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キッチンの片付けがなかなか進まずやる気を失っている人に、この場所を片付けるメリットを7つ紹介します。
ぜひ、読んでいただき、片付けの先にある「もっといい未来」を想像して、また片付けはじめてください。
キッチンは家族が毎日使う生活の要(かなめ)となるスペース。
台所の状態は、私たちの気分や行動に大きな影響を与えます。
私自身、キッチンをきれいにすることを心がけていますが、台所がきれいだと、とても精神衛生にいいと思います。
1.作業時間が減る
キッチンがきれいに整っていると、一連の作業がしやすいので調理時間が短くなります。
カウンターに余計なものがなく、必要な道具がすぐ手に取れる状態なら、スムーズに調理できます。
「先にカウンターを片付けてから、まな板や小鍋を置くスペースを確保する」「ダイニングテーブルの上にある雑多なものをどけてから食器を並べる」といったことをしなくてすみます。
キッチンツールや食材が、定位置に収まっていると、必要なものを探したり取り出すことも簡単です。
パントリーにものを詰め込み過ぎていると、必要なものが見つからない、取り出すのが面倒、一つ引っ張り出すと他のものまで落ちてくる、なんていうことが起きますよね。
さらに、食材を持ちすぎなければ、メニューを決めるときに迷いません。道具にしてもありすぎると、今使うものを選ばなければなりません。
台所の作業では、意外とこの「迷う」ことがストレスにつながると思います。
キッチンにある9つのストレスの元。すべて取り除けば、もっと快適に炊事ができる。
2. 余計な買い物がなくなる
キッチンをすっきり片付けると、無駄な出費が減ります。
台所は、食材、調理道具、調理家電、食器やユーテンシルなど複数のものがおさめるので、雑多なものが増えやすい場所です。
棚や引き出しがごちゃごちゃしていると、家にあるのに、同じものや似たようなものを買いがちです。
食材のストックが多すぎれば、使い切れないまま賞味期限が切れたり、中身が劣化したりして、食べきれず、買ったお金がすべて無駄になります。
ものが多いせいで、収納場所に余裕がなくなり、収納グッズを買ってしまうリスクもあります。
台所の収納力をあげるためのグッズはいろいろなものが出ています。100均の店頭でも、ディッシュスタンドやマグネットケースなどが並んでいるので、誘惑に負けて買ってしまうかもしれません。
必要なものだけを持っていたら、こうした収納グッズを買うことはありません。
3. 家事の心理的ハードルが下がる
きれいなキッチンなら、気持ちの上で家事に取り組みやすくなります。
カウンターがものでふさがっていたり、使い終わった鍋や食器がシンクにたまっていたりすると、「ああ、まずこれを片付けなきゃ」と気持ちが重くなります。
料理を始める前にひと仕事しなければならないので、肝心の料理が面倒に感じてしまうのです。
料理が好きな人はいいかもしれませんが、苦手だとこの心理的ハードルは高いと思います。
私自身、料理がさほど好きでないので、せめて作業環境だけはきれいにして、ストレスが増えないようにしています。
きれいなキッチンは、後片付けもしやすいので疲れません。
洗いものをシンクにためてしまうのは、食器がたくさんあるからです。必要最低限にしてしまえば、いつも使う食器を速いサイクルで使うしかないので、食器はどこにもたまりません。
汚れた食器をシンクにためこまない4つの方法。洗い物が嫌いでも大丈夫。
4. 自分を追い込まずにすむ
キッチンをきれいにすることは、精神衛生にもよいです。
汚いキッチンは、自分が思う以上に罪悪感を生みます。
散らかっていると、「片付けていない=怠けている」「私は主婦失格なのでは?」と思いがちではないでしょうか?
実際は忙しくて手が回らなかっただけなのに、シンクの中の食器や、出しっぱなしのツール、汚れ放題のコンロを見ると、主婦は自分を責めてしまうのです。
キッチンは、食べ物を扱う場所。私たちは無意識に「清潔にしておくべきだ」と思います。少し汚れているだけで、家事を怠っている、家族の健康管理ができていないという気持ちを生みます。
自分だけでなく、家族や来客など、他の人も出入りするスペースなので、汚いとばつが悪い思いをすることもありますよね。
散らかったキッチンは、こんなふうにストレスや罪悪感を生みやすい場所です。きれいにしておけば、よけいな罪悪感にさいなまれません。
5. 家族に手伝ってもらえる
キッチンがすっきり整っていると、自分以外の人にも使いやすくなります。
家族に手伝ってもらったり、その日の料理を担当してもらったりするとき、いちいち説明しなくてすみます。
どこに何があるのか簡単にわかるなら、子どもも自分のおやつや弁当ぐらいは、さっさと作ってくれるでしょう。
ほかの家族が料理をしたり、後片付けをしたりする機会が増えれば、当然、自分の負担が減るので、調理のみならず、ほかの家事にも、余裕を持って取り組めます。
家族が料理を全然手伝ってくれなかったとしても、後片付けぐらいは頼みやすくなります。
ものの定位置が決まっていれば、「それじゃない」「置き方が違う」など、家族が、自分の希望とずれたことをする確率が減ります。
「手伝ってもらうとかえってありがた迷惑だ」と思うこともなくなります。
もちろん、家族にとってもきれいなキッチンのほうが、見た目がスッキリしているので気分がいい、使いやすいといったメリットがあります。
家族全員気持ちよくキッチンを使えるので、日々の幸福度が上がるでしょう。
6. より安全に使える
作業スペースによけいなものがなく、広くゆったり使えると、落ち着いて調理ができるので、やけどなどの小さな事故を防ぐことができます。
キッチンは、火や熱い鍋、刃物など危険なものが集まっています。
また、家電の配置や収納の仕方によっても、事故や災害時のリスクが上がります。
カウンターにものが多すぎて鍋を置く場所がなかったり、床に伸びているコードにつまづいてしまう、なんてこともよく起きます。
実際に火事が起きる確率はとても低いでしょう。しかし、日本は地震国なので、「地震が起きたらどうなるか?」を考えておくのは必要だと思います。
食器棚にぎっしり食器を入れて、何も対策をしていないと、地震で棚が倒れて食器が全部割れます。
7. シンプルライフになる
いったんキッチンをきれいにすると、ものが少ないほうが暮らしやすいと実感します。すると、たくさんものを持つより、必要な分だけを持つ暮らしにシフトするでしょう。
日常使うすべてのものを厳選する意識が働くようになります。
すると、消費の仕方も変わります。
ストックを持ちすぎると管理が大変だし、食べ切れない、使い切れないという問題が起きますが、シンプルに暮らすようになれば必要以上に買い込まなくなります。
新しいものを買うときは、本当に必要か、今の暮らしに合っているか考えるようになるので、全体的に買う量が減ります。
使いやすいキッチンは自炊のハードルを下げ、食生活にもよい影響があります。
台所が整っているだけで、生活全体がシンプルになり心にゆとりが生まれるのです。
ものに振り回されないシンプルな暮らしは毎日を楽しくしてくれます。
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終わりに:キッチンをきれいにすると人生がよくなる
ここまで紹介してきたように、キッチンをきれいにすることは、家事がラクになる以上に、いろいろな波及効果があります。
・料理が楽しくなる
・健康につながる
・時間を節約できる
・心が安定する
・人間関係がよくなる
・習慣を改善できる
こんなふうに、キッチンを片付けるだけでいろいろな効果を期待できます。
生活全体を改善できるので、できるところから不用品を捨てはじめてみてください。














































