暖かい部屋

ミニマルな日常

散らかった部屋を片付けられない人がやっている5つの大きな間違い。

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物がいっぱいある部屋を片付けようとするとき、多くの人がやりがちな過ちを5つお伝えします。



片付けられないのではなく、片付け方がちょっとまずいだけ

汚部屋とまではいかないけれど、どことなく散らかった部屋、お宅にありませんか。もしくは、とりあえず何でも放り込んでいる開かずの間のような部屋が。

こういう部屋をちゃんと片付けようとしているのに、うまく片付けられないときは、やり方を間違えている可能性があります。

片付ける方法を間違えているだけなので、ちょっと改善すれば、するするときれいな部屋になります。

こんなミスをしていないかチェックしてみてください。

1.自分は片付けられない女だと思い込む

一番最初のミスは、「部屋の片付け1つできないなんて、なんて自分はだらしないんだ」とか「だめ主婦だ」「ズボラすぎる」と自己嫌悪に陥ることです。

自分を嫌いになってはいけません。そんな考え方をするとストレスがたまる一方です。

今、ふつうに生きていたら、部屋が物でいっぱいになってもしょうがないと思います。

私の母は、もともと専業主婦で、掃除も料理も洗濯も私よりずっときちんと行っていました。

それなのに、いつのまにか家の中にどんどんいらない物が入り込み、押入れに何が入っているのか、本人もよくわからないありさまです。

ですが、こういうこと、珍しくないと思うのです。

現代は、何も意識していないと、外からどんどん物が入ってくる時代です。

生活のスピードが早いため、仕事、家事、育児と、たくさんの責任がある主婦が、物の片付けに追いつかないのはよくあること。

溜め込んでいるのは自分だけではありません。

そうなってしまう外的理由があるのです。

物がうじゃうじゃあると、とてつもなくうんざりし、恐怖すら感じる心理状態かもしれません。ですが、それは自分だけのせいではない、と考えてください。

最初から心が折れていると、片付けられるものも片付けられないのです。

2.時間ができたら片付けようと思っている

気分がうつうつする人。

なぜ私は片付けられないのか?

いつか時間ができたとき片付けようと思っていると、いつまでたっても片付きません。

必ず、片付けをする時間をスケジュールに組み込んでください。

1に書いたように、今は、無意識に暮らしていると、どんどん物がたまるご時世です。

特に日本では、あまりにもショッピングが簡単。ネットショッピングや宅配といった便利なサービスもあります。おしゃれで素敵な洋服、かわいい雑貨が比較的安く、手軽に入手できます。

しかも、こんなふうに物を増やす文化まであります⇒お金を貯めたいなら今すぐ捨てたい、日本人ならではの3つの習慣。

「いつか暇になったら」などというぼんやりとした意識では、押し寄せてくる物たちに負けてしまいます。

1日15分~30分でいいので、片付ける時間を決めましょう。

カレンダーや手帳、スケジュール帳、スケジュール管理をするアプリに、「片付け時間」をきっちり設定してください。

おすすめは、毎日少しずつ片付けることです。

週末に一気に片付けるとリバウンドします。長時間の断捨離は決断疲れするので、思ったより片付きません。

決断疲れって?⇒決断疲れを回避する方法。ミニマリストになるのが1番です

部屋は一晩で散らかったわけではないので、ある程度、長期戦になることを覚悟してください。





3.はしっこから順番に片付けようとしている

時間ができたら、開かずの間に入って、手の届くところから順番に片付けようとしていませんか?

適当に片付けるより、ターゲットを決めるほうが、片付けが加速します。

一見、物がわさわさとある部屋でも、よく観察してみると、特に物がいっぱいある場所や問題を悪化させているアイテムがあると思います。

全体の2割のことが8割の結果を生み出しているというパレートの法則をあてはめてみると、「汚部屋」や「ぐしゃぐしゃの部屋」という現実を作っているのは、部屋の中の2割のものか2割のエリアです。

パレートの法則とは?⇒これで簡単に捨てられる、洋服を捨てる7つのルール~あなたの服の8割はいらない服です

散らかった部屋をじっと見てください。

問題の元凶があるのではないでしょうか?

デスクの上が本、雑誌、紙だらけとか。デスクの上が物でいっぱいだから、子供が、床でお絵描きをするため、床置きするものが増えているのかもしれません。

開かずの間の場合は、入り口のそばに、どんどん物を積み重ねているのかもしれないですね。

洋服が多すぎて、そこらじゅうに出ているから、本当は寝室なのにアウトレットショップの倉庫みたいに見えるのかもしれません。

窓際にあるワゴンに何でもかんでも積み重ねているので、日当たりが悪く、見るからに、汚部屋然としている可能性もあります。

そもそも通路が物でふさがっていて、体をねじ込むことができないなら、問題を悪化させているのは、通路にある物たちです。

このような、特に事態を悪くしている大元の原因になっている場所や物から片付け始めてください。

4.あちこちつまみ食い的に片付けている

床に出ている本を2、3冊拾い、今度は窓際に行って、子供のお絵描きグッズを中途半端に片付け、次に、ダイニングテーブルの上にのっているペットボトルを片付ける。

こんなふうに、気の向くままあちこちランダムに片付けていませんか?

このようは方法で断捨離をしても、しないよりはきれいになります。しかし、あまり効率はよくありません。

Aというエリアを片付け始めたら、その日はAに集中したほうがいいです。

なんとなく全体を片付けていると、15分の作業が終わっても、あまり違いが見られないものです。

一方、Aというエリア、Bという品物のみに集中すれば、そこだけすっきりきれいになり、終わったときに視覚的に成果を確認できます。

そしてそれがやる気の元になります。

片付けが苦手な人は、Aを片付けているとき、BやCに気が散ってしまいがち。そして、Aよりも、BやCを片付けるほうが簡単そう、と思うのです。

私も、1つの家事をやっているときに、ほかのことに気が散ることがよくあります。

居間で洗濯ものを畳んでいるのに、ふと目をあげるとデスクの上に置きっぱなしのマグが見え、洗濯ものをうっちゃって、マグのほうに動いてしまうのです。

特に洗濯ものがたくさんあり、やりたくない気分だと、他のことをやりたくなります。

一度にさまざまな家事をやることはマルチタスクであり、ストレスがたまるわりには、すべてを終えるまでに時間がかかるものです。

マルチタスキングのワナについて⇒マルチタスクが脳に負担をかけ仕事の効率を落とす理由。1つのことに集中しよう

いろいろ同時進行するほうが早く終ると思うのは錯覚です。汚部屋の片付けの場合、片付けたつもりなのに、前より散らかっているなんて事態も起こりえます。

他のものが視覚にはいると気が散るので、1つのエリアや物に集中する、シングルタスクを心がけてください。

5.さっさと決めない

片付けられない人が犯す過ち。最後は「決めないこと」です。

床に落ちているものを拾って、どこに置いたらいいのかわからず、別の場所に押し込むということがありませんか?

このようなことを何度もやっていると時間をかけたわりには何も片付きません。

「しまい場所がない」と思ったら、捨てることも検討してください⇒収納に困るものを捨てるススメ。片付けにくいと思った時が捨てる時:プチ断捨離26

多くの場合、捨ててしまったほうが、シンプルに問題解決できます。

「きょうのところは取っておこう」と、決めることを先延ばしすることが多いといつまでも片付きません。

物が散らかっているということは、以下の先延ばしをしたからです。

・使ったあとすぐにしまわなかった。

・もう用が終わったのにすぐに捨てなかった。

・すぐにしまい場所を決めなかった。

・最初からいらない物なのにすぐに手放さなかった。

・すぐに片付けに着手しなかった。

これまで「決めること」や「行動」を何度となく遅らせてきたから、部屋の中が散らかっているのです。

もう先延ばしは充分したのではないでしょうか?

「いらない物はもう捨てる」と今度こそ決めましょう。

========

どうしても1人で片付けられないときは、家族や信頼できる友だちに手伝ってもらうのもありです。

寒くて、家の中にいる時間が増える冬場こそ、汚部屋解消のチャンスです。





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