エッセ2017年12月号

お知らせ

最終更新日: 2019.03.30

「ゆる捨て」習慣で人生が変わる:雑誌『ESSE』に筆子が監修した記事あり(12・1月合併号)

ページに広告が含まれる場合があります。

 

雑誌掲載のお知らせです。女性誌『ESSE(エッセ)』に、筆子監修の記事がのっています。2017年12月・2018年1月合併号です。

タイトルは、「ゆる捨て」習慣で人生が変わる。

表紙で、「ゆる捨て」の文字が、雑誌の名前と、仲間由紀恵さんの顔の次に目立っていることからわかるように、この号の巻頭特集です。

今回は、ゆる捨て記事を紹介します。



ゆる捨てって何よ?

「ゆる捨て」とは、「ゆるく捨てること」です。

ガッツリ、一気に捨てたり、断捨離ブートキャンプみたいに、身も心も片付けに捧げるのものではありません。日常生活の中で、ふっとあいた15分に、そのへんにあるものを捨ててみる、それがゆる捨てです。

不用品の片付けは、時間のある時じゃないとできない」と思っている人がたくさんいます。たいていの人はとても忙しいので、なかなか、「時間のある時」が来ないため、いつまでたっても片付けに着手できません。

しかし、ほんの5分でも15分でも、気になるところから、不用品を間引いてみると、それだけで、かなりきれいになるのです。

筆子はゆる捨て案内人として登場

ゆる捨て特集。目次

ゆる捨ての特集は、18ページから33ページの15ページです。

漫画と通常のテキスト、そして読者の片付けている写真という、複数のメディアを使ったとても親しみやすいものになっています。

冒頭の漫画では、「なぜいまゆる捨てなのか?」というこの特集のコンセプトをわかりやすく紹介。

次に、ゆる捨てをするメリットや、取り組み方のコツを伝授。ここは黒板をバックに案内人筆子がレクチャーしている形になっています。

ゆる捨て案内人

最初にそれを行うメリットを提示するのは、私がいつも心がけていることです。「なぜ、それをするのか?」理由がわかっていないと、ちょっと障害があったときに、簡単に挫折しますから。

レクチャーのあとは、片付けられない読者3人が実際にゆる捨てをやってみた様子が写真で事細かに紹介されています。ときどき、案内人筆子の捨て方のコツや、激励の言葉も入っています。

読者3人は、3つのタイプに分かれています。すなわち、

●先のばしタイプ
●つい買っちゃうタイプ
●もったいないタイプ

「つい買っちゃうタイプ」は、物が見つからないと、100均やコンビニに買いに走る人のことです。「買ったほうが早い」と思っちゃう人たちですね。

いずれの読者の方も1週間、毎日15分、ゆる捨てを実行し、捨てたものも全部写真で公開しています。

1週間終えて、感じたことも書かれています。

とてもうまくまとまっていて、片付ける気になる特集です。

「片付けができない」なんてありえないゆる捨て

ゆる捨てはハードルが低いので、今まで重い腰があがらなかった人も、気軽に始められます。

「片付けができない」なんてありえないのが、ゆる捨てなのです。

読者から、「どうしても片付けができません」というメールをよくいただき、そのたびに、解決策を直接メールに書いて送ったり、記事で答えたりしています。

「片付けられないんです」という人がよく口にする「三大言い訳」をお教えしましょう。

1.時間がない、忙しい

2.やり方がわからない

3.やる気が起きない

「ゆる捨て」の場合、この3つの言い訳のどれも、口にしたくてもできません。





時間がない、なんてありえない

1日15分、物を捨てる時間がない人なんていないですよね? 

全盛時代のピンク・レディーは、毎日睡眠時間が2~3時間で、移動中に車の中で寝ていたとか。それでもケイちゃんは、野口五郎に会いに行く時間はあったようです。

万が一、ほんとうに、とんでもなく忙しい人は、こちらの記事を読んで考え方を変えてください⇒時間がないんじゃなくてやる気がないだけ。大事なことに時間を使う方法(TED)

そもそも、家の中に大量にあるそれだけの物を買う時間があったのですから、1日15分が取れないはずがありません。

やり方なんて特にない

ゆる捨てでは、捨てる順番や、捨てるタイミングといった、細かいことは気にしません。

何から捨てたらいいのか、どこから捨てたらいいのか、といったことも考えません。

捨てたいものを捨てたいときに捨てたいだけ捨てればOKです。

やる気がなくてもできる

一口にやる気がない、といってもいろいろな理由があります。よくある理由は以下の3つ。

1.睡眠不足で体力を奪われエネルギー低下状態

2.ほかにやりたいこと、もっと大事なことがある

3.自分で片付けのハードルをあげている、複雑に考えすぎている

「片付けたいけど、片付ける気が起きない」という人は3の場合が多いです。このような人は、片づけ本や断捨離本は、ものすごく読んでいたりします。

「情報を集める時間はある、だけど片付けそのものは実践できない」。

それは情報を集めることにフォーカスしすぎているか、すべてを複雑に、難しく考えすぎているか、「もっと効率のいい片付け方があるんじゃない?」と青い鳥を探し続けているかのいずれかでしょう。

ゆる捨ては、小学生でもできます。ごく常識的な思考ができる人なら、すぐに実践可能なのです。

難しいことは何もしません。不用品を捨てるだけです。

やる気がないときは、やることをできるだけ簡単に、シンプルにするのがコツです。

その点についてはこちらの動画をどうぞ⇒大々的に変えようとしないこと。小さな習慣から始めよう(TED)

1日15分で何が変わるの? と思う人へ

「1日15分でいいから、片付けてください」と言うと、「15分で何が変わるの?」と斜に構える人がいます。

そして、15分はおろか30秒も片付けをしようとしません。それどころか可愛い収納雑貨を買ったりします。

しかし、15分の威力をあなどるべきではないのです。家の中にたくさんあるあんな物やこんな物、みんな1つずつ入ってきたはずです。1つ、また1つ。そしていつのまにか住人の生活をおびやかすほど、大量になってしまったのです。

すべては小さなことの積み重ね。

実際に15分片付けてみれば、思ったより捨てられることに気づくでしょう。もちろん1回こっきりではだめです。毎日継続しなければなりません。

しかし、ゆる捨てなので、続けるのは難しくも何ともありません。

ここまで書いても15分の威力に納得できない人には、以下の言葉を送りします。

「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています」。イチロー

「一見小さなことに全力で取り組むことを恐れるな。小さなことを一つやり遂げるたびに人間は成長する。小さなことをきちんとこなしていけば、大きなことは後からついてくる」。デール・カーネギー

カーネギーを知らない人はこちらを読んでください⇒1ヶ月文句を言わない挑戦中:1月の30日間チャレンジ

小さな一步、一步の積み重ねが大きな違いを生み出すことは、各界の成功者が語っていることです。

恐れずに、まず15分、捨ててみてください。

ESSE12月・1月合併号・気になった記事

編集者によると、ESSEは、全国の30代~40代女性(主婦)をメインターゲットにした月刊生活情報誌です。12月・1月合併号の他の記事から気になったものをピックアップします。

幸せキッチン

12月号の第2特集は、「大好きがいっぱい! みんなの幸せキッチン」というもので、キッチンを「幸せのステージ」にしている4人の方の台所の紹介があります。

どんな家電を使っているのか、どんな調理雑貨をどんなふうに並べているのか、どんな物を作ってどんなふうに食べているのか、そんな部分に興味のある人には、楽しい特集かもしれません。

主婦はキッチンにいる時間が長いから、この部屋に思い入れのある人も多いと思います。

我が家のキッチンは、夫の引っ越し荷物がいまだに置いてあり、「あんまりここにいたくない」と思う場所です。それでも、寝床、仕事コーナーの次に私がよく過ごしている場所です。

今年の春から、スタンディングデスクにしたので、机に向かって何かを書く用事があるときは、キッチンのダイニングテーブルで行っています。

キッチンの紹介に続いて、「食材別スゴワザ収納術」というページがあり、食品をどんなふうにしまうべきか書いてあります。「しょうゆを冷蔵庫に入れろ」と書いてあるのですがそうなんですかね?

私はしょうゆを冷蔵庫に入れたことは1度もありません(夫は調味料は油以外は冷蔵庫に入れます)。メープルシロップやはちみつは常温でよいそうです。

多彩な料理記事

料理の記事もたくさんあります。

大根七変化、フライパンでつくるパン、冬のヘルシー鍋(薬膳パワーを込める)など、いろいろとおいしそうなものが並んでいます。特に興味をひいたのは、「糖質オフのつまみでおうち居酒屋」にのっていた料理です。

これ、おつまみなんでしょうが、粗食の私には、それぞれが立派な一品のおかずです。手に入らない食材も多いのですが。

クリスマスのクラフト

インテリアの記事としては、「ちょこっと手づくりで楽しむクリスマス」があります。

松ぼっくりのオーナメント、画用紙のガーランド、枝とひもで作るリース、などなどのっています。

中に、コーヒーフィルターでアドベントカレンダーを作る、というのがありまして、日本でもアドベントカレンダーが浸透してきているようだ、とちょっと驚きしました。

連載マンガ:ともともと

224ページに「ともともと」というマンガがあります。トマトの話ではなく、知子と元子という双子の姉妹の話です。

知子のクローゼットには服がぱんぱんに入っており、本人は、「着るものがない」と嘆いています。この方にも、ゆる捨てをおすすめしたいです。

ともともと

片付け関連でいえば、近藤麻理恵さんの連載があり、クリスマスグッズの「ときめきチェック」とか、自分の家ではこんなふうに収納している、なんて話が書かれています。こんまり先生は、現在アメリカにお住まいのようですね。

というわけで、一番のおすすめは何といっても「ゆる捨て」特集ですが、ほかにもいろいろのっていますので、よかったら本屋・コンビニ、図書館などでチェックしてください。

アマゾンでも扱っています。

Kindle版もあります。

その他の感想:かどやのリカちゃんとインスタ映え

ごま油で有名なかどや製油が50周年記念で、「かどやのリカちゃん」をプレゼントしているのを見てびっくりしました。

ごま油とりかちゃん、全く結びつきません。リカちゃん、人気ですね。

かどやのリカちゃん

さらに、最初のほうに「ESSEnce Tips」という、ちょっとしたネタを集めたページがあり、ここに「ケーキの断面をきれいに切るワザ」がのっています。「インスタ映え間違いなし!」だそうです。

「インスタ映え」って流行語なんでしょうか。よく見ます。





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