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本当におしゃれな人はどんな人なのか?
私が思う、真におしゃれな人の特徴を5つお伝えします。
真のおしゃれがわかれば、いらない服を捨てられる
ほとんど着ていない服をたくさんためこんでいる人、部屋を片付けたいのに、どうしても服を断捨離できない人、シーズンごとに新しい服を買うことに強迫観念を抱いている人、こんな人は、「真のおしゃれとは?」という命題について考えてみてはどうでしょうか?
服が好きな人は、例外なく、おしゃれをしたいと思っているでしょうから。
「真のおしゃれ」について考えてみると、クローゼットに着ない服をためこむことは、おしゃれではない、ブランド物で上から下まで固めることもおしゃれではない、とわかると思います。
すると、余計な服はあっさりと断捨離できるし、洋服ばかり買うのもやめられるのです。
「真のおしゃれ」の定義に正解はありません。けれども、「これは違うよね?」というのはたくさん出てくるはずです。
考え方のヒントになるように、私が考える、本当におしゃれな人はこういう人ではないか、というイメージを書いていきますね。
1.わざわざ「おしゃれ」に見える服を着ない
おしゃれな人は、意外と、「おしゃれな服を着なくちゃ」と悩んでいないと思います。
現代は、ファッション・ウィーク(服の新作展示会兼販売促進のイベント)ファッション雑誌、ファッションブログ、インスタグラムなど、さまざまなメディアが、「今シーズンは、これがおしゃれです」「トレンドはこれだ」といろいろなスタイルを提案する時代。
しかし、このトレンドというもの、業界側が意図して作っているものにすぎません。
まず色を決めて、素材やデザインも「これでいこう」と売る側が決めます。こういう流行を考える会社(シンクタンク)がちゃんとあります。
流行の色、素材、デザイン、みなそうです。
ファッションウィークでは、どのデザイナーもそのシーズンごとに、似たような傾向の服を出しますから、これは誰が見ても明らかです。
なぜトレンドを作るのか?
基本は、服をたくさん売るためです。
トレンドがなければ、去年の服でも、一昨年の服でも、充分なのですから。
たまに、自然発生的に生まれるトレンドもありますが、ほとんどの流行は、業界がしかけたものです。
本当におしゃれな人は、人の作ったトレンドに必要以上に踊らされることはないでしょう。
トレンドを意識はするでしょうが、1から10まで取り入れないと思います。よって、古い服も大事にします。
2.どこでもおしゃれな服を見つけられる
おしゃれな人は、「おしゃれな服が売っているとされているブティック」でばかり、買い物をしません。
古着屋で自分らしい服を見つけることができるし、フリマでかわいいアクセサリーを見つけることができるし、家族(お父さんや夫)の服を自分らしくアレンジして着たりもします。
店で買うにしても、30代むけ、40代むけ、50代向けというくくりにこだわっったりしません。
ティーン向けの店に入って、自分のファッションにピッタリ合うものを見つけることができます。
一方でハイエンドのブランド物を買うこともあるかもしれません。
さまざまなところで見つけたアイテムをうまい具合に組み合わせて、自分らしいおしゃれをする人が、真におしゃれな人だと思います。
こういう人たちは、「自分が着たい服」「自分のスタイル」がよくわかっているので、どこでも、独自の審美眼を発揮して、自分に合ったものを見つけてしまうのです。
そういう人、回りにいませんか?
「素敵な服ねー。それ、どこで買ったの?」と聞くと「ああ、このブラウス?フリマで30円だったよ」「ああ、このTシャツ?兄貴が高校のときに着ていたやつだよ」と答える人が。
☆関連記事⇒30代とか40代とか関係なし。自分が本当に好きな服を着るすすめ。
3.自分のために服を着ている
おしゃれな人は基本、自分が好きな服を自分のために着ています。
人は、他人にほめられるとうれしい動物なので、ファッションを選ぶとき、「他の人の目にどう映るか」ということは重要なファクターになります。
他人の基準や意見に合わせて服を選びがちなのです。
おしゃれな人は、他人の基準に振り回される度合いが少ないと思います。
少なくとも、振り回されすぎて、着る物を選ぶとき、やたらと時間がかかったり、服を買いに行ったとき、「ああ、何も着るものがない」と頭をかきむしることはないでしょう。
なぜなら、自分の好きなものがわかっているから。
年齢にふさわしい装い、季節に合った装いに縛られて、がんじがらめになることがありません。
主婦らしい服といったしばりにあまりこだわりません。
4.自信を持って服を着ている
おしゃれな人は着こなしがうまいです。どんな服を着ていてもその人らしさが出ていて、いかにも自然体で着ています。
また、服に着られることもありません。
どんな状態が「服に着られる」ことなのか、この言葉の意味を説明するのは難しいです。似合っていなかったり、微妙な違和感があったり、服ばかりが目立っていたりすることが、「服に着られている状態」だと思います。
自信を持って服を着れば、服に着られることはないでしょう。
その人が、その服を着ていることに居心地悪さを感じていると、なぜかそれは如実に外に表れてしまうのです。
自分がしっくり着る服を着れば、居心地悪さを感じません。好きなスタイルがわかっていると、心地よく服を着ることができます。
5.ブランド信仰はない
おしゃれな人は、ブランド物を着たからといって、いきなり自分が洗練された人になる、とは思っていません。
確かにブランド物には素敵な服も多いでしょう。しかし、まず、自分の着たい服があり、たまたまそれが、ブランド物であった、という順番になると思います。
おしゃれな人は、どこでも自分に合った服を見つけることができますから、ブランドのネームバリューに頼る必要はありません。
むしろ、上から下までブランド物で固めることは、野暮なこと、創造性のないことだと考えています。
☆秋のおしゃれはこれで決まりだ⇒少ない服でおしゃれを楽しむ方法。この秋からミニマルなファッションにしませんか?
まとめ:真におしゃれな人を一言で言うと
結局、真におしゃれな人は、自分の感性に従って、自分の好きな服を自分らしく着ている人、ということになります。そっくりそのまま人の真似はしません。
そして、例外なくおしゃれを楽しんでいるでしょう。
今、クローゼットに服がいっぱいで、出かける前に、「着るものがない」と悩むのは、おしゃれを楽しんでいる状態とは言えません。
ファッションを楽しむことは、衣料品をたくさん買うことではなないのです。
自分の好きな服がわからない人は、少し服の数を減らしてみては?服を減らすと、本当に着たい服がわかってきます。
「自分らしくない」「好きじゃない」と思う服をどんどん手放してください。
そうすることが、真のおしゃれな人に近づくことなのです。
☆もっとミニマルファッションの記事を読みたい方はこちらから⇒洋服を減らしたいならこれを読め:ファッション関連記事のまとめ
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私は、若い頃(1980年代)、ELLE(フランスのファッション雑誌)をよく眺めていました。誌面には、しばしば、お金をかけず、さりげないおしゃれを楽しんでいる人が紹介されていました。
アクセサリーは必ずしも、アクセサリーとして売られているものを使ってはいなかったし、お祖母さんから譲りうけたスカーフを上手に首に巻いていました。
ELLEに影響を受けていた私は、一度、雑誌の真似をして、アクセサリーではない、クラフトの材料を頭につけて、出かけたことがあります。短大生の頃でした。
名称がわからないのですが、樹脂でできたピンク色の細い棒(弾力があって、折り曲げることができる)を使って、頭のてっぺんの髪の毛をくくっていました。80年代のポップな感じの髪型です。
駅で、電車を待っていたら、そばにいた女子高校生のグループが、私の頭を見て、ひそひそ話しながら笑っていました。
ものすごーく嫌な気分がしましたが、一応そのまま電車になりました。
しかし、カナダに来たら、こういうこと、ほとんど起こらないのです。要は自分が気にするか、しないか。
今は、自分の感性に自信を持って、好きな格好をすればいいのだ、と考えています。