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12月になりましたね。今月のおすすめの習慣は、あまり忙しく過ごさないことです。
忙しくなりすぎないコツを7つ紹介します。
1.やることを書き出し、優先順位を決める
今のうちに(月の最初に)今月から1月はじめにかけてやらなければならないことや、やりたいことをすべて書き出してください。
デジタルで書いてもいいですよ。
書き出したら、
1)やらなくてもいいことはどんどん捨てる←この項目が多ければ多いほど、忙しくならない
2)今月やらなくてもいいことは、来年に持ち越す
3)重要なこと、どうしてもやりたいことを決める
こんなことをしてください。
12月になると、「あ~、なんか忙しい」と焦ることが多いと思いますが、何をどんな順番で(どんなタイミングで)やったらいいのか、自分の中であいまいだと、余計に焦ります。
先に全部、やっておきたいことを出しておくと、それだけで、心の平安を得られます。
2.現実的な計画を立てる
1番の作業が終わったら、いつ何をやるか、だいたいスケジュールを決めてください。
このとき、現実的になることが重要です。
やりたいことはたくさんあると思いますが、時間は有限ですから、何もかもすべてやることはできません。
重要なことをちゃんとやることができれば、それで十分です。
さらに、キャッチアップする時間も作っておきましょう。
キャッチアップとは、遅れを取り戻すことや、追いつくことです。何をやるにしても、たいてい予定どおりにいかず、横から関係のない仕事が入ったりして、思っていたより時間がかかります。
キャッチアップする時間を作っておけば、大幅に遅れてしまったときも、焦らずにすみます。
かつて私は、家事や仕事の遅れを取り戻す時間をほとんど作っていなかったのですが、ちゃんと入れるようにしたら、できないことばかりで、すべてが総崩れになる、という状態が起きなくなりました。
予定より早く終わったら、のんびりできるし、次の仕事に着手してもいいですね。
3.先延ばしをしない
やるべきことを決めたら、先延ばしをせず、早め早めにやっていきます。
先延ばしをすると、2番に書いた「予定どおりに進まない状態」がたくさんたまってしまうので、ふつうにやるより時間がかかります。
しかも、「ああ、あれをやらなきゃ」と気になるので、ストレスも増えます。
私は、夏休みの宿題を最後にまとめてやるタイプでしたが(下手をすると9月にずれこむ)、夏休み中、「やるべきことをやっていないすっきりしない気分」が、ずっと心の奥底にありました。
わざわざ自分でストレスを増やしていたのです。
12月は、ふつうに過ごしていてもストレスを感じることが増えるので、自分で取り除くことができるストレス要因は、できるだけ排除しておきましょう。
4.ルーティンを維持する
忙しくても、いつものルーティンはできるだけ維持してください。
年末年始になると、テレビでは、特別番組が増えて、いつもの放送スケジュールが変化します。変化というと聞こえがいいけれど、別の言い方をすると乱れます。
特別進行になるのはテレビだけではないでしょう。さまざまな特別進行に合わせて、自分のスケジュールを見出してしまうと、余計に忙しくなります。
必要以上に夜更かしして、翌朝、すごく遅く起きたり、変な時間に食事やおやつを食べたり、半日ずっと掃除をしたりなんてことをして、生活を乱すと、仕事の効率が落ちます。
調子が狂うからです。
人は、「いつものルーティン」で行動したほうが、疲れないし、頭もよく働きます。
それに、夜更かしや食べ過ぎをしないほうが、気力も体力も温存できます。
5.予算に制限をかける
年末年始の出費に対して、予算を設定して、使うお金に制限をかけると、忙しさを軽減できます。
忙しくなる理由の1つは、物やサービスの消費に血道をあげすぎるからだと私は考えています。
通常、お金を使うと、時間を節約できますが(業者に家事を頼むなど)、お金を使いすぎるから忙しくなることもありますよね?
たとえば、以下のような場合です。
・用もないのにやたらと買い物に行く⇒買い物に時間を取られる
・外食をたくさんする⇒よけいな外出が増えて時間を取られる
・出なくていいパーティに出る⇒催し物に出る時間を取られる
過去記事によく書いていますが、買い物は時間を取られる行為です。
私はミニマルライフにして物をあまり買わなくなってから、ショッピングや、買った物の管理に使っていた時間が大幅に浮きました。
特別なとき(家族や友人の誕生日や記念日)に、ネット通販を利用してギフトを買うことがありますが、相手の希望を聞き、どれにするか考え、実際に買い物をしているうちに、あっという間に15分~30分は時間を取られます。
外食をするのは、時間の節約になると思うかもしれませんが、外に出るといろいろなところに寄ってしまいませんか?
外食するためだけに、電車に乗って、目当てのレストランに行き、食べたらさっさと帰ってくるなんてことは、意外にしないと思います。
ついでにどこかに寄って、いらない物を買ってしまうことも多いのではないでしょうか?
お金を使いすぎないようにすると、時間の無駄遣いも減ることが多いので、買い物好きの人は、予算を設定してみてください。
6.ギフトは控えめにする
5番で必要のない買い物をしないほうが、忙しくならないことを書きましたが、とくに、贈答品を買いすぎないようにすると、お金のみならず時間も節約できます。
日本のことはわかりませんが、北米では、11月のブラックフライデー(11月の第4金曜日)あたりから、どっとホリデーシーズンの買い物が増えます。
この時期、小売店は一番売上を伸ばします。
私が思うホリデーシーズンの買い物の特徴は3つあります。
1)財布のひもがゆるむ
ボーナスが出て、いつもよりお金がある、「1年の終わりなんだし、自分にごほうびよ!」という思考が働く、「縁起物、縁起物」または、「厄除け、厄除け!」と言いながら買い物する、店側が大々的なセールをする、こんな理由から、ふだんより買い物しすぎることが多い。
2)ギフト品の購入が増える
お歳暮、クリスマスプレゼント、帰省先へのお土産など、他人にあげる物を買うことが増える。
3)遠からずガラクタになる物を買いやすい
セール品の誘惑が多いので、必要ない物まで買ってしまう。
ここで問題にしたいのは、2)のギフトです。
年賀状や、年始の挨拶の手土産など、他人のために用意する物や、買う物は絞り込んだほうが、準備に時間を取られません。
年賀状について⇒年賀状を出すのをやめる方法。無理に出すのはおかしくないですか?
今年は、物価高だから、いつもより買い控える人が多いと思いますが、YouTubeやSNS、ポータルサイトでは、「ブラックフライデーで買ってよかった物」というコンテンツがたくさんあるので、わりとふつうに皆、買い物をしている印象です。
7.意識的にのんびりする時間を取る
忙しい日々が続いても、周囲の状況に流されず、意識して、のんびり、ゆったりと過ごす時間を取ってください。
自分1人の時間を持つ5つの方法。時には他人の声や視線を断捨離する。
忙しいと、休息時間や、自分のための時間を削ってしまうがちですが、実は、「自分のための時間」は、とても重要なのです。
今、心の不調を訴える人が増えていますが、原因はたぶん過剰なストレスです。
がまんしすぎて、崩壊することが多いので、心が疲れすぎないように、毎日、自分の心に向き合って、無理をしない状態を作ってください。
仕事、家事、つきあい、勉強、その他で忙しくしている人は、忙しくすることによって、手に入れたい結果があるのだと思います。
しかし、希望している結果を手に入れることができたとしても、心が不調になったら、その結果を享受することはできません。
健康な心あってこその充実した人生なので、大事にするものの順番を間違えないでください。
■関連記事もどうぞ⇒忙しいというストレスを減らして安らかな年末年始を過ごす10の方法。
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12月におすすめの習慣として、忙しくしすぎないことをおすすめしました。
今回は書きませんでしたが、人と自分の生活を比べて、「人並みにしよう」などと、競争すると、忙しくなるので、マイペースで暮らしてくださいね。