ハーブティ

健康・アンチエイジング

がんばらなくても続く。健康習慣が身につく5つの暮らしの工夫

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今回は健康的な習慣を身につけるのに役立つ生活の工夫を紹介します。

健康になりたい。もっと歩こう、早く寝よう、甘いものを控えよう。そう思っても、なかなか続かないですよね?

私も40歳前後の時は、「朝ストレッチしよう」「夜は早めに寝よう」「お菓子を減らそう」と、あれこれ目標を立てては、すぐに挫折していました。

やる気が足りないのか、年のせいか(40歳はまだ十分若いですが、当時はそういうふうに思っていました)、自分を責めてしまったこともあります。

でも、いろいろ試してわかったのは、健康習慣を身につけるには意志に頼るより、環境を見直す方が効果的だということです

私たちは思っている以上に、その場の状況に影響されて行動しています。

行動が続くかどうかは、やる気よりも「やりやすさ」で決まります。

すぐに始められる状態、手に取りやすい配置、暮らしの流れの中にある「ついで」。

そうしたものが整っていれば、気合いを入れなくても自然と習慣になります。

今日は、過去、そして現在、私が実践した工夫を5つ紹介します。



環境を見直して健康になる:目次

1.寝床を片づける前にその場で運動

私はベッドを使っていません。フローリングにダンボールを敷き、その上に毛布を重ねて寝ています。

いわば、簡易な「寝床セット」です。

ミニマルな寝床を実現~床に毛布をひいて寝るようになって4ヶ月、こんな変化あり

朝起きたら、この寝床を片づけますが、その前に軽い運動をしています。

毛布の上に寝転がったまま、足を上にあげたり、上半身をゆっくり起こしたりする動きを何回か。

マットも道具も使いません。特別なウェアも不要。

ただ、寝床を片付けるついでに、体を動かすだけです。

ポイントは、運動のための時間を作っているのではなく、生活の流れに組み込んでいること。さらに、すでに用意されている場所で行っている点も続けやすさにつながっています。

寝床を片づける前にやることにしているので、忘れることも、面倒くさいと思うこともありません。

ちなみに、私の娘はリビングルームにヨガマットを敷きっぱなしにしています。マットを出すのが面倒で運動できない人は、こんなふうに出しっぱなしにしておくと目についたときに運動できますよ。





2.食べすぎを防ぐ、収納の小さな工夫

「甘いものを減らしたい」と思いながらも、あるとつい食べてしまいますよね?

買い置きしないのがベストですが、でも完全に食べないわけではなく、たまにはおやつで食べたいとか、家族が食べるという場合、買わないわけにはいきません。

そんなときは、意志で我慢するよりも、置き場所を変えることをおすすめします。

私が甘いものをまだ食べていたとき、戸棚のいちばん手前にお菓子を置いていました。お菓子を作るのが好きでしたが、作った焼き菓子もカウンターの手に取りやすい場所に。結果として、しょっちゅう手が伸びました。

焼き菓子は家族も食べるので置き場所を変えませんでしたが、お菓子はいちばん高い場所=踏み台がないと届かない棚の奥に移しました。

私は背が低いので、高いところが一番アクセスしにくいです。

代わりに、ナッツやドライフルーツ、小さめのおにぎりなど、比較的体にやさしいものを目につく位置に配置。

すると、「まぁ、こっちでいいか」とそちらを選ぶ回数が増えました。

お菓子をゼロにするのは難しくても、手に取りやすいものが変わるだけで、選択が変わります。

砂糖断ちしているあなたに贈る現実的なアドバイス。私も甘党でした。

3.スマホを寝室に置かないだけで、眠りの質が変わる

スマホを目覚まし代わりに使っていた頃、寝る前や起きた直後、画面を見てしまっていました。

メールやニュースを見ているうちに目が冴えて、寝る時間がどんどん遅くなる。朝は、スマホを長々と見てしまって家事の開始が遅くなる。

そんな悪循環に陥っていました。

あるときスマホの置き場所を寝室ではなくリビングに変えました。充電もリビングでします。

寝室にはスマホを使うしかない時のみ持ち込むようにしました。この習慣は今も続いています。

目覚ましですが、今はアラームを使わずに起きたい時に起きています。外出のため起き損なうとまずい時だけ目覚まし時計を使います。

こうしただけで眠りの質がぐんと良くなりました。朝もダラダラせず、すぐに家事に移れます。

寝室に何を置くか、置かないか、それだけで、体調が変わります。

スマホをさわる時間を減らすのに効果的だったこと。

4.書く習慣は「出しっぱなし」から始まる

私は10年以上、毎朝モーニングページ(朝、3ページ、思いついたことをノートに書く習慣)を続けています。

この習慣づけは、ノートとペンを常に机の上に置くことから始めました。

デスクの上にノートを開いた状態にしておくと、書くハードルが下がるので、気軽に書くことができます。

逆に、ノートがしまいこまれていたら、たぶんやらなくなると思います。

今はモーニングページはすっかり習慣になったので、ノートを出さなくても、紙が手元になくても書いてしまいます。

必要な道具を出しっぱなしにしておくのも、習慣づくりにはとても有効です。

朝、ウォーキングをしたいのならウォーキングシューズを玄関に出しておけばいいですね。

5.ハーブティーの習慣で、無理なくカフェインをやめられた

私は今、デスクで作業をしながらハーブティーを飲んでいます。

朝のうちにまとめて作って、大きめの水筒に入れておき、マグカップに注ぎながらちょこちょこ飲むスタイルです。

この習慣に落ち着くまでには、少し段階がありました。

もともとはコーヒーを飲んでいましたが、胃が痛くなったので、まず紅茶に切り替えました。

しかし、紅茶を水代わりに飲みすぎてしまい、やはりカフェインが気になり、その結果、今はカフェインの入っていないハーブティーや水、オーツミルクだけを飲んでいます。

とはいえ、「カフェインをやめよう!」とそこまで気合を入れて始めたわけではありません。

自分に合うものを探して、心地よく飲めるものを選んでいたら、自然とこうなっていたという感じです。

ハーブティにはいろいろな種類があり、飲み慣れるととてもおいしいです。

今では、パソコンの横にマグと水筒があるのが当たり前の風景。

このように無理せず、自然に続けられる習慣こそが、私の考える健康習慣です。無理するとストレスになってしまいますから。

カフェインの本当の恐ろしさにせまる~私がカフェインをやめた理由とは?

まとめ:環境を見直せば、行動は自然に変わる

健康的な生活をしたいと思ったとき、まず思い浮かぶのは意志ややる気でがんばることかもしれません。

ですが、実際には、行動のしやすさ=環境のほうが、ずっと大きな力を持っています。

意志に頼りすぎると、できない自分に落ち込んでしまい逆効果です。

今回紹介した5つの習慣も、特別な努力をして身につけたわけではありません。

ものの位置を変える、流れに組み込む、見える場所に置く。そうした工夫だけで、やりたいことは、「やるのが当たり前」になりました。

逆にやりたくないことは、ほかの行動をやりやすくして置き換え、習慣を変えました。

あなたも、今の部屋の様子や行動の流れが、自分のやりたいことを応援してくれているか、邪魔していないか考えてみてください。

大原則は以下の2点です。

1)やりたいことは、自然にやってしまうよう工夫する

2)やりたくないことは、やりにくいよう、行動のハードルを上げる

これを意識するだけで、いい生活習慣を身につけることができます。





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