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今年断捨離してよかったな、と思うものを3つピックアップして紹介します。3つとも人からいただいたプレゼントです。
2015年はあまり物を捨てなかった
「物減らし」という観点から見ると、2015年はそんなに華々しい年ではありませんでした。
私がここ数年で最も物を捨てたのは一昨年の2014年です。引っ越しをしたので、直前にたくさんの物を断捨離しました。
それまで寝ていたベッドのフレームやマットレスを捨てたのもこの時。私としては、このベッド関係を捨てたのは、ここ数年で1番よかったできごとの1つです。床に寝るいいきっかけになりました。
床に寝る話⇒床にじかにシーツをしいて寝てみたら、グッスリ眠れて健康によいみたい
長らく使っていたやたら奥行きが深くて重たい黒いキャビネットを捨てたのもこの時。服を60着から半分の30着未満にしたのも2014年です。
引っ越しは10月の終わりだったので、引っ越してからも、うっかり持ってきてしまったお菓子作りの道具や食器、CDなどをどんどん捨てました。
そんなわけで2015年は「もう捨てるもの、ないよね?」という気持ちで迎えました。
それでも、記録を見てみると細かいものをけっこう捨てています。数は数えていませんが、200~300個は捨てているかもしれません。懸案の本や書類を減らしましたので。
量的には大したことありませんが、こまごま捨てたものの中で、個人的に印象に残っているものはいくつかあります。今回は、その中から特に「贈り物」を振り返ってみますね。
1.ティファニーのビーンのピアスを断捨離
大昔、弟のお嫁さん(義理妹)から、誕生日にいただいたもの。25年前ぐらいでしょうか?まだ私が日本にいたときにもらいました。
義理妹の実家は、お父さんが呉服、弟さんが宝飾を扱う店舗を持っていたのです。そのお父さんももう亡くなりましたが。それ以前にも象牙のピアスをもらったことがあります。
私、豆は好きなのでうれしかったし、豆をピアスにするなんていいアイデアだ、と思っていました。
しかし自分では全然つけませんでした。ピアスとしては好きだったけど、自分がつけるほど好きではなかった、ということです。
「ときめくか、ときめかないか?」と聞かれたら、少しときめきはするが、全然使わないもの、という位置づけです。
きのう、ミニマリストになる方法にも書きましたが、所持品を最小限にするためには、ときめくからと言って、使わないものを持っているべきではないのです。
きのうの記事⇒最短でミニマリストになる方法。思考を変えることがすべて
このピアスを捨てるとき、なぜ自分が使わなかったのか考えてみたところ、こんな理由が思い当たりました。
A.もったいない病にかかっていた
B.ピアスを持ちすぎていた
C.結局どこか気に入っていなかった
ふだん自分が買わない高級なピアスなので、もったいなくて使わなかったのだと思います。私の場合、高くても1800円ぐらいのピアスしか買いませんでしたので。
さらに、ほかにも山のようにピアスを持っていたので出番がありませんでした。結局、自分の好みではなかったのですね。
現在アクセサリーはピアスだけ、3ペア持っています。
2.カシミヤのセーターとダウンジャケットを捨てた
共に黒いという共通点のあるこの2着。実はもう1つ共通点があります。それは夫からもらった、ということです。何でも非情に捨てているように見える私でも、「せっかく家族からもらったのだから、できるだけ大事に使いたい」という気持ちは一応あります。
ともにサイズや作りが微妙に合わなかったのですが、思い出したときに、「たまには着ないとね」という義務感から着ていました。義務感から着るなんて、おかしいのですが。
ダウンジャケットは大きすぎて、着ると黒い雪だるまのようになりました。普通の人なら腰が隠れるぐらいの丈でしょうが、小柄な私が着ると、膝あたりまで到達してしまい、ファスナーを上にあげるのがものすごく困難でした。
それに比べるとカシミヤのセーターはそこまで着用が難しくなかったのですが、わりとエレガントなデザインで(筆子的には)、自分のふだんの格好に全く合わず、しかも袖は長く、セーターならすでに1着あったのでほとんど出番がありませんでした。
しかし数年間両方ともぐずぐずと持っていました。5年以上は持っていましたね。めったに着ないし、好きでもない、だけど「もらったから」持っていたのです。結局両方とも今年の春寄付しました。
捨てたらスッキリ。別に罪悪感もなし。そもそも5年以上持っていたし、「もう時効だ」と思いましたね。もっと早くよそへ回していたら、ずっと明るい人生になっていたことでしょう。
この体験から学んだことは以下の2つ。
A.気持ちよく使えない物はプレゼントでもやっぱり捨てたほうがいい。
B.人に洋服はあげないほうがいい。いろいろ苦しい思いをさせてしまうから。
「使わないプレゼントは捨てたほうが暮しの質があがる」と自ら体験したので、この2着を捨ててからすぐにこんな記事を書きました⇒人からもらった贈り物を捨てる3つのコツ、罪悪感を感じる必要なし
3.お雛さまを処分した
私はお雛さまを4組持っていました。豆粒みたいなお雛さまたちが並ぶ小さな段飾りが1つ、残りは、お内裏さまとお雛さまのミニマムペアのタイプが3つ。
娘が生まれたとき親戚の人や友だちからいただきました。娘は1998年生まれです。
実は昔は、お菓子のおまけのキティのお雛さまや、姪が作ってくれたハマグリのお雛さまや、娘のぬいぐるみでそれらしいのはみんな飾っていましたが、さすがにそれは途中でやめました。
次第に数を減らし、引越し先には4組だけ持って来ました。
毎年春には、この4組を飾っていました。以前の家は広かったので、飾るスペースもそれなりに広く、4組飾ってもそこまで圧迫感はありませんでした。
しかし、今の家は狭いので飾るスペースは本箱の上だけです。
そもそも数年前から、「4組もいると暑苦しいよね?1つで充分じゃん」と思っていました。が、相手はお雛さまなので、心理的な抵抗が少々あり、ずっと持っていたのです。
私が持っていたお雛さま
左上:叔母が作ってくれた木目込みのお雛さま
左前:友だちがくれた古代吉野雛 鈍い音のする鈴になっています
真ん中:有田焼 もらいもの
右端:友だちがくれた小さいお雛さま
この春、半分捨てました。小さいお雛さまの段飾りは、少しこわれていたので、まずこれを捨てることにし、有田焼のお雛さまも捨てました。有田焼のはとても素敵ですが、素敵ゆえに、リサイクルショップに出せば、すぐに誰かが買って大事にしてくれると思ったのです。
木目込みと鈴のお雛さまを残し、今年の春は2つ飾りました。
3ヶ月後、鈴のお雛さまも処分して、今は木目込みのお雛さまのみに。長年お雛さまの断捨離をしたかったので、胸のつかえがとれました。そして改めて思ったのです。「同じものは1つだけあればいい」と。
この後、置物を徹底的に断捨離する、インテリア小物撤去計画というプロジェクトをしました。2014年にほとんど捨てているので、そんなに持っていなかったのですが、さらに間引きして、現在の残りは4個。うち1つはお雛さまなので今はクローゼットにしまっていますが、残り3つは通年で飾っています。
飾り物を捨ててわかったことは、やはり飾り物をたくさん持っていると心の重荷になるということ。
飾ってこそ立つ瀬のある飾り物。けれどもたくさん持っているのを、ごちゃっと出したらうっとうしいだけですよね?部屋の中にたくさん置物をおくと、本当に神経にさわります。
置物が集中力をそぐ話⇒集中できないのはぐしゃぐしゃの部屋にいるから。ガラクタは脳にも悪影響を与えている
置物がネガティブなメッセージを送ってくる話⇒ガラクタをためこむ7つの弊害:不用品があなたをむしばんでいる~カレン・キングストンに学ぶ 1番最後の、「7.好ましくない信号を受け取ってしまう」のところです。
時々飾るものをローテーションすればいいのですが、ズボラな私にはこれができないのです。ふだん出しておくものだけを残したのは正解だったと思っています。
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この記事を書いて、洋服や雑貨でわりと最後まで残っていたのが贈り物だったいうことに気付きました。まあ、この手のもの、ここ数年は自分で買わなくなってしまったので、そうなるのでしょうが。やはり、贈り物は、食べ物やお花など消えてしまうもののほうがいいと思います。
贈る側としては、ずっと手元に置いて使ってもらえるようなものを、という気持ちがあり、もらうほうも、それを見るたびにくれた人の気持ちを思い出してほっこりできるから物のほうがいい、という考え方もあります。
しかし、常日頃から自分でたくさん物を買い、贈り物をもらう機会も多い現代では、なかなかこうした「幸福な贈り物」は成立しにくいのではないでしょうか?