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買わない

お金を貯めてガラクタを減らす。広告にのせられてうっかり買物をしない5つの方法。

衝動買い無駄遣いをやめたい、と思うとき、注意しなければならないのは広告です。

広告は必ずしも悪いものではありませんが、多くの人にとって、広告を見ることが、よけいな買物をするトリガー(引き金)になっています。

無駄な買物をしないために、広告とうまく付き合う方法を5つお伝えします。



1.広告に影響を受けていることを知る

まず、私たちは思ったより広告に影響を受けて買物をしている、という事実に気づくことが第一歩です。

自分で買うものを選んでいるつもりでも、実は選ばされている、買わされていることはよくあります。

最近、あなたが買ったものを思い出してください。

なぜ買ってしまったのでしょうか?

その理由を考えてみると、意外と広告のせいで買っていることに気づくでしょう。

ぼんやりテレビを見ていたとき目に入った広告は、覚えていないようで、脳にはその一部がインプットされています。

毎週同じ商品の広告を、見るともなく見ていて、たまたま店でその商品を見かけたら、買ってしまうかもしれません。

少なくとも、広告を見ていない商品より、見ていた商品により親しみを感じます。

企業が広告を打つ理由は、その商品やサービスを売ること。

世間にこんなに広告があるということは、それなりに効果があるからではないでしょうか?

私たちの意志決定に広告は大きな影響を与えているのです。

2.自分にとって問題となる広告を見るのを避ける

現代社会で生きていく限り、広告と共存しなければなりません。

テレビ局、出版社、新聞社など、情報やエンターテイメントを提供する企業にとって、広告収入は貴重な財源です。

もしみんなが広告を見なくなってしまったら、コンテンツも提供されなくなるでしょう。

映画館で見る映画にCMがつきますが、あれがないとたぶん街の映画館はことごとくつぶれます。

広告をシャットダウンしようとすることは、あまり現実的な方法ではありません。

ですが、広告にふれる機会を減らすことはできます。

たとえばテレビを断捨離すると、CMを見る機会が激減します。

いきなり捨てるのは難しいので、視聴時間を減らすのがいいでしょう⇒いきなり捨てなくてもいい。テレビを見るのをやめる11の方法

テレビだけでなく、自分が買い控えたいものの広告を見ないようにするといいです。

たとえば、洋服を買いすぎてしまうのなら、ファッション雑誌を見る頻度を落とします。ファッション雑誌には服の広告がたくさんのっていますから。

先にも書いたように、広告すべてをシャットアウトするのは現実的ではないし、見てもたいして問題のない広告もあります。

たとえば、洗濯機や冷蔵庫の広告を見たからといって、そんなにいくつも買いたいと思う人はいません。

問題になる広告は、新しい洋服、新しいガジェットなど、べつに必要でもないのに、次々と買わなければいけないような気にさせる宣伝です。





3.広告は人の予算を無視していることを知る

広告は私たちのお財布の状況は無視して、一方的に商品をアピールしています。

常に予算を考えて、買物をしてください。

人が物を買う理由は2つあります。

1.必要だから
2.必要じゃないけどほしいから

広告は、2番の、別に必要じゃないものをたくみにアピールします。

本当は必要ないのに、「これがあると、今の生活がもっとよくなります。幸せになれますよ」というメッセージを送ってくるのです。

昔はお金がなかったら、どんなに広告を見ても買えなかったのですが、現代は、クレジットカードがあるため、買えなくても買えてしまいます。

広告は、テレビコマーシャルや街の看板だけではありません。

テレビドラマや映画の登場人物の生活も広告のようなものです。

テレビドラマの中で、直接商品を売っているわけではありませんが、庶民には手の届かないライフスタイルを見せています。

金持ちではないふつうのサラリーマンの設定だとしても、ドラマの中の登場人物は、リアルのサラリーマンならできない暮らしをしています。

貧乏人という設定でない限り、ドラマに出てくる人は、生活の心配をしません。

まあ、フィクションだからそれでいいのです。

テレビで貧乏くさい話を見たくない、ドラマや映画では夢を見たい、と思っている人も多いでしょう。

しかし、フィクションなのに、人はごく自然に、自分もテレビの中のOLや主婦が持っていたバッグや靴、洋服がほしいと思ってしまうのです。

自分の予算は無視して、テレビの中の架空の暮らしを真似ようとします。

この点について詳しくはこちらに書いています⇒テレビを見ると「買わない暮し」からどんどん遠ざかる理由

テレビのCMや、番組、映画に出てくる世界は、庶民の予算を反映していないことを肝に命じるべきです。

4.広告を鵜呑みにしないで考える

広告がきっかけで物を買う前に、しっかり考えてください。

テレビコマーシャルや雑誌を見ているとき、多くの人はきわめて受け身です。

そもそも私たちはこの世界のものを無条件に信頼しています。

スーパーに売っているものを毒だと思う人はいません。

スーパーにあれば、「これは食べても大丈夫なものなんだ」と思って買います。食品表示に書いてあることも概ね信じます。

レストランや喫茶店で出されたものの安全性を疑う人もいません。みんな素直に飲食します。

学校の先生やお医者さん、会社の上司の言うことも、基本的に素直に信じます。多少は疑うかもしれませんが、頭から疑ってかかる人はいません。

社会に対する信頼は、成長過程で培われるのだと思いますが、私は、もともと人間はすごく人のいい動物なのではないだろうか、と考えています。

よく言えば素直、悪く言えば、自分で何も考えようとしないのです。

人の良さは、広告を見るときにも発揮されます。

人はそこに書いていることを、いとも簡単に信じてしまいます。

「これがあれば、すごく料理がうまくなります、これがあれば、人気者になれます、これがあれば英語がペラペラになります」。

そんな言葉を、批判することなしに信じて、買ってしまうのです。

広告に嘘が書いてあるとはいいませんが、道具一つ、教材一つで、料理や英語が上手になるなんてあり得ません。

何か物を買ったぐらいで、幸福な暮らしが実現したら苦労はないですね。

冷静に考えれば、物を買っでも人生がバラ色になるわけはないのに、多くの人は、楽で簡単な道を行きたいので、広告を信じて物を買います。

信じたいから信じているのかもしれません。

このような広告のせいで、よけいな買物をしないために必要なのは、「考える行為」です。

受け身で広告を見てはいけないのです。

なぜ自分はこの商品が必要なのか?

この商品を買うことで自分の暮らしはどうなるのか?

能動的かつ具体的に考えてからショッピングすれば、買物の失敗も減るでしょう。

5.感情に訴える広告を見て感情的に物を買わない

今の広告は、その商品の機能や効能をうたうより、物を得たことで手に入る世界を見せています。

物語を見せているのです。

私が小中学生のころ、日曜の夜、「日曜洋画劇場」を見るのが楽しみでした。この番組で流れる、ネッスルのCMが、映画のワンシーンみたいで、好きだったのです。

世界のあちこちで、みんながおいしそうにネスカフェのコーヒー(インスタント)を飲んでいました。

私もヨーロッパに行って、朝はあんなふうに朝日をあびながら、ゆったりとおいしくコーヒーを飲みたい、と思ったものです。

このCMがいいのは、それぞれの人の、美しくて充実した人生を想像できるように作ってあるところです。

まあ、インスタントコーヒーの広告を見たところで、そんなにガラクタは増えません。

化粧品やガジェットなども、同じ手法で広告が作られています。

このようなCMを見て、そのストーリーを再現しようと、買物をしていないか注意してください。

いくらCMで素晴らしい物語が展開されているからといって、自分が買うのはその商品だけなのです。物語はついてきません。

現実の自分の物語は、大切なお金が減って、ガラクタが増え、ストレスがたまるという筋書きかもしれないのです。

本当に自分の暮らしをよくしてくれるものなら買っても問題ありません。

けれども、もっと金持ちに見せたいとか、見かけをよくしたい、人気者になりたいなど、他人からの承認を得るための買物ならば、注意が必要です。

見栄を張ると無駄にお金を使ってしまいます⇒見栄っ張りをやめて身の丈に合った暮らしをする6つのヒント。

感情的な買物をやめるためには、2つ方法があります。

1.)買う前に保留する時間をとる
2.)セルフエスティームをあげる

保留時間は、48時間、1週間、1ヶ月など、好みの時間を選んでください。長期的な解決策としては、セルフエスティームをあげるのもいい方法です。

自信がついたり、自分のことを好きになれば、他人軸にふりまわされず、自分軸で買うものを選ぶことができます。

セルフエスティームのあげ方⇒セルフエスティームを高めて自信を取り戻す10の方法

======

広告は商品を売るだけでなく、人々に「幸せの形」を教えています。どのように生きるべきか、幸せに暮らすためには何が必要か、そんなことです。

物はたくさんあるのに、今あまり幸せでなかったら、「広告が提案する幸せは、まがい物ではないか」と疑ったほうがいいでしょう。

もちろん、人を幸せにしてくれる物もあります。

今の季節なら暖かいひざ掛けとか。

ですが、多すぎる物は気持ちの負担になり、人を幸せから遠ざけてしまうのです。





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