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シンプルなライフスタイルを取り入れている読者のお便りを紹介します。今月(2019年3月)いただいたものから3通選びました。
内容は
・古いパソコンと携帯電話を捨ててスッキリ。
・自分のできることをすればいいと気づいた。
・祖母の葬儀とお墓はこんなふうにしました。
以上です。
まずユケムリさんのお便りです。小見出しは私が入れました。
古いパソコンと携帯電話を処分して気分爽快
件名:私の捨て体験について
昨年5月23日の記事でご紹介いただいたユケムリです。
本日は私の捨て体験について報告させてください。
引っ越しで、トラック5台分処分
認知症の母の介護の利便性を考え、1年半前に引っ越しました。
その最、筆子ジャーナルの「親の家を片付ける」など捨てる系の記事が参考になりました。本当にありがとうごさいました。
モノの量と時間を天秤にかけ、不用品を業者さんに依頼して2tトラック5台分処分しました。費用は22万円でした。
引っ越しに伴い、古い大きな仏壇を今風のコンパクトな物に買い替えたのですが、中身を整理したら色々な場所から現金が入った封筒が出てきて、合計で32万円ありました。
そのお金で不用品の処分代と引っ越し代までまかなえました。面白いこともあるものですね。
捨てそびれていたパソコンと携帯電話もようやく処分
そうして厳選したものだけで引っ越したのですが、古いノートパソコン4台、携帯電話5台は転居先へ持ってきてしまいました。
データの削除など心配なことがあったし、それほどかさばらないしで一箱にまとめ、押入れに入れて、そのうち暇になったら適切な方法で処分しようと思っていました。
そのまま1年半です。暇になんかなりません。
そんな折、TOKYO2020の「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」が今月末で終了だというニュースを目にしたのです。
不要なパソコンや携帯電話を家まで無料で取りに来てくれて、その不用品はオリンピックのメダルの材料になる。
何だかとっても良いことのような気がしたし、これは「そのうち」のタイミングだと思い申し込みました。
ノートパソコン3台分は自分でデータの削除が出来なかったので、有料のデータ消去サービスを利用したので、結果的に費用はかかりましたが、無事回収が済んだ今、気分爽快です。
東京オリンピックには特別思い入れはありませんが、表彰式でメダルを目にしたらきっと私も嬉しくなると思います。
厳選したもので引っ越したつもりでしたが、実際には使っていないものがたくさんあります。
今回のことを追い風に1000個捨てにチャレンジします。
とりとめのない長文失礼しました。
チャレンジに成功したらまた報告させてください。これからも記事の更新を楽しみにしています。
不用になった小型家電を利用するプロジェクト
ユケムリさん、こんにちは。お便り、ありがとうございます。
気になっていたパソコンと携帯電話を処分できてよかったです。
小型家電からオリンピックのメダルを作るプロジェクトなんてあるのですね。
このプロジェクトのための回収受付は、本日、2019年3月31日で終了しますが、関係サイトにリンクしておきます⇒「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」について|東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
このページに、メダルに生まれ変わる小型家電の例がイラストとテキストで紹介されています。
使わない物をいつまでも持っていてもしょうがないですから、回収してもらったほうがいいですね。
ところで、仏壇から32万円出てきたそとか。不用品を片付けていると、そういうこと、よくあります。しまいこんだまま忘れちゃうんですよね。
お母さん、認知症を発症する前は、覚えていたかもしれませんが。
ユケムリさんは、高齢のお母さんとお二人暮らしでしたね。
去年、いただいたお便りには、「自分の時間は通勤電車の中と睡眠時間だけ」と書かれていましたが、いまもそんな感じでしょうか?
ユケムリさんのお便りはこちらで紹介⇒仕事や家事をがんばりすぎて疲れるのをやめるには?
物を減らしたから、少しは時間の余裕ができているかもしれませんね。
これからもお元気で、1000個捨てチャレンジをしてください。
1000個捨てる話⇒持たない暮らしに近づく1000個捨てチャレンジの楽しみ方
次は、竜将さんのメールです。
自分のできることをすればいいと思った
件名:興味深く読ませていただいています。
竜将(ニックネーム)と申します。30代男です。
ここ数年、ミニマリズムめいたもの(*)に目覚め、身の回りのものを少しずつ減らし始めています。
(*やっていることは断捨離に近いですが、ミニマリストを名乗るにはまだまだなので、婉曲的表現にしました)
そんなわけで、日々学習中で、筆子様のブログも楽しく…というか興味深く読ませていただいております。
私は今、日本の地方自治体で公務員をやっていますが、精神疾患で休職中です。
もともと、「人に見られながら仕事する」「時間に縛られて仕事する」「職場に通うという、場所に縛られて仕事する」「会議」など、軒並み苦手なものぞろいで、
それが原因で心身を壊してしまい、自分には向いていなかったのかなと思いつつあります。
有給休職期間も満了(?)に近づきつつあり、退職するか否かが問われる日も近いですが、世間体とか、周り(一部理解があまりない親族や、職場の同僚)からのバッシングとかが怖くて悩んでいました。
そんな折、筆子様のこの記事→悪いのは自分ではない。自分を責めてもしかたがない4つのできごと。
を見つけ、3番目の「自分のできないことで、自分を責めてはいけない」という項目が目につきました。
「そうか!自分は普通(と一般的に思われているよう)な仕事ができないのだから、自分のできることで頑張ろう!」と思ったりもしました。
具体的には、在宅ワークなどをやっていくことを模索していますが、道は険しかれど、何かしら仕事をしなければいけないなら、自分のできそうなことだけでもやってみようと、自分をあまりさげすまずに思えました。
長文失礼いたしました。
これからもブログ更新待ってます。影ながら応援しております。
仕事はいくらでもあるが、人生は1度だけ
竜将さん、はじめまして。
メールありがとうございます。その後お元気でしょうか?
はい、自分の得意なことや好きなことをやればいいのです。
無理にまわりに合わせようとするから強いストレスを感じるんじゃないでしょうか?
仕事なんていくらでもありますが、自分の人生は一度だけです。30代ならまだすごくお若いですしね。
これから、楽しいことがたくさんあると思いますよ。
ご自身を大事にして、生きていってください。
既成の価値観に縛られている人へ⇒世間体を気にするから物もストレスも増える。気にしない方法教えます。
最後はTさんのお便りです。小見出しは私が入れました。
お墓について思うこと
件名:お墓問題
姑は一日葬で送った
3年前一人暮らしの姑が亡くなったとき、直葬(火葬のみ)にしたかったですが、本人は派手な葬式が当然と思っているような人だったので、せめてもと、一日葬にしました。
姑のきょうだいたちは皆高齢で遠方なので、報告だけして列席は私たち夫婦だけでした。
うちは2人息子がおり、それぞれ結婚して孫も5人いますが、火葬が平日だったこともあり、姑は、嫁である私と、私のこどもたちを全く可愛がらず嫌っていたので、
息子たち(姑にとっては孫とひ孫たち)も列席しなくていいと言いました。
一日葬でも檀家のお坊さんを呼び、戒名もお願いしたので、葬儀会社には40万ですんでも、お寺には50万包みました。
49日には納骨費用など30万くらい、その後の法事にも10万くらい使い、しみじみと、お寺関係の費用は明朗会計とは言えず。
墓石の横に彫る亡くなった日付も4万とかうんざりしました。
お寺がとても貧乏でお坊さんが真の意味での宗教者で金銭に関心がないようなら、喜んで喜捨しますが、うちのお寺はぜいたくな暮らしをしているようです。外車もあります。
自分たちは共同墓地を選択
うちら夫婦は子供たちの了解を得て、共同墓地にしました。
麻の袋に骨を入れて埋めてくれて、法事をしなくてもよく、その後の費用が子供にかかりません。一体7万円でしたので申し込みをすませました。
本当は火葬後、骨を一切拾わなくてよければ、お墓の心配をする人が減っていいですが。
姑の家は大きくてモノもいっぱい。新品の羽毛布団やコレクションの硬貨や切手は持って帰りましたが、あとはすべて業者に任せました。捨て代は50万でした。
生前に毛嫌いされて一切普通の話ができなかったので、価値あるものがどこかにあったとしてもわかりませんでした。
大きすぎる仏壇も処分を一緒にしてもらいました。
夫が一人っ子だったので自由にサクサク片付けられてよかったです。
残る問題は、墓じまいと離檀です。どれだけ大金がかかるのか。今まで十分にお布施をお渡ししてきたのに。
お墓の話題が興味深かったです。つい自分のことをお話ししたくなってしまいました。
買わない挑戦を私も始めています。
お墓や葬儀は、生きている人のためのもの
Tさん、お便りありがとうございます。
こちらの記事を読んでくださったのですね⇒継ぐ人がいないので、両親のお墓をどうしようか迷っています(質問の回答)
お墓や葬儀に関する詳しいことを教えてくださって、とても、参考になりました。
一日葬は、通夜はなく、告別式と火葬だけの小さなお葬式ですね。それでもけっこうお金がかかりますね。
もちろん、ふつうの葬式に比べたら、ずっと費用は少ないでしょうが。
Tさんは、もう1通、「お詫びです!」というタイトルのメールをくださり、
「筆子さんは、お墓も葬式も要らないとおっしゃっているわけではないのに、さっきのメールにそんな書き方をしてしまい、すみませんでした!」とおっしゃっていました。
べつに、あやまる必要ないです。 私も自分のお墓や葬式はいりません。
以前、そんなことを書いています⇒大がかりな葬式やお墓は必要でしょうか? シンプルな葬儀はこんな感じです。
自分のお墓はいりませんが、人のお墓(私の場合、父ですが)に行ったら、わりとしっかりお参りしています。
しかし、実家にある仏壇には、めったに手を合わせません。
家に帰ると、いまだに母に「仏壇にお参りしなさい!」と言われます。
去年の12月8日には、母から、「きょう西別院のお防さんがお参りに来た。お父さんの命日は14日だけど、手をあわせてね」というメールが届きました。
お墓や葬儀の流儀は、宗派によって違うし、一生のあいだに、そんなに何回も葬式を出したり、お墓を立てたりしないから、よくわからないことって多いですよね。
以前、仏壇の処分をめぐって、親子で意見が対立している、というお便りを紹介したとき⇒古くなった実家の解体にさいし、仏壇の処理をめぐって母と大げんかに。
「寺に住まう者」という方から、仏壇についてご意見をいただきました。
その方は、私とは違う考え方をしていて、とても興味深かったのですが、残念ながら、メールは引用不可だったので、紹介することはできませんでした。
さしつかえない範囲で、少し記事に追記しましたが。
詰まるところ、その人の価値観に合わせた方法で対処するのが一番いいと思います。
お墓の記事にも書きましたが、お墓を用意したり、葬儀、供養をすることで、利益をうけるのは(損害をうけるのは)、生きている人間ですから。
送る側の人間のストレスになるようなやり方は避けたほうがいいでしょう。
買わない挑戦とは?⇒誰でもできる『買わない挑戦』の始め方。自分ルールで楽しく実践。
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いつもたくさんのお便りありがとうございます。
早いもので、もう3月も終わりです。
4月から環境が変わる、という方からもお便りが届いています。新しい環境、わくわくしますね。
それでは、次回のお便り紹介をお楽しみに。