コーヒー

健康・アンチエイジング

カフェインの本当の恐ろしさにせまる~私がカフェインをやめた理由とは?

一昨年の秋、西式甲田療法をベースに食事を変えたとき、カフェインもやめました。

なぜカフェインをやめたのか詳しくお伝えします。



私がカフェインをやめた直接のきっかけ

カフェインをやめたきっかけは2つあります。

1.西式甲田療法では、1日水を2リットル飲めとあったから。
生水推奨です。この水には柿の葉茶も含まれています。2リットルってけっこうな量。水をこれだけ飲もうと思ったら、とてもコーヒーや紅茶なんか飲んでいられません。

2.もう1冊参考にしていた健康法の本に、カフェインは完全なだと書いてあったから。

その本とはフィットーフォーライフ(Fit For Life)という、ナチュラルハイジーンの本です。私は原書で読みましたが、翻訳も出ています。

ナチュラルハイジーンは、「自然の法則」に基づいた健康法。簡単に言うと、からだのためにいいものを取り入れ(睡眠、運動、日光、ストレスマネージメントなど)、毒になるものを排除します。

カフェインがこの毒の1つなのです。ほかに避けるべきものはアルコール、甘いもの、脂っこいもの、動物性食品(肉、魚、乳製品)など。

ナチュラルハイジーンでは、朝は果物を食べ、野菜の生菜食をするので、西式甲田療法とよく似た食事法です。ミランダ・カーのやっているローフードダイエットと同じと考えていいと思います。

食べ物の食い合せというのがあり、野菜+炭水化物か、野菜+タンパク質というパターンで食べると胃に負担がかからないと主張。いわゆる三角食べはNGです。

この本を読んで、納得することが多かったのでカフェインもやめました。カフェインはもともとコーヒー、紅茶、お茶などに含まれている嗜好品です。なくても別にいいと思いました。チョコレートにも入っていますが、こちらは少量で、どちらかというと砂糖のほうがよくありません。

それに、以前たくさんコーヒーや紅茶を飲んでいて、自分がカフェイン中毒だったと思い当たるふしがあったのも、カフェインをやめた理由の1つです。

砂糖の話⇒白砂糖はこんなに体に悪い~私が砂糖をやめた理由とは?

西式甲田療法について⇒西式甲田療法で健康とダイエットのために朝食を抜くはずが夕食を抜く日々

以前はたくさんコーヒーを飲んでいた

私が初めてコーヒーを飲んだのは、以前もどこかに書きましたが、小学校5、6年の時。

あるとき、何かの理由で、家に私の友だちが複数名やってきました。そのとき、母がインスタントコーヒーを煎れて、応接間に持ってきてくれたのです。

クリームとお砂糖がたっぷり入った甘い飲み物でした。友だちが「甘いね」「うん、おいしいね」と言ったので、なんだか誇らしかったことを覚えています。

その後、パン食やおやつの時に、クリープと砂糖を入れて、コーヒーを飲んでいました。

短大時代、久しぶりに高校時代の女友だちとサカエチカの喫茶店で会いました。ふたりともケーキとコーヒーのセットをオーダー。このとき、友人がコーヒーに砂糖もミルクも入れずブラックで飲んだのです。

それまで、そんな飲み方をしている人を見たことがなかったので(「クリープを入れないコーヒーなんて」というCMに完全に洗脳されていた)、びっくりした筆子は「お砂糖入れないの?」と聞きました。友だちは、「もう大人だからブラックで飲もうと思って」と答えました。

2人とも18歳か19歳でした。56歳の今から考えると、てんで子供なのですが、筆子は

「へ~かっこいい~。大人や」と思ったのです。翌日からコーヒーをブラックで飲むようにしました。最初は苦かったのですが、ブラックで飲むほうが、コーヒーの味がよくわかるし、だんだんおいしいと思うように。

その後、喫茶店めぐりなどを楽しむようになり、毎日コーヒーを飲んでいました。毎日です。思えばこのとき完全にコーヒー中毒になったのです。

30代半ばすぎに、カナダに来てからも飲んでいました。こちらのコーヒーはいわゆるアメリカンタイプで薄め。学校のカフェテリアで、友だちからもらった大きなプラスチックのマグにたっぷり入れてもらい、ガブガブ飲んでいました。砂糖やミルクを入れないとたくさん飲めるのです。

コーヒーがおいしいから飲むというより、単に習慣(中毒)になっているから水代わりに飲む、という感じでした。

私の場合、カフェインを摂っても眠れないということはなく、夜はぐっすり寝ていました。しかし、そのうち胃をやられてしまいました。

病気になったわけではないのですが、胃がしくしく痛むようになりました。「これは絶対コーヒーの飲み過ぎだ」そう思った筆子は、コーヒーを飲むのをぱたっとやめたのです。





コーヒーをやめて紅茶に

その後紅茶に切り替えました。

紅茶はコーヒーよりもマイルドですが、私がカフェインの恐ろしさに気づいたのは、紅茶を飲んでいたときです。

紅茶もストレートで水代わりにがぶがぶ飲んでいました。紅茶ばかり飲んでいたある日、ドーナツ屋さんで、紅茶をオーダーするつもりが、うっかりコーヒーをオーダーしてしまいました。

それで一口飲んでみたのですが、ものすごく強い飲み物に感じられ、飲むことができなかったのです。「私、こんなきつい飲み物を20年近く、毎日飲んでいたんだ」と愕然としました。

実は紅茶を飲み始めたばかりのとき、ちょっと紅茶を飲まないでいると、すごく頭痛がしたり、心臓がドキドキすることがあったのです。

飲んでいても、手が震えるような感覚や、寒気がすることがありました。カフェイン中毒になっていたと思われます。

★なぜコーヒー(カフェイン)に依存してしまうのか、その仕組はこちらに詳しく書いています⇒コーヒー中毒になっていませんか?カフェインの依存性をわかりやすく解説

★カフェインのメリットとデメリットを紹介⇒意外と知られていないカフェインの5つの害。眠れないだけじゃない。

カフェインはからだにいいのか、悪いのか

カフェインと、それを大量に含むコーヒーは、ある側面では健康にいい作用をするし、別の側面では健康によくない作用をします。

カフェインは中枢興奮作用のある物質で、薬にも使われています。カフェインが脂肪燃焼酵素(リパーゼ)を活性化するとか、脳卒中のリスクを減らす、という研究もあります。

また、カフェインの代謝は個人差があるので、その人にとってどれだけインパクトがあるのかは、人によって違います。

私がカフェインをやめた本当の理由

筆子は以下の理由から、カフェインを摂取するのをやめました。

1.カフェインは薬物である
2.習慣性がある
3.交感神経を刺激して、抗ストレスホルモン(副腎ホルモン)を出す
4.栄養も何もない(だからダイエットにいいと言われるけど)

多くの人が言う、カフェインの1番のメリットは、カフェインを摂ると、疲労回復し、眠気が去り、集中力が増し、仕事や勉強がはかどる点です。

体内にはアデノシンという神経を鎮静させる物質があります。アデノシンは疲労物質とも呼ばれています。

アデノシンはアデノシン受容体と呼ばれるタンパク質と結合すると、からだを静かにするモード(つまり疲れてくる)になるのです。カフェインは、このアデノシン受容体と似ているので、アデノシン受容体の代わりにアデノシンと結合し、アデノシンの本来の作用を妨げます。

よって、本当はからだは休みたいのに、神経は興奮し、元気になるのです。

こうした作用を持つカフェインは、いつも摂取していると、脳内の神経の伝達系に変容を起こします。

そのため人によっては不眠になります。夜眠れないから、昼間疲れて、またコーヒーを飲んで元気を出そうとして、また夜眠れないという悪循環にはまります。

夜ぐっすり眠れないのは健康にとって全くよくないし、他の病気の大きな引き金になりますね。

コーヒーは飲んでいるうちに、同じ「元気さ」になるために、日毎に量を増やす必要があります。コーヒーをたくさん飲んでいる人が、ある日突然飲むのをやめると、頭痛や疲労感を覚えるのは中毒性があるからです。

コーヒーが「マイルドな薬物」だと言われるのはこのせいです。

カフェインは、交感神経を刺激してドーパミンや、アドレナリンを出すので、からだは「元気になった」と思います。しかし、実際は疲れているのですよね。

からだの中に残っている貴重な抗ストレスホルモンを総動員させるから、元気になったような気がするだけ。こういうときは本当は休んだほうがいいのです。

一時的に脳を興奮、緊張状態にさせるから、人によっては、精神が不安定になります。

この点、カフェインは甘いものと似ています。甘いものを食べると血糖値が上昇するので、一瞬元気になった気がします。しかし血糖値はいずれ下がるので、根本的な解決にはならないのです。

そういう意味でカフェインと糖分がたくさん入っている栄養ドリンクは、その名前とはうらはらに、かえってからだに害があるのではないでしょうか?

私は、疲れたときは、からだにちゃんと「疲れました」というサインを出してもらい、昼寝するなり、休養するなりしたいと思ったのです。

コーヒーがなくても、毎日ふつうに元気でいられる生活を送りたいと願っているのです。

カフェインレス生活を始めて1年半ですが、体調や気分は上々です。

★コーヒーのやめ方はこちら⇒カフェインを抜きたい人へ。コーヒーのやめ方、実用的なアドバイスつき

*******

妊娠中や授乳中のカフェイン摂取がよくないと言うのは、どなたもご存知だと思います。利尿作用のあるカフェインは尿と一緒にカルシウムを出してしまったり、鉄分の吸収を妨げるからです。

また、大人には平気な量でも、胎児には害があります。

薬も毒もそこにあるのは1つの物質。それを薬にするのも毒にするのも使う側のさじ加減と言えましょう。

筆子はカフェインをやめましたが、お茶やコーヒーが大好きで、生活の潤いとなっている人は、もちろんこれからも楽しんでいただきたいと思っています。

ただ、ふだんコーヒーで無理やり元気を出すのが習慣になっている人は、根本的な解決法を模索するのが、長期的に見ていいのではないでしょうか?

コーヒー代も節約できます。





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