目標を立てている手元

ミニマルな日常

目標を立てるときに私が心がけている9つのこと。

目標の立て方について質問をいただいたので、今回は、私が目標を立てるときに気をつけていることを9つ紹介します。

いずれも過去記事のそこかしこで書いていると思いますが、改めて7つにまとめました。

では、まず質問のメールを紹介します。ジャスミンさんからいただきました。



毎月、どんなふうに目標を立てていますか?

件名:毎月の目標の立て方について

いつもブログの更新ありがとうございます。

私は、年末にいつも来年の抱負というか、目指すゴールを考えています。「筆子さんはどうやっているんだろう」という疑問が湧いたので、質問を送らせていただきます。

筆子さんは毎月「今月はこうしよう」という目標設定をされていると思うのですが、それは今年の目標を達成するためのスモールステップというか、今年の目標をブレイクダウンした結果の12個という感じでしょうか?

それとも、その月々に思い浮かぶプロジェクトを設定している感じですか?

筆子さんは、ゴールに向けて着実に歩みを進めている感じがするので、どのように目標設定や計画を立てているか気になり、質問させていただきました。

お時間のある時にブログで教えていただければ幸いです。





ジャスミンさん、こんにちは。お便りありがとうございます。

毎月の目標って30日間チャレンジのことですよね。

マット・カッツに学ぶ30日間で人生を変える方法~30日間チャレンジのススメ(TED)

私は、そのとき、頭に浮かんだことを30日間チャレンジの目標にします。

私が30日間チャレンジの内容を決めるのは、月初めに、10年日記の「予記」のページを書くときです(毎月、予記のページがついている)。

日記を書くことは心の断捨離に効果的。10年日記を使っています

このときたいてい、前の月のことをぼんやり振り返っていて、やろうと思っているのにやれていないことや、乱れている生活習慣などが思い浮かぶので、それを目標にする感じです。

たとえば、本の執筆をしているのであれば、「今月は本の執筆をがんばろう、毎日5ページは書こう」といった目標にします。

私は、ゴールに向けて着実に歩みを進めるタイプではなく、わりと臨機応援に、その時々で、やることを考えています。

ガチガチに目標は立てないし、わりとゆるめだと思います。

目標を立てて、それを達成するためにがんばろうとすると、ストレスが増えるときがありますよね?

そういう状態を避けるために、ゆるめに、柔軟に取り組むようにしています。

では、以下に、私がふだん目標を立てるとき気をつけていることを書きますね。

1.優先順位の高いことを目標にする

あたりまえですが、そこまで優先順位が高くないどうでもいいことは目標にしません。

「できたらいいな」と思うことがたくさんあるなら、全部書いてみて、切実なものから取り組みます。

自分がやりたいことをするのが重要で、他人が「しなさい」と言ったことは目標にしません。

まあ、この年になると、誰かから、こうしろ、ああしろと言われることはないので、必然的にそうなります。

2.意識して効果的な目標を立てる

目標を達成しやすいように、効果のある目標の立て方を意識しています。

目標の立て方の話をするとき、たいてい、1980年代に、ジョージ・T・ドラン(George T. Doran)という人が提唱した、SMARTの法則(SMART criteria)が出てくると思います。

ドランさんは、経営者向けに、”Specific, Measurable, Assignable, Realistic, Time-bound” の5つを提示しましたが、今は、Aは、Assignable (割り当てることができる)ではなく、Atteinable (達成可能な)という言葉をあてる人が多いです。Actionable(行動できる)という言葉が使われることもあります。

またRは、Realstic(現実的な)の代わりに、Relatable (自分に関係のある)という言葉を当てることが多いです。

すなわち、SMARTな目標は、具体的、測定可能、達成可能、自分に関係があり、時間制限のある目標となります。

すべての目標にこの5つを当てはめることはできませんが、私は、できるだけ、具体的で、実現可能な目標にするようにしています。

SMARTについて知りたい方は、この動画をごらんください。日本語字幕もあります。

4分。

3.アクションプランを立てる

ゴールを達成できるように、具体的なアクションプランを考えます。

この点については、貯金の仕方や断捨離方法で何度も書いています。

たとえばこの記事⇒今日からできる貯金につながる行動。今年は貯金できなかった。来年こそがんばると言うあなたへ。

4.時間を準備する

目標を達成するためには、何らかの行動をする必要がありますが、その行動をする時間を用意します。

たとえば、部屋をきれいにするのが目標なら、片づけ作業をするための15分を、1日のうちのどこかで作るわけです。

5.目標を紙に書く

目標やアクションプラン、その他の計画は紙に書いています。

30日間チャレンジの目標は日記に書くし、それ以外のプロジェクトは、そのへんの紙やデジタルプランナーに書きます。

本の執筆をするときは、執筆スケジュールを考えて、進捗状態がわかるようにします。

目標を紙に書くのは、書いたほうが忘れにくいからです。

6.環境を整える

その目標を達成しやすいように、環境を整えます。

たとえば、お菓子の食べ過ぎをやめたいなら、お菓子を目に見えるところに置かない。

毎日問題集をやりたいなら、すぐに手にとれるところに問題集と筆記具を置いておく。

買い物をやめたいなら、買い物ばかりする友人と距離をおく。

7.ふだんからやりたいことを考える

こうしたいな、ああしたいな、こんなことができたらいいなという思いはすべて自分の頭の中から出てきます。

自分の中からしか出てこないので、思いつかない限り、いい目標も生まれません。

そこで、目標を思いつきやすいように、ふだんから、「できる・できない」は関係なく、こんなことができたらいいな、こんなふうになったらいいなと思うことは、まめにモーニングページや日記に書いています。

ブレインダンプをすることもあります。

シンプルライフやミニマルライフは、余計なことにリソースを使わず、自分が大事なことにリソースを使う暮らしです。

よって、シンプルに暮らしたほうが、自分の本当にやりたいことを思いつきやすいと思います。

ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ

頭の中のガラクタを断捨離するブレインダンプのやり方

8.時々振り返る

目標は立てっぱなしではなく、節目節目で振り返り、必要な調整します。

30日間チャレンジなら1ヶ月の終わりに振り返ればいいので、振り返りしやすいです。

そのために、ものを書く習慣を身に付けたほうがいいと思います。

9.前向きな思考

どんな目標も、ポジティブな気分で取り組んだほうが達成しやすいと思うので、ふだんからポジティブに考えるようにしています。

怒りや復讐心、「見返してやる!」といった気持ちが原動力となって、何かを達成させることはあると思います。

しかし、そういうネガティブなことをベースに生きていると、ストレスが増えるし、目標を達成したあと、むなしさが残ります。起爆力という点で負けるとしても、ポジティブな気持ちで、楽しみながら目標に向かって生きるほうが性に合っています。

目標に関する過去記事もどうぞ

新年の誓いをより効果的に立てる7つのコツ。確実に実現に近づくために。

読者の1年の目標(新年の抱負)と、目標達成に関する記事のまとめ。

人生を変えたいあなたに。30日間チャレンジのアイデア88選。

時間の奪い合い:ソーシャルメディアのコスト(TED)

よりよいワークライフバランスを実現する3つのルール(TED)

できたらいいな、と思う大きなゴールを達成する方法(TED)

時間がないんじゃなくてやる気がないだけ。大事なことに時間を使う方法(TED)

*****

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ハンドルネームを変えてもIPアドレスが同じだから、調べれば同一人物だとわかります。

歌を歌うときは松任谷由実、作品を提供するときは呉田軽穂みたいに使い分けたいと思うのかもしれませんが、受け取る側の立場に立ってみてください。

あなたが筆子だったら、いつも同じ名前で送ってほしいと思うでしょう。





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