花の香りをかいでいる人

健康・アンチエイジング

すぐにできる簡単なセルフケアのアイデア(前編、3つ)

手軽にできて、ほとんどお金もかからないセルフケアを3つ紹介します。

セルフケアとは、心身が疲れたときに、自分で自分を癒やすことです。

日本では、介護をしている人に対して、「セルフケアを忘れないようにしましょう」と言われることが多いようですが、どんな人も、ちゃんとセルフケアをしないと、ストレスや疲れがたまりすぎて、病気になるかもしれません。

病気にならないまでも、毎日が全く楽しくないので、疲れたときやつらいとき、煮詰まったときは、積極的にセルフケアをしてください。



1.早く寝る

まっさきにおすすめしたいのは、寝ることです。

心身が疲れているときはたいてい睡眠不足です。

夜の時間を、だらだらと仕事や遊び、勉強に費やしている人も多いかもしれませんが、「起きているときと、寝ているときの2つがセットになったもの」が人生だと心得てください。

闇がなければ光がないように、睡眠がなければ、昼間のパフォーマンスが損なわれます。

睡眠の重要性について⇒睡眠と日中の生産性の関係(TED)夜しっかり寝ることは昼間の生産性をあげること。

昼間、活動しているときは交感神経が優位になっていて、夜、寝ているときは、副交感神経が優位になっています。

交換神経が優位になっているときは、私たちは、緊張し興奮しています。だからパワーが出るのですが、一日の大半をずーっと緊張しながら活動していたら、遅かれ早かれ、身体に不調が出るのは想像できるでしょう。

休息を取るべきときなのに、交感神経優位の状態がずっと続くから、心臓に負担がかかります。

夜遅くまで、SNSなどを見ていることは、心臓に対して、「おまえ、ずっと働いてろ」と命じるようなものです。

まあ、生きている限り、心臓はずっと動いていますが、それでも、活発に鼓動を打っているときと、休息モードでのんびり打っているときがあります。

このメリハリを大事にすべきなのです。





寝なくても大丈夫? それって錯覚じゃないですか?

現代社会には、電気があるから、その気になれば、24時間、ずっと活動できます。ですが、いくら電気がついていて、コンビニが24時間営業しているからといって、自分の身体は、24時間営業モードにはなりえません。

あたりまえのことですが、人間は欲ばりだから、「寝ている時間がもったいない」と思ってしまいます。

ですが、本当にもったいないのでしょうか?

物を捨てられない人は、「捨てるのはもったいないから」と言って、ガラクタにしがみつき、せっかくの人生を台無しにするという、もっともったいないことをしています(言っている意味がわからない方は、過去記事を50本ぐらい読んでください)。

たとえばこれ⇒もったいないから捨てない。この決断のせいであなたが失っているたくさんのもの。

「夜、寝るのはもったいない」と言うときの、「もったいない」も、あなたの大きな誤解かもしれません。

電気があるから、「夜、起きていても大丈夫なのかも?」と錯覚しているだけです。

この手の錯覚をしている人は、夜あまり寝なくても大丈夫な人の活動記録や、夜、ろくに寝ないで大成功した人のエピソードを読み、「自分も大丈夫かもしれない。きっと大丈夫に違いない」と、間違った思い込みを強化します。

人は、自分の信念が正しいと感じられる情報を好んで入手しますから。

物事のとらえ方を決めてしまう3つの偏見(TED)

自分の感覚(眠い、疲れている、イライラしているなど)に、しっかり耳を傾け、最近、どんなふうに生活しているか、客観的に見てください。

睡眠が足りないんじゃないですか?

交感神経優位の時間が長い生活を続けていると、早く寝ても、活動モードのまま切り替えられない身体になってしまいます(自立神経の不調)。

そうなる前に、生活を見直し、夜、しっかり寝ましょう。これこそ、最高のセルフケアです。

昼寝もおすすめ⇒疲れの取れる昼寝の方法。睡眠不足ぎみの人は試す価値あり

2.大きな世界へ行く

次におすすめなのは、自分の存在が小さく感じられる場所に行くことです。

海や山、河原、高原、プラネタリウムなど、大きな空が見えて、宇宙や自然の雄大さを感じられる場所に出向いてください。

遠くに出かけなくても、近所の学校のグラウンドや、都会の雑踏の真ん中など、「自分は小さな存在だな」と感じられる場所ならどこでもいいです。

「暑いから、出かけたくない」というときは、会社の屋上に行って空を見上げればいいし、それもしたくない場合は、窓を開けて空を見てください。

高い場所から下を見てもいいですね。

心が疲れている人から、悩み相談をもらうことがありますが、たいてい、皆、ちっぽけな悩みで頭の中がいっぱいになっています。

すでに終わったことを悩んでいたり、まだ起きていないことを心配していたり、もう捨てたもののことを悔やんでいたり。

「この世界は気が遠くなりそうなほど広い。自分の悩みなんて、ささいなことなんだ」と実感できれば、気持ちが楽になります。

学校でいじめられていた中学生が、自殺することがあります。この子たちにとって、学校での生活がすべてであり、これがうまくいっておらず、生き地獄のようだから、もう自分の生は生きるに値しないと結論づけたゆえの行動です。

まあ、実際の心理はもっといろいろ複雑で、精神的に追い詰められてしまったから自殺するのでしょう。

ですが、もし、「人生は、学校に行っている時間はわりと短くて、学校を出たあとのほうがずっとずっと長い」ということが実感としてわかっていれば、そんなに早々と生きるのをあきらめたりはしません。

長い時間の流れを意識することも、自分の存在の小ささを思い知るいい方法です。

歴史小説を読んだり、歴史に関するドキュメンタリーを見て、遠い昔に生きていた人たちのやったことが、現代にどんなふうに影響を与えているのか、考えてみるのもいいでしょう。

3.感覚を研ぎ澄ませる

3つ目は、感覚を鍛えることです。

この世界には、楽しいものや美しいもの、素晴らしいものがたくさんありますが、感覚が鈍っていると、そういうものに気づくことができません。

「毎日が灰色だ」と思ったときに、その灰色の中にもいろいろな灰色があるのを見てとることができれば、もっと楽しくなりますよね?

同じ灰色でも、青緑がかった灰色、黄色がかった灰色、ピンクがかった灰色といろいろあります。

ふだん、たいして重要ではない大量の情報や刺激にさらされている人は、自分を守るために、知らずしらずのうちに、心をまひさせているので、感性が鈍っています。

情報の断捨離のススメ。頭の中も片付けないと、何もできないまま人生が終わる。

鈍っている感性をよみがえらせましょう。

感性の磨き方

五感を鋭くするために以下のことをしてください。

ゆっくり食事をして、しっかり味を感じる

意識的に食事するマインドフルイーティングの始め方:脂肪の断捨離(5)

塩やしょうゆ、マヨネーズなどの調味料をかけすぎないでください。

たまに、いきなりソースやケチャップをかける人がいますが、まず味わって、それから、味が足りないと思ったら調味料をかけるのが正しいやり方です。

異性化糖がたくさん入っている、安物のソースやケチャップは、味が強烈で、舌をまひさせるから、使いすぎないほうがいいです。

詳しくは⇒健康とダイエットの敵~加工食品の3つの害を知っていますか?

一定期間、甘いものやジャンクフードを摂らないようにすると、味覚が敏感になります。

10日間の砂糖断ちで、味覚をリセットする方法

ふだん私は、甘いものや加工食品を控えているから、たまに母が送ってくれるカレー粉(娘の好物)や、フリーズドライの味噌汁を食べると、砂糖が入っていることがよくわかります。

目を閉じて、聞こえてくる音をじっくり聞く

花や植物の匂いをじっくりかぐ

アロマテラピーもおすすめ⇒薬なし生活~薬はすべて断捨離しアロマテラピーで健康管理

目を閉じて、何かをさわって、質感を感じる

ザラザラしている、すべすべしている、ひんやりしている、熱っぽい、など。

ものをじっくり見る

ふだん私たちは、何かを、見ているようで、見ていません。

改めてじっくり見るといろいろなものが見えてきます。

塗り絵を始めてから、私は、散歩中、よその家の屋根や壁、庭、そのへんに生えている木や葉っぱをじっくり見るようになりました。

そして、「ふむふむ、木の表面はこんなふうにでこぼこしていて、こんな色なんだな」とか、「家の壁の色で多いのは、やはり壁色か」などと、感じ入っています。

お金を払って映画を見に行かなくても、そのへんの木々を見るだけで、かなり楽しめるのです。

ろうそくの炎をじーっと見ると、気持ちが落ち着くので、おすすめです。

********

簡単にできるセルフケアを3つ紹介しました。

全部で7つあるので、残りは後編で紹介しますね。

☆後編、書きました⇒すぐにできる簡単なセルフケアのアイデア(後編、4つ)。

一度に全部やらず、やれそうなものから試してください。





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