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ミニマリストになるほどでもないけれど、掃除や片付けばかりする人生から抜け出したい。もっと充実感を感じながら暮らしたい。そんなあなたのために、無理なく、持たない暮らしにシフトするコツを7つお伝えします。
いきなりすべてを捨てなくても、生活習慣をちょっと変えるだけで、物は減っていくし、だんだん自分軸で生活できるようになります。
1.収納するのをやめる
物がたくさんあると、多くの人は何とか収納しようとします。大きな家へ引っ越したり、貸し倉庫を借りたり、新しい家具を買ったり。
収納雑貨を買ってきたり。たたみ方を変えたり、並べ方を変えたり、入れ方を変えたり。
こういう努力は今日限りやめてください。収納スペースからあふれていたら、家の収納スペースに対して、明らかに物が多すぎるのです。
収納はあきらめて、あふれているものを捨てるべきです。
2.台所のカウンター、テーブル、シンクのどれかをきれいにする
家中をきれいにする必要はありません。まずは家の中でもっとも物が増えやすい場所の1つであるキッチンのカウンター、テーブル、流しのどれかをきれいにしてみてください。
自分が1番タックルしやすいもの、もっとも気になっているものを選ぶといいでしょう。
多くの読者の方が、シンクをきれいにするようにしたら、他の場所も片付けることができるようになった、気分がよくなった、とメールに書いて送ってくれました。
なぜシンクをきれいにするべきか⇒流しをピカピカに磨くことが家全体の片付けにつながる~ミニマリストへの道(26)
流しをきれいにしたら効果があったという読者の声⇒効果的な片付けの始め方~シンクを磨くと生活が一変する
カウンターやテーブルでもかまいません。カウンターは台所の棚や食器棚、流しの下に入らない物を置く場所になりがちです。ここに物があふれたら、何かが多すぎるサイン。
カウンターに置いている調理家電、調理雑貨、調味料など、本当に必要なのか見直すチャンスです。
調味料はそんなにいりません⇒買わなくてよくなった調味料~食事をシンプルにすれば調味料も減らせます
キッチンのテーブルも物置き場になりがちです。ここは本来食事をする場所。子供が勉強したり、主婦が仕事をすることもあるかもしれませんが、誰も使っていないときは、何も乗っていないのが理想です。
3.とにかく便利グッズを買わない
1つの用途しかカバーしないような、便利グッズを買わないようにしてください。必要だなと思っても、3回困るまで待つことをおすすめします。
確かに世の中便利な物が多いです。しかし、便利さばかりを追い求めた結果、ガラクタが増えてしまったのです。
手持ちの物だけで工夫して暮らすように努めてください。
関連⇒捨てる物に迷って断捨離の手が止まったら、優先的に捨てたい3つのもの
4.流行を追いかけない
毎シーズン新しい服を買っていたら、お金も収納スペースもどれだけあっても追いつきません。少ない物で暮らすためには、自分のスタイルを確立することが大切。
服を買うのをいったん停止して、自分らしいファッションについて考えてみてください。
関連⇒少ない服でおしゃれを楽しむ方法。この秋からミニマルなファッションにしませんか?
5.セール商品を探すのをやめる
誰でも、同じ買うなら少しでも安いほうがいい、と思うもの。しかし、安いものばかり探していると、だんだん買い物をする理由が「値段が安いから」になってしまいます。
安易な買い物が物を増やすのです。
実は、買ったときは「得した!」と思っても、全然得になっていません。人はセールで買ったものや無料のものは、あまり大事にしないので、定価で買ったものより、ガラクタになる可能性が高いです。
セール品ばかり買っているとゴミがたまる理由はこちら⇒断捨離の天敵、無料サンプルや値引き品の誘惑に打ち勝つ5つの方法
「それは私の生活に必要だから」「それがあると私の暮らしが今よりよくなるから」こんな理由で物を買ってください。
必要なタイミングで買えば、たとえそれが定価でも、結局はお得なのです。いくら安くても、使わなかったら、損ですよね?
セール品を探すのは、お金だけでなく、時間や労力も費やしていることを忘れないでください。
6.時間の使い方に意識的になる
あなたは週に何時間、掃除や片付けに使っていますか?今よりもっと物が少なくなれば、掃除にかける所要時間は減るでしょう。
なんとなく掃除をしていないで、1度、毎日どれだけ家の整理整頓や、収納、片付け、掃除に時間をかけているか数値化してみてください。
私は以前の家の半分以下のスペースに引っ越したら、本当に家事が楽になりました。
引っ越してからやらなくてもよくなったこと⇒小さな暮しを満喫中~生活をダウンサイジングしてやらなくてもよくなった7つのこと
この他にも、物を探している時間など、物が多いばかりに発生する作業に費やしている時間に意識を向けてください。
私たちの時間を奪うものは、たくさんある洋服やタオル、おもちゃだけではありません。
テレビやスマホ、タブレットなどの最新のガジェットも、特に必要もないのにだらだら見たり、使っているのなら、そういう物があるせいで、貴重な時間を取られているということになります。
時短になると思って買ったものが、意外と時間泥棒なのです。
7.あらゆる面でマイナスする思考を持つ
たとえば、室内を美しく整えたいと思ったら、新しい調度品を買うのではなく、何かをマイナスできないか、考えてみてください。
何かを新しく付け加えるより、たくさん飾ってある置物を間引きするほうが、フォーカルポイントができて、かえって素敵な部屋になるのはよくあることです。
フォーカルポイントとは、人の視線がもっとも集まる中心、見せ所という意味です。
部屋をきれいに見せるコツ⇒意外と知らない部屋をスッキリ見せる7つのコツ
洋服を減らすのも、仕事を減らすのも同じことです。マイナスすることで、よりおしゃれができるし、仕事も充実するのです。
番外:断捨離を続ける
一気に怒涛のように捨てる必要はありませんが、毎日コンスタントに15分ぐらい、いらない物を捨て続けてください。引き算する暮らしや、ミニマリズムには完成形はないと思います。
いつも、よりよい暮らしのために、いろいろな工夫をするそのプロセスが楽しいのです。
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たくさんの物に振り回されるのをやめて、できるだけシンプルに暮らすと、気持ちが軽くなってきます。
これまで物をためこみすぎて、幸せになれなかったのですから、プラスする生活はうまく行かないのです。考え方をくるりと変えて、いろいろな物をマイナスしてみてください。