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不用品を捨てることが苦手な人、はじめて断捨離をしようとしている人。
そんな人に向けて、スムーズにものを捨てるコツを7つ紹介します。
あまり難しくないシンプルな方法を考えてみました。
「捨てたいけれど、どれも必要に思えてしまう」「何から始めればいいかわからない」「今年も汚部屋のままで終わりそう」。そんな悩みがあるなら、ぜひ参考にしてください。
1. ものが多い場所から片付ける
「ものが多いな、ここぐしゃぐしゃだな」と思う場所から片付けてください。
たとえば、本が詰め込まれた書棚、服でぱんぱんになったクローゼット、細かいものがごちゃごちゃのっているサイドテーブルなど。
こうした場所は不用品が多いので、次から次へと捨てるものが見つかります。
「どれを捨てようかな」と考えなくて済むので、どんどん捨てられるでしょう。
台所の引き出しもいいかもしれません。ふだん使わない調理ツールやおまけでもらった箸やスプーン、調味料のパウチなどが入っていそうです。
ものが多い場所を片付けると、目に見える変化があるので、「きれいになった!」と実感できます。
その日から暮らしやすくなるので、捨て活のモチベーションがあがりますよ。
2. 捨てやすいものから始める
はじめは、壊れているもの、使えないもの、すごく古いものなど、あまり思い入れのない捨てやすいものから片付けてください。
たとえば、古いチラシやパンフレット、インクが出ないペン、期限の切れた保証書など。捨てやすいものは感情の引っかかりがないものです。
誰が見ても、「ガラクタだな」と思うものなら、捨てるのは難しくありません。
逆に、すごく高かったものや、強い愛着のあるもの、思い出の品などは、捨てる判断がしにくくて、なかなか進みません。
難しいものを捨てようとしてうまくできず、「やっぱり私には無理」と、捨て活そのものをあきらめてしまうことがあります。
捨てやすいものをどんどん捨てて、捨てることに慣れてください。
3. 短時間だけ作業する
5分や10分、15分など短い時間、片付けてみてください。
「週末のどちらか1日を取って、一気に片付けよう」と考えることがありますが、このように片付けを大がかりな作業にしてしまうと、なかなか取りかかれません。
5分なら、今日すぐに時間が取れます。
長時間片付けようとすると、一度に大量のものと向き合うことになるので、頭が疲れて、判断を誤る可能性が上がります。
ものをたくさん引っ張り出して収拾がつかない状態になるリスクもあります。
実際、5分だけでもかなりのものを片付けることができます。たとえば、
・引き出し1つだけ中をきれいにする:使っていない文房具、期限切れのクーポン、正体のわからないおまけなど、不要なものを捨てます。
・冷蔵庫の1段だけチェック:賞味期限切れの調味料や、誰も食べない瓶詰めを発見できます。
・バッグの中をきれいにする:中身を全部出してみると、レシート、使ってないリップクリーム、何本も入っているボールペンなどが出てきます。
片付けを長く続けるコツは、一度に何もかもきれいにしようと思わないこと。少しだけでも毎日片付け続ければ、次第に家の中がきれいになっていきます。
4. タイマーを使う
タイマーで時間を測りながら作業しましょう。
タイマーを使うことには以下のメリットがあります。
・開始するハードルが下がる
5分、10分と時間を短く設定すると、「終わりがある」と思えるので気が重くなりません。片付けたくないときも、「3分ならがまんできる」と思えるでしょう。
・集中できる
時間を測りながら作業していると、余計なことを考えずに手を動かせます。「捨てる・残す」の判断に時間をかけすぎなくなります。
・達成感がある
タイマーが鳴ったとき、「終わった! ここまでやった」と実感できます。
・ズルズルやりすぎない
明確に時間を区切るので、長々と作業しすぎて疲れることを防止できます。特に捨てることに慣れていない人は、やりすぎないことが重要です。
私も、断捨離を熱心にやっていたときは、いつもタイマーを15分にセットして作業していました。
タイマーを使って仕事や家事に一点集中~ミニマリストのタイマー活用法とは?
5. 目についたものから捨てる
「どこから始めるか」「どう進めるか」といったことをあまり考え込まず、目についたものからどんどん捨てていきましょう。
捨て活の本質は行動にあります。迷っている時間があったら、その時間に1つでも2つでも捨てるべきです。
テーブルの上に置きっぱなしのチラシ、洗面台の上にひしめいている使いかけのボトルなど、「もういらないよね?」と思うものをどんどんゴミ袋に入れてください。
「正しい片付け方」にこだわらず、家にある不用品を1つでも捨てることに意識を向けましょう。
タイマーをかけて、とにかく手を動かす。
こんな行動を繰り返してください。
6. さっとつかんで捨てる
ものを手に取ったら、さっさと捨てるようにしましょう。
しげしげと眺めたり、手の中でこねくり回したりすると、気持ちが揺らぎます。
いらない本のページを開いて読み始めたり、壊れた家電を「直せるかも」と分解しようとしたり、飾りものをきれいに並べ替えたりといった行動は、捨てることではないので、今はやらないでください。
使っていないもの、壊れているもの、今後使わないもを見つけたら、「はい、さようなら」とテンポよく処分します。
そのためにも、タイマーをかけて、捨てることに集中するのがおすすめです。
捨てるかどうか迷い始めると、片付け作業が停滞してしまいます。迷いすぎないために、さっさと捨てましょう。
7. 迷ったら別にしておく
どうしても迷うものは、その場で決めようとせず、別にしておきます。
「迷うもの入れ」や「保留品置き場」を作ってそこに置きましょう。
決断が難しいものをその場で決めようと無理をすると、片付けの流れが中断します。
ある程度、「迷って決められないもの」がたまったら、別の時間帯にじっくり検討しましょう。
私は「迷ったら捨てる」と決めていますが、片付け初心者には、このルールはきびしいかもしれません。
「迷ったらよこにのけておく」ルールを活用してください。
◆関連記事もどうぞ:
⇒しんどい片付けをもっと楽にするコツ(その1)~欲張りすぎない。
⇒家の片付けという一大プロジェクトは、タスクを細分化しなければ成功しない。
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片付け初心者に向けて、捨て活が進むコツを7つ紹介しました。
特におすすめしたいのは、小さな片付けを毎日継続することです。
部屋の中にものがたまっていると、「一気に片付けてきれいにしたい!」と思うかもしれません。
でも、一気に断捨離をすると、高い確率でリバウンドします。
少しずつ捨てながら、片付けることを特別なイベントではなく、日々の習慣にしていきましょう。
不用品が少しでも減るとその日から生活しやすくなります。
何がどこにあるか把握できるので、必要なものを探すことなく、さっと手に取れます。
いつもの掃除も簡単になります。
これまでものの管理に使っていた時間やエネルギーを、自分がしたいことや、大事なことに使っていきましょう。