買い物

買わない

効果がある衝動買いの防ぎ方。4つの戦略で無駄遣いをやめる

すぐゴミになるような物ばかり買っていた私が、じわじわと効果を感じた衝動買いを防ぐ方法をお伝えします。

3月、4月と年度末、年度始めで、予定外の出費が続き、「お金を使いすぎた」と思っている人が多いかもしれませんね。しかも、これからゴールデンウィークがやってきます。

4月の給料は大事に使わなければばなりません。

こんな工夫をして、「無駄にお金を使わない人」になりましょう。



1.自分の意志に頼らない

意志の力は、時間、体力、手持ちのお金と同様、有限です。無限ではないのですね。だから、意志の力で、衝動買いや無駄遣いをやめよう、と思わないほうがいいです。

意志の力を過信しないことが、衝動買いをやめる1番の秘訣です。

たぶん多くの人が、朝、最も意志の力を持っていると思います。ところが、1日中、いろんな局面で、意志の力を使っているうちに、だんだん残り少なくなっていきます。

これは私が適当に書いているのではなく、科学的に証明されている話です。

人が意思決定をするときに、脳内のブドウ糖を使いますが、それがどのぐらい残っているかで、意志の力も決まるのではないか、と考えられています。

決断疲れするのも同様の理由からです。決断疲れとは⇒決断疲れを回避する方法。ミニマリストになるのが1番です

そこで、疲れているときや血糖値が低い時に買い物に行くと、高い確率で衝動買いをしてしまいます。

たとえば、昼食を食べる前や、放課後や仕事を引けた後です。この時間に買い物に行くのは、無駄にお金を使いに行くようなものです。

昔の私がどんな時間帯に衝動買いをよくしていたか考えてみると、圧倒的に会社の仕事が終わったあとでした。

疲れてしかもお腹もすいている時間に、ふらふらとショッピングビルの中に入って、よけいな洋服を買っていたのです。

仕事帰りに買い物をすることが多い人は、その前に喫茶店などで、おやつを食べ、ブドウ糖をチャージしておくといいですね。ただし、砂糖がたくさん入ったおやつは、血糖値が急上昇したあと、すぐにがたんと下がりますので、逆効果です。

あるいは、仕事の前か、週末、朝から買い物をしたほうが、賢い買い物ができるでしょう。

無駄遣いが多いと自覚している人は、自分がどの時間帯で衝動買いをしているのか調べてみては?なるべくその「魔の刻を避けてショッピングをしてください。

2.物にお金を使うのをやめる

2番めの戦略は、できるだけ物以外のものにお金を使うことです。

私はミニマリストになるため、最小限の物で暮らそうとする過程で、物にたくさんお金を使ったところで幸せにはなれない、という事実に気付きました。

物にお金を使っても楽しくない理由の1つは、人は、今この瞬間やっていることに集中しているほうが幸せだからです。

この理論はこちらの動画で詳しく説明されています⇒幸せになる秘訣は目の前のことに集中すること(TED)

物を買うことで楽しいのは、あくまで買うまでだと思います。「これを買ったら、こんないいことがあるかも」という甘い期待を感じているときが1番楽しいのではないでしょうか?

お店で選んでいるときも楽しいかもしれません。まだ期待している段階なので。しかし実際にお金を出して、その物を所有してしまうと、期待していた時間は終わるため、もう幸せではないのです。

かくして、多くの人は、また幸せな時間を持つために、同じような買い物を繰り返します。つまり、無駄遣いをリピートしてしまうのです。

買い物を続けても幸せになれないどころか、余計な物が増えると、コストがかかってしまいます。その理由⇒節約ではお金はたまらない。お金持ちになりたいなら、買わない暮らしが1番いい

多くの専門家は、物にお金を使うより体験にお金を使ったほうが人は幸せになる、と科学的に証言しています。

体験、たとえば旅行や食事、観劇、コンサートなどは、それにお金を使う前に、もちろん期待感があります。まずここで楽しいです。さらに、体験している間もハッピーですよね。

しかも、体験が終わったあとも、いい思い出が残ります。もしかしたら、「ひどい経験だった」と思うこともあるかもしれません。ですが、後に残るものがある、という点では、物とは比べものになりません。

人はあまり体験を衝動買いしません。まあ、いきなり思い立って、旅行に出る人もいますが。衝動買いの対象は、たいてい「物」です。

そこで、今後は、物ではなく、体験にお金を使うようにすれば、必然的に衝動買いも減ります。



3.衝動買いできない仕組みを作る

1番で意志の力はあてにできない理由を説明しました。衝動買いを防ぐために必要なのは、意志の力ではなく、戦略やシステムです。

たとえば、財布にお金を入れ過ぎないとか、クレジットカードは家に置いておく、よけいなウインドウショッピングはしない、といったことです。

特にクレジットカードは危険です。このカードはとても便利ですが、やはり現金ではないので、「お金を使う痛み」がリアルに感じられません。

しかも、現実の自分は1万円しか持っていないのに、クレジットカードを持っていると、「10万円持っている」という錯覚をしてしまいます。これは衝動買いのクセがある人には命取りの幻想です。

私はオンラインのショッピングサイトには、できるだけクレジットカードの情報を残さないようにしています。いちいち番号を入れるのが面倒ですが、買い物は面倒にすればするほど、衝動買いの抑止力になると信じています。

たとえ、「私は財布に10万円入れておいても、絶対無駄遣いしない」という自信があっても、用心したほうがいいです。

なぜなら、意志の力は有限だし、人の理性はそんなに信頼できません。外的条件によっては、理性の力はもろくもくずれさります。

調子のいいときに理性の力が発揮できるのはあたりまえ。しかし、調子の悪い時というのはどんな人にも訪れます。この点については、こちらの記事の「感情移入ギャップ」についてお読み下さい⇒習慣のループを知れば、どんな習慣も変えることができる(TED)

私は自分の意志や理性をそんなに信じていません。本当に衝動買いをやめたいなら、自分が感情に流されたときも、お金を使うことができないセーフティーネットを用意しておくべきなのです。

4.買い物以外で幸せになる方法を見つける

衝動買いが多い人、というのは、人生のほかの部分であまり満たされていません。何か欠落しているものを買い物で埋めているのです。

そこでこの欠落部分をほかのことで埋めることをおすすめします。

そのためにできるもっとも簡単なことは「感謝すること」です。何か不満なことや、嫌なことがあっても、感謝する気持ちを持てば、うつうつとしていた感情が、少し穏やかになります。

現在、多くの心理学者は、「感謝すること」は幸せになるストラテジーの1つだと言っています。たとえば、カリフォルニア大学のソニア・リュボミアスキー先生とか⇒幸せになる12の方法。お金や物では幸福になれません 「(1) Counting your blessings 幸せを数える」をお読みください。

感謝することには、魔法のような力があるのです。それは「足るを知る」という、修身の教科書に書いてあるような、抹香臭い話ではありません。

感謝することで、物事のよい面を見ることができるし、自分が持っているものを確認することもできます。ほかの人に感謝の気持ちを表せば、お互いにうれしい気分にもなれます。

さらに、感謝することで、より「今の時間」を生きることができます。「あの時ああしていれば」とか、「老後はどうなるんだろう」と、過去や未来のことで頭がいっぱいになることもないのです。。

感謝の気持ちを持っている人は、より幸せだし、前向きだし、エネルギーがあります。

感謝ノートなどを書いて、感謝する練習をすると、人生はもっと満ち足りたものになるでしょう。感謝ノートについてはこちら⇒疲れたときはこれ。5分あればできる簡単なストレス解消法10選

上でリンクした記事に書いたように、私は、モーニングページに日々の感謝を書いています。これをすると、自分がすでにいろいろな物を持っていることがよくわかるので、もうあまりたくさんの物を欲しいと思わなくなりました。

だって、もう充分あるのですから。
* * * *
いかがでしたか?今回の戦略は、長期的に根源的に自分の考えを変えるやり方です。特効薬と呼べるようなものではありません。しかし、お金はかかりませんし、簡単に始められることばかりです。

結局、小手先の技術に頼るより、衝動買いしない思考を身につけたほうが、長期的な効果が期待できるのです。





ピックアップ記事

  1. 筆子の新刊「それって、必要?」7月20日発売のお知らせ。著者による内容紹介です。…
  2. プレゼント企画:あなたの一押し記事を教えてください。

関連記事

  1. ショッピング

    ミニマム思考

    衝動買いの欲望に負けない強い心を作る4つのステップ

    物欲のままどうでもいいものを買い、お金を失い、物を増やす。私はこういう…

  2. ショッピング

    ミニマルな日常

    どうしても買い物が止まらない。買い物依存症を自分で治す方法

    断捨離してるけど、「欲しい」という気持ちを押さえることができず、買い物…

  3. ウインドウショッピング

    買わない

    無駄遣いはもう卒業。気をつけたい5つの買わせるトリック。

    浪費癖を直すには、必要なときだけ買い物に行くのがいちばんです。しかし、…

  4. スーパーマーケット

    お金を貯める

    節約したいなら知っておきたいスーパーマーケットの買わせる戦略10個

    アメリカのスーパーマーケットが1つでも客に買わせるために使っているさま…

  5. 新生活

    買わない

    新生活の準備と称して余計なものを買いすぎない5つの方法。

    年度末の3月は引越しも多く、4月からの新生活に向けて物入りな時期です。…

  6. クレジットカード

    ミニマム思考

    ちょっとの間だけ買うのをやめてみる。「買わない暮らし」をするための5つの方法

    買い物が止まらない人のために、ちょっとの間だけ、買うのがやめられそうな…

「お気に入り」に登録

ブックマークしてまた遊びに来てね。

Ctrl+D 同時押しで登録できます。

更新をメールで受け取る

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

406人の購読者に加わりましょう

新しく書いた記事です♪

  1. いらない物や自分の意見を押し付ける人とうまくつきあう5つの方…
  2. シンプルライフを目指しているのに、いつまでも服を買い続けてい…
  3. (連絡)汚部屋の片付け方について質問をされたKさん、メールが…
  4. 断捨離がほぼ終わったあとやりたい5つのこと。
  5. プレゼントの応募についてメールをいただいたHさんへの返事です…
  6. あなたが買い物する理由、この中にありますか? 浪費で消耗する…
  7. 子供が成長すると物が増えるのは本当? など読者の質問3つに回…
  8. どんなふうに服を断捨離していったか?:ミニマリストへの道(1…
  9. 大々的に変えようとしないこと。小さな習慣から始めよう(TED…
  10. 私がせっかく断捨離した物を母親が使っているのでモヤモヤします…

今日のおすすめ記事

  1. 茶碗
  2. 口論
  3. 毛糸
  4. きれいな部屋
  5. 貯金箱
  6. コーヒーを飲む女性
  7. パン
  8. お札
  9. 古いスーツケース
  10. インターネットショッピング

過去記事、たくさんあります♪

筆子の本・10刷決定です

オーディオブック(Audible版)も出ました♪

捨てられない人は要チェック

1週間で8割捨てる技術

⇒筆子の本が出ます!「1週間で8割捨てる技術」本日より予約開始

実物の写真つき紹介はこちら
「1週間で8割捨てる技術」筆子著、本日発売です(写真あり)

筆子のおすすめ記事

  1. 捨てられない人。
  2. グレーのセーターを着た女性
  3. 衣類の片付け
  4. 靴がほしい女性
  5. ミニマリストの寝床
  6. 招き猫
  7. ミーティング
  8. 笑顔
  9. 着るものがない
  1. 汚い部屋の住人

    フライレディ

    必ず汚家はきれいにできる。ただし片付け習慣は1日では身につかない
  2. スマホでショッピング

    実家の片付け

    高齢の母親に無駄な買い物をやめさせる3つの方法
  3. 荷物

    ミニマルな日常

    なぜまだ使える物を捨てるの?と家族に聞かれたら答えたい4つの理由。
  4. 張り子の犬

    断捨離テクニック

    松の内がすぎたらすぐに断捨離したい。お正月用品の処分の仕方
  5. 歯

    歯の健康

    歯茎を切ったあとはうつむいただけで痛かった~根管治療(5)
PAGE TOP