重ねたセーター

ファッションをミニマルに

着るものがなくなってしまいそうで心配:着ない服を捨てない理由とそれを克服して捨てる方法(その15)

ただ、タンスやクローゼットに入っているだけの服をいつまでも捨てない理由を検証しています。

今回は、

理由16:捨てすぎて、着るものがなくなるのが心配

こんな気持ちになるときの対策を紹介します。



着るものがなくなったら困る?

「そんなに、捨てちゃって、着るものがなくなったら困るよ(だから捨てない)」。

私の母がよく言う言葉です。

心配無用です。なぜなら、

・捨てるのが苦手な人が、捨てすぎる可能性は低い

・そもそも、着ていない服を捨てるだけだ

・しまいっぱなしの服を、今、全く活用していないのにもかかわらず、毎日、普通に服を着て暮らせているのだから、着ていない服を全部捨てても、何の問題もない。むしろ、シンプルライフになって、快適に暮らせる。





オール・オア・ナッシングの思考

「着るものがなくなっちゃいそう」と心配になったら、オール・オア・ナッシングの考え方をしていないか、振り返ってください。

「捨て過ぎちゃうかもしれない」と心配する人ほど、まだ何1つ捨てておらず、大量の服やアクセサリーを持っています。

服に関して、「着ない服も着る服もとにかく大量にある状態」と、「数がろくになくて、着るものに困る状態」の2つしかないと思いこんでいるのです。

これは、オール・オア・ナッシングの思考であり、認知のゆがみの1つです。

詳しくはこちらをどうぞ⇒今すぐ捨てたい根拠のない思い込み:10の認知のゆがみ、その1 1番の「オール・オア・ナッシングの思考」をごらんください。

こちらも、おすすめ⇒なんでも白黒つける考え方をやめるススメ。思い込みを手放して可能性を広げるには?

「私は、そんなふうには考えないよ」と思うかもしれませんが、私たちは、気づかないうちに、オール・オア・ナッシングの考え方をしています。

そのほうがわかりやすいし、複雑なことを考えるのは疲れますから。

私が、「いらない物を捨てて、スッキリ暮らすといいですよ」と、おすすめすると、手持ちの物を全部捨てることを強要されているように感じて、身構える人がいます。

私は、そんなことは、言っていません。単に、「不用品は捨てたほうがいいかもよ」と言っているだけです。

ところが、オール・オア・ナッシングな考え方にとらわれている人は、「不用品を捨てながら、物と向き合い、試行錯誤をしつつ、ちょうどいい按配に物を持って、楽しく暮らす可能性」を全く無視します。

そんな可能性は、思い浮かばず、「え、捨てる? 全部捨てなきゃだめなの!?」と戦闘モードに入ってしまうのです。

「いやだ、 着るものなくなっちゃう!」と思ったら、少し冷静になり、「でも、着てない服を着るだけだし、今は、そういう服を着ないで、ふつうに暮らせてるし、着ない服は捨てたほうが、クローゼットとか使いやすくなるよね?」と考えてください。

実際、捨てると、快適な暮らしになります。

それでも心配な時にする実験

こう書いても、私の言うことが信じられず、心配になる人は、捨てる前に、実験をするといいでしょう。

おすすめは、プロジェクト333です⇒ミニマリストらしいファッションの選び方。プロジェクト333のすすめ。

プロジェクト333は、3ヶ月間、33アイテムだけを身につけるファッションプロジェクトです。

目的は、手持ちの服を見直して、本当に着る服や好きな服だけを残し、ワードローブをシンプルにすること。

今後3ヶ月に身につけるアイテムを33個選んで、残りはタンスやクローゼットから出して箱詰めし、別の場所に置いておきます。

アメリカのミニマリスト、コートニー・カーバーの提唱しているプロジェクトで、やり方は上でリンクした記事に書いていますが、本も出ています。

翻訳版

オリジナル(英語)

プロジェクト333をやってみたわと、Youtubeで紹介している人(たいていファッション系ユーチューバー)や、ブログに書いている人の体験を見てみると、意外とみんな、おしゃれで、ファッションにこだわりがあります。

私のように、「ずっと家にいるだけだし、天然繊維で、着やすくて、手入れに手間がかからない服なら、何でもいいや。毎日同じ服でも全然平気さ」という人はあまりいません。

プロジェクト333は、服が好きだとか、おしゃれをしたい、という人に向いているプロジェクトだと思います。

33アイテムはなんぼなんぼでも少なすぎると思ったら、とりあえず手持ちの服の半分をダンボール箱にしまって、残りの服で生活してみるといいでしょう。

すると、特に不自由や飢餓感、喪失感も感じず、ふつうに暮らせると思います。

むしろ、クローゼットやタンスの中に余裕が生まれて、楽になるでしょう。

本当に求めている暮らしをする

「そんなに服を捨てたら、着るものがなくなっちゃう」と言う人は、本当に恐怖を感じていると思います。

というのも、これまで、タンス、クローゼット、押入れの中の収納ケースに、着る、着ないは問わず、とにかくたくさん服を収納し、家にたっぷり服があるのに、季節が変わったり、セールがあったりするたびに、また服を買うという生活をしていたからです。

しかも何年も。

つまり、その人にとって、こういう暮らし方が、デフォルトになっており、それが当たり前なのです。

そんな人が、服を捨てることは、未知の領域に踏み出すことですから、怖くなって当然でしょう。

しかも、女性は、服に対して、思い入れをもちやすく、それもあって、あまり手放したいとは思いません。

しかし、本当の自分が求めているものは、そんな暮らしではないはずです。

これまで、自分が本当に求めている暮らしをしていたのなら、居心地悪さや、焦燥感、過度のストレスは感じていないはずです。

着ない服をたくさん持っている暮らしは、自分が本当に望む暮らしではないのです。

だから、たとえ、「着るものがなくなってしまう」と恐れたとしても、そこをぐっとこらえて、1枚、2枚と不用な服を捨ててみると、もっと自分らしい暮らしになります。

恐怖を感じる人は、服を捨てると考えるのではなく、「自分が把握、管理できる量にする」と考えるといいかもしれません。

ちゃんと着る服、これからも大事にしたいと思う服を、うまく活用できる量にするだけなのです。

それはとても前向きな決断ではないでしょうか?

振り出しに戻る

着ない服を捨てて、素の自分に戻りましょう。

これまで、あなたは、何を手にしたくて、服を買ってきたのでしょうか?

・いろいろな服を着こなして、もっと素敵になりたい

・もっと数を集めて、毎日着替えたい

・いつも流行の服を身に着けていたい

・他の人に、「おしゃれだね」と言われる服を着たい

・質のいい服を着て、シックな雰囲気にしたい

・素敵な服を着て、若く装いたい

・新しい服を着て、輝いている自分を鏡で見たい

・とにかく、かわいい服を所有して、クローゼットにふらさげておきたい

・おしゃれな服をお得に手に入れる刺激を感じたい

・お金を使う快感を感じたい

そのような欲望を満たす行動を積み重ねた結果、実際は何を得たのか?

着ない服ばかりがたまっているとしたら、ひたすら、欲望を見たそうとした行動は間違っていたのかもしれません。

「間違えた、失敗した」と気づいたら、またやり直せばいいですよね?

道に迷って変なところに迷い込んだら、振り出しに戻ればいいのです。

着ない服を捨てるのは、振り出しに戻ることです。

今着ていない服をすべて捨てたとしても、ふだん着る服は残ります。

すべて、自分にとっての定番であり、もっとも自分らしさを表す服です。

☆このシリーズを最初から読む方はこちらから⇒⇒着ていない服を捨てたい。でも、捨てるのはむずかしい。そんなときはこう考えてみる(その1)

これまで書いた服を捨てない理由

1.捨てるメリットがピンとこない
2.捨てるのは面倒
3.もったいない
4.心が痛む
5.持っていなければならないという義務感あり
6.ギフトだから
7.収納する場所があるから
8.どれを捨てたらいいのかわからない
9.思い出があるから
10.ウエス用に取っておく
11.捨ててもいいのかどうかわからない
12.罪悪感を感じるから
13.娘が着るかもしれないから
14.とてもかわいくて見てるだけで満足だから
15.忙しいから片付ける時間がない

これ以外の理由がありましたら、メールで教えてください。お気軽にどうぞ。

******

服を捨てない16個目の理由を紹介しました。

シリーズ最初の記事を書いてから、そろそろ半年になるので、もうだいぶ、クローゼットの中が片付いてきたのではないでしょうか?

いったん、片付けてから、春物を買ったほうがいいですよ。





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    服を使い捨ててはいけない。着ているものがあなたの生き方を表している(TED)

    ろくに着ない服をたくさん買っては、クローゼットにためこむ癖を手放したい…

筆子のムック、重版しました。

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