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中学校3年生の方から質問をいただきました。自分の汚部屋をなんとか片付けて、きれいな部屋から高校に通いたいそうです。
この記事で回答しますね。
まずメールをシェアします。Tさんからです。
高校に入る前に汚部屋をきれいにしたい
件名:自分の汚部屋をどうしたらいいか。
先日ブログを拝見させていただきまして、私の部屋についても相談にのっていただけないかなと思い、ご連絡しました。
表題の件ですが、自分の部屋が汚いことについてとても悩んでいます。わたしは今中学3年生なのですが、高校の受験をして進学するまでに部屋をきれいにしてリフレッシュした部屋で高校に通いたいなと思っております。
わたしの部屋は5畳(多分)の小さな部屋なのですが今、勉強机と付属の棚、付属のタイヤ付きの引き出し、昔使っていた低い机、5段のクローゼット(簡易的なもの)、ラック、そして部屋に付属の服をかけるような大きなクローゼットがあります。
勉強机と付属の棚はものが多めではありますが、置いてあるものは把握してあり、まあ大丈夫かなと思っています。
ですが、勉強机の下の引き出しはめちゃめちゃなのでどうにかしたいです。
付属のタイヤ付きの引き出しについては中がめちゃめちゃになっています。どうにかして使えるようにしたいです。
昔使っていた低い机の上には多分1000枚位のプリントが大量に置いてあり、その上に学校で作った工作物などが散乱しており、またその上にプリント、という絶妙なバランスで保っており、いつ倒れるかわからない状況です。
そこが2番目にひどいところかと思います。これはプリントと工作物類を捨て、必要な時以外折り畳んでおきたいです。
5段のクローゼットには幼稚園の頃の作品がぐちゃぐちゃに詰めんこんであり、上にも立体作品が置いてあり、動かすのが難しい状況です。これはきれいにして父の部屋に移動させたいと思っています。
ラックにはもう使わないバッグ(こわれたものやあまりに幼いもの)が大量にかかっている状況で、これは整理して使うか捨てるかしたいです。
大きなクローゼットには、わたしがおもちゃをたくさんもっていたので、そのおもちゃがとひだしそうな勢いで詰め込まれているのと、小学校の頃の教科書などが詰め込まれていて、どうしたらいいかわからなくて困っています。
ここが1番ひどいところで、きれいにして上には服をかけて下に棚を買って古いノートなどを入れておきたいです。 ただ、ここは多分大丈夫だと思うのですが食べ物類は一切放置していないのですが虫など湧いていないかとても心配です。
他にも棚の隙間に使わない部活バッグ、使わない籠が5個程度、勉強机の棚の隙間の取れないところに小学校の頃の絵画など無駄なものが山ほどあります。ほどんといらないものです。
ここで困っているのがわたしが住んでいるのは高層マンションでして、ゴミを出すのがとても大変なことと、紙類やおもちゃ類をどうしたらいいかわからないことです。
大変長文と読みにくい文になってしまいましたが、アドバイスよろしくお願いします。
Tさん、お便りありがとうございます。
中学3年生なのですね。Tさんは、とてもしっかりした方だとお見受けしました。
メールにちゃんとあいさつがあるし、敬語も使えています。
自分の部屋の内容物についても、しっかり把握できているので、あとは捨てるだけです。
Tさんのお便りの内容を私なりに図解してみました(絵が適当ですみません)。
お部屋にある家具はこれだけでしょうか? メールを読んでいて思ったのは、「いったい、どこに寝ているのか?」ということです。
机や収納家具以外にもベッドが置いてあるのでしょうか。たぶんベッドの上には何もないのでしょうね。
以下に5つアドバイスを書くので参考にしてくだあし。
1.目標を定める
最終的に、どんな部屋にしたいか、どんな暮らしをしたいか、まず目標を定めると、途中で挫折しにくいです。
とはいえ、Tさんはすでに
・リフレッシュして高校に通いたい
という目標があるし、それぞれの収納家具の中身をどうしたいか考えておられるのでこの点は大丈夫ですね。
中学生はそんなに物はいらないので、今使っている机(棚つき)と付属のキャスターつきの引き出し、それに作り付けのクローゼットだけで、十分暮らせると思います。
昔の机、工作の入っているクローゼット(洋服ダンスみたいなもの?)、ラックは不用なので、部屋から出すことを目標にしてください。
机は折りたためるから、部屋にあってもいいかもしれませんが、机、2つもいりませんよね?
2.不用な物はきれいさっぱり捨てる
Tさんの部屋の中にあるものは、いらない物ばかりです。
プリント、工作等の作品、幼稚園のときの作品、今は使っていないバッグ、小学校の教科書。
いらない物ばかりが、ぐしゃぐしゃの状態で放置されています。
必要な物なら、そんなことにはならないのです。
実際に使ったり、参照したりしますよね? 部屋のあちこちに、ぐしゃぐしゃのまま堆積しているということは、それらは皆、ガラクタである、という印なのです。
よって、こうしたガラクタはすべて捨ててください。
3.片付ける順番
いま、汚部屋なので、どこから手をつけたらいいのかわからないのかもしれません。しかし、片付け始めなければきれいにならないので、以下の3つのうち、好きな順番で捨て始めてください。
1.どこからやってもいい。とにかく捨てやすい物からどんどん捨てていく。
2.部屋に入ったとき、右側にある角から、壁にそって、順番に攻略していく。
3.ある程度、ターゲットを決めて捨てていく。
3番を採用するなら、1つの例ですが、まず、本来は物を置くべき場所ではないところにあるものから捨て始めるといいです。
すなわち、床やベッドの上、家具と家具の隙間です。床の上にスペースを確保しておくと、ほかの場所にある物を捨てるときに作業がしやすいです。
参考記事⇒ものすごく散らかった部屋を1日で片付ける方法(汚部屋改善)
次にもっとも自分が気になるところに移ってください。たぶんご自身の机の下にある引き出しの中でしょうね。
ふだん自分がよく使う場所をきれいにすれば、すぐに生活の質があがります。その次は、もっとも気になっている場所、Tさんが「一番ひどい」と言っている作り付けのクローゼットの中を片付けます。
このクローゼットは作り付けなので、外に出すことはできません。この部屋とは切っても切り離せない、重要な収納スペースです。ここをきれいにしておくと、かなりスッキリすると思います。
4.物の捨て方
ゴミの分別は両親と相談しながら行う
おもちゃと紙の捨て方がわからないそうですが、おもちゃはきれいな物なら、寄付するといいです。それ以外のものは、不燃ごみ(燃えないごみ)か可燃ごみ(燃えるごみ)です。
教科書やノートは資源ごみ(新たに何かの資源として再生できるゴミ)、プリントも、ものによっては資源ごみ、資源ごみで出さないなら可燃ごみです。
ごみ処理は、住んでいる地域の自治体が行うので、住んでいる場所によって分別方法(ごみの分け方)が違います。
自分の住んでいる場所の役所のサイトに分別方法が書いてあります。
たとえば、名古屋市ならこのページです⇒名古屋市:家庭ごみ・資源・リサイクル(暮らしの情報)
名古屋で不燃ごみのものも、東京や横浜では可燃ごみである可能性もあります。使っている焼却炉の種類やパワーが違うからです。
このような分類は、自分で調べてもいいのですが、お父さんかお母さんに調べてもらうほうがいいでしょう。
自治体指定のゴミ袋があったりしますから。
自治体のホームページを見ても、よくわからないなら、電話して聞けば教えてくれます。
Tさんは、中学校3年生なので、夏休みの自由研究として、ゴミの分別方法やリサイクルについて調べつつ捨てると一石二鳥ですね。
参考:ぬいぐるみの捨て方⇒ぬいぐるみの捨て方。連休中に子供とやる断捨離プロジェクトにおすすめ
ゴミの捨て方も親に聞く
ゴミの捨て方も、ご両親に聞けば、知っているはずです。お便りには、お母さんの話が出てきませんが、お母さん、いますか?
ふだん、Tさんの部屋を掃除しているのはお母さんかお父さんだと思いますので、どちらかに聞いてください。
Tさんはまだ未成年なので、何もかも自分でやる必要はありません。親は、子供が安心して暮らせる環境を提供すべきです。
高層マンションは、どちらかというとゴミを捨てやすいのではないですか?
そのマンションによって違うでしょうが、各フロアにゴミを出せる場所があり、24時間好きなときに出せるビルが多いと思います。出されたゴミは管理業者が専用エレベーターにのせて、下まで運びます。
ダスターシュートに放り込む方式かもしれません。
だから好きなときにどんどん出せばいいのです。
もし、ゴミ収集日に、自分でゴミ袋を運ばなければならないのなら、ご両親と一緒に運べばいいでしょう。必要なら管理人さんにカートを借りて運んでください。
ものすごい量だと思うかもしれませんが、中学生はまだ生まれてから10数年しかたっていないし、生活そのものがシンプル(学校に行くだけ)なので、自分が思うほどたくさんの物をかかえてはいません。
Tさんも、教科書、ノート、プリント、紙ゴミ、おもちゃ、工作物、古いバッグしかないので、捨てるのは難しくありません。
毎週少しずつでもゴミ収集に出せば、半年もあればクリアできます。
5.汚部屋脱却のコツ
とにかく捨てる
高校で新しい生活を楽しむためにも、古い教科書やプリントはどんどん捨ててください。
棚の中にぐしゃぐしゃに入っているということは、それらを持っていないのと同じことなのです。むしろ、ストレスになっている分、持っていない場合より、たちが悪いです。
毎日少しずつ捨てる
ふだんは学校へ行ったり、宿題したり、部活をしたりと忙しいと思うので、1日15分か30分ぐらいを目安に、捨ててください。
週末や夏休み(冬休み、春休みも)はもっとガッツリ捨ててもいいです。
親の協力をあおぐ
4番にも書きましたが、ご両親に片付けを手伝ってもらってください。
ご両親は、Tさんが快適に暮らせる、よりよい環境を提供したいと思っています。それに、ガラクタのために、よけいなお金を払うのはいやなはずです。
Tさんのご両親は、そのマンションが持ち家なら住宅ローン、管理費、修繕積立基金、固定資産税を払っているだろうし、賃貸なら家賃を払っています。
いらない物を保管するために、毎月大きなお金を払うほど、ばからしいことはありません。
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私からのアドバイスは以上です。もし、わかりにくい箇所がありましたら、また質問してください。
ご両親にこの記事を見せるといいですよ。