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なぜ家の中が不用品でいっぱいになってしまうのか、その典型的な理由を7つお教えします。
「持たない暮し」を目指して、断捨離している人も多いと思います。ですが、家の中にガラクタがたまるそもそもの原因を知り、それを取り除かない限り、いくら捨てても、知らないうちにまたいらないモノでいっぱいの家になってしまいます。
いわゆる断捨離リバウンドです。
モノだらけになる理由を知って、効果的な暮しダイエットをしましょう。
1.モノを買い過ぎる
これは明らかな理由です。物質至上主義社会、大量消費社会に生きている私たちは、必要以上にモノを買いすぎています。
あなたはどのぐらいの頻度で買い物に行くでしょうか?毎日のように何か買ってはいませんか?
用もないのに、ふらふらお店に入っていませんか?
買うものが決まっていないのに、「何かおもしろいものが見つかるかもしれない」と100円ショップに行ってはいないでしょうか。
家にたくさんストックがあるのに、「セールだから」「お値打ちだから」という理由で、モノを買ってはいないでしょうか。
去年買った服が新品同様なのに、「今年らしい服だから」とほとんど同じようなデザインのアイテムを買ってはいませんか?
確かに何か新しいものを買うと、うれしいし、わくわくしますが、その気持ちは長続きしません。このことは、人が、延々と買い物を続けることからもよくわかります。
無意識に買い物をせず、たまには「買わない選択」をしてみましょう。
2.安物を買ってしまう
ハサミや包丁などの刃物を100円ショップで買うと失敗する確率が高いです。ボールペンなどの筆記具も、すぐにこわれる、インクが出なくなると評判です。
しかし人は少しでも得したいと思う生き物ですし、「失敗しても100円だからいいや」と言い訳して、いかにもチープなものを100円ショップで買い続けます。
しかも、失敗したグッズをすぐに捨てません。「こっちは予備に取っておこう」とか、「何かに使えるかもしれないし」と思って、家の中にとどめておきます。
昨今流行りのファストファッションもガラクタを生み出す元凶です。買いやすい値段なので、必要もないのにどんどん買ってしまいます。
必要な服は1着だけなのに、プチプラだからと、色違いでそろえてみたり。
かくしてあなたの家はガラクタが増える一方です。
安物を買うことでこうむる損失は「100円」や「その服の値段」だけにとどまりません。不用品を管理したり、処理するために使うスペース、時間、体力、すべてを失っているのです。
自分にとって大事な物は質を重視して、ある程度の投資をしたほうが、結局は得です。
チープな服を買うとこんな弊害もあります⇒「真の代償」The True Costはファストファッションの真実を暴く映画 ~これでもあなたは安い服を買い続けますか?
3.見栄をはりすぎる
物はステータスシンボルになるので、人は、心の底からそれがほしいわけでもない物を買ってしまいます。
たとえば、ブランド物のバッグや時計、最新のガジェット、最新流行の服。かわいい輸入子供服。北欧のおしゃれな食器や家具。
もっと高いもので言えば、高級車や大きな家。
「いい物はやっぱりいいわね」なんて言いながら。
ところが、「人からよく思われる物」というのは流行があります。今年はおしゃれな物でも、来年はださくなってしまいます。
よって、来年もまた新しい物を買うことになります。
身の丈にあった暮しをせず、うわべだけを取りつくろっていると、お金は残らず、ガラクタだけがたまっていきます。
見栄の産物が家にたくさんある人は、「人のものさし」で生きるのをやめると、少しずつスッキリしてきます。
4.もらいすぎる
何もわざわざ物を買わなくても、物はいろいろなところからどんどん家に入ってきます。
お中元にお歳暮にクリスマスプレゼント、誕生日プレゼント、入学プレゼント、卒業プレゼント、入社祝い、退職祝い、バレンタインデー、ホワイトデー、ひな祭り、子供の日、母の日、父の日、敬老の日、引き出物に各種内祝い。引っ越しの挨拶のちょっとした物。
物質至上主義社会では、人の気持ちを表すのに「物」を使いますので、何かというと贈り物とお返しが飛び交います。
これだけではありません。粗品、サンプル、おまけ、付録などの販促品もすごい量です。
だまって受け取っていたら、いらない物がどんどんたまります。
贈り物攻めに対抗するためには、まずは自分が「物」使って、誠意を表すのをやめること。そして、いらない物には「ノー」という勇気を持つことです。
ミニマリストにはこんな贈り物が喜ばれます⇒【保存版】ミニマリストへの贈り物のアイデア18個
ノーと言えない人はこちらをどうぞ⇒ミニマリストはNo(ノー)と言うことを知っている~シンプルに暮らしたいあなたへ
5.捨てない
これも自明です。必要のないものを外に出さなければガラクタがたまる一方です。
捨てない理由はいろいろありますが、代表的な「捨てられない心理」は以下のようなものです。
●まだ使えるのでもったいないから
●いつか使うかもしれないから
●値段が高かったから
ほかにはこんな理由があります⇒【保存版】あなたがモノを捨てられないよくある理由ランキング
6.怠惰だから
汚部屋になる1番の原因は、物を使った後、定位置に戻さないことです。出しっぱなし、やりっ放しの積み重ねの権化が汚部屋に汚家です。
「使ったら定位置に戻す」ことは、しまう場所にもよりますが、30秒~3分ぐらいでできるのではないでしょうか?
しかしこんな単純な片付けができない人がたくさんいます。
必要なものが床に脱ぎ捨てられた服の山の下にあるのに、見つけることができず、また買ってくるはめになります。
積み重なった雑誌の下に目当ての本があるのに、見つからないので、同じ本をダブって買うのです。
少しずつ掃除をして、使った物を定位置に戻すシステムを作れば、汚部屋からきれい部屋になります。
参考にしてください⇒心地いい部屋の秘密~部屋がきれいな人の10の習慣とは?
7.完了しないから
未完了の仕事が家の中に多いと不用品がたまっていきます。
たとえば、やろうと思って買った資格を取るための勉強本や語学の教材。何年も編みかけのセーターと材料の毛糸。
子供の写真を整理しようと思って買ったスクラップブックやアルバムにたくさんのシールと道具。
ゴルフをやろうと思って買ったけど、1,2度グリーンに出ただけで、そのままほこりをかぶっているゴルフバッグ。
おいしいパスタを作りたくて買ったけど結局1度も使っていないパスタマシーン。
「私って形から入るタイプなの」という人は、本当にそれをやりたいのかよく考えてから買い物をしたほうがいいです。心底やりたいのなら、道具が揃ってなくたって工夫してやるものです。
形から入るのはやる気をおこすのにいい方法だと言われますが、シンプルライフ的にはあまり好ましい生き方ではありません。
未完了の仕事のせいで増えるものはごく小さいものもあります。たとえば、最初の数ページ読んだだけの本、数ページ書いただけのノート。数回使っただけのマニキュア。
物事を始めたら必ず完了させる、できそうにないならスパっとあきらめて捨てる、という生き方をすればガラクタはたまりません。
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わざわざ家の中にガラクタをためこもうと思って生きている人はいないと思います。ふだん自分ではよかれと思ってしていることが、知らず知らずのうちに、ガラクタを増やしてしまうのです。
何度も断捨離リバウンドに悩まないためにも、自分の部屋や家にガラクタがたまる真の理由を見つけ、問題を解決するための対策をすることをおすすめします。