スノーマン

ミニマルな日常

最終更新日: 2018.12.15

時間もお金もない! 年末年始によくあるストレスとその対策(その1)

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年末年始は、お祝いごとやごちそうが続き、楽しい時期ですが、逆に大きなストレスを感じる時期でもあります。

ふだんと違いますからね。

今回から年末年始によくあるストレスを7つほど紹介し、その対処法を書きます。初回は、「時間がない」と「お金がない」と感じるストレスです。

自分がストレスを感じる理由をあらかじめ知っておくと、外的状況にふりまわされにくくなります。



1.間に合わない。忙しい。

年末はやることがいっぱいあって、とにかく忙しい、あれもこれもまだだ、ああ、間に合わない!と焦る機会が多いものです。

12月が決算時期の職場では、いつもより仕事量が増えるだろうし、長期休暇の前に、やっておかなければならないこともたくさんあるでしょう。

主婦は、年賀状書きや大掃除、クリスマスプレゼントやお歳暮の用意、買い物、おせち料理作りなどなど、年越しのためにやることがたくさんあり、「猫の手も借りたい」と思うかもしれません。

さらに、忘年会やクリスマスパーティなど、各種集まりもスケジュールに入ってくるので、なかなか思い通りに段取りできません。

このようなストレスを感じないための対策は以下のとおり。





1)早めに着手する、プランニングする

何もかもをいっときにやろうとするから、「いあ~ん、間に合わない!」とドキドキしてしまいます。どうせやらなければならないのなら、早めの着手をおすすめします。

先延ばしすることは、「あとで忙しくなる種(たね)」をまいているようなものです⇒なぜそんなにいつも忙しいの?~忙しさを生む7つの理由と忙しくなくなる方法2015年

ある程度、計画をたててことをすすめれば、冷や汗をかくことも減るでしょう。

実は、私も、「間に合わない~」というドキドキ感やスリルを何度も感じて生きてきました。が、ギリギリまで放置するのは、かえって自分の心身にダメージを与える結果になる、と気づき、いまはなるべく早めにやるようにしています。

2)やらなくてもいいことはやらない

いまやっていることは、すべてやらなければならないことなのでしょうか?

理想は、自分がやりたいことや、やる価値があると感じていることだけを、楽しく行うことです。もし、「自分の理想と大きくかけはなれている」と思ったら、軌道修正してください。

人によっては、違う理想があるかもしれませんが。仮に違う理想をもっていたとしても、だいたい理想の線で行動できているのなら、ストレスは感じません。

心が満たされていますから。

やらなくていいこととしては、年賀状は、書かないという選択があります⇒年賀状を出すのをやめる方法。無理に出すのはおかしくないですか?

大掃除にしても、何も冬場にやる必要はないし、家中、ピカピカにする必要もありません。

3)1人でやらない、手伝ってもらう

何もかも1人でやろうとするとしんどいです。サポートを得られるのなら、手伝ってもらいましょう。

これはふだんの家事でも同じです。すべて自分で大掃除をするのではなく、今年は、水回りだけはプロに頼む、なんてこともできます。

プロがやるとピカピカになるので、心も洗われることでしょう。掃除の仕方のヒントも得られるかもしれません。

もちろん家族に手伝ってもらってもいいです。家族全員で掃除をすれば早く終わります。「むこうだって忙しいのに、そんなの無理よ」と思うかもしれません。ですが、頼んだこともないのに、「無理に決まってる」と決めつけてはいませんか?

4)完璧主義を捨てる

ひとつひとつの作業をする、その手が遅すぎて、すべてが、年末に襲いかかる人もいます。

なぜ作業が遅いのか?

集中せず、だらだらやっているから、かもしれませんが、多くは完璧主義のせいです。

昔の私は、プリントゴッコの年賀状だけだとさみしいので、手書きでいろいろ書き加えていました。ですが、手書きは一言だけにしておけばもっと早く終わっていました。

自分は何のために年賀状を書いているのか(大掃除しているのか、クリスマスプレゼントを買っているのか、忘年会に出ているのかetc)を考えて、その行動で果たしたい、もっとも重要な目的さえクリアできればいい、としてはどうでしょうか?

あまり細かいことにこだわらないようにするのです。

6~7割できればよし、とすると、気持ちも楽になります。

完璧主義の直し方⇒完璧主義を克服する7つの具体的な方法。

2.お金が足りない!

「お金がない、どうしよう!」というストレスは、べつにホリデーシーズンでなくても、ふだんから多くの人が感じているものです。

年末年始は、さらにこのストレスがふくらみますね。

贈答品を買うお金、帰省に使うお金、年越し用品を買うお金、お年玉を買うお金、自分へのごほうびを買うお金、外出に使うお金、忘年会やパーティなど各種イベントに使うお金。歳末セールや福袋購入にあてるお金。募金に使うお金。

まるで羽が生えたようにお札がどんどん出ていくかもしれません。

私も、12月はいつもより出費が増えます。

年末だけに発生する出費を、あらかじめ特別費として、予算に計上しておくと、そこまでストレスはふくれあがりません。けれども、「12月はボーナスが出るからなんとなかなるだろう」と、神頼み的楽観主義に徹し、考えるのを避けて、12月を迎える人も、多いのではないでしょうか?

かつての私はそうでした。ボーナスはありませんでしたが(今もないです)。

そんな人はこうしてください。

1)買わなくてもいいものは買わない

1番の「時間が足りない」と焦るときと同様の考え方をします。

限られたリソースしかないのだから、ポイントをしぼって使います。

日本はクリスマスはそんなに盛んではないので(ですよね?)、クリスマスプレゼントを買うのがしんどい、という人は少ないかもしれません。

けれども、クリスマスにもお正月にもギフトを贈ったり、大盤振る舞いをしたり、会食の機会をもうけたりする人がいます。そりゃあ、予算が足りなくなるでしょう。

どちらか一方だけにしておくとか、いっそクリスマスは何もあげないとか、新品はあげないとかして、贈り物習慣を縮小すると、お金が残ります。

2)人は人、自分は自分。家は家、よそはよそ

12月は物が一番売れる時期なので、売り手側もたくさんプロモーションをします。

そんなとき、周りの人に同調し、ばんばん買ってしまいがちです。これをやめてください。

このブログには、「買わない挑戦」の話をよく書いていますが、そんなチャレンジをしている人は、少数派ではないでしょうか?

ふと周囲を見回せば、「毎日買い物するのがあたりまえ」「セールで買うのがあたりまえ」「え、買わないの? 変わってるぅ~」と考え、そのように行動している人のほうが多いと思います。

そんなとき、「いや、人は人。私には私の生き方がある」と自分軸を持てれば、周囲の熱気にあてられて、どんどんお金を使ってしまうことを防げます。

これはひじょうに大事な考え方です。

常識にとらわれないでください。

3)なんでもお金で解決しようとしない

いつもなら、お金を使う局面で、お金をあまり使わない方法でミッションを果たします。

贈答品が飛びかう年末年始ですが、人に感謝の気持ちを伝えたり、喜ばしたりしたいとき、必ずしもお金を使う必要はありません。

参考記事⇒クリスマスプレゼント考:あげないことが最高の贈り物だと言いたい理由。

いまは認知症になって施設に入っている70代の私のおばは、若いとき、どこに行くにも手土産として自分で作ったシュークリームを持っていきました。

シュークリームは、コツさえつかめば、わりと簡単に作ることができます。材料も少ないです。簡単なのに、ふくらんでいるから、豪華な雰囲気がでます。

このように、何かをやるとき、自分で作ることも選択肢にいれると、お金の流出をおさえられます。

いちから作るのが大変なら、すでにある物を再利用する手もあります。私が贈り物を包装するのに使うのは、ラッピング用の紙としては作られていない紙類です⇒お金をかけず家にあるもので間に合わせるギフトラッピングのアイデア

「家にあるものを使う」というのは、わりと好きな考え方です。

いまは、100均にいけば、クリスマス用のラッピングペーパーは豊富にあるでしょう。だから買ってきたほうが安いし早い、と思うかもしれません。

けれども、100均に行くと、高い確率で、不用なものを複数買ってしまいます(私はその傾向があります)。

不用なものは、買ったあとにコストがかかるので⇒節約ではお金はたまらない。お金持ちになりたいなら、買わない暮らしが1番いい、家にあるもので間に合わせられるならそれがベストだと考えます。

「何をするにもお金が必要」というのも、思い込みにすぎません。

こちらの記事もお読みください⇒年末にお金を使いすぎないためにできる5つのこと。意識的な買い物が鍵。

*****

今回は年末年始の7つのストレスの最初の2つを紹介しました。

この時期、ストレス解消法を紹介するメディアも多いのですが、最初から感じるストレスを減らしておけば、わりと穏やかな気持で暮らせます。

それでは、この続きをお楽しみに。





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