流しと食器

ミニマルな日常

最終更新日: 2020.07.26

物がありすぎると、管理するのも捨てるのもほとほと大変。

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物を減らして身軽に暮らしている読者のメールを紹介します。

内容:

・買わない工夫と、災害ボランティアをして気づいたこと

・人の家を訪問して気づいたこと

・もらい物について

最初は、ほわいてぃさんからいただいたメールです。小見出しは私がいれました。



災害ボランティアで人の家を片付けて気づいたこと

件名:買わないために実践中のこと、災害ボランティアから学んだこと

こんにちは。

いつも楽しく記事を読ませていただいています、ほわいてぃ、と申します。

特に買わない習慣にするための記事から励みを得ています。ありがとうございます。

買わない生活で気をつけていること

筆子さんの記事を見て実践していることは

●通販サイトの販促メールを配信停止

●通販サイトの印刷配布物を送付停止

●買い物ノートをつける

モーニングページをマイペースで継続

などです。

なるべく洋服を買わず、無駄なお金を使わないよう努力していますが、今はネットで簡単に洋服が買えますから誘惑が大きいですね。

これくらいの金額なら…とついつい買ってしまいたくなります。下着以外は12月末まで洋服を買わない目標を立てています。

災害ボランティアでの体験

数年前、近隣で自然災害が起きた時、ボランティアで片付けに出向きました。

私は数軒のお宅に伺いました。

一軒は介護施設に入所中の年配の一人暮らしのお宅で、洋服と履き物が大量にあり、処分の許可が得られていなかったので勝手に処分できませんでした。

自分比で10倍以上?の洋服はゴミ袋に入れて何十個もなり、押し入れに収納しました。年を取ってからの片付けがいかに大変かと思い知らされました。

もう一軒は、以前していた事業の商品でひと部屋占領されていました。

事業主である子供は家を出ており、そこに住む家族に処分してよいか確認していただいて、大量に処分しました。

処分せず家を出て無責任だなあ、とは思いましたが、ご家庭の事情もおありでしょう。

やはり物を持ち過ぎると居住空間を圧迫しますし、管理するのも、捨てるのもかなりの労力が要ります。

使わない物を取っておくのではなく、こまめに処分した方が空間も気持ちもスッキリしますし、いつ何があるか分かりませんから、フットワーク軽くいきたいと思います。

私がめざす生き方

コロナ感染禍に伴い、失業やリストラのニュースも耳にします。これからの働き方も変わりそうです。

聖書の言葉に『私たちは何も持たずに世に生まれ,何も持たずに世を去ります。ですから、食物と衣服があれば、それで満足します』とあります。

生活必需品で満足するなら、何か経済的に打撃があったとしても、ダメージを最小にできるのではないかと思います。

いつも筆子さんが言われているように、自分の欲しいものを際限なく手に入れる(ウォンツ)のではなく、必要を満たすこと(ニーズ)で満足するなら、生活はもっと楽になりますね。

コロナ感染禍も今のところ落ち着きつつありますが、日本では第2次、第3次のパンデミックに備えて新しい生活様式が推奨されています。

ここ数ヶ月で買い物の時に距離を保ってレジに並ぶなど、浸透しつつあります。

どこの国も同じかもしれません。

しばらく元の生活に戻るのは時間がかかるかもしれませんね。

それまで、安全のうちに、健やかにお過ごし下さい。

これからも為になる記事を発信していただけたらと思います。





ほわいてぃさん、こんにちは。メールありがとうございます。

買い物習慣を変える記事を参考にしていただき、ありがとうございます。

買い物習慣を変えることは、シンプルライフ化の要の1つですね。多くの人が、物を持ちすぎて苦労しているのは、すでに家にあるのに、さらに買ってしまうからだと思います。

しかも、不用になった物を捨てません。

捨てるのが苦手な人ほど、買うとき、慎重になるべきですね。

さて、災害ボランティアでの体験をシェアしていただき、ありがとうございます。

年をとってからの片付けは、体力的には大変だけど、気持ち的にはすっぱり割り切れるんじゃないかな、と思いますが、そうでもないですかね。

残り時間を考えたら、もうそんなにいろんなものたくさん持っていたって、使う時はこないし、持っていると管理の手間が発生するので、貴重な時間が失われます。

コロナウィルスで外出できないとき、自分自身のライフスタイルを見直せるといいですね。

どのみち、環境問題がかなり切迫しているから、大量生産、大量消費の時代ではなくなってきているので、どんどん買い集める生活を改める人が増えてくれるといいなあ、と思っています。

それでは、ほわいてぃさんもどうぞお元気でお暮しください。

洋服を買いすぎない暮し⇒もっと服を大事に着るすすめ。服を使い捨てる習慣を変えるには?

災害ボランティアをした別の方の体験を紹介⇒こんなことすると人に何か言われそう、この心配を手放すには?

次は、やはり人の家を見て感じたことを教えてくれたコツメカワウソさんのお便りです。

暮し方が家の外観に出る

件名:家のまわりの様子と住む人

筆子さん、いつも更新を楽しみにしております。

40代共働き 一時の母です。

仕事や地域の配りもので、人様の家の玄関先へお邪魔することが多々あります。

家の新しい、古い、広い、狭い、立地条件等に関係なく、その家に住む人の暮らしぶりがおぼろげに推察出来る様になってきました。決してほめられたものではないのですが。

自分の家が汚部屋だったのをすっかり棚に上げて言います。

家のまわり、ベランダ等、庭先にこわれたプラスチック製品や、枯れた植物、色あせた子供のおもちゃが無造作に放置してあるところは、家庭内にかなり大きなトラブルを抱えていることが多いです。役所や警察が来るレベルの…

玄関を開けたところで、住宅臭がきつい所は、家族仲があまりよくないです。嫁、姑など。これは、外れたことないです。理由はわかりませんが…

多分、考えたくないのですが、泥棒などそういうものも、入りやすい家を探して入っていると思うのです。悪質なセールスなども。

家の中と同様、家の外の明らかなゴミのように見えるものの処分も大事だと感じます。もし、家の外の傘立てに壊れたビニール傘や、物干しに錆びて曲がった針金ハンガーなどが多数あったら要注意です。

仕事で訪問する家は、どうしても訳ありのところへ行きますが、上記のような共通点があります。

安全に生きて行こうと思うならば、それと反対のことをすればいいわけです。

実際に地域の配り物で訪問する家で、派手ではないけれど、慎ましく幸せに暮らしているところは、玄関先や家の周りが、きれいというほどではありませんが、ごみはないのです。

私も今朝、玄関先にガムのごみを見つけました。家族ではなく、私の仕業かもしれません。

捨てることも、片付けも終わりがなく、日々なんだなと思いました。

いつも、筆子さんに元気を貰っています。ありがとうございます。

コツメカワウソさん、こんにちは。メールありがとうございます。

興味深い観察ですね。

家の中だけでなく、外回りも掃除すべきである、というのはそのとおりですね。

家や庭をきれいにしている人は、周囲の環境に愛情をそそいでいると思いますが、外回りがきたない家に住む人には問題がある、とは必ずしも言えません。

家の中に物が入り切らないため、家の外にはみだしている、ということはあるでしょう。だらしなさすぎて、家の中も外も荒れ放題、ということもあるかもしれません。

一方で、物を捨てられなくて、こわれかかっていても、ふだん使っていなくても、家の内外に放置する人は、たくさんいます。

このような人たちの多くは、「自分は物を大事にしている。捨てるなんてもったいない」と考えています。

私の実家にも、傘立てに壊れた傘があるし、物干しには、針金ハンガーがあります。

帽子をかけるために、両端を曲げたハンガーまでかかっていて、決して見た目はよくありません。

壊れた傘は、母にとっては「そのうち修理するまだ使える傘」です。

そもそも物干し竿が古く、表面のビニールが劣化して亀裂が入っています。

しかし、母は私に比べるとずっときれい好きの掃除好きで、主婦業をしっかりこなしていました。

「住宅臭がきつい家は家族仲がよくない」というのも、たまたまコツメカワウソさんの訪問した家がそうだっただけだと思います。

下水の配管の配置によって、匂いやすい家はあるんじゃないですか? 以前、私が住んでいた家の地下室の下水管がかなり詰まっていて、どぶくさい匂いがしていたことがあります。

家の中を徹底的に掃除できても、排水管の中は、自分ではそう簡単に掃除できません。

カーペット、ふすま、柱、壁、押入れに匂いがしみこんでいることもあるでしょう。壁の中など、ちょっと手の届かないところにカビが生息していることもあります。

たまたまその家に行った日が雨降りだったので、いつもより、トイレの匂いがきつくした、ということだってあると思います。

確かなデータが取れるほど、同じ家に何百回、何千回と訪問していないですよね。

それと、一見、外観がきれいな家だって、家庭内でトラブルがあります。

ピカピカの白亜の洋館に住んでいるのに、家族がバラバラ、というドラマ、70年代によく見ましたが、いまも、そういうことあるんじゃないでしょうか?

いずれにしても、他人の家の難点は、気づきやすいですね。 人の家を見るように、自分の住まいを見てみると、改善点が見つかり、よりスッキリ暮していけるでしょう。

では、コツメカワウソさん、これからもお元気でお暮らしください。

最後は、camelliaさんのお便りです。

もらってうれしい物

件名:モノとの向き合い方

筆子さん

いつもブログを拝見させていただいております。

ただでいただけるものはできるだけ遠慮しています。

それでも、なぜかおまけ?はたまります。

街でくばられるティッシュ、現品を買うともらえるグッズ(エコバッグが多い)、入っている保険で年に一度必ず送られてくるグッズ(今年はポーチと、膨らませて使用するクッション)。

こうしたものは、封を切らずに、勤務している会社の休憩室に「ご自由にどうぞ」と記入してそっと置いておきます。

私が置いたものは

プリザーブドフラワーの飾り物(もちろん未使用)
上記のポーチ、クッション、エコバッグ(すべて未使用、未開封)
いただきもののハンカチ(当たり前ですが新品未使用、未開封)
カレンダー (年末にそっと置いておきます)
サンプル品
などなど。

ありがたいことに、どなたかがもらってくださっているようで、ご自由にコーナーはいつも空っぽ。。。本当にありがたいです。もらってくださっている方に感謝です。

本当に処分に困るくらい、いただき物や、意に反してついてくるおまけ。

でも、こうしたものでも誰かには必要なんだな。。。と物の行先にありがたいやら、悩ましいやら。。。。

私はどなたかが好意で何か下さるというときはきまって「生花のアレンジメント」とお願いしています。

消耗品が本当にありがたいのです。食べ物でもよいです。

でも、意外と「後に残るもの」を下さる方が割と多いのですよね。

以前、自分の価値観から、お花をプレゼントしたら露骨に嫌な顔をされとてもショックを受けたことがあります。。。。

その方からの私への贈り物は、スプーンや、便利グッズ、ハンカチなど何かと残るものでした。

価値観の違いでしょうね。。。

なんとなく疎遠になってしまったのは言うまでもありません。

花が大好きな私は、お花ほどうれしいものはありません。

でもよく考えてみたら、花は水を替えたり、枯れた花を摘んだり、割と手間も労力もかかりますから、人によっては迷惑なんでしょうね。

私にはうれしくても他人には迷惑。。。

モノとも向き合い方も人それぞれですね。

Cameriaさん、こんにちは。

会社に不用品をもらってくれる人がいてよかったですね。

もらわないで、断る、ということを心がけると、おまけもたまりませんよ。どこまでも断ってください。

もらうのがあたりまえになっていると、なかなか断れませんが、「絶対家の中に入れない」という強い意志でのぞむと、できるようになります。

モノをもらわないのも一苦労~不用品を「もらわない」ためのミニマリストの努力と工夫

お花をもらって嫌な顔をする人がいるのですね。

お花はきれいだし、自分はいらなくても、よそに回しやすいので、手頃なプレゼントだと思います。

確かに、管理に手間がかかるし、花の匂いが苦手な人や、アレルギーを起こす人もいます。

そう考えると、人にプレゼントするのは難しいのですね。

とくに、今のように、たいていの人が生活に必要なものを充分すぎるほど持っている場合は。

プレゼントを選ぶとき、自分が買うのが好きなもの、自分がもらってうれしいもの、自分がふだん愛用しているものを選ぶことが多いと思います。

ですが、自分がほしいもの、イコール相手がほしいものとは限りません。

・プレゼントの交換はなしにする

・無形のものをあげる⇒買わない人の贈り物。ミニマリストのクリスマスプレゼント選び

・現金を渡す

・相手にほしいものを聞いてそれをあげる

こんな形がいいと思います。

こうすると、プレゼントを選ぶ楽しみ、もらう楽しみ、驚きが損なわれますが、ゴミを増やさないことと、相手の気持ちの負担を軽減することを優先したほうが、地球にも人にもやさしいと思います。

楽しみはべつのところでいくらでも見つけられますしね。

それではCameriaさん、これからも、シンプルライフを楽しく追求してください。

*****

いつもいろいろなお便りありがとうございます。

あなたも、質問、近況、感想、思ったことなど、ご自由にメッセージにして送ってください。

お待ちしています。





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