古いミシンの絵

ミニマルな日常

母にもらった30年もののミシンを捨ててわかったこと。

読者のお便り紹介コーナー。2018年5月にいただいたメールから、「こんなものを捨てた」という方のメッセージを中心に紹介します。

皆さんが捨てたのは

●30年ものの古いミシン
●メルマガとアプリ
●なんとなく物をもらったり、勧められて買ってしまう習慣
実家にあった大量の食用油(画像つきです)

まずミシンを捨てた「てぬい」さんのお便りです。



古いミシンを捨ててわかったこと

件名:一押し記事です

「他人の理想の生活を生きない」

筆子さん、レタスクラブの冊子で初めて知ってから、ブログを読ませていただいています。

筆子さんの「他人の理想の生活を生きない」を読んで、大きく、重く、古く、壊れない、母が中学の入学祝いにプレゼントしてくれたミシンを捨てることができました。

私はこのミシンを与えられたことで、この31年間ずっと何かを作らなくてはと感じていました。

プレゼントしたことを何故か後悔している母に、無駄じゃなかったと証明しなければと、服の手作りから始まり、最近は子どもの学校のカーテンを縫うなど、自分から率先してミシン仕事を引き受けていたことに気がつきました。

手作りの服を作らなければと、型紙や布を探して、でも作りたい服はなく、でもずっと探していました。

筆子さんの記事を読み終えた時に「ミシンという物だけじゃなく、期待や重圧を引き受けていた」とハッと気づいて、思い切って捨てました。

ミシンがなくなって困った事はありません。

その代わりに、忘れていたことを思い出しました。

私は手縫いが好きでした。

手縫いで終わるくらいの簡単な小さな物を作るくらいが好きだったと思い出しました。

そんな私を見て、母はミシンをプレゼントしてくれたのでしょう。でも、言動から察するにミシンが欲しかったのは母だったと思います。

大切な人からのプレゼントでも、与えられても、受け取らなくてもよいし、受け取った後に手離してもよいと、気づけてよかったです。

ありがとうございました。

てぬいさん、お便りありがとうございます。

お母さんからもらったミシンが30年も重荷になっていたのですね。ミシンを捨てて、自分が本当にしたいことがわかってよかったです。

子供って「親の期待にこたえたい、親を喜ばせたい」と思うものだから、てぬいさんが、ミシンを活用しなければ、とがんばってしまったのも無理はないかもしれません。私はあまりそういうところがないので、親不孝者とも言えます。

自分が欲しいものを子供に買い与える親も多いですね。ピアノ(バレエ、水泳、英語etc)を習いたかったけどできなかったから、「子供のために」という名目で、子供にやらせる親もいます。

子供を通して自己実現をしたいと思う人は、これまで、あまり自分らしく生きてこなかったのかもしれません。

てぬいさんのメールを拝見し、そんなことを思いました。

てぬいさん、これからも、手縫いを楽しんでくださいね。

自分の人生を生きる話⇒捨てすぎないススメ。楽しくない断捨離はやめて、自然体で片付ける。

スティーブ・ジョブズも同様のことを言っています⇒スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学卒業式のスピーチからミニマリストが学んだこと

次は1000個捨てるプロジェクトを始めたというあづきさんより。





買わないチャレンジと1000個捨てチャレンジをしています

件名: 1000個捨てチャレンジ始めました!

筆子さん、こんばんは。

今日のブログのテーマの1000個捨てチャレンジですが、私もやってみようと思い、使っていないノートを引っ張り出し、早速2個捨てました。

今日は、Yahoo!のニュースレター配信を解除したのとAbemaTVのアプリを削除しました(笑)

ところでこの前のお便りで私がタオルを捨てられないのは、捨てたくないからなのでは? と、筆子さんにご指摘いただきました。

うん、まさにその通り。

私、心の中では捨てたくないと思っていますね。

結局、いまだに捨てることが出来ず・・・。進歩がないですね。

でも、買わないチャレンジの継続と、ワンイン、ワンアウトは心がけています。

実際、洋服はここ2年以上買っていません。(ユニクロのレギンスを除く。これは普段着で穴が開くほどはいています。膝に穴が開いたらまた購入している。)

まあ、今までに買った洋服が多いので、事足りているのです。

それに私は制服で仕事をしており、着飾った場所に行くこともほぼないのです。

関係ありませんが、制服の洗濯も会社持ちで業者さんがクリーニングしてくれますし、靴も現物支給されます。

この点で毎日楽させてもらってます。洗濯時間の断捨離?

先日、友人に断捨離の話をすると、「もう、捨てるものがないんじゃないの?」と、半分あきれた顔で言われました。

でも、私にとってはまだまだ断捨離は道半ばです。

古いパソコン、全く着ない着物、壊れた自転車、母が無理やり私へ送ってきた手作り人形等々・・・

こんな大物、1000個捨てチャレンジの中で捨てられたらスッキリするでしょうね。

とりあえず、あまり深く考えずチャレンジします。

あづきさん、こんにちは。お便りありがとうございます。

1000個捨て、始めたんですね。私もちょうど80個捨てたところです。

自転車はすぐに、捨てられるんじゃないですか? 防犯手続きの抹消作業は、買った自転車屋さんにやり方を聞けばいいですね。あとは、粗大ゴミとして捨てればいいのでは?

私のように車を持っていないなら、輸送手段を考える必要がありますが、回収サービスもありますので、少し調べてみてください。

パソコンもデータを消去して、回収サービスを頼むか(取りにきてもらえる)、自治体の回収ボックスに入れるか、下取り業者に頼むか、そんなところでしょう。

ちょっと大きな物で、捨て方がわからなかったら、買ったところに聞くのが一番いいのではないかな、と思います。

タオルは、雑巾(ウエス)として使うとすごく便利で、私はあっという間に消費してしまいます。

使い捨ての紙の代わりにタオルを使うことを意識すれば、もっと消費できるんじゃないでしょうか?

あづきさん、引き続き、シンプルライフを楽しんでください。

タオルの記事⇒使っていないタオルなのにどうしても捨てられない(読者の断捨離体験)

1000個チャレンジの話⇒持たない暮らしに近づく1000個捨てチャレンジの楽しみ方。

次は、断捨離をがんばっている sally さんのメールです。

主体的な人間になれた

件名: 感謝しています。

はじめまして。

筆子さんのブログを、毎日のように読んでいます。

1年前から、断捨離や、物を捨てることに対して、本気で取り組むようになりました。ネットで検索している時に、筆子さんのブログに出会いました。

そこに書かれている内容や、筆子さんの20代の派遣社員時代などが、自分にも当てはまることが書かれていました。

レターセットを集めることが好きなこともそっくりで、読んでいて、ビックリしました。

人生、なかなか、うまくいかないなぁ、と思い悩んだこともありました。

でも、筆子さんのブログには、物を減らすだけでなく、健康、英語、砂糖のこと、湯シャンのことなど、日常生活におけることで、なんとなく、減らせないかなと思っていたことが、ビシッと必要性がない、と書かれている記事に励まされました。

なんとなく物をもらっては、捨てられないこと、不必要な定期購読や、会に入ってしまう、すすめられたら買ってしまうなど、ありました。

でも、今は、そういったことはなくなりました。

自分が主導権を持つことが大切だと思えるようになりました。

また、物を減らすことで、頭が整理されて、自分が何が必要かわかるようになると書かれていて、実行して、初めてそれを実感することができました。

本当に、感謝しています。

筆子さんの文章は、とても読みやすく、毎日、新しい記事を更新されていて、とてもためになっています。優柔不断に自分に喝を入れてもらっている気がしました。

私も、これからは、あるものを大切に使っていきたいと思います。

そして、目標をもって、生活をしていきたいなと思います。

sallyさん、メールありがとうございます。いつもブログを読んでいただき、うれしいです。

頭の中の整理ができてよかったです。

なんとなく物をもらったり、人の言いなりになるのは、結局、決断を先延ばししていることです。

毎日、毎日、いろいろな局面で先延ばしを続けていると、長い時間がたつうちに、自分の意図は大きくかけ離れた生活になってしまいます。

だから、その場、その場で意思決定をして、自分の気持ちを相手に伝える癖をつけたほうがいいでしょう。

「考えるのが面倒だ」とか「断るのは悪い」などなど、決断するときにちょっとしたストレスを感じるかもしれませんが、それさえ乗り越えれば、その後の居心地悪さを回避できます。

「ある物を大切にする生活」、いいですね。

sallyさん、これからもお元気でお暮らしください。

最後は実家の片付けの様子を教えてくれた48歳のあーさんのメールです。あーさんは画像を送ってくれたのでいっしょに載せますね。

母がためこんだ大量の食用油を捨てた話

件名:実家片付け報告: 200リットルの油を処分

筆子さん、はじめまして。

ご報告したいことがあってメールします。

実家に保管されていた200リットル近い食用油(期限切れ)を処分した話です。

亡母が、使い切れない贈答品のサラダ油を溜め込みました。

戦争でどんどん物がなくなる時代を経験したから、万一のためにと。

後半は、こんなに必要ないと気付いたようで、いずれリサイクルに出したいと言っていたそうですが(後で父から聞いた)、手が回らず闇に葬ってしまったようです。

母は数年前に亡くなり、父も今年から施設入所したので、月1回2泊で帰省(新幹線+αで4-5時間)している私が、本格的に実家の片付けを始めました(以前から月1帰省はしていましたが、父との時間を楽しむため、片付けはごくゆっくりでした)。

広い家で、収納もたくさんあり、裏には物置が9つも並んでいます。どれも扉がつかえて開かないほど物が詰まっているのですが、その1つに件の油が、ギフトボックスに入ったまま詰め込まれていました。

物置の棚

まずそれらを開けて箱を処理するのに一苦労。

空き箱

中をあらためると、500~1400?の缶・紙パックが200本近くありました。

ためこんだ食用油

次に、処分してくれる業者探しが大変でした。

不要の食用油をリサイクルしてくれる業者をネットで見つけ問い合わせたのですが、持ち込まないといけないとのことで断念。そこで教えてもらった業者は、個人との取引はしていないとのこと。

市役所に問い合わせたら、規定通り自分で布などに吸わせて可燃ゴミに出すよう言われましたが、この量ではさすがに厳しいと食い下がったら業者を2件教えてくれました。

市内の1件は、対応可能だが料金が1本につき千円(運搬料別途)とのことでびっくり。もう1件の、隣市の業者が運搬料込み2万円で引き受けてくれたので、ようやく処分することができました(いつの物かわからない、灯油らしき液体入りポリタンク3つも一緒に引き取ってもらえました)。

ご多分に洩れず「いつか必要になるかも」のいつかは来なかった、ばかりか、多くの時間・労力・お金を使う羽目になったわけです。母が知ったら悲しみ落ち込むだろうなと思いました。

油の物置は緊急時用食料倉庫だったようで、他に砂糖と醤油も大量に保管されていました。

砂糖は未開封でも中身が一部湿って茶色く変色しており、醤油はペットボトルの劣化が進んで妙にベコベコし、中身を空けたところペットボトルに色が染み付いている状態。

これらは少しずつ可燃ごみに混ぜて廃棄しました。

(余談ですが缶ビールのギフトセットも1箱あり、お疲れさまで一杯やるか!と思いきや、大半は開栓しないまま中身が減っていて、開けてみたら気も抜けており色と香りがウイスキー様になっていました。とても飲んでみる気にならず残念でしたが、興味深かったです)

大量の物たちとの格闘はまだ当分続きますが、幸い片付けは嫌いではないし、期限もないようなものなので、無理せず続けていこうと思っています。

長々と失礼いたしました。

これでも山ほどある書きたいことのごく一部ですが、筆子さんに読んでいただけると思って書いたら心が軽くなりました。ありがとうございます。

ご返信は不要です(いただければもちろん嬉しいですが)。

これからもおもしろく、ためになるブログ、楽しみにしています。

あーさん、こんにちは。メールありがとうございます。

油の片付け、お疲れ様でした。

あーさんのご実家は、本家あるいは地主なんかで、もらい物の多いお宅なのでしょうか? 一般の人が生きているうちに、こんなにたくさんの食用油をためこむことができるという事実に驚きました。

しかも、収納するスペースもあったのですね。

この調子では、ほかにも物がたくさんありそうですが、マイペースで片付けをがんばってください。

ただ、物を捨てるために、毎回新幹線代を使うのは、大変ではないですか? ほかに用事があれば(お父さんに会うとか)、いいかな、とも思いますが。

何もかも自分でやろうとせず、業者を利用することも検討するのもありではないでしょうか。

いずれにしろ、お身体に気をつけて、実家を片付けてください。

*****
今回は、4人の読者の断捨離体験を紹介しました。

実家の片付けに苦労している人は、ほかにもたくさんいらっしゃり、よくメールをいただきます。

3連休のあとに、「この連休中、片付けてヘトヘトです」というお便りをもらうことが多いですね。

どんなにがんばっても、あの世に物を持っていくことはできません。物をためるのが好きな人も、中年になったら、整理を心かげたほういいですね。そうすれば、負の遺産を残さずにすみます。

それに、ちゃんと使うものだけを持つ暮らしは快適ですよ。





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