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オンラインショップで、ついで買いをしない方法を8つ紹介します。
買う気がなかったものまで買うことを繰り返していると、お金が出ていくし、買った物は、後にガラクタになります。
ポイントは、冷静に買い物をすることです。
以下のことをためしてください。
1.先にリストを作る
アクセスする前に必ず買い物リストを作ります。
食品を買うときは、たいていの人がリストを作っていると思います。
ネットでほかの物を買うときも、そういうリストを書いてからアクセスします。
リストを作ることで、多少なりとも事前にプランニングできます。
前から欲しかった商品が、辛子色のタンクトップだったら、
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買うもの
辛子色のタンクトップ
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と書いて、そのリストを開いたまま、ネットショップにアクセスします。
買い物リストを書く専用のメモ帳などを作っておくといいですよ。
以下は、望ましくない行動です。
オンラインショップから、「これ、今だけ40パーセント割引です」といったメールが届く。前から欲しかった商品だから、「わ~っ♪」と喜んで、すぐにアクセスして買う。
リストを作っておけば、すぐにアクセスすることはないでしょう。
2.目的の品物をかごに入れたらすぐ会計
実店舗もそうですが、ネットショップも、店にいる時間が長ければ長いほど、買い物する量が増えます。
目的の物を買い物かごに入れたら、ほかの商品を見たりせず、さっさと会計し、買い物をすませて、店から出ます。
3.スケジュールを決めて買い物する
なんとなくひまつぶしに、店を見ていると、予定外の物を買ってしまうので、スケジュールを決めて買い物をしてください。
朝1番の断捨離や、昼休みのウォーキングと同じように、いつ、どこで、どのぐらいの時間、何を買うか、スケジュールを決めて手帳に書いておきます。
その時間になったら、店に行き、目的のものを買ってください。
タイマーを使うと、店でふらふらすることを防げます。
15分や30分の設定をして、タイマーが鳴ったら、買い物を終えて、店から出ます。
タイマーの使い方⇒タイマーを使って仕事や家事に一点集中~ミニマリストのタイマー活用法とは?
私は現在、2週間に1回、オーガニックフードの店に注文を入れていますが、土曜の朝の30分を注文する時間にあてています。
配達は水曜日を指定していて、前日の火曜の8時までなら、注文の内容を変えることができるので、火曜の昼間にも15分、見直す時間を入れています。
両方とも、スケジュール帳と、To-doリスト(付せんと厚紙を利用)に書いているので、忘れませんし、時間を使いすぎることもありません。
注文と見直し時間以外で、「あ、あれがいるなあ」と思ったら、グローサリーリスト(いつも買う定番のものを書いたリスト)に付け加えています。
4.赤い色に注意する
ネットショップにアクセスすると、いろいろな写真や文字が出てきます。赤い色を見る時は、特に冷静になってください。
赤字に白抜きの文字で、「送料無料!!」とか、「今だけ2780円」「今だけ40パーセント引き」などと書いてあることが多いです。
「今だけ」、と書いてあると、「もう一生買えないのか」と思ってしまうかもしれません。
まあ、そんなふうに考えるわけではないでしょうが、なんとなく、「今だけ」と言われると、焦ってしまいます。
しかし、現実は、「今だけ40パーセント引き」の商品は次々と供給され、そのたびに、「あ、これ欲しい」と同じように反応して、同じように買うことが多いのではないでしょうか?
今だけしか存在しないのは、今、自分が使っているその時間だけであり、時間のほうがよほど貴重です。
5.繰り上げるくせをつける
「2780円」とあったら、繰り上げて「あ、3000円なのね」と思うようにします。
2700円、2500円、2000円、とは思わないでください。
価格を見るたびに、毎回、繰り上げていると、それがくせになります。
2499円の品物があったら、2500円、もしくは3000円です。
99円、78円、780円のように、半端な値段をつける店が多いですが、そのほうが、消費者が、安く感じて、買う可能性があがるからです。
半端な値段にしたら、事務手続きや入力が大変になるはずですが、その大変さをおぎなって余りあるほど、99などで終わる価格は、売上に貢献するのです。
3300円や4400円のように、一見、細かくない数字のときは、「2本まとめて」、とか、「セットで」、という売り方が多いです。
私が利用している、オーガニックフードの店も、12ドル99セントとか、6ドル57セントのように、細かい値付けをしています。
そこで、家計簿につけるときは、すべて繰り上げて、13ドル、7ドルと書き、合計だけ、リアルの数字を書いています。
だいたいの数字がわかればよい、という人は、合計も繰り上げて書けばいいでしょう。
カナダの税務署も、3ドル以内の誤差は無視します。
6.買い物バンザイ、的なコミュニティに入らない
必要じゃない物をどんどん買うことを肯定している人がいっぱいいるコミュニティから距離をとります。
コミュニティといってもいろいろあります。
同じ社宅に住む人同士、ママ友のグループ、ラインのグループ、フォローしているFacebookのグループ、同じ会社に勤める人、同じ街に住む人など。
オンラインで、「プチプラ大好き!」とか、「バーゲンがあるたびに、いろいろ買って自慢する人の集まり」みたいなコミュニティに入っていると(ふれていると)、「そうするのがあたりまえなんだ」と思うようになります。
一見、ライフスタイルを紹介、共有しているようでいて、その実態は、買い物讃歌であるコミュニティもありますので、注意が必要です。
買い物が悪いわけではありません。目的意識なく、どんどん買ってしまうのが問題なのです。
連日書いていますが、不用品を捨てるのは大変ですよ⇒心が痛むから捨てられない~服を捨てない理由とその対策(その3)
自分が住んでいる場所や職場はそう簡単には変えられませんが、オンラインでフォローするグループや、消費するコンテンツは自分で選ぶことができます。
もし、本気で買い物習慣を変えたいなら、買い物することを仕向けるグループから距離をとったほうがいいのです。
それでなくても、資本主義の世の中なので、ふつうに生活していれば、買い物するように説得される、または、はげまされることが多いです。
7.使うところではしっかりお金を使う
お金は使うためにあるので、自分が本当に欲しい物や、利用したいサービス、お金を使いたいところには、しっかりお金を使ってください。
やみくもに節約したり、買うのを我慢したりすると、ストレスがたまって、ふとした拍子に、買い物が止まらなくなります。
自分が使いたいもの、使う価値があるものには、お金を使ってください。
以前、買わない挑戦に関する質問に回答しましたが⇒買ってもいいものを知るために、買わない挑戦中に考えたほうがいいこと。
買い物を全面的にやめるのではなく、ほしいもの、必要だと思うもの、自分の人生の充実につながるものは、ふつうに買えばいいのです。
8.買い物以外で喜びを得る生活をめざす
ふだんから、自分はお金をどういうふうに使っていきたいのか、お金をつかって、どんなことをしたいのか、ビジョンを考えておきます。
長期的なビジョンを立て、そういう生活をするには、どういうふうにお金を使えばいいのか考えれば、欲望のおもむくままに、セール品や、ちらっとほしいと思ったものを、次々と買うことはなくなります。
衝動買いの多い人は、べつにその商品が欲しくて買っているわけではありません。
本人は、「あれが欲しい、これが欲しい、欲しいから買うんだ」と思っているかもしれませんが、買い物したときの快感を感じたいだけなのです。
ドーパミンの仕組み⇒買い物で気分があがるのはドーパミンのせい。この仕組みを知って無駄遣いを防ぐ。
セール品を買うのが好きな人は、「これだけ、安く買えたんだ! 得した、うれしい」という気持ちを感じたくて、ショッピングをします。
快感や喜びは、買い物以外でも感じることができます。
自分で目標をたて、それを達成すれば、達成感を感じ(このときドーパミンが出ます)うれしくなります。
私など、ボールペンやサインペン1本を使い切るだけで、達成感を感じる安上がりな体質です。
ボールペンを使いきるコツ⇒持たない暮しをめざすなら、ぜひマスターしておきたいボールペンを使い切るコツ
すぐにガラクタになるものを次々と買って、一時的な快感や喜びを得るのではなく、もっと、自分や家族、社会のためになりそうなことをして喜びを得たほうが、いいですよね?
自分の成長が感じられれば、洋服をついで買いする以上の喜びを得られます。
買わない暮らしをしたい人におすすめの記事。まとめからどうぞ。
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ネットショップでついで買いをしないコツを8つ紹介しました。
手持ち無沙汰のとき、ぼんやりネットショップを見ていると、買い物してしまうので、毎日、ある程度、スケジュールを決めてしまうといいと思います。
ソーシャル・ディスタンスを取らなければならないので、街での買い物は、これまでどおりというわけには、まだいきません。
新型コロナウイルスのせいで、ネット通販に追い風が吹いている、という声もあります。
ネットでは、簡単に買えてしまう分、買い物がくせになりやすいので、どんどん買ってしまわないよう、気をつけたいですね。