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いらなくなったオーデコロンを使い切るために私が使ったあの手この手をお伝えします。
こんなふうにしてオーデコロンが溜まってしまった
シンプルライフをめざして、毎日せっせとモノを捨てていたある日。
50歳の筆子は棚のはしっこにひっそりとしまわれていたオーデコロンを開封しました。4、5年前にもらったものです。
今思えば、開封せずにどこかよそに回せばよかったのです。が、死蔵品を活用したいと思って開けてしまいました。その日からこのオーデコロンを使い切るという使命が課せられたのです。
若いころ、フェリシモで「世界のオーデコロンの会」に入っていたことがあります。このときためこんだオーデコロンは半分ぐらいは、そのまま捨てることになりました。半分は、母がトイレの芳香剤として使う、といって持っていきました。
今回はごくふつうにスプレーして、中身を外に出すことにしました。
OL時代は、気が向いた時にオーデコロンやオードトワレを使っていたこともありました。
家庭に入ってからは、フレグランスはつけませんでした。
なんとか使い切るために、いろいろと知恵を絞りました。自分で考えたり、インターネットで香水の意外な使い方、変わった使い道を探して試したものです。
以下にその方法を紹介します。
もうあきてしまった香水やオーデコロン、トワレなどありましたら、お試しください。
古いオーデコロンを使い切る15の方法~筆子流
1.朝からだにふりかける
毎朝シャワーをあびたら、必ず手首や腰にふりかけることにしました。これでけっこう減りました。
2.寝る前にからだにふりかける
朝だけでなく、夜も使えばさらに減るだろうと思って、就寝前にシュッシュッとつけてみました。自分の好きな香りを身にまとえば気持ちよく眠れるかもしれません。
ところが、朝と夜つけているうちに、だんだん香りにあきてきました。
私が使っていたオーデコロンはフローラルとフルーティがまざったような香り。トップノートはオレンジの香りでそのうちピーチみたいな匂いがしました。
古いせいかとても軽い香りでした。決して嫌いではなくいい匂いだと思っていたのですが。
そこで別の手を考えました。
3.ルームフレッシュナーとして使う
部屋の適当な位置にたち、空中にむけてスプレーしてみました。
あまり香りは残りませんでしたが、少しはいい香りがしました。
4.もっと本格的に部屋で香らせる
台所のコンロでお湯をわかし、そこにスプレー。
台所がいきなりオーデコロンの匂いで埋まります。
魚を調理したあとによくやっていました。しかし個人的には茶香炉を焚くほうが好きでした。
5.アロマポットで香らせる
アロマセラピーの部屋焚きをするとき、精油の変わりに、オーデコロンをスプレー。しかし、香りがすぐに飛んでしまい、精油ほどに匂いませんでした。
6.手紙やクリスマスカードにふきかける
当時から手書きの手紙を書く回数はめっきり減っていましたが、まれに友人にカードを出すことがありました。
そういうとき、かならずカードにオーデコロンをふきかけて消費。カードによい匂いをつけるのです。「文香(ふみこう)」ならぬ、文オーデコロンです。
ただし、香りが嫌いな人もいるかもしれないので控えめにしました。
嗅覚で得た情報は人間の脳にダイレクトに行きます。匂いをかぐと、大脳辺縁系(だいのうへんえいけい)というところに伝わりますが、ここは、人間の生存にかかわる本能や感情を司るところです。
ここで「快・不快」をぱきっとそれこそ本能的に嗅ぎ分けるので、嫌いな匂いだと全く受け付けません。
お香をよく使っていたとき、匂いの好き嫌いで夫と衝突したことがあるので、これは体験からよくわかっていました。
7.お風呂にふりかける
入浴剤がわりにお風呂の表面にスプレーしました。多少はいい香りがしましたが、お風呂にはやはりエッセンシャルオイルを入れたほうが気分がよいのでした。
エッセンシャルオイルの話⇒薬なし生活~薬はすべて断捨離しアロマテラピーで健康管理
8.手作り消臭剤に
重曹をジャムの瓶などに入れ、そこにオーデコロンをスプレー。
香りつき消臭剤にしてみました。
スプレーしたときだけほのかに香りました。この重曹は3,4ヶ月たったら、お風呂の掃除に使いました。
9.掃除機から香らせる
夫が使っていたコットンボールにふりかけて、それを掃除機で吸わせて、香らせながら掃除をしてみました。
想像より香りは少なかったので、これはなかなかよい方法だと思いました。ただし、香り付きコットンを用意するのが手間だし、すぐに忘れて掃除を始めてしまうため、そんなに何回もやることはできませんでした。
10.電球にふりかける
電球にスプレーして、夜ライトアップしたら香るようにしました。しかし、吹きかけすぎたのか、ライトが高熱になりすぎるのか、焦げるような匂いがして失敗。
拭き取ってもなかなか取れず、しばらく毎晩焦げ臭い思いをしました。
11.トイレットペーパーの芯にふりかける
トイレットペーパーの芯のボール紙でできた筒にふりかけて、香るトイレットペーパーを作ってみました。
トイレに入るたびに、オーデコロンの匂いがして文字通り鼻につきました。
12.サシェにする
夫のコットンボールを拝借し、オーデコロンをふきつけてたんすに入れてみました。タンスをあけるたびに、オーデコロンの匂いがして鼻につきました。
注意:もし試すならコットンボールが衣類につかないようにしてください。シミになる可能性があります。
13.拭き掃除に使う(1)
ウエスにちょっとふりかけて、そこらをふいてみました。オーデコロンにはアルコールが入っているので。ふりかけすぎなければうまく行きます。
14.拭き掃除に使う(2)
ぞうきんをしぼるバケツの水にふきかけてみました。ふきかけたときは香りましたが、水とうまく融和しないせいか、ウエスはあまり匂いませんでした。
15.靴の中にスプレーする
スニーカーにスプレーしてみました。靴の消臭スプレーとして使ったわけです。靴下がオーデコロンの匂いになりました。
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こんなふうに思いついたものには全てスプレーしました。毎日せっせとふりかけていたら、オーデコロンはなくなりました。
フレグランスは何にスプレーしようと本人の自由ですが、ファブリックはしみになるし、匂いが定着しすぎる恐れがあるので、私はスプレーしませんでした。
カーテン、シーツ、枕、クッション、服、マットなど、遠くから少しだけスプレーするのなら大丈夫かもしれません。好みでハンカチの角やスカートの裏などにスプレーしてもいいでしょう。
台所で使う布類(台拭き、ふきんなど)にはふりかけないほうが無難です。
私が使ったオーデコロンは、もともと軽い香りなのか、しまいこんでいる間に香りが飛んでしまったのか、あまり香りが持続しませんでした。やはり人間のからだにふりかけるのが1番いいと納得した次第です。
今もまだ大昔に友だちに海外旅行のお土産としてもらった小さい香水(シャネルの19番)と、ボディショップのみかんの匂いのするパフュームオイルを持っています。
たまに気分転換で使います。この2つは一生持つでしょう。
お菓子が食べたくなったときに、みかんのパフュームオイルを手首につけて、匂いをかいで食べた気になっています。
追記:その後、合成香料の安全性が気になり、香水もパフュームオイルも処分しました⇒私が香水やオーデコロンを使うのをやめた理由。その香料は本当に安全か?
現在、香りのあるものは、精油のみを使用しています。