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家事が苦手な私は、持たない暮しをすることでシンプル家事を実現し、なんとか毎日暮しています。ズボラ主婦でもそこそこ家をきれいに保てる、4つの工夫をお伝えします。
基本は物を持たずシンプルライフを送ること。これにつきます。
家事も育児も苦手な私
1998年の秋、39歳で娘を出産し、翌日の昼過ぎに家に帰った私は、その日から、慣れない家事と育児に奮闘するはめになりました。
まあ、ずっと家にいたし、子供は1人だけですから、考えてみるとそこまで大変ではないのです。
最初の2週間は家政婦さんに来てもらっていましたし。
ですが、それまで赤ん坊を抱いたこともなければ、おむつを替えたたこともなかった私。初めて紙おむつを使うときは、夫に当てる方向を教えてもらいました。
娘は、夜、なかなか寝ないタイプでした。毎晩1時まではしっかり起きており、やっと寝たかと思うと、3時頃にまた泣き出す始末。
赤ん坊は昼間好きなスケジュールで昼寝できますが、こっちはそうはいきません。私は夜はしっかり寝ないと機能しないので、最初の半年ぐらいは眠くて眠くてどうにかなりそうでした。
子供が生まれてしばらくはストレスでかえって物を増やしたことも⇒筆子の物を増やした3つの危険な習慣とは?~ミニマリストへの道(10)
しかし、そのうち、物が少なければ少ないほど、家事の負担も少ないとわかってきました。
工夫1:とにかく物を減らす
現代はみんな忙しいです。専業主婦でも兼業主婦でも、子供がいてもいなくても、毎日やることが山積みではないでしょうか?
家の中をきれいに掃除して、収納もきっちりして、好みのインテリアで快適に過ごす。こんな生活を実現するための工夫が毎号のように女性誌や生活雑誌にのります。
でも、そんなこと無理なんですね。実現できるものなら、みんなとうの昔に実現していると思いませんか?
実現しない理由は、みんな物を持ちすぎているから。そして、やることも多すぎるからです。
基本的に無理なのに、なんとか雑誌にのっている素敵な暮しを実現したくて、そこに紹介されているグッズを買ってしまいます。
たとえば、無印良品の品物なんか人気です。無印のグッズはシンプルなデザインの物が多いですが、どんなにシンプルでおしゃれでも数が増えれば、次第にガラクタ化します。
多すぎる雑貨は部屋のノイズのもとなので、ストレスもたまります。
快適生活を送りたいなら、何かをプラスするよりマイナスするべきだと思います。
物が少ないほうが、絶対家事は楽になります。
バスタオルやマットなど、家の中にある「布物」を減らしたら、家事が楽になりました。
特にバスタオルの断捨離はおすすめです⇒バスタオルを使わないシンプルライフ~バスタオルがないとこんな問題は一挙に解決
もちろん、何もかも捨てるとかえって手間が増えますので、バランスを考えることは必要です。洗濯機を捨てると手洗いになるので、子供が多いと大変。
ただ、一人暮らしなら、洗濯機なしでいけると思います。私も下着やTシャツは手洗いしています。そのほうが生地も傷まないですね。
工夫2:タイマーを使って、家事を制覇する
ミニマリストになった今は、リビングルームの床に物が落ちているとか、キッチンのテーブルに余計な物がのっている、ということはありません。
しかし、昔は床に娘のおもちゃやら、何やらいろいろ落ちていたし、テーブルにも電話や夫の植木鉢なんかがのっていたので、一日の終わりに片付けなければなりませんでした。
放置すると、ひどくなるばかりです。
私はタイマーを使って15分だけ片付けることにしました。
タイマーの使い方⇒タイマーを使って仕事や家事に一点集中~ミニマリストのタイマー活用法とは?
15分やったらそれで終わりです。15分やってもどうにもこうにも汚いときはもう15分やることもありましたが、30分以上はやりませんでした。
タイマーを使って、終わりの時間を設定したことで、片付けというタスクをちゃんと終えることができました。タイムリミットのない仕事は終えることができません。
その理由はこちら⇒さっさと断捨離を終わらせるコツ:パーキンソンの法則から学ぶ
部屋に物がすごく散らかっていると、「いや~掃除が大変」と一瞬ひるみ、手をつける気になれませんが、15分だけ、15分だけやろう、と決めれば、確実に一仕事を終えることができます。
お皿を洗うときもタイマーを使うと、心理的負担が減ります。
工夫3:毎日小さな家事を積み重ねる
汚れは時間がたつと頑固になり、取れにくくなります。散らかっている物も同じこと。放置して時間がたてばたつほど片付けが大変になります。
そこで、毎日ほんの少しの時間を使って小さな家事をすることにしました。
たとえばキッチンでやるプチ掃除の例をあげると
●シンクを拭きあげる(30秒)
初めてシンクを磨く時はちょっと時間がかかりますが、2回めからは1分未満でできます。
もちろん中にある食器は洗っておくべきですが。
シンク磨きについてはこちらに詳しくかいています⇒効果的な片付けの始め方~シンクを磨くと生活が一変する
●キッチンのカウンターとコンロの上を拭く(1分ぐらい?)
現在の家のカウンターはせまいので、1分もかかっていないかもしれません。カウンターの上に物がなければ、簡単に拭けます。
●キッチンの床をウエスでふく(5分前後)
たいてい毎朝、ホットレモンウォーターを作りに台所に行ったとき拭いています。日によっては、夕食の片付けが終わったあと、拭くこともあります。
古着で作ったウエスは使い捨てなので、拭き掃除はすぐに始めることができて、すぐに終わります。
ウエスの作り方⇒ウエスの作り方と使い方~拭き掃除だけが好きな主婦のおすすめの掃除道具
こんなプチ掃除をバスルームでもしています。
最近掃除機は夫がかけるので(ただし、自分の部屋と居間だけ)、週に1度ぐらい、娘の部屋に掃除機をかけています。
このように、日々、プチ掃除をしておくと、そんなに大掛かりな掃除をする必要はありません。もちろん、物が少ないほうが、掃除が楽なのは言うまでもありません。
☆時短家事を実現するマインドについてはこちら⇒時短家事、主婦ミニマリストの7つの工夫
工夫4:家事のシステムを作る
物がかなり減った今は、特に工夫をしなくても、そんなに家事をがんばる必要はなくなりました。
まだまだ家事が大変だったころは、フライレディのアドバイスに従って、日々のルーティンを作ることで、だいぶ楽になりました。
フライレディについて⇒アメリカのお片づけ指南サイト、フライレディに関する記事のまとめ
ルーティンを作る前は、時間があるときや、気づいた時に掃除をしていました。やる気のない時や、疲れているときはさほど熱心にしていなかったのです。
基本的にズボラなので、掃除は好きではありません。
しかし、フライレディのやり方を真似て、朝晩の家事のルーティンを作ってからは、コンスタントに家事をできるようになりました。
忙しい人や家事があまり好きでない人は、ルーティン、あるいは自分なりの家事のシステムを作ったほうが、結局は楽になります。
私が家事をシステム化できたのは、フライレディや村川協子さんの本を読んで、やり方を取り入れたからですが、1番の理由は違います。
家事の合理化をできた根本的な理由は、健康や、シンプルライフについて考えるようになったからです。
家事を家事だと思うと疲れますが、健康のためにやっている運動だと思えば前向きになれます。
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いまだに家事は得意ではありません。私は、日本の、たとえば自宅でやる法事に手伝いに行っても、料理が作れないので、台所に居場所を見つけることができないタイプです。
法事などでちゃちゃちゃっと仕切る人がいますが、私は仕切られて、そこらをうろうろすることになるでしょう。
ですが、少なくとも自分の家だけは、暮しをシンプルにすることによって、なんとか日々生きながらえています。
家事のやり方は1つではなく、自分に合った方法を取り入れればいいと思うのです。