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今の時代、ふつうに暮らしているとどんどん物がたまって行きます。日々、家の中に物を入れないように気をつけながら、適度に物を処分していかないと、遅かれ早かれ家中、ガラクタだらけになるでしょう。
きょうは家の中にこんな兆候があったら、断捨離したほうがいいという「モノ余りの症状」を10個書きます。ひどくならないうちに早めに手を打ってください。
1.料理をするたびにキッチンのカウンターに乗っているものを片付けている
キッチンのカウンターは調理スペース。モノ置き場ではありません。もしカウンターの上に、請求書、調理家電、食器、調味料、やかん、その他なんだかわからない小物がいっぱい乗っていたら、それはガラクタ予備軍です。
ガラクタはガラクタを呼び寄せるので、ゴミは捨て、ほかのものは定位置に戻し、カウンターがカウンターとして機能するようにしてください。
私がカウンターをきれいにするためにがんばった話はこちらです⇒台所を片付けるために私がやった3つのこと~ミニマリストへの道(38)
2.毎日しっかり掃除しているのに片付いた気がしない
ふだんまめに、床にあるものを拾って元の場所に戻したり、はたきをかけたり、掃除機をかけたり、雑巾でふいたりしているのに、いっこうにきれいになった気がしない、家の中はいつもごちゃごちゃしていると感じてますか?
たぶんそれは、家の中というより、倉庫の中に住んでいるからです。ガラクタはどんなにがんばってもきれいに片付けることはできないのです。
部屋の中でもっとも物が密集しているところから少しずつ断捨離することをおすすめします。
断捨離のやり方はこちら⇒うんざりするほどあった食器はこんなふうに断捨離(写真つき)~実録・親の家を片付ける(8)
私はズボラ主婦で、日々キッチンとトイレをウエスでふく以外はほとんど掃除しません。気がついたとき、ほこりをはらったり、掃除機をかけるだけ。
それでも片付いています。物が少ないからです。ズボラな人ほど物減らしをするべきです。
3.子供は2人だけなのに、おもちゃ屋さんが開けるほどおもちゃがある
今の子供はおもちゃを持ちすぎています。貧乏な家に生まれた私の娘ですら、着せ替え人形を10体以上持っていました。
昭和34年生まれの私自身は、リカちゃん人形とナンシーちゃんというやや大ぶりの着せ替え人形、ほかにいとこのお古のタミーちゃんとバービーを持っていました。それで充分でした。
4つのうちでは、そばかすがあって、不自然に美人顔でないタミーちゃんが気に入っていました。4つ持っていても、よく遊ぶのは1つだけだったのです。
もしおもちゃを入れた収納ケースが子供部屋はおろか、リビングルームまで侵入していたら、おもちゃがガラクタになっていないか、チェックする時期です。
おもちゃがありすぎるとかえって子供によくありません。第1に物を大切にしない子供になります。第2に、あふれるほどのおもちゃが、せっかく子供が持っている空想力や想像力の芽を摘みとってしまいます。第3に、おもちゃだらけで、遊ぶスペースがなくなります。
子供にはたくさんのおもちゃより、広い場所とゆったりした時間を与えるべきだと思います。
おもちゃの断捨離の方法はこちらです⇒子持ちミニマリストが伝える子供のおもちゃとの賢いつきあい方
4.しょっちゅう物にけつまづいている
家というのは、基本的に、日々の活動(労働や学業)の疲れをいやし、家族とだんらんし、のんびりリラックスする場所です。ゴミ捨て場でもなければ倉庫でもありません。
部屋から部屋へ移動するときに、しばしば足が何かにあたったり、ドアを開ききることができなかったり、すごくせまいところを身体を横にして通らなければいけないようなことはないでしょうか?
もし、毎日、障害物競走をしている状態なら、ガラクタがたまりすぎています。
5.玄関に家族の人数の倍以上の靴が出ている
玄関のたたきは、靴を履いたり脱いだりするスペースです。靴をディスプレイする場所ではありません。
たいていの家には、下駄箱があると思います。本来なら靴はすべて下駄箱にしまうのです。しかし、ふだん履く靴1足ぐらいは出しておいてもいいと思います。
ふだん履かない特别な用途の靴(長靴、ブーツ、冠婚葬祭で履くような靴)は、下駄箱に入れて下さい。
入りきらないなら、何かが間違っています。下駄箱の中身の断捨離をしましょう。
6.ダイニングテーブルが、キッチンというより古道具屋の店先にあるように見える
ダイニングテーブルは食事をする場所。ここにたくさん物が乗っていて、しかもだんだん数が増えているようなら要注意です。
子供のおもちゃや新聞、雑誌、得体のしれない紙、バッグ、その他が乗っていたら、断捨離タイム。
食事をするたびに片付けていると、それが習慣になり「そういうものだ」と思ってしまいます。しかし、決してそういうものではないのです。
7.ハンガーにかかった洋服を取ろうとすると、両隣の服が落ちる
クローゼットに服を詰め込みすぎているとこうなります。クローゼットのスペースを最大限に使うために、ブランコハンガーや特殊なハンガーを使っているとしたら、すでにかなりの量のガラクタがあると考えていいでしょう。
ブランコハンガーとは、クローゼットのバーに、ブランコのようにひっかけて、もう1本下にバーを作るものです。
ジャケットなど、丈の短い服をかけた下のスペースを使うための収納グッズ。こんなものを使わなくても洋服を減らせば何ら問題ありません。
このような収納お助けグッズを使っていたら、あなたの家はガラクタに侵されつつあると考えられます。
8.食器を出し入れするとき、まず別の食器を動かさなければならない
食事の用意や片付けをするたびに、食器の出し入れにストレスを感じているなら、食器を持ちすぎています。毎日似たようなものしか食べないのに、どうしてそんなにたくさんの食器がいるのでしょうか?
食器を出し入れするたびにいらいらするのと、毎日違ったお皿や小鉢を使って食事をするのとどちらがいいですか?私なら同じ食器を使うほうを選びます。というより、すでにいつも同じ食器しか使っていません。
確かに食器は割れ物ですが、そんなに簡単に割れやしません。一度食器棚に入れたら、ずっとそこに存在し続けるのです。いたずらに数を増やすとガラクタになるばかりです。
食器の捨て方はこちら⇒うんざりするほどあった食器はこんなふうに断捨離(写真つき)~実録・親の家を片付ける(8)
9.床の上に物が置かれている
床面積に対して、家具が占める割合は3割ぐらいがいいと言われます。家具を置いたら、もうほかのものを置くべきではないのです。特に日本人は床に座ったりごろごろするのが好きですから、ますます床にものを置くべきではありません。
もし雑誌や本、洗濯物が恒常的に床に乗っていたら、収納するための家具(本棚や、タンス)が飽和状態の可能性があります。
1度床にあるものをしまうついでに確認してください。
10.毎日探しものばかりしている
ガラクタが多いと、物を出しっぱなしにしがちです。というのも、物をそのへんにおいても違和感がないからです。
しまおうと思わないのはだらしがないというより、単に、ちゃんとしまうシステムができていないだけの話。
なぜ出したらしまうことができないのか?物でいっぱいでしまい場所がない可能性が高いです。探しものが多い人は、たとえ1番から9番の兆候がなかったとしても、家にガラクタがあることを疑ってください。
物が少なければ、頭の中がクリアになって、探しものも減ります。