洋服選び

ファッションをミニマルに

最終更新日: 2023.03.25

着るものを減らしているが、壁にぶつかってしまった。どうしたらもっと服を減らせますか?

ページに広告が含まれる場合があります。

 

洋服の減らし方に関する質問に回答します。

洋服を着替える回数が多いから、服が減らないという質問です。

まずメールをシェアしますね。クキママさんからいただきました。



毎日4セットの服が必要です

件名:洋服の減らし方

いつも筆子さんのブログを拝見して、

少しずつ家の中も片付きつつ、捨て癖もつき、元気もいただいています。

ありがとうございます。

今日はそんな私の持った壁についての質問です。

かなり私の着るものは取捨選択してきました。ただ、外で着るもの、家の中で着るもの、そしてお風呂上がり、ベッドの中でのものにどうしても線引きをしてしまい、今以上に数が減らなくなりました。

コロナ禍の影響も否めませんが、その前からです。

外で着た服でソファには座りたくないし、寝る前には清潔なものを着たいと思ってしまい、毎日、部屋着→外出→お風呂→新しい部屋着→パジャマと4セットが必要、プラス洗い替えで全く減りません。

このような状況を大好きな筆子さんはどのようにお考えになりますでしょうか?

私自身の趣味といえばそれまでなのですが、もっと服を減らしたいと思い、ご意見をお聞かせいただけたら嬉しいです。

どうぞよろしくお願いいたします。





クキママさん、こんにちは。

お便りありがとうございます。

用途別に分けていたら服は増えて当然

もっと服を減らしたいなら、洋服の用途を細かく分けるべきではないです。

たとえば、私が頻繁に着る服は、10着もありませんが、用途別に分けていないからこそ、この数で間に合っています。

朝起きると、モーニングページなどを書いてから着替えをしますが、基本、夜、お風呂に入ってパジャマに着替えるまで、1日中その服のままで過ごします。

着替えるとしたら、汗をかいたときにTシャツを取り替えるぐらいです(今は寒いから汗をかかないので、たいていそのまま)。

クキママさんのように、1日に5回も6回も着替えていたら、服の数が増えて当然ですよ。

単純計算しても、私の服の6倍は数がいるわけですから。

まあ、10x6=60だから、60着ぐらいはそんなに多いとは思いませんが。

着替えを最低限にすれば服はそんなにいらない

もし、本当に服の数を減らしたいなら、日に何度も着替えるのはやめて、着替えは最低限にするべきでしょう。

私がクキママさんなら、着替えの回数を減らします。

たとえば

朝:起きたら、パジャマからいきなり通勤着に着替える(通勤着に着替えるまではパジャマ姿)

夕方:仕事から戻ったら通勤着から部屋着に着替える

夜:お風呂に入る前に部屋着を脱ぎ、あがったらパジャマに着替える。

こんなふうにすれば、必要なのは、パジャマ、通勤着、部屋着の3種類(プラス寝巻き)だけですから、服の数は今の半分になるでしょう。

このようにしても、外で着た服(通勤着)でソファに座らなくてすむし、寝るときは清潔なパジャマで寝られるので、何の問題もないですよね?

ポイントは、部屋着をはさまないことです。

朝起きたら、いきなり通勤着を着れば、部屋着は不用。仕事から戻って、すぐにお風呂に入って、その後パジャマ姿で入れば、ここでも、部屋着は不用となります。

まあ、多くの人が、仕事から帰っていきなりお風呂には入らないだろうから、夕方の部屋着はいると思いますが、朝と夜で部屋着が違うなんて、私には考えられないことです。

服の数が多ければ、管理の手間が増えます。今のままだと、今後何年も、着替えや洗濯、服の買い物、収納に、かなりの時間、手間、体力、意識を使うことになりますよ。

時間、体力、お金、スペースがたっぷりあって余裕があるなら、今の生活を続行すればいいですが、家で着るものに、そこまで自分のリソースを使うなんて、私はいやですね。

時間や体力はもっと別のことに使いたいですから。

何度も着替えるのはただの習慣

クキママさんのワードローブが減らない理由は、過度の着替えにあるわけですから、着替えを控えめにすれば、数を減らすことができます。

このまま、何度も着替える生活を続けるか、着替えの回数を減らして、服も減らすかは、クキママさんが決めることです。

もし、本当に、もっと服を減らしたいと思うなら、日に何度も着替えるのをやめればいいと、ご自身でもわかっていますよね?

頻繁な着替えは、ただの生活習慣なので、いくらでも変えることができます。

過去記事や新刊に私が食生活を変えた話を書いていますが、「私はこういう生活しかできない、こうしなければ生きていけない」と思っていることでも、変えたい気持ちがあれば、いくらでも変えることができるのです。

私は、日本にいるときは、夕食はご飯じゃなきゃいやだと思っていました。パスタや麺類、パンを添えた洋食でもいいわけですが、基本はご飯を食べたいと思っていたのです。

カナダに来たときも、最初は自炊していたから、毎晩、小鍋でご飯を炊いていました。

次に入居したまかない付きの下宿では、夜はステーキにポテトだったので、炭水化物がポテトでも大丈夫になりました。この下宿で、毎晩肉を食べる生活に耐えられなくなり、半年で、また自炊生活に戻り、ご飯を炊いていましたが、前より少し自分の許容範囲が広がっていました。

夫と暮らすようになってからは、夫が毎日米を食べたい人間ではなかったせいで、夕食で米じゃない炭水化物を摂取する機会が増えました。

それでも、旅先で、夕食として夫がサブウエイのサンドイッチを買ってきたときは、ものすごい違和感を感じました。

今は、白米は食べなくなったし、玄米も毎日食べているわけではありません。

今、クキママさんが、「毎日、このタイミングでこの服に着替えをしなければ私は生きていけない、私の人生が崩壊する」と思っていたとしても、習慣を変える決意さえすれば、私のように、少ない着替えで生きられるようになります。

なぜなら、毎晩、米で炭水化物を補給しなくても人は生きられるように、日に5回も着替えをしなくても、人間は生きられるからです。

細かい生活様式は、みな、後天的に獲得した習慣にすぎず、それは、生命の維持には何の影響も及ぼしません。

習慣を変えてみよう

クキママさんにとって、日に何度も着替えをすることより、洋服の数を減らすことが重要なら、着替えの回数を減らしてください。

いきなり、私のようなライフスタイルにする必要はありません。

30日チャレンジを利用して、もっともハードルの低いところから1つずつ変えていくといいでしょう。

マット・カッツに学ぶ30日間で人生を変える方法~30日間チャレンジのススメ(TED)

自分が、どこで、どんな服に着替えているのか、可視化して、変更するのに一番抵抗のない部分を探してください。

お便りを拝見した限りで言えば、朝と夜の部屋着を同じにするところから始めてはどうでしょうか?

クキママさんが、毎日どこに外出しているのか知りませんが(たぶん職場に行っていると思いますが)、外出着のフォーマル度を限りなく低くして、部屋着で対応できるようにしてもいいでしょう。

衣類は通常、何着かを組み合わせて着ますから(たとえば、今、これを書いている私の服装は、上は長袖のTシャツの上に、綿のハイネックのトップス、下は綿のレギンス)、外出前にトップスは着替えるけど、ボトムスは部屋着のスパッツのままにする、というやり方も考えられます。

あらかじめ、自分が着用する服の枚数に制限をかけて、少ない服で生活する方法を模索するやり方をしてもいいでしょう。

参考⇒ミニマリストらしいファッションの選び方。プロジェクト333のすすめ。

やり方はクキママさんの自由なので、いろいろ試してください。成功を祈っています。

*****

クキママさんのように、服の数が膨大になってしまう理由がわかっているときは、その行動を改めるだけで、服の数を減らすことができます。

いつもやっているやり方を変えるのは、「めんどくさい、そんなことできっこない、私には無理よ」と思うかもしれません。

そう思ってしまうのは、人が、本質的に変わることが嫌いで、変わるのは怖いと思っているからです。

しかし、シンプルライフ化をするためには、今までのやり方のままではだめです。

同じやり方をしていたら、同じ生活が続きます。同じように生きていくか、変えていくか、それはあなたの選択にかかっています。





赤ちゃんを抱くお母さん子供が生まれて、ものすごい勢いで物が増え、大きなストレスを感じるも、うまく解決できた話。前のページ

シンプルライフを目指している私が、最近ちゃんとできたこと、そして失敗したこと。次のページ窓辺で何か書いている女性

ピックアップ記事

  1. ムック本・第2弾『8割捨てれば、お金が貯まる』発売のお知らせ:11月15日です。…
  2. ムック・8割捨てて二度と散らからない部屋を手に入れる、発売しました。
  3. いつか使うかもしれない、と思うものを本当に使う方法、あるいは見切りをつける方法。…
  4. 新刊『本当に心地いい部屋』4月14日発売のお知らせ:現在予約受付中。
  5. 筆子の新刊『買わない暮らし。』(6月16日発売)著者による内容紹介。現在予約受付…

関連記事

  1. 野原に立っている女性

    ミニマルな日常

    独身でいることに不安を感じるとき、前向きになるために私がやっていること。

    私は「実家暮らしのオタクの姉」という存在だから、心がもやもやしますとい…

  2. 白い花と筆子

    ミニマルな日常

    片付けに関係のない雑多な質問6つに回答しました。

    読者にいただいた質問6つにまとめて回答します。片付けやシンプルライフに…

  3. 片付けもの

    ミニマルな日常

    老前整理しようとしていた矢先に遺品整理をすることに。物が多すぎて困っています。

    読者の質問に回答します。内容を簡単に書くと、「老前整理をしよう…

  4. クリスマスプレゼント

    ミニマルな日常

    ゼロ・ウェイスト(ごみゼロ)なクリスマスの過ごし方、3つの提案。

    ゴミをできるだけ出さない、ゼロ・ウェイストなクリスマスを過ごすにはどう…

  5. 服が好きな人

    ファッションをミニマルに

    秋の衣替えをする前はいらない服を捨てるチャンス。

    秋の衣替えのタイミングで、もういらない服を捨ててはどうでしょうか?…

  6. 写真アルバム

    ミニマルな日常

    思い出品に執着がありすぎて、部屋がスッキリしないときはこうしてください。

    数年に一度、「スッキリしたい!」という思いにかられるという読者のお便り…

新刊「50歳からのミニマリスト宣言!」

ムック:8割り捨てて二度と散らからない

ムック・8割捨てればお金が貯まる

書店かセブンイレブンで買ってね。

 

8割捨てればお金が貯まる・バナー

ムック本・8割捨てればお金が貯まる、発売のお知らせ

「本当に心地いい部屋」

「買わない暮らし。」売れてます(第7刷)

筆子のムック(第5刷)

筆子の本、『書いて、捨てる!』

更新をメールで受け取る

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

1,821人の購読者に加わりましょう

新しく書いた記事を読む

  1. 考え事をしている女性
  2. 思い出品を捨てられない女性
  3. 顔にクリームを塗る女性
  4. 収納しすぎてかえって片付かなくて困っている女性
  5. 自分を許す女性
  6. Tシャツにジーンズ姿の女性。
  7. 買い物日記をつけている人
  8. 贈り物をいっぱいもらって困っている女性
  9. 服を買っている女性
  10. 文房具が散らかったデスクで仕事をする女性

筆子の本・10刷決定です

オーディオブック(Audible版)も出ました♪ 捨てられない人は要チェック

 

1週間で8割捨てる技術
 
⇒筆子の本が出ます!「1週間で8割捨てる技術」本日より予約開始

 

実物の写真つき紹介はこちら⇒「1週間で8割捨てる技術」筆子著、本日発売です(写真あり)

大好評・特集記事

小舟バナー

 

お金を貯める・バナー

 

実家の片付けバナー

 

ファッションバナー

 

フライレディバナー

 

湯シャンバナー

 

ブックレビューバナー

 

TEDバナー

 

歯の治療バナー

今日のおすすめ記事

  1. 後悔する女
  2. 時計を見る女性
  3. おもちゃ箱
  4. 招き猫
  5. 買い物する女性
  6. 差し出された贈り物
  7. 2020年に向かって
  8. ノートに書いている人。
  9. 古い年賀状
  10. 断捨離

過去記事、たくさんあります♪

PAGE TOP