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かわいいものを手放すのに苦労しているマカロンさんから質問をいただいたので回答します。
捨てるものを写真で残すことについてです。
写真で残すとスッキリしますか?
実物はなくともコンパクトになっていつでも見れるのが良いと言われていますよね。
この方法は子供の作品や形見の品などにはとても有効と思いますが、心は離れているが捨てられないモノに有効ですよね?
私の場合、写真に残していつでも見れるからこれでヨシ!とは思えないものが多いのです。そのモノがあってこそと思ってしまいます。
逆に気持ちの離れたものについては、写真も要らないといった感覚です。
少し迷いのあるものを思い切ってフリマ出品してみると何故だか気持ちが離れ、早く売れて欲しいとまでの変化にもなりますが、どちらかというとこの効果のことなのかな? と思ったりしています。
一般的にはこの方法で本当にスッキリされてるのでしょうか? 私が例外なのかしら?
マカロンさん、こんにちは。質問ありがとうございます。
写真で残して、スッキリ手放せるかどうかは、人にも、手放すものによっても違います。
したがって、この質問の回答は、「実際に自分でやってみてください。やってみればどんな効果があるのか、はたまたないのかわかります」となります。
自分の感じ方がふつうとか例外とかはどうでもいいことです。大事なのは、物が減るかどうか。
そもそも、物を捨てたときに感じる感情に「こうあるべき」というものはありません。
何かを手放すのが難しいときは、少しずつ試してみて、自分に合った方法を見つけるのがベストです。
思い出の品や愛着のある品を捨てると、2度と見ることができないので、その状態が嫌なら写真に残せばいい、とお伝えしています。
品物がなくても、写真を見れば、その品物に紐付けられているできごとや感情を思い出せるからです。
一方、「写真と実物は違うから、やっぱり実物を取っておきたい」と思うなら、実物を取っておけばいいでしょう。
その場合は、スペースを取られるし、暮らしにくくなりますが、本人が、「暮らしにくくても、実物を取っておく」ほうを選ぶのなら、私がそれを止めることはありません。
ところで、気持ちが離れているのに、捨てられないものなんてあるんですか?
気持ちが離れていたら、ふつう捨てることができると思います。
捨てられないとしたら、気持ちが離れていないのでは?
質問の回答はこれで終わりました。ここから、マカロンさんのエリーさんへの返信をシェアします(長文すぎるので、途中さしさわりがないと思うところを省略します)。
記事にのせないと、エリーさんが読むことができないからです。
マカロンさんから最初にいただいたメール⇒かわいいものを集めすぎてしまいました。どうやって片付けたらいいですか?
この記事を読んだエリーさんのマカロンさんへの助言⇒家族の物とコレクションをきれいさっぱり処分するコツ~読者から読者へのアドバイス
半年を期限に処分します
件名:大好きなかわいいものと向き合った結果
筆子さん、先日は的確なアドバイスありがとうございました。
エリーさん、貴重なアドバイスありがとうございました。
エリーさんの教えてくださった「ひぐちさとこさんの本」は、既に読破済みで、これは私のこと? 私見て書いた? と思うくらいドンピシャな内容でした。続編の「買い方変えたら…」も読破済みです。
ひぐちさんのようにスッキリとまで行かずのままですが、バイブル本として筆子さんの本と残しております。
また、駿河屋さんのまとめて送るだけの買取サービスは初めて知りました。ありがとうございます。
こんなにもお待たせしてしまいましたが、自分の中で1つの答えがでました。
多分、筆子さんやエリーさんをがっかりさせ、ミニマルな生活を目指す、ここに訪れる方々には理解されない答えと思います。
時間が空くとやりたいことのはずの、ピアノも手芸もせず、手放すもの達の出品準備。
売れて梱包&出荷して…果たしてこれが苦なのかどうか。私はこの一連の作業を面倒と思いながらも楽しんでるのではないか? そう思ってきました。
出品、梱包などは面倒ですが、自分の持ち物を棚卸している状況は楽しいのです。
やっぱり大好きだと改めて眺めるのも楽しく、何より棚卸することで、ぎゅっと握っていたものでも今はそこまでときめかなくなったと気付き手放せるものも多く、ずっと同じ気持ちで持ち続けたいものはそんなにないと気付きました。
そして、かなり減りました。(総量が多いのでまだかかっています)
しかし、新しいものにまた興味も出て、別の小さいもが増えたりもしてます。ダメですね。(嵩の大きいものは買わなくなりました。)
ときめきがどういった感覚かわからない人は、こんまりさんのやり方でうまく行かないとよく耳にしますが、私は当初こんまりさんに「ときめくものが多すぎて困ってる」と相談したくらい、好きなものがはっきりしていて多く、キュンキュンときめいてしまいます。
そしてそれらは世の女性が同様に飛びつくようで、争奪戦にもよく巻き込まれます。
筆子さんの最近の記事にありました、日本は本当、かわいいものが多すぎます。それもあって、私は日本が大好きです。
人生あと25年あるかないかの話については、25年かけて減らそうとは思っていません笑笑!
振り返ると25年があっという間だったので、早く減らさなきゃ、残った者に迷惑かけると焦り始め、ここ半年〜1年位で減らしたいと思ったのです。
なので、今の所の結論は、今あるときめかなくなったものは半年を目処に全処分。
納得いくまで譲ったり売ったりがんばってみるが、期限は半年。その後は処分なり、駿河屋買取サービスへ送付する。
手放せなかった好きなもので価値あるものは、突如私がいなくなっても迷惑を少しでも減らせるように、「捨ててOK。駿河屋さんの買取サービスに送るとおこづかいになるけど任せます」と今のうちから書いておこうと思います。
欲しいものは厳選して買う。飽きたら売る。これを繰り返すしか今の私にはないかもしれません。
きっと、全体量はかなり減ると信じて。
また、この考え方も変わるかもしれません。
最近特に、そういった思いや考え方のサイクルが早く変わっていくのです。
マカロンさん、返信ありがとうございます。
半年という期限を決めて、処分することにしたんですね。
タイムリミットをもうけるのは有効だと思います。
マカロンさんの下した決断について、私やエリーさんが、がっかりすることはありません。私もエリーさんも、マカロンさんの物が増えようが減ろうが、実害はまったくありませんから。
私は、不用品は捨てたほうがいいと思っていますが、最終的にどうするかは本人が決めることであり、その人の行動をコントロールする気はさらさらありません。
物を捨てたい人に、捨てるヒントみたいなものをお伝えできたらいいなと思って、これまでずっとブログを書いてきました。
マカロンさんが、遺族になるであろう人に、「全部捨てていいから」と伝えるのは悪くないでしょう。
でも、私なら、極力、自分で捨てます。物を処分するのは、けっこう面倒だし、時間がたてばたつほど大変になりますから。
どれだけ物があるのかわかりませんが、一度、物の処分をする業者(遺品整理業者など)に見積もりしてもらい、その料金分のお金を遺族に残すとより親切でしょう。
エリーさんは、自分の好きなものを梱包しているから、その作業は楽しいかもしれません。しかし、他人のものを処理する人が、同じように楽しめるでしょうか? 私なら苦痛でしかありません。
駿河屋さんに売るにしても、全く手続きがないわけではありません。
最初に登録が必要だし、商品を送るさいは、申し込み書(現時点ではサイトからダウンロードし、プリントアウトして記入すると思われる)や身分証のコピーも同梱しなければなりません。
*身分証は、マイページにアップロードしておけば、毎回入れる必要はないようです。
さらに買い取ってもらいたい商品は、適当に箱に突っ込めばいいわけではなく、事前にクリーニングや仕訳が必要です。
参考動画(3分10秒)
だから、遺族には、「駿河屋さんの買取サービスに送るとおこづかいになるけど」という言葉は残さないほうがいいと思います。
この言葉があると、遺族は、「そういえば、お母さん、生前、せっせと、フリマとかに出していたようだ。もしかして、駿河屋さんで売ってほしいのかも?」と気を回し、忙しいのに無理して、細々としたものを、段ボール箱に何箱も梱包しようとするかもしれません。
そもそも、日本では、人が死んだあとの行政手続きがたくさんあり、とても大変です。
ただでさえいろいろやることがあるのに、マカロンさんの細々としたものを処分する仕事まで加わったら、どんなに時間を取られ、心労が募るか?
マカロンさんは、お母さんの遺品の処分に苦労したからわかるんじゃないでしょうか?
しかし、これとても、人によって違います。
私は、他人のもの(たとえば夫のガラクタ)を捨てることを考えると、今からゆううつですが、人によっては、「ああ、これお母さんが好きだったものだ」と残ったものに対して愛おしさを感じ、処分しながら至福の時間を過ごすかもしれません。
もし本当に遺族に迷惑をかけたくないと思っているのなら、自分のコレクションの処分について家族で話し合っておくといいでしょう。
最後に、私のブログを音声で聞きたい件ですが、「音声読み上げソフト」で検索すると、無料、有料のサービスがたくさん出てきます。
それではマカロンさんの片づけが進むことを願っています。どうぞお元気で。
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今年の秋、日本に帰ったのは、実家の不動産手続きのためでしたが、その手続に必要な書類を用意するのに、私は今年の前半、多大な時間と労力とお金を使うことになりました。
これは、私が海外住まいだったせいもあるでしょう。
この手続きがあまりに大変だったので、母が死んだあとの手続きについても調べたら、やはりとても面倒くさいことが判明。
そこで、母と弟に、「私(筆子)には遺産をいっさい残さないと書いた遺言状を作ってほしい」と頼んでおきました。
何かを残すと、どうしても仕事や手続きが増えるので、遺族に負担をかけたくない人は、自分でできるかぎり整理しておいたほうがいいと思います。
それではあなたも質問や感想などありましたら、お気軽にメールください。