要です。

何にどう使うか考えて、意識、思考力、時間、手間をかけないと使うことができません。

つまり、ちょっとめんどくさい思いをしないと使えないんです。買うときは、お菓子作りという趣味の充実をぼんやり思い描いていましたが、実際使おうとすると、余計な仕事を増やす細々としたものたち。

捨てたほうが、自分のためです。

衝動買いしたお菓子作りグッズを断捨離し、買わないルールを考えた日:ミニマリストへの道(108)

5.賞味期限切れアイテム

お茶や調味料、乾物、レトルト食品、缶詰などはシビアに賞味期限をチェックしましょう。

賞味期限が切れているのに捨てられないなら、きょうから1週間以内に食べてください。

保存のきく食品も早く食べたほうがおいしいです。

保存がきくということは、それだけ高度な加工がなされているということです。

非常食とは、保存がきくものを用意するのは当然です。でも、普段使い用のストックは、どんどん食べていったほうがいいのでは?

6.1年以上動きがないもの

パントリーの奥のほうでくすぶっている食品や、パントリーの中をチェックするたびに見かけるけど、手にしたことはない食品。

そのような食品も、早めに消費しましょう。

永遠に持ち続けてしまいそうなものの例

食品の中で、特に、ながながとキープしがちなものをいくつか紹介します。

スパイス

スパイスが、ずっとパントリーに居座る理由は、

・乾燥しているか、粉なのでくさらない、変な匂いも発しない

・特定の料理に少量使うだけだから減らない

・小瓶に入っていたりしてかさばらないので、邪魔にならない

・意外と高いので捨てるのがもったいないと思う

私の娘も、スパイスが好きで、キッチンの引き出し1つをスパイス入れにしています。一緒にイケアに行ったとき、娘はスパイス専用の小瓶を買っていました。

でも、あんまり使っていないようです。

特殊なスパイスや、塩、胡椒、砂糖といった基本的な調味料に比べると格段に出番が少ない。

だからこそ、スパイスなのですが。

季節限定品

特定の季節やイベントのときだけ使う食品も、パントリーに居座り続けます。

たとえば、ひな祭りのときだけ使うてまり麩やひなあられ。

私は開封した食品は、季節関係なく日常でどんどん使ってしまいますが、「これはこのとき専用」という意味不明なルールを、心の中で作って、遵守してしまう人もたくさんいます。

クリスマス用のキャンディや、クリスマスのモチーフのクッキーなども、人によっては、いつまで持ってしまうでしょう。

大量にストックしているもの

昔からの習慣で、大量に買ってしまうものは、数がありすぎるゆえに、パントリーの中からなかなか出ていってくれません。

たとえばパスタやインスタントラーメン、清涼飲料水など。

ストックがたくさんあるものは、今後、買い方を変える必要もあるかもしれません。

7.余計なバッグ類

最近はもうないかもしれませんがレジ袋やポリエチレン袋、ジップバッグなど、食品を入れるための袋も、パントリーにあるかもしれません。

1回使っても、まだ使えるから多くの人は捨てないんです。

何回も使いまわしたいなら、使いまわす専用の袋を数個だけ決めて、それだけをローテーションさせたほうがいいです。

ほかの袋はとりあえず別のところにしまっておき、いつも使っているものがだめになったら、次の専用袋を取り出すというのはどうでしょう?

ボールペンと同じで、使えそうな袋を、そのへんに適当に突っ込んでいるだけでは、ちゃんと使い切ることができません。

買い物に使うエコバッグも、数が増えがちですから、使っているものだけを残して、ほかは処分しましょう。

パントリーを整理するついでに

パントリーの中を片付けるとき、ついでに中の掃除もしておきましょう。

粉ものは、中身もちらっと見たほうがいいですよ。虫がわくことがありますから。

粉やら何やら飛び散って、虫の死骸が転がっていたりする場所。

それがパントリーですから。

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パントリーチャレンジのススメ~ズボラ主婦だからできる究極の節約方法

買った食べ物を食べきる7つのコツ:ちょっとした心づもりで無駄が減る。

忙しくても片付く

28日にエッセオンラインで新しい記事がアップされたので、お知らせします。

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****

今回はパントリーの中の片付けをおすすめしました。

料理が得意な人、好きな人は、キッチンやパントリーにどんどんものが増えていきます。

整理整頓に費やしている時間も長いと思うし、「キッチンで使うもっと便利な商品」を見つけるために、常にアンテナを立ててもいるでしょう。

こうしたことが楽しいなら、続ければいいですが、どれも時間と意識を奪う作業です。

ほかに、やるべきことや、やりたいことがたくさんあるなら、使う食品や種類を減らし、数もおさえたほうがシンプルに管理できるので、疲れません。





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