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年末年始は友だち、同僚、家族と集まるイベントが多く、楽しい時期ですが、一方で、孤独を感じる人も多いです。
一人ぼっちのクリスマスとか。今、「クリぼっち」という言葉まであると知り、びっくりしました。
一人暮らしの人や、家族が親戚がそばにいない人、失恋したばかりの人は孤独になりがちですね。
この記事では、寂しい気持ちを癒やすためにできることを12個お伝えします。
1.なぜ自分は寂しいのか考えてみる
人間、誰でもふっと孤独を感じるものです。
人は1人では生きられません。物理的にも生きられませんが、心理的にも、いつも誰かに自分を認識してもらう必要があります。
自分をこういうふうに受け止めてもらっているんだ、と思ったり、誰かに必要としてもらっているんだ、と思えないと寂しいです。
「誰もわかってくれない」と感じます。
要するに他人の愛情や関心が必要なのです。
だから、たまに寂しいと思うのはきわめて正常なので、そんなに気にする必要はありません。
ただし、慢性的に孤独で、うつうつとし、生きづらいなら話は別です。自分でできる対処をし、自分ではどうしようもなくなったらセラピーなどを受けたほうがいいと思います。
自分でできることは、なぜ自分は孤独なのか、どんなときに孤独なのか、自分の気持ちについてじっくり考えることです。
孤独の原因を見つけて、それを解決する行動をとれば、少しずつ状況はよくなります。
一番よくないのは、「自分がブスだから、デブだから、にぶいから、空気を読めないから、性格が悪いから、貧乏だから、友だちがいないんだ」と自分を責めることです。
確かに暗い性格の人は、友だちができにくいです。ですが、どんな人もいいところがありますから、自分を責める方向にはいかないでください。
セルフコンパッションのすすめ⇒セルフコンパッション(自分にやさしくする)の実践で人生を変える(TED)
2.瞑想をする
専門家によると、瞑想はうつうつとした気分を和らげてくれます。
私自身はあまりうつっぽい気分にならないため、検証できないのですが、焦りや不安を感じているときにやってみると、心が落ち着きます。
瞑想は呼吸に集中しますので、よけいなことを考えなくなるから、いいのかもしれません。
また呼吸は感情につながっています。
深呼吸すると誰でも落ち着きます。瞑想をしながら意識的に呼吸することによって、自律神経を整え、リラックスモードにする副交感神経系にうまく切り替えていきます。
寂しいときも、瞑想が効きますから、ぜひやってみてください。
10分間瞑想のやり方はこちら⇒『必要なのは10分間の瞑想だけ』~物より心が大切です(TED)
この動画でも瞑想がでてきます⇒幸せは自分の心の中にある、幸せをアウトソーシングしてはいけない(TED)
初めて瞑想をやる人は、「きっちりとした瞑想」をやろうとせず、なんとなく、呼吸に集中するだけでいいです。うまくやろうとするとそれがストレスになります。
こちらの記事も参考にしてください⇒もやもや、ざわざわを解消する7つの方法。心の断捨離も忘れない
3.他の人だって寂しいことを知る
寂しくて落ち込んでいる人は、他の人は皆、幸せに見えます。
ですが、あなたの隣の人もどうしようもない孤独をかかえている可能性は充分あります。
1番でも書きましたが、人は誰でも孤独を感じるのです。
クリスマスに一人ぼっちだと寂しいと思うかもしれませんが、実は恋人と一緒にディナーを食べている人の中にも寂しい人はたくさんいます。
なまじ相手がいるだけに、その寂しさは、一人でのんきにテレビを見ながらチキンを食べている人には想像もつかない寂しさです。
「他の人は幸せ、それに比べて私は」と、他人と自分を比較すると、よけいに寂しくなります。
寂しいのは自分だけではない、人間は誰でもみんな孤独を感じることを知ってください。そうすることで、疎外感を和らげることができます。
4.寝る
寂しいとか、悲しいとかつらいとか、そういうマイナス感情で心がいっぱいのときは、肉体的に疲れていることが多いので、休息をとるのも1つの方法です。
会社のプロジェクトで忙しく走り回っていて、それが終わると、ほっとすると同時に、虚無感を感じることがあります。
いわゆる「祭りの後の寂しさ」です。
これは誰でもあります。
祭りのあとはたいてい肉体的に疲れているので、ゆっくりお風呂の入って寝てしまいましょう。
体調が元にもどれば、気分も平常に戻ります。
5.1人で行動する
寂しいからといって、いつまでもうじうじして、部屋のすみっこにいないほうがいいです。
ますます暗くなります。
1人で行動してください。
たとえば、見たい映画があったとします。「でも1人でいくのはいやだ」という気持ちがありがまんしているのなら、そんな時こそ1人で行ってください。
私が若いころ、日本女性は1人で行動できない人が多かったと思います。友だちと一緒じゃないと、映画館も入れない、喫茶店も行けない、レストランにも行けない。
買い物はもちろん、お稽古ごとも友だちと一緒。
最近は、「おひとりさま」という言葉があるぐらいですから、1人で行動する人が増えているのであろう、と推察しています。
しかし、わざわざ「おひとりさま」という言葉があるくらいだから、1人で何かをやるのはやはり特別なことと受け取られているのかもしれません。
1人でいろいろやってみると、けっこう楽しかったりします。人に合わせなくていいからストレスがありません。
たまたま友だちや恋人が別件で忙しいから、私は孤独である、という状況なら、自分がやりたいと思っていることを自分ひとりでどんどんやってください。これまで1人で行動したことがない人は、以外に楽しいことに気づくでしょう。
6.人間以外のものと親しむ
友だちや恋人、家族がそばにいなくてさみしいときは、人間以外のものと時間を過ごしてください。
たとえば、猫や犬などのペット。犬はちょっと手間がかかりそうですが、猫は楽そうです(あまりよく知りませんが)。
それから好きな本を読むのもいいです。良い本は一生の友だちになります。
何かを食べるのもいいでしょう。スイーツやジャンクフードはあとで気分が落ち込むので、ヘルシーなもの(フルーツや野菜など)をおすすめします。
外に出て自然と親しむのもいいです。
公園へ行ってぼーっとするのもいいですね。
ペットは人間のように余計な言葉をしゃべらないので、心が癒されます。
7.人に会う機会を作る
人間以外のものでは物足りない人は、人に会う機会を積極的に作ってください。
といっても、出会い系のイベント、合コン、結婚相談所に行けと言っているわけではありません。
そういう「人と出会うことが目的の場所」はやめたほうがいいと思います。
私のように内気な人にはひじょうにストレスです。孤独になりがちな人って内気な人が多いですよね?
それに出会いが目的になると、いい出会いがなかったときのダメージが大きいです。それに、人に出会うためだけのイベントはやはりわざとらしさがつきまといます。
友だちとは、もっと自然にできるものではないでしょうか?
出会い系ではなく、スポーツを一緒に楽しむ会とか、演劇を見る会とか、カルチャーセンターとか、趣味を楽しむイベントに出かけてください。
もちろん自分の興味のあることです。
こういう場所に行って、自分のやりたいことに打ち込み楽しんでください。共通の趣味のある人とは、話もはずみますので、自然に仲良くなれます。
8.孤独を楽しむ
人間は1人でいると寂しいものですが、同時に1人の時間を必要としています。
私はもともと1人が好きですが、そうじゃない人も、たまには1人にならないと、心が疲れてしまいます。
何らかの事情で、1人ぼっちになってしまったら、それはある意味チャンスです。
1人にならないと、心にたまったゴミを掃除することができません。
1人のときは、じっくり自分の心に向き合えます。
SNSをはじめとした、よけいな情報がたくさんある現代は、なかなか1人になれません。
期せずして1人の時間を持つことになったら、SNSなどやらず、自分の心と身体をケアしてください。
ただぼーっとするだけでもいいし、将来のビジョンを考えてもいいです。
運動をしてもいいし、昼寝をしたり、お風呂にはいってください。
こちらも参考に⇒自分1人の時間を持つ5つの方法。時には他人の声や視線を断捨離する。
9.何かクリエイティブなことをする
寂しいときに、ネガティブなことばかりぐるぐると考えてしまうなら、何かクリエイティブなことをしてください。
塗り絵とか、パズルとか、小説を書くとか。
お金のかからないクリエイティブな楽しみを紹介しています⇒お金を使わない楽しみ50選。買い物しなくてもこんなに人生はおもしろい。
安上がりな趣味はこちら⇒ほぼ無料で楽しめる趣味5選。お金の代わりに時間を使う
何も思いつかないときは、歌を歌うことをおすすめします。
歌を歌うことがクリエイティブなのかどうかよくわかりませんが、確実に心が晴れます。ちょっと古いけど、坂本九さんの「上を向いて歩こう」などおすすめです。実際、上を向くと、気分も上向きます。姿勢は感情に大きな影響を与えます⇒2分で人生を変える方法「ボディランゲージが人を作る」(TED)
10.人に親切にする
寂しいときは、街に出て、人に親切にしてください。
そんなに都合よく、困っている人が表れないかもしれませんが、とりあえず、笑顔で挨拶してみると、これがかなり大きな親切というか、相手にとってはうれしいことです。
そのへんのゴミを拾うのもいいです。もちろんボランティアに参加してもいいです。
カナダではボランティアしたい人がボランティアできる団体を探すサイトがあるし、一般人が無料であらゆる広告を出すサイト(「売ります、買います」というやつ)に、「ボランティア求む」というのもたくさん出ています。
日本でもそういうサイト、あると思います。
インターネットや電話を使ってするボランティアもありますね。
なぜ、人に親切にするといいのかというと、自分のことにばかり向けている視点が外に向くからです。
「寂しいよ」と思っている思考回路から抜けられるのです。
もちろん人助けになりますから、その点でもいいです。
また、「この人、もしかして寂しがっっているかもしれない」と思う人にコンタクトをとってください。
故郷にいるお母さん、お父さん、もう何年も会っていない友だち。
そういう人に手紙を書いたり、電話するといいです。
11.イメージトレーニング
今は寂しくても、かつて、楽しかったときがあったと思います。前に楽しかったこと、幸せだったこと、行ってうれしかった場所、そんなイベントや場所をイメージしてください。
イメージトレーニングや引き寄せの法則を教える人たちは、脳は想像していることと現実の区別がつかない、といいます。
確かに、就職試験の面接会場に向かうとき、まだ面接が始まっていないのに、考えただけでドキドキしますね。
そこで、以前楽しかったときのことをできるだけ鮮明に思い出してください。これから体験したい楽しいことでもいいです。
子供のころうれしかったことなんてイメージしやすいのではないでしょうか。
以前、記事に書いたとような気がしますが、私は寝る前に、自分に親切にしてくれた人たちのことを順番に思い出していたら、ありがたすぎて、涙が出てきたことがあります。
ただ、脳をだます(?)ためには、かなり本気で鮮明なイメージを思い描くことが必要です。五感を全部使ってイメージしてください。
イメトレのコツはこちら⇒イメージトレーニングを利用して断捨離に成功する方法(汚部屋改善)
楽しかったことを思い出すとき、できるなら、そのシーンに登場した人たちの幸せを願ってみてください。、より、心の中があたたかくなって、寂しさなんてふきとびます。
これは、イメトレと、10番に書いた、他人に視点を向けるテクニックの合わせ技です。
12.明日は明日の風が吹く
1番から11番まで全部やったけれど、寂しくて、枕が涙でぬれる。
そんな時は、明日は明日の風が吹くと思ってください。実際その通りなのですから。
今は寂しいかもしれませんが、それは一時的なことです。一生続くわけではありません。
生きていればつらいことや悲しいことはあるわけです。ですが楽しいこともあります。寂しいときがないと、人と一緒にいて楽しいと思うときもないのです。
明日は明日の風が吹く。
沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり。
朝の来ない夜はない。
春の来ない冬はない。
やまない雨はない。
今は寂しいかもしれませんが一時的な現象です。