ページに広告が含まれる場合があります。
余計な物を買って、かなりの断捨離を強いられているなら、物を買う生活がすっかり習慣になっているか、物を買うことに意識を向けすぎているせいかもしれません。
物を買うこと以外のお金の使い道をリストアップして、ほかのお金の使い方もあることを頭に刻み込むのはどうでしょうか?
物理的な物ばかり買う生活から抜け出せるかもしれません。
私が思う「ほかの使い道」を10個紹介するので、自分のリストを作る参考にしてください。
物を買う前にこのリストを見るようにしましょう。
1.借金を返す
利息の高い借金(消費者金融やクレジットカード会社からの借り入れ)はもちろんのこと、そこまで利息が高くない住宅ローンや、学費ローンの返済に使います。
たとえ数万円でも、カードを利用してリボルビング払いをしつつ、何かを新たに買うのはやめましょう。
買ったものの多くを断捨離しているなら、先に借金を返すべきです。
2.貯金
貯金は、誰でも思いつくお金の使い道です。
余ったら、貯金するのではなく、お金が入ったら、貯金に使ってください。
「貯金にお金を使う」という感覚です。
毎月、給料が入ったら、自動的に洋服を買っているなら、洋服を買う代わりに貯金してしまいましょう。
「老後資金をためているこの口座に入れる」とか、「夏休みの家族旅行の資金にする」「起業資金にする」というように具体的に貯めたお金の使い道をイメージすると、より、貯金しやすくなります。
3.寄付
自分の好きなチャリティや、応援したい人々や会社にお金を寄付します。
今はクラウドファンディングがあるから、寄付先はいくらでも見つかるし、寄付も簡単にできます。
個人的に知っている誰かの将来に、投資するのもいいでしょう。
直接お金を渡すだけでなく、近所の託児所に絵本を買って寄付するなど、物を買って、それを寄付することもできます。
4.サービスを買う
定額配信サービスのサブスクリプション(NetflixやSpotifyのような定額配信サービス)、オフィススペースのレンタル、仕事に使うソフトを利用するサービス(Microsoft365とか)その他、いろいろななサービスの購入にお金を使います。
お金がないのに、たくさんサブスクリプションに加入するのはおすすめしません⇒サブスク貧乏から抜け出す具体的な方法~手順と考え方。
しかし、すでに家にいくつもある物(衣類や靴、アクセサリー、雑貨、おもちゃなど)を買うのにお金を使うぐらいなら、動画や音楽、電子書籍の定額サービスのサブスクにお金を使うほうが物が増えない分、ましです。
いつも書いていますが、物理的な物が増えると、あとの管理が大変です。
たくさん洋服を買い、そのほとんどをたんすの肥やしにすることが続いているなら、服をレンタルするサービスを利用したほうがいいと思いませんか?
スポーツジムのメンバーシップや、習いごとの月謝もここに入ります。習いごとをするときは、「学びに必要だから」という理由で物理的な物を買いすぎないようにしましょう。
シェアリングエコノミーがシンプルライフにもたらすもの(前編)
5.外出・旅行に使う
お出かけにお金を使います。たいていそれは、交通費、宿泊費、各種施設の利用費(美術館の入場料やイベントのチケット代)、出先の食事代、自家用車のメンテナンス料金です。
体験にお金を使うと、すぐにゴミになる物を買うより、心が豊かになります。
出かけた先で、「あとに残るお土産」を買いすぎないよう注意してください。
6.食品・食事に使う
買ってすぐに、自分や家族で消費できる食品にお金を使います。
食費はかけようと思えば、いくらでもかけることができます。
この記事で書いたように、いつも食べているものの一部をオーガニックにすると、「お金の使い道に困ってしまう」なんてことはないでしょう⇒
無駄な買い物をやめたらお金が余るようになった。このお金、どう使ったらいいでしょう?
鍵はすぐに消費できる食品を買うことにあります。
冷蔵庫やキッチンのカウンターに1週間以上とどまりそうなものには手を出さないでください。
7.時間を買う
4の「サービスを買う」と似ていますが、消費するコンテンツや、何かの利用にお金を使うのではなく、自分の時間を確保するためのサービスにお金を使います。
たとえば、家事代行サービスや、託児所やベビーシッターの利用、食材の宅配サービスなど。
今、弁当の宅配もありますね。
食品の宅配サービスは、ちゃんと使い切れる量だけ買ってください。
私の娘の友達に、食材を1週間ごとに届けてもらっている人がいますか、忙しいのか料理が面倒なのか、食材をろくに使い切れず、よく捨てているそうです。
それなら、スーパーでふつうに食べる分だけ買ったほうがいいです。
食品の宅配サービスの中には、個別包装が多くて、やたらとプラスチックゴミが増えそうなものもあるので、その点も考慮してください。
プラゴミが増えると、環境によくないですが、自分の仕事が増えます。
8.交際費
友人に食事をおごる、恋人を遊園地に連れて行く、冠婚葬祭に出すお金(ご祝儀、香典)を増額する、人にプレゼントする、など。
プレゼントに関しては、いつも書いていますが、相手から強いリクエストがない限りは、あとに残る物は避けたほうがいいと思います。
自分がそういう物を贈ってしまうと、高い確率で、似たような物が返ってきます。
9.残らないものを買う
どうしても、デパートなどで買い物しないと気がおさまらない場合は、すぐに確実に消費できるものを買ってください。
アイスクリーム、少量の茶葉やコーヒー豆、今晩すぐに飲んでしまう缶ビール、きょうすぐに食べてしまう袋菓子など。
買い物するとき、それを使うシーンや捨てるタイミング、捨て方などを考えてから買うと、死蔵してしまう物を買うことを防げます。
買う前に考えることもリストを作り、「いつまでに消費できるか」という項目を入れるといいでしょう。
服を買う前に自問自答したい10の質問。無駄なお金を使うのはもう卒業。
10.独自の使い道
自分独自の使い道もリストに入れてください。
たとえば、親や子供に使う、仕事の取材費、通信費(長電話が好き、とか。今は長電話する人っていないですかね)など、いろいろあると思います。
使い道をリストアップしておくことは、予算を立てる一歩手前の作業ですから、ふだん予算を立てない人や、予算を立てることが苦手な人にもおすすめの作業です。
こんなことにお金を使いたい、と思うものをどんどん書き出してください。たぶん、書いていると、まだお金は使っていないのに、楽しくなると思います。
*****
お金の使い道を10個紹介しました。
自分がどこにお金を使いたいか先に考えておくことがポイントです。
そうすれば、もっと計画的に、自分の望む方向でお金を使うことができます。
何も考えていないと、いつものパターンで「すぐにガラクタにしてしまう物」を買うことになりますよ。
ガラクタ予備軍を買わないようになると、買い物の満足度があがるので、毎日が楽しくなります。
今年、私は、あとに残る物としては、iPad用のキーボードとマウス、それにちょっと高めのアロマデュフューザーを買いました。3つとも、とても重宝しており、買ってよかったです。