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どうして断捨離なんてしなきゃいけないんでしょうか?きょうは今すぐ不用品を捨てなければならない理由を3つお伝えします。
ガラクタが多いと、家の中でけつまずく、なんて理由もありますが、この記事で特に私が強調したいのは、「現代は情報化社会なので、ガラクタ管理にエネルギーを使うべきではない」という点です。
断捨離したいのに優先順位が低い
去年の暮れ、女性向けのアンケートサイト(保険関係だったと思います)を見ていたら、今年、やろうと思ってできなかったことランキング、上位3つの中に、断捨離とダイエットがランクインしていました。
断捨離とダイエットを比べたら、どう考えても断捨離のほうが簡単です。では、なぜみんなできないのでしょうか?
投資や起業のようにリスクがあるわけでもありません。いらない物を捨てるだけなので、難しくもないです。小学生だってできます。
たぶん、なんとなく片付けたほうがいいと思っているものの、そこまで断捨離をする必要性を感じていないのでしょう。だからそのままずるずる1年たってしまったのです。
片付けの優先順位が低いわけです。
ですが、このブログで再三お伝えしているように、ガラクタを放置するのは、あなたの人生にとって害はあってもいいことは何一つありません。
いらない物を捨てたからと言って、人生が180度変わるわけではありません。しかし、私の体験では、暮らしは確実に良いほうに向かいます。「捨ててみて始めてわかった」というメールを読者の方からいただくことも多いのです。
「物を捨てるのはもったいないよ」と言って、たくさんの死蔵品をそのままにしておくほうがもったいないです。本当はもっと快適に暮らせるのですから。
1日でも早く、片付けた始めたほうがいいのです。
では、今すぐ不用品を捨てなければならない3つの理由を、ガラクタが心的エネルギーを奪うという観点から紹介します。
1.ガラクタがたまっているとストレスがたまる
部屋の片すみにある洗濯の山、シンクの中の汚れた皿の山、台所のテーブルのはしっこにのっている書類の山、居間にころがっている子供のおもちゃ。
いつもの風景ですか?
実はこういうぐしゃぐしゃの物はストレスの元です。特に主婦の方は気をつけてください。片付いていない物があればあるほど、「自分はダメ主婦」と思い、日々自己評価が下がって行きます。
自己評価が低い人は同じことが起きても、ネガティブに受け取ってしまい、とっても損をします。
いつまでも汚部屋でいる必要はありません。片付け始めれば生活が変わります。
ガラクタがストレスを生む話⇒物が多いとストレスがたまる7つの理由
「ストレスなんてたいしたことない。おやつを食べてストレス解消してるからいい」と思うかもしれません。
ですが、現代は、ストレスマネジメントがうまくできるかどうかが、幸せな人生を送ることができるかどうかの1つの鍵だと思います。
ストレスマネジメントの仕方⇒買い物はやめられる。お金を使わないシンプルなストレス解消法
まめに片付けておけば、ストレスもたまらないのに、放置しているから、ストレス解消のためにまた物を買ってしまい、事態は悪くなる一方です。
2.決断力を損なう(選択疲れする)
選択肢が多ければ多いほど人は迷います。
人生にはいろいろ決めなければならないことがたくさんあります。
この時期、進路や受験関係の悩みなんて多いかもしれません。4月から新しい勤め先に赴任する人は、今から心配かもしれません。確定申告をする人はストレスのたまる時期です。
新入学する子供のためにいろいろ準備しなければならない人もいるでしょう。考えてみると、2月~4月は忙しいですね。
忙しいときは、脳もフル回転でいろいろな決断をしています。こんなとき、毎朝どんな服を着て行こうか、靴は何をはいていこうか、と迷って、決断に使う力(メンタルパワー)を無駄遣いしないほうがいいのです。
脳がものごとを判断して決める力は有限です。日々の雑然としたことをたくさん気にかけていると頭の中がごちゃごちゃになり、肝心のことが決められなくなります。
決断疲れについてはこちらで詳しく説明しています⇒決断疲れを回避する方法。ミニマリストになるのが1番です
小さな、だけど決めなければならないことが毎日、押し寄せてきて、気力を吸い取られてしまうと感じたことはありませんか?
家の中に物が多ければ多いほど、こまごまと意思決定しなければならないことが増えます。仕事や進路のことは自分ではどうしようもないことが多いもの。しかし、部屋の中のガラクタコントロールは自分でなんとかなります。
気持ちがあちらこちらに飛んでいると、部屋の中もくしゃくしゃになり、ますます頭の中が混乱します。
なんだか、最近、地に足がついてないし、何をやるにも身が入らない、そんなふうに感じているなら、片付ける時が来ています。
3.不用品が多いとよけいなお金がかかり、心が痛む
大事な手紙をそのへんにちょい起きして、なくしてしまうということはありませんか?そのために、余計な仕事が増えたことはありませんか?
手紙が届いたときに、すぐにやるべきことをやっておけば、それで終わったのに、後日、関係先に電話して質問したり、出向くはめになったことが。こういう仕事は「マイナス仕事」です。
本来ならやらなくてもよかった仕事です。
私もたまにマイナス仕事を作ってしまいますが、まだマイナスの意識がある分だけましだと思っています。家の夫はしょっちゅうこういう仕事を作っており、全く反省の色が見られません。
彼の場合、とにかくいろいろな書類が多すぎるのと、さまざまな事務手続きをすぐに開始しないからです。メールチェックもすぐにしません。
今は、光熱費は家主経由で払っていますが、以前の家では自分たちで直接払っていました。夫は請求書の封筒を開けるのが遅いのか、開けても忘れるのか、光熱費の支払いが遅くなることがしょっちゅうで、そのたびに支払いを遅延したペナルティの料金を支払っていました。
これはだいたい5ドルぐらいです。夫は「5ドルぐらいどうってことない」と言うのですが、貧乏な我が家にとって、5ドルはとても大きいです。
早めに処理しておけば、払わなくてもすんだ5ドルなのです。私はこの5ドルのために、何度くやしい思いをしたかわかりません。
先日も夫が娘の出生証明書をなくしてしまい、また取得するはめに陥りました。今、娘のパスポート申請の準備をしているのです。
20ドルだからたいしことないと言えばないのですが、「夫が出生証明書をなくしてしまった」という事実を受け入れるまでに、私は相当心的エネルギーを使っています。
ほかにも、本などすでに持っている物を二重に買ってしまうこともあるでしょう。ガラクタを捨てられなくて、いらない収納グッズを買ってしまうこともあるでしょう。
物を持ちすぎていると時間だけでなく、お金も失ってしまうのです。物は本来私たちの生活を豊かにしてくれるはずのもの。ところが、数が多すぎると、管理しきれず、ムダなコストを払うはめになるのです。
物が多いとお金を失う話はこちらに詳しく書いています⇒節約ではお金はたまらない。お金持ちになりたいなら、買わない暮らしが1番いい
問題なのは、お金を余計に払うということが、単に手持ちのお金がその分減る、というだけですまないことです。人間は損をするのが嫌いな生き物なので、お金が減ると、精神的に大きなダメージを受けるのです。たとえ少額でも。
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今の時代、別に会社に勤めていない主婦でも、情報や書類の管理をきっちりする必要があります。
インターネットが発達したので、昔に比べて、1人の人間が処理しなければならない情報が圧倒的に増えたからです。今、買い物もホテルの予約も、ふつうの人が、インターネットで簡単にできます。
「インターネットショッピングは家にいながらいつでもできるから簡単だ」とみんな思っているかもしれません。
しかし、自分で情報を収集し、何もかも自分で決めなければならないので、ある意味、大変なのです。
野菜1つネットで買う前に、さまざまな情報を検索したり、見比べたりしなければなりません。あちこちのサイトを見て、この野菜がいいのかしら、あれがいいのかしらと検討する必要があります。
野菜の値段を見比べるだけでなく、レシピサイトを見て、メニューを決めたりもするでしょう。本当に、脳は大忙しです。
私が子供のころ、母は野菜や果物がほしいとき、八百屋に行き、八百屋のおじさんのアドバイスを聞きながら選んでいました。
たぶん私の母はTo-doリストなんて作ってなかったと思います。昔はそれで間に合ったのです。
情報化社会になればなるほど、家の中から物を減らしていかないと、脳の混乱はひどくなるばかりです。